プレイヤー総本部跡地海岸 物資運搬仮説基地海岸沿いにてー
レイン「シェルス〜。」
シェルス「あ、レイン!」
シェルスはボードに何やらメモを書き足している途中だった、周りにいた作業員達にボソッと「後は任せます。」と軽く指示を出しレインの方に可愛らしく小走りして来た。
レイン(男だと思ってたけどこうしてみると可愛らしいな、、、)
シェルス「どうしたの?晩ご飯食べてたんじゃないの?」
レイン「そ、そうだけど、作戦聞いて解散したし、シェルスがまだご飯食べてなかったしな。」
シェルス「わぁ!レーズン入りの携帯食パンだ!これ好きなんだよね〜。」
シェルスはレインからパンを受け取り全力の笑顔でパフッとかじりつく。
シェルス「か、硬い、、、。」
レイン「携帯食料だからな、、、。」
シェルス「作戦は聞いた?」
レイン「おう、聞いたぜ!後先考えないようなデタラメな作戦だけどな。」
シェルス「わた、僕の作戦ではこれが1番マシかなって、レインはまだ戦い方とかてんでダメだけど、個人の戦力が高いから1番後ろを担当してもらうよ。」
レイン「攻撃力を期待するなら前線じゃねぇの?」
シェルス「レインが後ろにいてくれると頼もしいでしょ?」
シェルスがレインの顔を覗き込むように返事をする。顔の位置が近く、その笑顔はやはり男性よりも女性らしさがある。レインは少しドキッとした表情をし、すぐに顔を逸らす。
レイン「な、なぁ。少し座って話そうぜ。」
シェルス「時間が無いけど、まぁ大丈夫!いいよ!」
2人は海岸の堤防に座り込んだ。相変わらずシェルスはフンフンと鼻歌を歌いながら嬉しそうにパンをかじっている。
レイン「その、、、。」
シェルス「?」
レイン「シェルスが、女の子だったって聞いた時は凄く驚いたぜ。」
シェルス「だよね、、、。ずっとみんなに嘘ついてたし、いつか言おうと思ってたけどやっぱりどう謝るべきか分かんなくて、ごめんね?」
レイン「シェルスにも事情があるんだろ?別に謝るほどの事じゃねぇよ。」
シェルス「ごめんね。」
レイン「ごめんじゃなくて?」
シェルス「、、、ありがとう。」
レイン「あと、無理に女の子っぽくする必要はないと思うぜ。今までどうり僕って言ってもいいし、呼び方なんて正直なんでもいい。シェルスは俺達の仲間には変わんねぇよ。」
シェルス「なんか、ちっぽけに感じてきたな。」
レイン「何が?」
シェルス「 「僕」が。 」
少しの沈黙の後、先に行動したのはレインの方だった。
レイン「んじゃ、先戻るぜ。なんかあったらすぐ呼んでくれ。いつでも手伝うぜ。」
シェルス「ありがとう。頼りにしてる。じゃあ寝るお手伝いして!」
レイン「寝るお手伝い?!」
シェルス「仮眠も大事だよ。作戦までまだ時間あるし、私の代わりにしっかり寝て!」
レイン「はいはい、りょーかいっ!」
シェルスとレインは手を軽く振ってその場を離れた。
国王『ーザザッ こっちはいつでもいけるよ〜』
シェルス「了解。では移動をお願いします。」
バツンッと音を立てると、アメリカエリアから順番に街の灯りが消えていく。国王がネザースターを取り外し海上に移動させていた。
日ノ本「では拙者は一足先に持ち場に向かわせてもらうでござる。」
シェルス「少し早くないですか?」
日ノ本「静かな夜には海釣りを嗜みたいでござる。」
赤護「じゃあそのボート、私もご一緒させて貰おうかな。」
深緑「ならついでに俺も行こう。」
シェルス「わた、私はやり残した事があるので遅れて向かいます。」
赤護「あまり無理はしないでね。」
シェルス「ありがとうございます!」
エン「俺達も行くぜ。」
レイン「早めに行って、楽にしてよーぜ。」
天紫「そうだね。余裕を持つことが大事だしね。」
シェルス「待ってレイン。これ、、、」
レイン「なんだコレ?」
シェルス「お守りだよ。いざって時は守ってくれるから安心して。でも、必ずどちらかの手に持つ事!」
レイン「分かったぜ。んじゃ、行ってくる!」
一同は各班に別れ小型ボートに乗り込み仮称パールの元に向かった。
シェルス「コレお守り、」
天紫 赤護 ニヤニヤ
シェルス「ムッ」