聖夜の夜に起こる奇跡。夏・・・では無く聖夜に、上条当麻・・・ではなく哀川君が禁書目録を救っちゃいます。
※なんとなく気に入ってるのでにじファンより転載

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もし哀川くんが禁書目録を救ったら

「っち・・・・・・なァンなァンですかァ?朝っぱらからゴンって音で目が覚めさせられるなンたァついてねェなァ」

 

俺こと哀川拓也は学園都市第一位に君臨する超能力者(レベル5)・・・・・・ではなく絶対能力者(レベル6)だ最強ではなく、無敵な筈なンだが今でもスキルアウト共がちょっかいかけてきやがるンでもォ諦めた。因みに幼なじみの上条優奈っつゥのが居ていつも何かあるごとに世話をかけてくるンだが・・・・・・微妙に面倒臭ェってのが軽い本音だなァ

 

ガラッ

 

とりあえず・・・・・・俺は布団なンざァ干してない筈・・・・・・だよなァ?目の前に有るこの白い布団みてェなのは一体何なンだァ?

 

「・・・・・・いた」

 

「はァ?」

 

「おなかすいたっていってるんだよ?」

 

「・・・・・・よしッ、俺は何も見てないンだ。コレは全て幻覚《イリュージョン》だ」

 

「・・・・・・(ウルウル)」

 

「ッチ・・・その捨てられそうなチワワみてェな目を止めやがれ。良心が痛むからよォ・・・・・。しょうがねェ俺が何か作ってやンよ」

 

・・・・・・と言っても家に有るのは珈琲に、小麦粉、カレールーに玉葱、人参、牛肉、ジャガイモにご飯か・・・・・・カレー作れるな。こンだけありゃァよォ・・・

 

「カレーで良いかァ?」

 

「有り難うなんだよ!」

 

「ハイハイ」

 

と言うわけでLet`s cokkingってなァ。用意するモノはテメェ達の家にも有るであろォカレールーに玉葱っつった普通に入れるモノ共だ・・・・・・絶対にどこぞの学園のピンクの悪魔みてェに酸味が欲しくて塩酸、硫酸とか入れるンじゃねェぞ?死ンじまうからなァ。アイツ達は特殊な訓練をしてやがるンだ・・・・・・きっとなァ。つっても後は普通に作るだけだからなァ・・・・・・

 

~省略~

 

つゥ訳で、出来たからあのシスターに渡してくるぜェ。

 

「おィ、そこの」

 

「私は『そこの』じゃなくって『インデックス』って言うんだよ!」

 

「・・・・・・巫山戯てンのかァ?絶対に偽名だろォが・・・何だよ目次ってよォ」

 

「そのままの意味だよ?私の名前は『禁書目録《インデックス》』魔道図書館としての正式名称は『Index-Librorum-Prohibitorum』なんだよ。」

 

「・・・・・・魔術・・・なァ?信じられないコトもねェンだがなァ・・・・・・。流石に科学に身を置いてるンでなァ・・・・・」

 

見せてくれれば有り難いンだがなァ・・・・・・。多分使うことは出来ないンだろォなァ・・・・・・きっと。名前から察するに知識だけっつゥモンなンだろォが・・・あ、優奈連れてこれば良いンじゃねェか?何かしらの反応起こすだろォしよォ。

 

「ちょっと待っててくれねェかァ?お前が言う魔術ってのが本当にあるってンならきっとソイツが証明してくれるからよォ」

 

「そいつ?」

 

「あァ・・・・・・ちょっと待ってろ」

 

~省略~

 

「と、言うわけで連れてきた」

 

「一体何なんですか?上条さんは忙しいですのことよ?」

 

と言うわけでコイツが『上条優奈』俺の腐れ縁かつ幼なじみかつ旗女《フラグメイカー》だ。色ンな男に旗《フラグ》を建てては俺が出てどォにかしてンだがよォ・・・・・・。コイツはいつの間にか逆ハ作ってンだろォなァ・・・と想像が出来ンぞ。

 

「いや、コイツ」

 

「コイツじゃないよ!インデックスだよ!」

 

「インデックスってのが魔術についてウンタラカンタラで」

 

「ゴメン、魔術はムリだわ」

 

