女体化薬の試薬品を飲んだトレーナーです!
一部、性転換描写があります
夜通し学園にある僕専用の研究室で作っていた薬が出来上がった。
「ふ、出来た」
真っ暗闇の部屋の中で光るフラスコの中の緑色の液体を見て頰が勝手に釣りがある。夜通しこんな事をしていたと、トレーナーにバレたら普通は怒られる。だけど、私の探究心は誰にも止めることはできない。
「おい、タキオン、また、研究室に篭っているのかよ」
後方にあった扉が開き暗かった部屋に光が差し込む。
「やぁ、モルモット君、私が何してようが自由だろ?」
くるりっと椅子を回して後ろを向く。薬品やらなんやらが大量に敷き詰められている薬品棚の奥にあった扉の先の廊下に立っていたモルモット君がお弁当箱を片手に部屋に入ってくる。
「そう言っておいて、どうせ、また夜通しで薬作ったんだろ?」
「まぁ、そんな所だね」
モルモット君は部屋の中央に立ち大きくはぁーっと溜息を吐く。
「全く、お前じゃ無かったら怒ってたぞ」
「モルモット君ならそう言ってくれるとおもったよ」
「はいはい、ほら、お弁当作っておいたから受け取れ」
そう言ってモルモット君が持っていたお弁当を差し出しくる。それ机の上にフラスコを置いてお弁当を受け取り太腿の上に置くと、モルモット君が首を傾げてくる。
「で、今日は何の薬作ったんだ?」
「ん、そうだな、今回のは少し特殊で、君じゃないと実験データが取れない様な品物だ」
「それはいつもの事だろ、タキオン」
ジト目で見てきたモルモット君に喉で笑ってしまう。
「否定はしないね」
「なら、ほら、それ渡してくれ」
手を差し出してきたモルモット君に言われるがままその薬が入っているフラスコを手を取って差し出す。それを受け取ったモルモット君は内容物をグイッと一気に飲むと、直ぐに効果を発したのか、ムクッとモルモット君の胸が女性のものの様に膨れる。
「なっおっぱいが……」
「どうだい、女の子になった気分は?」
そうこちらが聞くと、モルモット君は慌ててズボンの中を見て首を横に振る。
「いやーすまん、流石に、ゾウさんが付きっぱなしだと女の子になったとは到底言えないんだが」
こちらを見たモルモット君を他所に顎に手を添える。
「ふむ、そうか、流石にホルモンバランスを弄るだけはそこまでは変わらないか……実験は失敗だな」
「つか、なんで、こんな薬作ったんだよ」
「いや、私の好奇心さ、ウマ娘はウマ娘しかいないけど、人間は性別が分かれているんだ、男性が女性になれるのか、女性が男性になれるのか、それが本当にできるか気になってな、その一環と言った感じだ」
「ふーん、成る程ね」
特に何かを気にする事なくモルモット君はそういうと自身の胸を指でさす。
「で、タキオン、これ、いつ治るんた?」
「さぁ、ホルモンさえ整えれば、いつか治るんじゃないかな」
こちらの回答にモルモット君は可笑しそうに笑う。
「おいおい、すごいアバウトだな、まぁ、いいけどさ」
「それでいいって言える君が凄いよ」
思わずそう返してしまったのに対してモルモット君はキョトンとした顔で首を傾げてくる。
「え、だって別にタキオンが作った薬を飲んだからって死ぬ事はないだろ」
もしそんな事したら私の大切なモルモット君が死んでしまうじゃないか。それは私にとってもモルモット君にとっても不都合しかない。
「確かに、そんな危険な物は私は作らないからな」
こちらの言葉にモルモット君は首を縦に振る。
「あぁ、だから、そこに関してはタキオンの事を信用しているし、後、これぐらいのアバウトさがないとタキオンと付き合ってられないだろ、違うか?」
「そうだな、全く君って奴はなんでもそうやって直ぐ順応するるんだい」
こちらを信頼しているモルモット君の視線と合い自然と心の底から笑みが溢れ出してくる。だから、僕は君が好きなんだけどな、モルモットとしても、一介の異性としても……な……