今回は1期1話の内容を含めました。
それではどうぞ!
翌日の金曜日。俺がマンションから出て学校に行こうとすると隣から中川さんも外に出てきて顔を見ると凄く曇った表情になっていた。
昨日たしか果林さん達が生徒会室に行って中川さんのところに行ったんだよね。いったいどんな話をしたのだろうか?
「おはようございます。中川さん」
「お……おはよう……ございます。星野さん」
「中川さん大丈夫ですか?元気ありませんけど?」
「いえ、大丈夫です。少し眠いだけですから……」
「そうですか……余り根を詰め過ぎないでくださいね。困った時は俺が何時でも支えますから」
「お気遣いありがとうございます。それでは行きましょうか?」
「はい、そうですね!」
中川さん、今は俺の前では笑顔でいるけどその笑顔は果たして本物なのだろうか……やっぱり自分の理想を我儘をメンバー達に押し付けた事に責任を感じてるに違いない。
貴女の笑顔いつか必ず俺の……いや俺たちの手で取り戻してみせるさ。
「星野さん、部活や同好会の方々への申請書提出の呼びかけ、ありがとうございました」
「そんな……俺は俺の職務を全うしてるだけですし、こちこそお褒めの言葉ありがとうございます!」
そして中川さんと会話をしながら学校に到着して教室へ行くと璃奈が俺より早く来ており今は机に突っ伏していた。
「お、おはよう。璃奈」
「……あっ、おはよう。遊星くん」
俺が挨拶をすると璃奈が突っ伏しながら顔を横に向けて俺に挨拶をした。
「大丈夫か、体調でも悪い?」
すると璃奈が机から立ち上がってよろけながら俺の肩に寄りかかった。
「ちょ……り、璃奈?」
「早起きして学校に来たから……眠くて」
「何だ……調子が悪いのかと思った。ホラ!授業もあるしシャキッとして!」
俺は璃奈を抱えて席に座らせて暫くして授業が始まった。
璃奈は授業中でもきちんとシャキッとしており目を閉じずに授業を最後まで受ける事ができた。
「おお、よく寝なかったな……って目を開けたまま寝てる!?」
結局午前中の授業はほぼほぼ寝ていた。しかも堂々と机に突っ伏ながらだ。
それにしても何で早起きをしたのか聞いてみようかな?
「実は、はんぺんと一緒にお散歩しようと思って、早起きしたの……今朝は寄りかかったりして……ごめんなさい」
「いや、別に寄りかかるくらい平気だ。眠いなら少しくらい体を預けても良いよ。それよりもはんぺんの面倒お疲れ様」
「ありがとう。じゃあ……体預けていい?」
「お、おう!いいぞ」
今日は屋上へ移動せずに教室で食べる事にした。そして弁当を食べ終わり璃奈は俺に体を預けながら眠った。
ー ⁄/*イ`^ᗜ^リ ペカ ーー从||>ᴗ<||从ー
午後の授業は昼休みによく眠ってスッキリした璃奈が最後まで寝ずにちゃんと授業を受けることができた。
今日はかすみは家の用事があるそうなので練習はお休みすると今朝起きた時にメッセージが来てたので終礼が終わって璃奈と帰ろうとした瞬間にゆー姉から電話が来た。
「もしもし、なんか用か?」
『もしもし、実は遊星に頼みがあるんだけど食堂に来てくれる?歩夢も呼ぶんだけど』
「うぇ!?今から帰ろうと思ったのに!」
『お願い!来てくれたら遊星の大好きな甘いものひとつとコーヒー奢るからさ!』
「ホント!?じゃあ行くよ!」
俺はゆー姉にまんまと食べ物で釣られてつい行くと言ってしまった。通話を切って「よっしゃラッキー!」と言いながら我に帰り璃奈の方を向く。
「あっ……璃奈、従姉弟に呼ばれて一緒に帰れなくなっちゃった……。ごめん!」
「ううん、電話相手の声が隙間から聞こえてきて困ってるぽかったし行ってあげて?」
「璃奈……ありがとう!それじゃまた来週会おうぜ!」
「バイバイ」
俺は璃奈に申し訳ない!と甘いもの楽しみー!と考え「JUSTICE」を口ずさみながら気分良く食堂へと向かっていた。
中川さんのことでモヤモヤするけど今は一旦ポーズにしよう。
「JUSTICE振り返らず行こう 今 始まりの世界からRestart ♪」
「ゆっうせーい!」
「うわぁ!」
俺が気分良く歌っていると背中から強くて柔らかい何かの衝撃が走った。
「えっへへ〜!ビックリした?」
「したよ!ゆー姉、急に抱きつくなよ!(おっぱい柔らかいじゃねーか!)」
最近知り合いのスキンシップが激しいのは気のせいだろうか?てか俺の知り合いって結構大きい物持ってる人多いよな……このままじゃ俺の性癖がいつか崩れそうだ。
ここは心を無にして何も考えないようにしなければ!