「じゃなくって、コイt・・・・・・インデックスが言ってた魔術が本当なら何かしら持ってきてるはずなンだよ。其れをテメェの右手で触って破壊出来れば・・・・・・」

 

「あぁ・・・なるほどな」

 

「と言うわけで、インデックス何かそう言うモノ持ってるのかァ?」

 

「この修道服は『歩く教会』と言って、龍の一撃でも耐えうるんだよ!」

 

「そォか・・・。服はヤバイから・・・」

 

「大丈夫だってきっと・・・」

 

パシッ

 

「ほら?嘘だったr・・・」

 

ハラハラ

 

「あァあ・・・」

 

「い・・・いやあああああああ!!」

 

~省略~

 

はァ・・・あの馬鹿はよォ・・・。服がもし本物だったら壊すと面倒なコトに成るから止めろって言おうとしたのによォ・・・。はァ・・・。

 

「・・・ブツブツ・・・」

 

「あのぉ・・・インデックスさん?」

 

「・・・・・・・・・なにかな?」

 

「すみませんでしたァアアアアア!!」

 

「・・・・・・」

 

はァ・・・頭痛が痛ェ・・・。胃薬のついでに頭痛薬も飲むかァ・・・。

 

「出来たんだよ!」

 

「おォう・・・It`s IRON MAIDEN」

 

「日本語で言うと針のむしろだな」

 

「テメェが言うンじゃねェよ・・・この鳥頭がァ。ソイツも泣きそうになってンじゃねェかよォ。」

 

「・・・ばかぁああああ!」

 

「ギャアアアア!?不幸だァアアアアアアアアアア!?!?!」

 

「・・・馬鹿ばっかだなァ・・・。おィ、その馬鹿噛みつくの止めて何故あンなとこに引っかかったのか教えてくれ」

 

本気で疑問なンだよなァ・・・。ココ8階だぜェ?しかも手すり(?)が凹ンでたしよォ・・・。

 

「追われてるんだよ」

 

「・・・はァ?誰に」

 

「魔術結社に・・・だよ」

 

「なんでなんだ?」

 

「10万3000冊の魔導書だよ」

 

「・・・ンなもん何処にあるんだよ?」

 

「・・・テメェ完全記憶能力持ってンのかァ?」

 

「・・・うん」

 

「だったら説明がつくなァ」

 

「え?どういうコトなんだ?」

 

「そンなンだからテメェは鳥頭なンだよ・・・」

 

はァ・・・この阿呆の娘どォしてくれよォか?今なら分かるぜェ・・・。あの某ファミレスの佐藤氏の気持ちがなァ・・・まァ、阿呆の向き(ベクトル)が違ェけどなァ・・・。

 

「むっ?なにおう!」

 

「順を追って説明してやンよ。先ず完全記憶能力っつゥのは分かるかァ?」

 

「名前からして一回見たら忘れない能力じゃねぇの?」

 

「Exactly。で、だ。」

 

「うん」

 

「インデックスはその能力を使って魔導書を頭に入れた。だよなァ?」

 

「うん・・・よく分かったね?」

 

「そォでもなくちゃァ、学園都市第一位兼絶対能力者(レベル6)は名乗れねェからなァ」

 

「スゴイんだね!君って」

 

「ン・・・あァ・・・。俺の名前は哀川拓也だ。覚えとけ」

 

「うん!わかったよ!」

 

「あ、私の名前は上条優奈だから」

 

「了解なんだよ」

 

「さて、追われてるとして・・・お前は逃げ切れるのかァ?」

 

「・・・大丈夫だよ。この近くに教会が有るはずだから・・・」

 

「匿ってもらえるってかァ?」

 

「うん」

 

「な、なぁ・・・私話について行けないんだが・・・」

 

・・・コイツKYかァ?今のは黙って空気になってた方が良いに決まってるのになァ。

 

「黙って聞いときやがれ鳥頭ァ」

 

さて・・・

 

「ココに匿ってやろうかァ?」

 

「駄目だよ・・・魔術師が来ちゃう・・・ゆうなが歩く教会を壊したから多分・・・」

 

「はァ・・・だから俺達を頼れって」

 

「・・・じゃあ・・・

 

 地獄の底まで付いてきてくれる?」

 

ッチ・・・こちらに来るなってかァ?最近の少女は頭が良いねェ・・・。

 

「じゃあ、また会ったら!」

 

「行くトコ無かったら俺達ン家に来やがれ。もてなしてやる」

 

~省略~

 

っつゥかよォ・・・何で外に出たンだろォなァ?俺・・・本気で馬鹿だろ・・・

 

「アンタ!私と勝負しなさい!」

 

「面倒臭ェ」

 

「良いから・・・戦え!」

 

「一体なァンなァンですかァ?テメェと俺には差があるンだよ・・・。死ンでも埋められないよォな差がなァ」

 

・・・もォ、不幸すぎンだろ・・・何が嫌で第三位に勝負挑まれるの?馬鹿なの?死ぬの?

