アルミラ「改めましてだな、俺の名はアルミラ・ウサエルズ!アメリカエリアの代表だ!」
レイン フェンリル「代表?!」
アルミラ「そんでもって、今回の依頼はフランスエリアのとある施設の潜入調査だ!」
レイン「とある施設、、?」
アルミラ「あぁ。この島のエネルギー源は知っているな?」
レイン「はい。」
アルミラ「どういう事か、フランスエリアに流れているエネルギーの消費量が異常に低いんだ。そもそもフランスエリアはアメリカエリアほどエネルギーを消耗する施設がないのは分かっているがそれでもおかしい。分かりやすく例えるならアイアンゴーレムが1年でポピー1本しか食べない様なもんだ。」
レイン「アイアンゴーレムはそもそもポピー食べませんよ、、。」
アルミラ「細けぇ事は気にすんな。それより、もう分かるだろ?」
レイン「はい。」
アルミラ「怪しい場所は突き止めてるが、俺が出向いても警戒されるのは見えてるからな。そこで新人のお前に見学として調査して欲しい。」
フェンリル「それはレインが新入生だから疑われづらいってことか?」
アルミラ「そーゆー事だ!引き受けてくれるよな?」
レイン「目的はあくまでフランスエリアのエネルギー源が何かを確認するだけですよね?分かりました。引き受けます。」
アルミラ「あと、こいつがいると楽になると思ってな、別でもう1人スカウトしといたぜ。話は通している。現地集合だから遅刻すんじゃねぇぞ。」
レイン「了解です!」
フランスエリア 水車塔管理施設
夕方
レイン「遅刻すんなって言ってたけどさー、もう1人が遅刻してたら意味無くない??」
フェンリル「もう1人についてはなんか聞いてないのか?」
レイン「別に?」
???「すまんすまん遅れちまってよぉ。」
振り返ると古びた怪しい服装をしたスラリと細身で縦長い男が現れた。
髪はボサボサで手入れされてない。髭もいつ剃ったのか分からない。首をポリポリと掻きながら、フラフラと少しでも小突けば倒れそうだ。
レイン「あんたは?」
???「俺の名はダウトだ。ダウト・クーロン。よろしくな。」
レイン「よろしく。」
ダウト「お前さんが噂のオオカミくんかー。」
フェンリル「噂?俺の研究は極秘だったはずだろ?」
ダウト「んいーや?俺は名前しか知らねぇよ?噂かどうかは今お前さんに聞いた。」
フェンリル「騙したな!」
ダウト「嘘(ダウト)。元から知ってたよ。俺の職場じゃ働いてりゃそんな噂はよく聞くよ。」
フェンリル「レイン!俺はこいつ嫌いだぞ!」
レイン「仲良くしろよ、、、」
ダウト「そんじゃ、俺は事を上手く運びたいもんで、ここら辺で別行動させて貰うよ。悪いようにはしねぇからさ。」
レイン「わ、分かった。俺たちはこの後すぐに地下水道に向かう。何か掴み次第すぐに撤収する。」
ダウトは振り向くことなく手をひらりと振りそのまま戻ってこなかった。
フェンリル「信用出来ねぇ男だな。」
レイン「まぁ別行動ならペースを合わせる必要ねぇしな。こっちも作戦を始めよう。」
フェンリル「分かったぜ。」
フランスエリア 水車塔管理施設内部にて
職員「あなたが国王の仰られていた見学希望の学生ですね。」
レイン「はい!レインです!」
職員「そちらのペットは、、、」
フェンリル「ペットじゃねぇ!」
職員「喋った?!」
レイン「えぇと、これは、、、汗汗」
???「おや、珍しいお客さんだね。」
レイン「?!」
フェンリル「お、おい、、、あいつは、、、」
???「君は確か、レイン君だったかな?初めまして。僕の名前はレイピア・フランシス。フランスエリアの代表さ。よろしくね。」
レイン(だ、代表?!)
レイン「よ、よろしくお願いします。」
レイピア「あ、君。この生徒の話は僕が国王から直接聞いてるよ。人員も少ないし地下水道を自由に探索させてやってくれ。」
職員「了解です。」
レイピアはレインの耳元に顔を近ずけると聞き覚えのある声でこう囁いた。
レイピア「行けレイン。ここはお前に任せる。中で合流しよう。」
レイン(ダウト?!)