Parallel Star Arise   作:小鳥遊銅拍子

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スペシャルページ9
【ロボボアーマー パルチザンモード】
 スージーの名刺には、旧ハルトマンワークスカンパニーのデータが一つだけ残されていた。それは、ロボボアーマーのデータ…。
 今再び銀河の悪を取り除くため、そのココロを持ったキカイは、正義のために腕を振るう!


第十一話 魔神官/虹と闇

 「ここが…神降衛星、エンデ…」

 

 銀河の果てまでハルバードは進み、ついに三魔官達の本拠地、神降衛星エンデにたどり着いた。

 

 「ここから、強くジャマハートのオーラを感じる…」

 

「彼女らのボスはハイネスと言ったな。…ともかく訪ねてみるか」

 

   ⭐︎

 

 「ここは…祭壇か?」

 

「そのようだが…。…そこに誰かいるな」

 

 何やら祭壇の奥で、謎の儀式を行なっている白いローブを羽織った人物がいる。

 

 「…失礼、三魔官に呼ばれたもので…邪魔するぞ。…あんたがハイネスか?」

 

 俺が呼びかけると、その人物はゆっくりと振り返り、こちらに近づいてきた。

 

 「いかにも〜…?」

 

 フードを深く被っているため顔はよく見えないが、声からして老人の男性だろうか。

 

 「私はメタナイト。ポップスターから来た」

 

「…ダークマターだ。三魔官たちと共に戦ったが…あんたがそのボスか?」

 

 「まあ〜、そうなるんですかねぇ〜」

 

「一つ、教えてくれ。あのジャマハートとやらの正体は何だ?」

 

「ジャマハートぉ〜?…あぁ〜、これは〜…我々の絶対神を降臨させるために必要な〜、エネルギーでぇ〜」

 

「絶対神…?」

 

「あぁ〜しかしこのままでは魔力が足りませんねぇ〜……ンジャ?そっちの君……良い魔力ですねぇ〜。イケニエになってくれませんです?」

 

 ハイネスは、俺を指差し言った。

 

 …もちろん、要求を飲むわけにはいかない。

 

 「…何の冗談だ。そんな訳の分からないモノのために身を捧げるつもりはない」

 

「訳の分からないぃ〜?…ならば我々はこのままぁ〜、ホロビの道を進むしかないのでしょうかぁ〜?」

 

「…おい、一体何の話をしている!」

 

「否!いな!イナ!イナイナイナイナイナイナイナイナイナ……絶〜っっっ対に、否ァァァァァ!!!」

 

 突如叫び出したハイネス。

 

 「…メタナイト、こいつ…」

 

「あぁ…まともな会話は期待できそうにないな…」

 

 「銀河の果てへ追いやられた我ら一族の悲願!お前らなぞにこの積年の思いの尊さが伝わろうか?いや伝わるはずがない断じて無いナイ!かつて友であった奴らは、我ら一族の力に恐れたのか、一族を皆ことごとく銀河の果てに追いやった!それでも飽き足らずか、この歴史からその存在さえ消し去ろうとしたぁ!我らの魔力があってこそ、奴らの科学と融和することで成し得た偉大な繁栄!銀河の危機とも呼べる、あの悍ましい悪夢を退けた我々に対し、あまりの仕打ち!これは誤解などでは決して無い無い!我を狂っているなどと言った奴ら聞こえているか!銀河の最果てへと我らを置き去りにして旅立ち、今もおそらくどこかで呑気に暮らしておるお前らに、最早未来などない。闇の物質を祀る、我が一族の復権は近い。皆が偽りと決めつけおった伝説の書の通りに、遂に我々は神の降られる器を手に入れたのだ。目覚めさせし者に染まり、慈悲をくださるというその神の器は、今満たされつつある。遂に偉大なる神が誕生する時が来たのだあ、誕生するぞう、誕生するぞう、誕生するぞお〜、はっぴぃーばーすで〜い! 新たなる歴史よぉ、時代よぉ〜! はっぴぃーばーすで〜い、偉大なぁ〜る、神よぉぉぉぉぉ!!!」

 

 「………」

 

「……」

 

「ゼェ…ゼェ……つ、伝わったかな〜?」

 

 な、何が何だか…。

 

 「…よく、噛まなかったな…」

 

「バカ、マター…!」

 

「と〜、言うことでぇ…そっちの闇のエネルギーに満ちた君…我々の神のためのイケニエとなってくれるね〜?」

 

「…何を言われようと、俺は生贄などにはならない。もう一度聞くが、その神とやらは一体何なんだ!」

 

「…物分かりが悪いですねぇ〜…。つまりぃ〜、闇の力だけを集めてぇ〜、我々の魔力で崇めることでぇ……破壊の神を降臨させるのですよぉ〜」

 

 破壊の神…?

 

 「待て!そいつは…破壊、するだけの存在か…?」

 

「えぇ〜、我々を〜馬鹿にした奴らへの復讐ですよぉ…!」

 

 …こいつは…。

 

 「メタナイト」

 

「あぁ。どんな理由でも、そんなモノを解き放させてはならない…!」

 

「お前の計画を、阻止する!」

 

「ンジャ…?…ではぁ〜、我々の素晴らしき計画を理解できないおバカさんたちにはぁ〜……死んでもらいますです!!」

 

 そしてハイネスは、謎のワープホールのようなものを開き…。

 

 「おいでなさ〜い!ギャラクティーック・ナイトォォォ!!」

 

 そこから現れたのは、かつてメタナイトが倒したはずの、ギャラクティックナイトだった…!

 

 「なっ…何故お前が…!」

 

「……時巡る英雄…。…マター!こいつは俺に任せろ!お前はハイネスを!!」

 

「……わかった!いくぞ、ハイネス!!」

 

 ハイネス…ジャマハートを追って、ついに辿り着いた。こいつにあのハートを悪用されるわけにはいかない!

 

 「虹の剣…最後まで、付き合ってもらうぞ!」

 

 虹の剣は、応えるように輝きを増した!

 

 「食らえ!…一閃!」

 

 虹の剣の斬りつけによって、ハイネスのフードが剥がれ落ちた。

 

 そして…?

 

 「ヴ……

ヴ………

ヴッ!

ヴンマジシャスエヴィティリッガマポップーッ!」

 

 フードの中から飛び出たのは、青い大きな目玉と鼻の顔が露呈した…!

 

 「ノォォォウォォォ!!!」

 

 そして、狂気的な呪文を叫び出した。

 

 ここからが本番、ということだな。

 

 …と、思った矢先…。

 

 「は、ハイネス様…?」

 

「ちょっと…どういうことよ!」

 

「…説明、してもらおうか」

 

 …最悪のタイミングで、三魔官が本拠地に帰還した……。

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