 

「うらあああ!」

 

「だから・・・もォやだわァ・・・。面倒だから・・・おっと優奈ガード!」

 

「「は!?」」

 

ピキィィイイン!

 

「じゃ、後は宜しく」

 

「ふ、不幸だぁあああああああああああああああ!!」

 

~省略~

 

よし、何事もなく帰って・・・血の臭い・・・だと?

 

「インデックス・・・だよなァ?何で掃除機共が群がって・・・?ッツ!?」

 

血みどろじゃねェか!?

 

「おィおィ・・・誰だよォ。こンなコトをした馬鹿はよォ・・・」

 

「うん。僕たち魔術師だけど?」

 

「・・・何でこンなことしやっがたァ?」

 

「回収するためだよ?其れ(・・)を」

 

「・・・ほォ・・・」

 

「ま、今から死んじゃう君には関係ないけどね。『我が名が最強である理由をここに証明する(Fortis931)』。 」

 

「はァ?」

 

「魔法名・・・ま、簡単に言うと殺し名だよ。」

 

・・・コイツ俺が誰か分かってンのかァ?

 

「俺を誰だと思ってるンだァ?・・・はァ・・・コレだから三下はよォ・・・。よォく耳の穴かっぽじって聞きやがれェ・・・。俺の名前は・・・」

 

哀川拓也・・・コレは表の名前であり・・・ま、気に入ってる名前だなァ・・・。ここから先は魔法名っつゥのと同じ殺し名だ・・・

 

「俺の名前は『一方通行《アクセラレータ》』だァ・・・ここから先は一方通行だ・・・。さっさと元の居場所に引き返しやがれェエエエ!」

 

「吸血殺しの紅十字!!」

 

「ッハ!俺にンなモノが効くとでもォ?」

 

「は!?摂氏3000℃を耐えられる筈が・・・!」

 

「俺を殺したきゃあなァ・・・超能力者(レベル5)共全員連れて来て核爆弾8発ぐらいぶっ放しやがれ!この三下がァアアア!」

 

バキィ!

 

・・・っち、殺さないのはせめてもの情けだからな・・・。さて、と・・・冥土返しントコにつれて行くかねェ・・・。ン?冥土返しって誰かってェ?・・・簡単に言うとチートにつきるなァ。流石に死ンだヤツは生き返らせることはできねェけどよォ、腕をもぎった位だったら普通に回復させっからなァ・・・。だから俺は敬意をこめてこう呼ぶ・・・『公式ブラックジャック』と・・・。

 

~省略~

 

「おィ、カエルゥ」

 

「・・・もうちょっと敬意というモノを持とうよ」

 

「いや、持ってるンだがなァ?・・・取り敢えず急患だァ」

 

「・・・見せて・・・コレは・・・刀傷?」

 

「・・・アイツでは無かったンだなァ・・・」

 

「ま、取り敢えず直ぐに手術に入るから」

 

「オーケー把握」

 

・・・さァて、あの阿呆はどうなったのかねェ?少しばっか心配だし迎えに行くかァ。

 

~省略~

 

「・・・おィ・・・」

 

「え~と・・・なんでせうか?」

 

「・・・何故だァ?」

 

「・・・すみませんでしたぁああああああああああ!」

 

「・・・土下座してもゆるさねェ・・・」

 

・・・何で・・・何で俺の大切な・・・俺の大切なP○Pがァアアアア!!真っ二つになってるじゃねェか・・・。

 

「えぇと・・・とある女性にインデックスを渡せって言われてですね・・・」

 

「ほォほォ。で?」

 

「それでですね・・・戦闘したのは良いんですが鳩尾を突かれた時にP○Pがですね・・・」

 