「あれ?あゆ姉は?」
「歩夢は日直だからちょっと遅れるんだって!」
「そうなんだ……。あのさ、そろそろ離してくんない?歩きづらいんだけど」
ゆー姉は背中から離れた後に昨日あゆ姉が俺にしてた腕組みをしている。
「えぇ〜良いじゃん別にー!もしかして照れてるの?」
「はっ!そんな訳……あるよ……!」
「あはは……あるんだ……。ねぇ遊星から見て私って可愛いかな?」
「ああ、可愛いよ。この前GWで再開した時もすごく魅力的になったなって思ったし」
「そ、そうなんだ……。因みに何処が?」
「え〜っとね……」
俺はゆー姉の魅力的ポイントをいくつかあげてみた。
昔は短髪だったが今はツインテールになってて女の子っぽくて似合ってるし、あと何時も楽しそうに笑ってる所とか特に好きだし、スクールアイドルに夢中になって目をキラキラさせたゆー姉の笑顔はとにかく素敵だと言った。
「後はね……」
「もう良い!もう良いからぁ!!」
「あれ?ゆー姉、顔真っ赤だけど……照れてんの?」
「う、うん……従姉弟同士だけど、そこまで言われると流石に……ね?」
ゆー姉は頬をポッと赤くさせて目を見るとうっすらとハートマークが見えた。
俺が言い過ぎたせいでときめいちゃったのかな?
食堂に着いた俺とゆー姉はケーキとコーヒーを買って席に座りティータイムを楽しんでいた。ゆー姉は「頼みなんだけど歩夢が来てからで良い?」と言ったので飲み食いしながら待つ事にした。
「お待たせー!」
「あっ、来た来た!」
「遊星くん、隣いいかな?」
「どうぞ、それで頼みたい事って?」
「実は……遊星に歩夢の曲を作って欲しいんだ!」
「あゆ姉の曲?」
成程。そう言うことか……でも俺はあゆ姉の幼馴染ではあるが再開するまでは10年も会ってなかったし、今までのあゆ姉を知り尽くしてはいない。
またかすみの時みたいに何処かへ一緒に行ってヒントでも得ようかなとも考えたが……そもそもあゆ姉がスクールアイドル始めた理由が知りたいと思った。
「ダメかな?」
「いやダメでは無いが……その前にあゆ姉に質問をするけど良いかな?」
「うん!」
「じゃあ先ず最初の質問だ。どうしてスクールアイドルを始めようとしたかの動機を聞こうじゃあ無いか?前は色々あったって言われただけだし理由が知りたい!」
「なんか取り調べされてるみたい……最初は侑ちゃんと2人で始めようって決めてね」
「ふむふむ」
俺はあゆ姉の質問の答を歌詞のヒントに出来ないかと思いメモ帳とペンを取り出した。
どうやらせつ菜さんのお披露目ライブを見た後にあゆ姉も俺やゆー姉と同じくスクールアイドルの動画を帰ってから、たくさん見たらしい。
「本当に凄いと思ったの。自分の気持ちを真っ直ぐ伝えらるなんて……スクールアイドルって本当に凄い!私もあんな風に出来たらなんて素敵だろうって」
「あゆ姉……でも同好会の部室に連れてった時はスクールアイドルなんて興味なさげだったけど……我慢してたんだね」
「ごめんね。あの時に言えなくて……」
あゆ姉は本当はせつ菜さんに会いたかったみたいだ。だが会ってしまったら自分の気持ちが止まらなくなりそうで怖かったらしい。
「可愛らしい服はもう小さい頃で卒業って思った。でも、我慢しちゃいけないって思って……本当は私、ピンクとか可愛い服が好き、今でも着てみたいって!自分に素直になりたい……だからスクールアイドルをやりたいって、そう思ったの!」
あゆ姉の想いが……気持ちが……ビンビンと伝わってくる。自己紹介動画を撮った時と同じ感じだ。
「そうか……教えてくれて、ありがとう!」
「ねぇ……遊星くん、私からも質問いいかな?」
「いいよ」
