タンクトッパーイズク   作:規律式足

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短いです。


第69話

 

 とりあえず彼女発覚した口田君と砂藤君とついでに峰田君が瀬呂君のテープでグルグル巻にされてから部屋王決定戦女性部屋開始。

 口田君は縛られたまま彼女以外の女の子の部屋に入るのは抵抗あると参加を断り、砂藤君もそれに同意した。そのリア充セリフに男性陣は舌打ち、女性陣は納得。こういった一言が男としての差に感じるよね。なお峰田君は女子部屋の物色とかやりそうだからついでに。

 

 そんなこんなで耳郎さんルーム。

 本人は恥ずかしがってるけど、確かに常闇君とは別路線の趣味部屋だね。

 いくつかの楽器に音響機器とレコードがある。女の子の部屋というより音楽家の部屋だね。メリッサもこんな感じだったね、まあ向こうは僕のホログラム(生体データ表示)が浮いてて少しばかり怖かったけど。

 気になったのか勝己が楽器を手に取り軽く弾いてみたけど(防音は完璧)流石は才能マン見事な腕前だ。

 今度二人で弾こうと耳郎さんが誘っているけど、微笑ましくてアオハルだね。邪魔というか余計なことを言いそうな上鳴君と青山君の口は障子君が塞いでいてくれたみたい。

 あと、机には勝己とのツーショット写真があった。

 

 結果、ガッキガッキでロッキンな部屋。

 

 そして葉隠さんルーム。

 ぬいぐるみとか飾り方とか、イメージどおりの女の子部屋に男子達はドキドキしてた。見た目透明だけどかなり彼女は少女趣味って感じだね。葉隠さんがわざわざ僕の腕を掴みながらインテリアを一つ一つ説明してくれたので胸がドキドキと反応してしまう。そうだこんな時こそタンクトップを数えよう、タンクトップが一着、タンクトップがニ着、楽園かな。

 

「落ち着け」

 

 予想以上に女の子らしさに免疫がなかった僕を勝己が正気に戻してくれた(何故か頭が痛いけど)

 なお彼女も写真を飾ってた照れるね。

 

 結果、ドキドキする女子っぽい部屋。

  

 と、続けて彼女達の部屋に触れていきたいのだけど、芦戸さんも麗日さんも梅雨ちゃんもあまりにもジョシ部屋感があって心がもたないよ。

 

 あえて言うなら、

 芦戸さんは、カラフルでファンシー。

 麗日さんは、一人暮らしのような生活感あり。

 梅雨ちゃんは、気温を過ごしやすいよう調整してあって観葉植物などがあった感じに、家族チャット用のパソコンがあった。

 

 そして最後の百さんルーム。

 最後にネタがあって良かったと思った僕を許してください。どうやって持ち込んで組み立てるの一人でやったのかなそのベッドとか思ったけど許してください。

 女の子部屋とお嬢様部屋ってなんかこう説明しにくい違いがあるんだねと思いました。

 

 そうそう女性陣の部屋全部にツーショット写真が飾られててかなり照れくさかったよ、僕と勝己。

 

 そして一階談話スペースで発表された第一回部屋王(いやこんな大規模な模様替えなんてそうそうしないでしょ)は、

 なんと常闇君。

 

「「「なんで?」」」

 

 そうなるよね反応。本人も凄く驚いているし。 

 理由、黒影がつぶらな瞳でプリンを食べたそうに見てたかららしい。まあ耐えられないよね皆は夕食のデザートだったわけだし。

 というか、食べられるの?個性だよね。

 せっかくだから砂藤君のシフォンケーキと合わせて、チョコプリンのせゴージャスケーキにしてあげたら美味しそうにモリモリ食べてくれた。

 複雑そうな表情の常闇君を置いといて、すっかり眠そうな轟君と歯みがきを忘れずにと告げる飯田君。

 それで解散、とはならず彼女発覚した口田君と砂藤君の尋問を皆ではじめていた。

 夜も遅いし、明日にすればいいのに。

 そういえば峰田君はずっと放置されていたような。

 

 そんな皆を見てから、僕は軽く体を動かしたくなって中庭で流水岩砕拳の型を繰り返しだした。

 やっぱり武術の基本ってこれだよね、と軽く汗を流していたら。

 同じように勝己も冥躰拳の稽古をはじめていた。

 しばし無言のままやっていたら、

 

「戻れた気にはなれたか?」

 

 と言ってきた。

 

「うん、部屋王とか気遣ってくれたんだよね」

 

 日常らしいそんな行動、非日常である命のやり取りを洗い流そうとする皆の気持ち。

 嬉しくて泣きたくなったのは、まだ拭いきれてなかったからだろうね。

 

「手紙を読んだ、重たいモンを背負ったんだな」

 

 そう託された個性ワンフォーオールは重い、オールマイトの引退でより重くなった、

 

「いつかクラスの皆にも話せ、アイツラなら一緒に抱えてくれるだろうよ」

 

 皆がいるその事実を勝己は告げてくる。

 けどさ、

 

「まだ終わってない、死柄木弔とドクターとやらが残っているよ」

 

「もう一人で行かせる気はねえぞ」

 

「それでもさ、いや頼るべきなんだろうね」

 

 分かっていても納得しきれないのは、無意識に見下しているのかな僕は、

 

「認めさせるさ、アイツラなら」

 

 勝己はそう言ってくれる、僕以上に皆を信じてくれる彼は。

 いつの間にか芝生に座りこんだ僕らは共に星空を見上げる。

 オールマイトがヒーローを称したソレを。

 

「約束守ってくれてありがとう、切島君とか救出に向かおうとしたでしょ?」

 

「んな昔の話しなんざ忘れたよ」

 

「プリンの評判良かったね今度は何作ろうか?」

 

「リクエストもあったな、レシピ見りゃ大概なんとかなるから作るか」

 

「しかし女の子の部屋に自分の写真あると照れるね。しかもツーショットだから、本当に女たらしクソ野郎みたいだよね僕たち」

 

「介錯を頼む」

 

「どこから出したのその短刀と刀?

 君、そこまで思いつめてたの」

 

 時折洒落にならないことをしながら僕らは夜通し語り合った。

 大切な日常を噛み締めて、これから先襲いくる非日常と戦うために。

 僕たちがヒーローとして守りたいものを決して見失わないために。

 今を積み重ねて明日へ行こう。

 僕たちのアカデミアライフはまだこれからだ。

 

 

 




最終回的な切り方だけど終わりませんよ。
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