「・・・もォ絶対に貸さねェ・・・。俺の大切なデータすら消えてるしよォ・・・」

 

・・・・あァ泣きそうだわァ。

 

「・・・・あ、電話ですね~・・・・出てきます!」

 

「・・・」

 

はァ・・・。もォ疲れたよ、パトラッシュゥ・・・。

 

「え?インデックスが目を覚ました!?」

 

「よし、飛ばすぞ鳥頭」

 

「・・・へ?ギャアアアアアアアアアアアアアア!?不幸だァアアアアアアアアアアアアア!!」

 

~省略~

 

「おィ、カエル!どォなったンだァ!?」

 

「大丈夫、出血は酷かったけど何とかなったよ」

 

「・・・ふゥ・・・」

 

「で・・・何で病院なんだ?」

 

「カエルが居るからだなァ。コイツには何回も世話になったしなァ・・・。主に仕事とかでな」

 

「・・・さようですか」

 

・・・ま、取り敢えず良かったァ・・・。流石に死ンだとなると・・・な。後味悪すぎるだろ?べ、別に心配なンかしてなかったし!

 

「ツンデレは美少女の特権だぞ?」

 

「うっさいわ鳥頭が!」

 

「んだと~!?」

 

「ハァ・・・」

 

「喧嘩するなら外でしてくれないかな?」

 

「あァ、すまねェ・・・」

 

「すみません」

 

「取り敢えず、彼女の喉に変な紋章みたいなモノが有ったんだけど心あたりはあるかな?」

 

「ねェ」

 

「ないな・・・あ、」

 

「どォしたァ?」

 

「一つ思い当たる節が」

 

「・・・カエル、ちっとでていってくれねェかァ?」

 

「・・・君がそう言うときは本当に危ない話だね。ま、ケガをしないように頑張ってくれ」

 

「センキューな」

 

・・・さて、と

 

「どォ言うことだァ?」

 

「何か神崎ってヤツがインデックスの脳がパンクするだの何だのっつってたからさ」

 

「・・・頭、ね」

 

・・・考えろ・・・考えろ・・・

 

「他に何も言ってなかったのかァ?」

 

「え~と、記憶が入りきらないようになって、だから記憶を消すって」

 

「他には?」

 

「ン~・・・」

 

「早くしろォ!」

 

「ちょっと待って・・・・。あ!」

 

「どォした!?」

 

「脳の85%を魔導書が占めていて、一年でパンクするって」

 

・・・!そォだ、そォだよ!!ンな危険なモン野放しにするかァ?いや、しねェ。だったら首輪をつけてしまえば良い。なら・・・そォだ!

 

「おィ・・・魔術師連れてこい、大至急だ」

 

「え?何処に居るか分からないぞ!?」

 

「ココのどっかに居るぞ?どォせ、心配だの何だのでな・・・。っと来たみてェだなァ」

 

「おい、其れを返して貰おうか」

 

「(ニヤァ)・・・さァ・・・It`s show time!優奈手を其の喉の紋章に突っ込めェ!」

 

「え?あぁ!!行くぜ!!」

 

「さァて・・・おィ、魔術師共・・・面白いモノを見せてやろォ」

 

ドガッ

 

「ッガ・・・」

 

「よし、良ォくやった優奈ァ・・・コレでいよいよか・・・」

 

「何を!?」

 

「さァて、終わらせようぜェ?魔術師ィ。この長い不幸のプロローグをなァ」

 

『警告。第3章、第2節。第1から第3までの全結界の消滅を確認。再生準備・・・失敗。自動再生は不可能。十万三千冊の書庫の保護の為、侵入者の迎撃を優先します。書庫内の十万三千冊より、結界を貫通した術式を逆算・・・失敗。該当する魔術は発見できませんでした。これにより侵入者個人に対しての迎撃術式のみを優先。最も有効な魔術の組み合わせを検索・・・完了。これより侵入者迎撃の為、聖(セント)ジョージの聖域を発動します』

 

「痛てて・・・」

 

「マジ優奈GJだぜェ」

 

「・・・最初にこう言うのは言おうぜ?」

 

「オレも知らなかったからなァ」

 

