タンクトッパーイズク   作:規律式足

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閑話、オールマイト視点 後継者はタンクトッパー

 

「え、何アレ?」

 

 私の名前はオールマイト!!

 平和の象徴とも言われるナンバーワンヒーローさ!!

 宿敵オールフォーワンを相打ちに近い形で撃退した私は重傷を負い度重なる手術と後遺症で憔悴。もはやヒーローとしての活動限界は一日三時間程度に衰えてしまったのさ!!

 だが私は負けない!!

 人々を笑顔で救い出す平和の象徴は決して悪に屈してはいけないんだ!!

 だがそんなある日のことさ、遠出した先に捕らえたヘドロヴィランとの騒動で私は運命の出会いを果たす。

 師から受け継いできた個性『ワンフォーオール』を託すに値する、ヒーローとしての精神を持った次代の象徴になれるであろう少年を見つけたのさ!!

 

 なんかタンクトップを着てるけどね!!

 

 最初は鍛えてる少年かと思ったさ、まあそれ自体は珍しいことじゃない、超合金クロビカリ君が活躍しだしてからエクササイズとかボディビルとか大ブームだし、彼無個性なの信じられない体だけど!!

 なんでヘドロヴィラン飛び散っているのか不思議だったけどアレ緑谷君やったね、今思うと。

 そんな超合金クロビカリ君のファンみたくマッチョかと思ったら、彼は尋ねてきた無個性でヒーローになれるのかと、私は無理だと言ったさ。確かに超合金クロビカリ君、タンクトップマスター君、豚神君、番犬マン君、彼らのような無個性ヒーローは活躍している。けどね彼ら公にされてないけど全員『スカウト』なのさ!!

 ヒーローもヴィランも自然災害も容易く倒す一般人である彼ら(番犬マンはヴィジランテ)にヒーロー公安委員会は接触し交渉、優遇措置や司法取引(クロビカリの格好と番犬マンのヴィジランテ行為)をしてヒーローになってもらったのさ。故に無個性がヒーローになるのは事実不可能としか言えない。彼ら四人は多くの個性研究者(私の友人も)をなんで強いかわからないという知恵熱のあまり病院に叩き込んだ人類のバグだからね!

 私の無理という言葉に落ち込む緑谷少年、かつての私を見るような罪悪感はあれど仕方ないことだと思った、何せその時は緑谷少年が鍛えた力を持て余した少年にしか見えなかったんだ。それだけ彼の鬱屈した感情は読み取れたのさ。緑谷少年への言葉の気不味さもあって活動限界を承知で空へ飛んだ、それが原因でヘドロヴィラン落としちゃったけど。そういえばサイン強請られなかったの地味にショックだぜ緑谷少年!!(根に持ってる)

 

 その後再び起きたヘドロヴィランに捕らわれた友人をいや誰であろうと駆けつけたであろう緑谷少年が助け出し、力を振り絞った私がヘドロヴィランを吹き飛ばしたのさ!!なんか緑谷少年にまかせたら商店街と爆豪少年がエゲツない目に合いそうな気がしたし!!

 ところでタンクトッパーの方だったんですね緑谷少年アッハイ。 

 

 

「君はヒーローに成れる」

 

 私の本心からの言葉に、緑谷少年は空を見上げて涙を流す、さながら雨を浴びているかのように。

 私はもっと自覚すべきだったのかも知れない。

 ただ一言が、人を傷つけ苦しめ、

 ただ一言が、人を救う。

 ただ一言が、人をヴィランに至らせ、

 ただ一言が、人をヒーローにするのだと。

 私の言葉は彼の何よりも欲しかった言葉なのだと。 

 私は私の持てる全てをもって君をヒーローにしてみせるとその日誓った。

 

 私考案!!『目指せ合格ドリームプラン!!』が一月で達成された件について。あとサイン要らない緑谷少年今なら十枚は書くよ(根に持ってる)

 今じゃ緑谷少年は強化されたトレーニングをこなし何故か、座禅し瞑想している。個性を受け取ってから感じだした違和感を調べてるらしい。『タンクトップコミュニケーション』て何?

 ここ数日繰り返しているのだが、今日は突然カッと目を見開き、立ち上がると。砂浜から飛び上がりまるでお師匠のように自在に浮遊、さらには黒い縄や煙まで出しはじめた。まるでオールフォーワンのような複数の個性操作。

 

「え、何アレ?」

 

 

 

 

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