俺の鬼狩りは間違ってない   作:大枝豆もやし

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今回はオリキャラが出ます。
とりあえずチュートリアルでは原作キャラを出すつもりはありません。


状況説明

 

「………知らない天井だ」

 

 某有名アニメの主人公の台詞。

 まさか、コレを吐く機会が本当にあるとは。

 いや、本当にここマジで何処だ? さっきまで俺は……。

 

「!? あの化物……いや、俺が倒したか」

 

 ハッキリと覚えている。

 あの夜、俺はあの化物と戦い、そして勝った。

 この手で奴の首を刎ねたんだ。俺は、奴を殺したんだ。

 

「………」

 

 感触が残ってる。

 首を刎ねたあの感触を。

 皮と肉を切り骨を断ち、命を奪うあの感覚。

 今の俺には言い表せないあの感覚が………。

 

「……いや、今はそんなことを考える余裕はないか」

 

 周囲を確認する。

 この部屋は和室で、俺は敷布団で横になっている。

 机やタンスなどの家具が置かれているが、どれもこれもやけに古めかしいデザインだ。時代的には昭和かそれ以前だろうか。

 それを見て俺はああやっぱりなと思った。

 

「フン、やっと目が醒めたか」

 

 何やら気配を感じて横を振り向く。すると、一人の老人が部屋に入りながら話しかけてきた。

 浴衣みたいな服に、腰には一本の小太刀。顔にはいくつかの古傷が刻まれており、何処からどう見てもカタギではない。

 

「気分はどうだ?どこか痛いところはあるか?」

「い、いや。特に問題ないです」

「そうか。じゃあ早速話をするか」

 

 老人は木製の窓へ近づき、引く音を立てて開ける。 

 その光景を見て、俺は驚く半面、ああやっぱりなと納得した。

 

 窓から見える街並み。

 木や藁で出来た家々に、土がむき出しの道路。

 道を歩く人の服装は大半が歴史の教科書で見た様な恰好だ。

 昨日といい今日といい、ここまで違いを見れば嫌でも確信させられる。

 

「……今の、年号は何ですか?」

「あん?今は大正だろ。それがどうかしたか?」

 

 ああ、やっぱりな。この異世界の時代設定は大正か……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それからあの老人から話を聞いた。

 どうやら俺があった化物は鬼らしい。

 

 鬼。

 主食は人間であり、生物上では人間の天敵にあたる。

 人間より頑強な肉体と強靭な身体能力を持ち、特殊な方法と日光以外では死なない驚異的な再生力を持つ。

 無論、人間側も黙って捕食されるのを受け入れちゃいない。そんな鬼に対抗するために創設されたのが鬼殺隊である。

 

 鬼殺隊。

 文字通り鬼を殺す組織。

 特殊な呼吸によって身体能力を上げ、特殊な刀で鬼の首を刎ねる事で、天敵である鬼を殺す事が出来る。

 しかし所詮は人間なので勝率はそんなに高くないらしい。ジジイ曰く、バンバン死んでるそうだ。

 だから鬼殺隊は常に人不足。育手という教育機関は必死こいて人材を育てているらしい。

 そしてジジイはその育手であり、稀血の俺を鬼殺隊にしたいそうだ。 

 

 稀血。

 鬼にとって、通常の人間以上よりも栄養価の高い人間の総称。

 それ故に稀血の人間は鬼を引き寄せやすく、狙われて喰われやすい。

 だからジジイは俺に言ってるのだ、自分の身を守る技術を身に着ける為に修行しろと。

 その提案を俺は受け入れる事にした。

 

 俺が生きるためには、金と力が必要不可欠だ。

 

 飽食と平和な世界で甘やかされた現代っ子の俺が、金も身寄りも無しに、こんな文明も社会も未発達な世界で生きていけるはずが無い。

 コレだけでもハードなのに、稀血なんて面倒な体質が発覚したのだ。難易度ハードからスーパーベリーハードになっちまった。

 今のままではマジで詰む。明日を迎えるためにも俺は誰かの庇護の元、力と金を手に入れる必要がある。

 元の世界に帰るためにも、ここで死ぬわけにはいかない……。

 

 そういうことで俺はジジイ―――天満仲成の訓練を受ける事にした。

 




チュートリアルでは八幡に戦う理由と力を与えて行こうと思います。
現代日本で平和に暮らしていた八幡に、いきなり鬼と戦えなんて言っても無理ですから。

彼はこの世界を通じてどんどん変わっていきます。
ソレが良い方面か悪い方面からは皆さんで判断して欲しいです。
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