倒斧『静かだな。』
エン『やっぱり南側に集中してそうですね。』
天紫「そんな事もないよ?」
ゆっくり街を歩く2人の前に天紫が現れた。
それを見た倒斧達はフードを脱いだ。
倒斧「随分と舐められてるな。」
天紫「舐めてなんかないよ。だから俺が相手するんだよ。」
ダッ ギィッン!!
天紫「やっぱり武器作るの早いね、!」
倒斧「お前がいつまでたっても慣れてないだけだろ、、!!」
カンッキンッ!!ガッ!ドッ!
隙を見てエンもサポートしている。
しかし2人の圧倒的な剣さばきの前にはかなり入りづらそうだ。
ゴシャッ!!!
倒斧の力強く振り下ろされた斧が地面にめり込んだ瞬間、天紫が倒斧の首に剣を振りかざす。それを止めに入ったエンの背後からとてつもない速度で何かが飛んできた。
エン「、、!!」
エンはあたかも飛んできた矢を知っていたかのようにかわした。
エンに当たらなかった矢は天紫の剣に直撃し倒斧には当たらなかった。
倒斧「、、行けるか?」
エン「任せてください。」
ファンッと音と紫色のオーラを残しエンは姿を消した。
天紫「やっぱり隠れてたね。それはそうと、、。やっとタイマンだね。」
倒斧「行くべき所がある。早く逝ってもらおう。」
少し遠くの東側にある高い建造物の屋上に矢を放った人物は居た。
クロス「やっぱりクロには当たらねぇな。意識の対象外から打てばワンチャンって思ったが、仕方ねぇな。深緑!」
深緑『そっちはクロスに任せる約束だろ!あとフードかぶれ!』
エン「倒斧先輩の前で失敗は出来ないので。」
クロス「くっそ、、。かかって来い!!」
赤衛(2人相手だと分が悪い、早くケンの援護に行きたいし、、急いだ方がいいね!)
シェルス「レイン!引いて!」
レイン「、、?!周りの角魔力が集まって、、!」
赤衛「最初から準備してたけど、こんなに早く使うとはね、、!」
神降具魔力解放【絶対防楯アイギス】
周りの角魔力を吸い付くし赤衛の盾は姿を変えた。大きさや形も変わりオーラを纏っている。赤衛の髪色も僅かに発光している。
レイン「おいおいあんなの聞いてないぞ?!」
シェルス「あの武器がこの島で彼女が最硬と呼ばれる理由だよ、、!神降具アイギス。神降プレイヤーに絶対的な防御をもたらす盾だよ!レイン待って!」
レインはシェルスの話を聞かずに剣を盾にぶつけたが剣が破壊された。
レイン「は?!剣より硬い盾?!」
それに加えて違和感があった。
レイン「剣が、もう一度作れない?!」
シェルス「神降具は周囲の角魔力を吸い付くして神降される。極力赤衛先輩とは戦いたくない!」
レイン「1回逃げよう!!作戦はその後修正すればいい!」
レイン達が後ろを振り向き逃げ出した瞬間、赤衛の後ろから矢が飛んできた。曲がり角から深緑が射撃していた。
しかし赤衛の背後から放たれた矢は起動を変え全て外れてしまった。
深緑「ちっ、、タイミングが悪い。」
赤衛「この神降具は君と倒斧くんを倒すために温存してたんだよ。」
深緑「かかって来いよ!」
レイン「ここまで来れば大丈夫か、、。」
天紫「どれだけ成長したか見物だね!」
レイン「次から次に!!」
シェルス「もしかして倒斧先輩を?」
天紫「エンを取り逃したのは気がかりだけど意外と早く君たちに会えたから気分は最高さ!」
シェルス『レイン!』
レイン『わかってる!天紫先輩が倒斧先輩を倒して、エンはまだどこかに居る!』
天紫「じゃあ、、行かせて貰うよ!!」
ギィッン!!
レイン(少し離れたから剣が出せる、、けど無駄に消費は出来ない!)
天紫「受け身な太刀筋は変わらないね!!」
レイン「シェルス!行け!!この作戦にはお前が必要だ!」
シェルス「、、!分かった!!」
レイン「稼げるだけ稼ぐ、、あとは任せるぞ!」
赤衛(もう!逃げてばっかり、、時間もないし早く仕留めたい、、!)
深緑(狙い通り、逃げていれば危なくない。そのまま向こうの戦闘音のする方にぶつける!)
別の場所で追いかけ合う2人。交差点に入った瞬間だった。
エン 赤衛 深緑「?!」
3人がばったり会った。