Minecraft storys   作:舞倉 創

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シェルスの弟であるアルスをアイランドに連れ帰るためボルボカロンドに派遣されたレイン一行。その前に現れたのは鶴橋と名乗る男と桃診と名乗る女。2人は相当な腕を持つプレイヤーで4人の前に立ちはだかる。絶体絶命のピンチに駆けつけたのはライムと天紫の2人だった。


第34建築 〜コードリバース〜

鶴橋「援軍ですか。もう少し楽しめそうですね!」

天紫「勘違いしないで欲しいね。お前は俺が秒殺する。可愛い後輩を痛めつけたんだ。楽しめると思うなよ。」

レイン(天紫先輩が、いつもの口調じゃない、、!)

エン「レイン、立てるか?掴まれ。すぐに逃げるぞ。ここにいても邪魔なだけだ。」

レイン「おう、、。」

 

天紫「行ったみたいだね。」

鶴橋「さっさと始めろでー、、

ゴッ

すね、、」

鶴橋(なぜ空中に?!あの体勢、蹴りあげたのか?!この一瞬で距離を詰めて?早すぎる!それだけ早い敵と距離を開けて戦うのは危険、ならミョルニルで!)

天紫(あのハンマー投げれるのか。受けてすぐに反撃を、、!)

ゴッ ズンッ!!!

天紫「ぐっ!!」(重すぎる!)

鶴橋が投げ巨大化したミョルニルを天紫が受け止めている時、ミョルニルに気を取られていると横から強烈な蹴りを受け吹っ飛ばされる。

鶴橋「ミョルニルを受けるとは、驚きましたですね。ですが、これで終わりです!神降具権能!」

神降具権能【巨人打殺鎚トール】

ミョルニルの権能【巨人打殺鎚トール】は発動条件としてミョルニルが手元に無い事と相手の座標が自分より下である事だ。能力は2つ。ただ投げるだけではなく予め投げていた場所から角度を変え相手プレイヤーを追撃する。必中ではない為躱す、弾く、受ける等の行為は可能である。(その間のミョルニル自体のサイズ、形状変更は可)

天紫(地面に触れそうになった瞬間に俺の方に!!)

吹っ飛ばされながらも器用に体を反らしミョルニルの権能を躱した。

しかしミョルニルの権能には真の使い道があった。ミョルニルの権能【巨人打殺鎚トール】のもう1つの能力。【巨人打殺鎚トール】を発動し、相手プレイヤーに当たらず【巨人打殺鎚トール】が何らかのオブジェクトに当たる前に掴み取った場合、【巨人打殺鎚トール】は角魔力を消費せず再び発動することができる。

天紫(俺を蹴り飛ばした直後に背後に、、?!)

鶴橋「アイランドのプレイヤーにしては楽しめましたですね!」

一瞬で背後に回り込んだ鶴橋はミョルニルを受け止め天紫をこれ以上ない完璧な一撃で森の奥深くに打ち飛ばした。

 

レイン「今の、、音は、、?」

エン「ケンなら大丈夫だ。ケンならな、、。」

 

鶴橋「少し疲れましたですね、、。耐久戦向けの神降具で助かりましたですね、、。」

天紫「少しはやる見てぇだな。」

鶴橋「?!」

天紫「こっから先は俺の番って事でいいよなぁ!!」

鶴橋(何か来る!!)

 

【反撃開始 コードリバース】

 

鶴橋(何か、違和感が、、これは、、?!角魔力が、満ちていく?!)

天紫「全力で来いよ。でねぇと勝てねぇぞ?まさか、この状況でも勝てねぇなんて言わせねぇぞ?」

鶴橋「クソガキが、、!!」

天紫は自分の手のひらに拳を打ち付けると手のひらから鉄の剣を生成した。その鉄の剣はいつも作る白銀色ではなく真っ黒い鈍い色だった。

鶴橋「角魔力を確保したところでこれ以上何が出来るですね!」

天紫「甘ぇんだよ!!」

鶴橋の投げたミョルニルを体でそのまま受け止め、それを自分の後方に投げ飛ばした。

鶴橋(ミョルニルを投げ飛ばした?!あのミョルニルを?!ひ、ひとまず【巨人打殺鎚トール】で手元に、、!)

天紫「ぅるぁあ!!」

ミョルニルに手を伸ばした鶴橋の腕を下から切り上げるように切断した。

天紫「どうせ近接戦はできねぇんだろ?だからさっき俺をぶっ飛ばした時もハンマーから離れねぇように角魔力を体に流して防御をせずに移動速度強化に全振りした!」

鶴橋「コイツ、、!!」

鶴橋(ここはミョルニルの神降具の顕現を解除して移動速度を強化して距離を、、)

鶴橋がミョルニルを解除しハンマーがただのツルハシに戻った。その瞬間鶴橋の速度は有り得ないほどに加速した。目で追える速度ではなく、この森では瞬きすれば見失ってしまう。が、そんな小細工は天紫には通用しない。

森の中を駆け回る鶴橋を、木々を飛んで移動する天紫は一手二手先を行く。

鶴橋(コイツ、、どうなってやがる!!)

天紫剣二の第六感【戦ウ者ノ感 ウォリアーセンス】は本人の日常的な角魔力の扱う能力を壊滅的なほど引き下げ、その代償として発動後一定時間自身から大量の角魔力を放出する。その効果時間は放出する角魔力が多ければ多いほど短くなる。本人調べによると最大限抑制し、長くて3分、短くて10秒。常に能力を抑制し、来る戦いに備える為の才能である。

天紫剣二は全力を出していた。それは鶴橋に対し、最大限の絶望を味合わせる方法だ。

鶴橋「こんな怪物がいるなんて聞いてないですね!!」

天紫は鶴橋の足首、膝、腰、肩と連続で逃げる鶴橋に斬撃を当て、最後に走る事すらできず倒れ込んだ鶴橋の首に鉄の剣を向け、勝敗は決した。

天紫は刃ではなく剣の表面で鶴橋の後頭部を叩き気絶させた。

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