【ロボボアーマー パルチザンモード】
スージーの名刺には、旧ハルトマンワークスカンパニーのデータが一つだけ残されていた。それは、ロボボアーマーのデータ…。
今再び銀河の悪を取り除くため、そのココロを持ったキカイは、正義のために腕を振るう!
「ここが…神降衛星、エンデ…」
銀河の果てまでハルバードは進み、ついに三魔官達の本拠地、神降衛星エンデにたどり着いた。
「ここから、強くジャマハートのオーラを感じる…」
「彼女らのボスはハイネスと言ったな。…ともかく訪ねてみるか」
⭐︎
「ここは…祭壇か?」
「そのようだが…。…そこに誰かいるな」
何やら祭壇の奥で、謎の儀式を行なっている白いローブを羽織った人物がいる。
「…失礼、三魔官に呼ばれたもので…邪魔するぞ。…あんたがハイネスか?」
俺が呼びかけると、その人物はゆっくりと振り返り、こちらに近づいてきた。
「いかにも〜…?」
フードを深く被っているため顔はよく見えないが、声からして老人の男性だろうか。
「私はメタナイト。ポップスターから来た」
「…ダークマターだ。三魔官たちと共に戦ったが…あんたがそのボスか?」
「まあ〜、そうなるんですかねぇ〜」
「一つ、教えてくれ。あのジャマハートとやらの正体は何だ?」
「ジャマハートぉ〜?…あぁ〜、これは〜…我々の絶対神を降臨させるために必要な〜、エネルギーでぇ〜」
「絶対神…?」
「あぁ〜しかしこのままでは魔力が足りませんねぇ〜……ンジャ?そっちの君……良い魔力ですねぇ〜。イケニエになってくれませんです?」
ハイネスは、俺を指差し言った。
…もちろん、要求を飲むわけにはいかない。
「…何の冗談だ。そんな訳の分からないモノのために身を捧げるつもりはない」
「訳の分からないぃ〜?…ならば我々はこのままぁ〜、ホロビの道を進むしかないのでしょうかぁ〜?」
「…おい、一体何の話をしている!」
「否!いな!イナ!イナイナイナイナイナイナイナイナイナ……絶〜っっっ対に、否ァァァァァ!!!」
突如叫び出したハイネス。
「…メタナイト、こいつ…」
「あぁ…まともな会話は期待できそうにないな…」
「銀河の果てへ追いやられた我ら一族の悲願!お前らなぞにこの積年の思いの尊さが伝わろうか?いや伝わるはずがない断じて無いナイ!かつて友であった奴らは、我ら一族の力に恐れたのか、一族を皆ことごとく銀河の果てに追いやった!それでも飽き足らずか、この歴史からその存在さえ消し去ろうとしたぁ!我らの魔力があってこそ、奴らの科学と融和することで成し得た偉大な繁栄!銀河の危機とも呼べる、あの悍ましい悪夢を退けた我々に対し、あまりの仕打ち!これは誤解などでは決して無い無い!我を狂っているなどと言った奴ら聞こえているか!銀河の最果てへと我らを置き去りにして旅立ち、今もおそらくどこかで呑気に暮らしておるお前らに、最早未来などない。闇の物質を祀る、我が一族の復権は近い。皆が偽りと決めつけおった伝説の書の通りに、遂に我々は神の降られる器を手に入れたのだ。目覚めさせし者に染まり、慈悲をくださるというその神の器は、今満たされつつある。遂に偉大なる神が誕生する時が来たのだあ、誕生するぞう、誕生するぞう、誕生するぞお〜、はっぴぃーばーすで〜い! 新たなる歴史よぉ、時代よぉ〜! はっぴぃーばーすで〜い、偉大なぁ〜る、神よぉぉぉぉぉ!!!」
「………」
「……」
「ゼェ…ゼェ……つ、伝わったかな〜?」
な、何が何だか…。
「…よく、噛まなかったな…」
「バカ、マター…!」
「と〜、言うことでぇ…そっちの闇のエネルギーに満ちた君…我々の神のためのイケニエとなってくれるね〜?」
「…何を言われようと、俺は生贄などにはならない。もう一度聞くが、その神とやらは一体何なんだ!」
「…物分かりが悪いですねぇ〜…。つまりぃ〜、闇の力だけを集めてぇ〜、我々の魔力で崇めることでぇ……破壊の神を降臨させるのですよぉ〜」
破壊の神…?
「待て!そいつは…破壊、するだけの存在か…?」
「えぇ〜、我々を〜馬鹿にした奴らへの復讐ですよぉ…!」
…こいつは…。
「メタナイト」
「あぁ。どんな理由でも、そんなモノを解き放させてはならない…!」
「お前の計画を、阻止する!」
「ンジャ…?…ではぁ〜、我々の素晴らしき計画を理解できないおバカさんたちにはぁ〜……死んでもらいますです!!」
そしてハイネスは、謎のワープホールのようなものを開き…。
「おいでなさ〜い!ギャラクティーック・ナイトォォォ!!」
そこから現れたのは、かつてメタナイトが倒したはずの、ギャラクティックナイトだった…!
「なっ…何故お前が…!」
「……時巡る英雄…。…マター!こいつは俺に任せろ!お前はハイネスを!!」
「……わかった!いくぞ、ハイネス!!」
ハイネス…ジャマハートを追って、ついに辿り着いた。こいつにあのハートを悪用されるわけにはいかない!
「虹の剣…最後まで、付き合ってもらうぞ!」
虹の剣は、応えるように輝きを増した!
「食らえ!…一閃!」
虹の剣の斬りつけによって、ハイネスのフードが剥がれ落ちた。
そして…?
「ヴ……
ヴ………
ヴッ!
ヴンマジシャスエヴィティリッガマポップーッ!」
フードの中から飛び出たのは、青い大きな目玉と鼻の顔が露呈した…!
「ノォォォウォォォ!!!」
そして、狂気的な呪文を叫び出した。
ここからが本番、ということだな。
…と、思った矢先…。
「は、ハイネス様…?」
「ちょっと…どういうことよ!」
「…説明、してもらおうか」
…最悪のタイミングで、三魔官が本拠地に帰還した……。