「・・・ま、いいか。いつものコトだし。・・・ずっと待ち焦がれてたんだろ、こんな展開を!英雄がやってくるまでの場つなぎじゃねえ!主人公が登場するまでの時間稼ぎじゃねえ!他の何者でもなく!他の何物でもなく! テメェのその手で、たった一人の女の子を助けてみせるって誓ったんじゃねえのかよ!ずっとずっと主人公になりたかったんだろ! 絵本みてえに映画みてえに、 命を賭けてたった一人の女の子を守る、魔術師になりたかったんだろ! だったらそれは全然終わってねえ!! 始まってすらいねえ!! ちっとぐらい長いプロローグで絶望してんじゃねえよ!!――手を伸ばせば届くんだ。いい加減に始めようぜ、魔術師!」

 

「・・・何時も関心するよお前の説教にはよォ・・・。さァて、オレも本気出すとしますかァ・・・」

 

護りたい・・・何を?絶対に折れようとしないアイツ達を。

救いたい・・・何を?誰にも言えず心の中で泣き叫ぶ少女を。

壊したい・・・何を?この不条理な運命を。

なら、どうする?

 

--力の限り壊してやろう。力の限り護ってやろう。力の限り救ってやろう。

 

我の名において誓う。力を貸せ・・・力を貸せ熾天使ィイイイイイイイ!!

 

「グガアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

 

クケケ・・・久しィなァ、全くよォ。演算も疲れるしよォ・・・。ま、対価としては安いな

 

「・・・貴方達は一体・・・?」

 

「俺は哀川拓也。それ以上でもそれ以下でも無い。見せてやる聖夜の奇跡ってヤツをよォ・・・」

 

「私はコイツの助手ってヤツだよ」

 

「俺はテメェを何時助手にしたよ・・・」

 

今は12月25日の午前零時

 

「ッチ、君たちに手を貸すのは嫌だけど仕方ない・・・。『我が名が最強である理由をここに証明する(Fortis931)』!!」

 

「其れで良いンだよォ!」

 

「さて、取り敢えずはあの魔方陣みたいなのをぶっ壊せば良いんだよな?」

 

「正解だ」

 

「その一撃は龍の一撃と同じです!」

 

「ンなモン・・・。俺の一方通行に常識は通じねェ!」

 

ギャアアアアアアアアアアアアイン!!

 

「行け!優奈ァアアアアア!」

 

ッチ、インデックスが優奈に攻撃をしかけよォとしてやがる・・・。

 

「『救われぬものに救いの手を(Salvare000)』!! 」

 

「ナイス!痴女!」

 

「痴女では有りません!!!コレには魔術的な・・・」

 

「今はそんな場合じゃ無いだろう!」

 

「・・・スミマセン。ステイル・・・」

 

「さァて、今度こそ行きやがれェ!」

 

「応よ。・・・ この物語(せかい)が、神様(アンタ)の作った奇跡(システム)通りに動いているってんなら――――まずは、その幻想をぶち殺す!!」

 

ピキィィィィィィン

 

「――警、こく。最終・・・章。第、零――・・・。『 首輪、』致命的な、破壊・・・再生、不可・・・消」

 

・・・ッチ、アイツ気ィ抜いてやがる・・・!間に合えェエエエエエ!

 

「気ィ抜くな阿呆が!」

 

グギャ!

 

「ッグ・・・」

 

「大丈夫か!?」

 

「クケケ・・・俺様を舐めンな。・・・後は・・・頼・・・ンだ」

 

ズザッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「又、無茶をしたね・・・。しかも、病室までぐちゃぐちゃにして・・・」

 

「だから弁償するっつってンだろォが・・・」

 

・・・取り敢えず、あの後は何とかなった。優奈が記憶を失う・・・なンてこともなく、俺の演算能力が無くなる・・・なンてこともなく、インデックスが死ぬ・・・という悲惨なエンディングにもならなかった。所謂ハッピーエンドってヤツだ。ま、痛いのは俺の懐の中だな・・・。まァ、必要経費だと思って・・・な。優奈はあの後俺にクッキーを焼いてきた・・・ま、美味かった。神崎、ステイル組はツンデレのよォな一言を残して帰って行った。そしてインデックスは・・・

 

「たくやぁ!おなかすいたんだよっ!」

 

「優奈にたかれコンチクショー」

 

「たくやのほうがお金持ってるもん」

 

・・・ま、元気でやってやがる。ま、めでたしめでたしってヤツだなァ。

 



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