「遊星くんも……私の夢を一緒に見てくれる?」
「ふっ……当然さ!俺はこれからもあゆ姉の隣にいるよ!」
「遊星くん……ありがとう!」
「お、おう!」
あゆ姉は嬉しかったのか俺の手を取りうっすらと涙を浮かべていた。
「あっはは!遊星、あの時の私と同じ答え方してる!」
「え?そうなの?」
どうやら先の質問の答えはゆー姉に自分の思いとして伝えた事をそのまま答えたとあゆ姉が言ったのであった。
ーー ⎛(cV„Ò ᴗ ÓV⎞ー @cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ ーー
俺はカップの中に残っていた残りのコーヒーを飲みきって答えを出した。
「ズズッ……分かった。ゆー姉の依頼引き受けさせてもらうよ。あゆ姉の曲作る!」
「ホント!?良かったね。歩夢!」
「うん!ありがとう遊星くん!」
「ちょっと待ってて……え〜っと」
「何してるの?」
「実は俺のスマホには歌詞無しの曲データが幾つかあるんだ。前のライブに影響を受けて何曲かあらかじめ作ってみたのさ!」
「凄い!さっすが遊星!」
俺はスマホの中の楽曲データから歌詞無しの曲であゆ姉に合いそうなのを探す事にした。因みにせつ菜さんがお披露目ライブで歌った「CHASE!」や、かすみが昨日歌った「Poppin' Up!」の楽曲&歌詞データも俺のスマホ内に入っているのだ。
この元気そうなの曲調はあゆ姉っぽくは無いな……それにこれはある人の為に作った曲だからカッコ良過ぎるし……あっこれなら!
「ねぇ、2人ともこの曲をベースに歌詞を書こうと思うんだ。聴いてみてくれる?」
俺はスマホとコード付きのイヤホンを貸して聴いてもらう為にあゆ姉にはゆー姉の隣に座る場所を移動してもらった。
そして曲を最後まで聴いた2人がイヤホンを外したので俺は感想を聞く事にした。
「ど、どうだった?」
「もう……最っ高だよ!完全にときめいちゃった!」
「お、おう……サンキュー」
ゆー姉が立ち上がり両手で俺の手を取り顔を近づけてきた。かなりくっ付きそうな位まで来ております。
凄く良かったってのは伝わってきたから顔を近づけんなー!
「遊星くん、私この音楽好き!この音楽に加えられた詩を歌いたい!」
「実はさっき、あゆ姉の質問の答えをメモしてたら歌詞のインスピレーションがめっちゃ湧いてきてさ!今なら書けそうな気がするんだ!」
「そうなんだ!楽しみだなぁ〜!」
「曲の完成形が出来たら練習も頑張ろうね?歩夢!」
「うん!」
「それじゃあ、俺は歌詞を家で早速書きたいから帰るよ?」
「じゃあ私たちも一緒に帰っても良い?」
「分かった。じゃあ……このトレーを返したら行くか!ゆー姉、奢ってくれてありがと」
「どういたしまして!」
こうして俺たち3人はそれぞれ家へと向かいマンションに着いた俺は早速曲に合う歌詞を書き始めるのであった。
この小説ではまだ歩夢に持ち曲がないという設定となっております。
遊星くん甘いもので釣られるとかエルマかな?そして飲むコーヒーはもちろんBLACKだ。大人だね〜!
俺の知り合いって大きい人多いよなぁ……エマさんなて特にやばいっすよ。
歩夢の質問の答えを聞いたらかすみの時みたいにしなくても出来そうな気がした遊星くんでした。
ある人の為に作ったカッコ良い曲って何でしょうね?
エグゼイドネタが多いのは作者がエグゼイドにハマってるからです。新しいライダーの脚本もエグゼイドと同じですよね。楽しみです!
次回は歩夢の曲編です!お楽しみに!
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