Parallel Star Arise   作:小鳥遊銅拍子

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スペシャルページ4
【マホロア ロスト】
 ロスト・エフィリスを吸収し、もう一度魔術師としての正体を表した、口だけのベストフレンド。
 一時的にマスタークラウンをも超えた力を得たと豪語するマホロアだが、その先に待つ結末は…?


第六話 星の願いと銀河に夢を

 「あのキカイは……!」

 

 何やら焦った様子のメタナイト。

 

 「どうした、あのピンク色のキカイに何か心当たりがあるのか」

 

「あるなんてもんじゃない……なぁローア、あいつから逃げることはできないか?方向を変えるとか…」

 

『オソラク、無理ダ。ドウヤッテモ追イツカレル』

 

「……あぁ、どうしたものか…」

 

 普段あれほど冷静なメタナイトがここまで狼狽えるとは…。

 

 と、ローアのドアからこんな声がした。

 

 「すみません。ワタクシは新生ハルトマンワークスカンパニーの、プレズスージーと申しますわ。もし良ければ助けていただけませんか?」

 

 女性のような声だ。

 

 「……まあ、話だけでも聞こうか、メタナイト」

 

 そう呟いた瞬間だった。

 

 「メタナイト!?メタナイト様がいらっしゃるの!?お願いですわ、開けてください!ワタクシメタナイト様のお友達ですわ!」

 

「違う…!頼む、帰ってくれないか!」

 

「…メタナイト、流石に可哀想ではないか」

 

『外カラ悪意ヤ敵意ハ感ジラレナイ。…ドアノロックヲ解除スル』

 

「あぁ、そんな……」

 

 ローアの操作によって扉が開き、大きな躯体のメカに乗った、謎の女性…プレズ・スージーが現れた…。

 

   ⭐︎

 

 「もうメタナイト様〜、いるならもっと早く教えてくださいまし〜」

 

「……とりあえず、そのキカイから降りてくれ…」

 

「リレインバー、ですわ。ちゃんと呼んでくれないと降りませんわよ」

 

「……リレインバー、から、降りてください…」

 

「わかりましたわ!」

 

 …あのメタナイトが完全に弱腰だ…。

 

 「…プレズスージー、貴女は一体…」

 

 つい畏まってしまった。

 

 「はっ、確かにいきなり押しかけてしまってすみませんでしたわ。では自己紹介しますわね。

 ワタクシ、プレズ・スージーは、新生ハルトマンワークスカンパニー、通称『新H.W.C.』は、幸せな家庭をサポートすることをモットーに、日々宇宙を飛び回り、キカイの力も借りながら銀河最大のホワイト企業として繁栄を続けているんですのよ!」

 

「…そういう企業もあるのだな…」

 

「そう!ワタクシはその最高責任者でプレジデント、通称プレズ・スージーとして絶賛大活躍中なんですわ!!」

 

「…それで、そんなプレジデント様が何の用だ」

 

「…それが…少し長い説明になるのですが、聞いてくれます?」

 

「…それは構わないが」

 

「感謝しますわ。……ワタクシの父親、ゲインズ・インカム・ハルトマンは、魂を一つのキカイに売ってしまったことからおかしくなってしまい…最後は、この銀河の全生命体の敵となって、星のカービィに倒されましたわ」

 

「そう、だったな…」

 

「父はその昔、ワタクシに言いましたわ。…銀河の果ての大彗星…それに負けない、ネガイを叶える素敵なキカイを作る…と。……ワタクシは、そのネガイを叶える大彗星、それそのものに出会い、調べ尽くさなくてはいけないのですわ!」

 

「銀河の果ての、大彗星……」

 

「おそらく、ギャラクティック・ノヴァのことだろう。…確かに奴と、例のマザーコンピュータは酷似していた……」

 

「流石メタナイト様!物知りですのね!」

 

「……その昔、一度だけ関わりがある…だがあの時とは違い、今はここがどこかもわからないアナザーディメンションだ。……ローア、キミはギャラクティック・ノヴァの居場所を知っているか?」

 

 ローアは答えた。

 

 『把握シテイル。何故カデータガダウンロードサレテイタ。……ダガ、ソノ方角ニ恐ロシク強大ナエネルギーヲ感ジル。本当ニ向カウカ?』

 

「もちろんよ!絶対に大彗星の正体を突き止めてやるんだから!!」

 

「…そのノヴァとかいう奴の前に、とんでもない化け物がいた場合、どうするつもりだ」

 

「そんなの、3人がかりでぶっ飛ばすわよ!」

 

「…私の巻き込まれ体質も、いい加減にしてほしいところだ……」

 

   ⭐︎

 

 『ギャラクティックノヴァハ近イ。後ハ自分タチデ頑張レ。健闘ヲ祈ッテイル』

 

「感謝するぞ、ローア」

 

「本当に助かりましたわ」

 

「さて、鬼が出るか蛇が出るか…」

 

 ローアに指示された方に進む我々だが、確かにプレッシャーのようなものを感じる…。

 

 「…何か、来そうだ」

 

「誰でもかかってきなさい!」

 

 『ケヒヒヒヒ!』

 

 そして現れたのは…。

 

 十字に穴の空いた仮面を身につけた道化師のような化け物で、その体は白と紫に毒々しく塗りたくられたような色をしている…。

 

 「こいつは……」

 

「き、気持ち悪いですわ…!」

 

「一度ノヴァを吸収した巨悪の魂が、今度は銀河最強の剣士と融合したか…。…さしずめ、『カオス・ギャラクティックマルク』と言ったところか!……道理でローアにすら計り知れないワケだ…!!」

 

 生気を感じさせない究極のモンスターとの戦いが、始まろうとしていた…!

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