「ロム、ラム、私、女神やめてヒップホップで食べていくことにしたわ」 作:烊々
「音楽が無くなった?」
「なら作ればいいのよ。音を出し奏でて歌い踊る、それさえすればそれらは全て音楽よ」
「ノワールはともかく、ネプテューヌは情けないわね。それでも私のサブボーカルなの? ベールは心配いらなそうね」
「音楽を愛する私が、音の誘惑に負けると思う?」
「まぁ良いわ。どこの誰か知らないけど、音楽で私に喧嘩を売ったこと、後悔させてあげる。全員私が仕留めるわ。鏖殺よ」
-マイドール戦-
「可愛い音楽? 馬鹿にしないでくれる? これでもアイドルに楽曲を提供したこともあるのよ? 提供するだけじゃない。実際に歌って踊ってどういうものになるかさえ実証したわ」
「覚悟しなさい。歌と踊りと笑顔で、みんなの視線を独り占めしてあげる。今この瞬間から、宇宙一可愛いのは私よ」
-センチテンション戦-
「哀しさも音楽の良さを引き出す。あなたの発想は良かったわ。けれど、過去に囚われることと、過去に思いを馳せながらも未来を切り開くことは別よ。そして、負の心をも音楽という芸術に昇華する、それがアーティストよ」
「あなたにそれがわかっていれば、私と戦いになったかもね。けど、過去そのものが存在しないあなたの音楽では私と戦いにすらならないわ」
-ビートル戦-
「リズム? ダンス? 残念だったわね。ヒップホップから音楽の世界に入った私が最も得意とするジャンルよ? なんなら、リズムに乗ってダンスしながらラップバトルでもする? あ、後攻は譲るわよ? だって、ラップバトルは先攻の方が不利だもの。良いハンデになると思わない?」
「別に、あなたたちの狙いは分かっているわ。一瞬で倒してあげるから、本体のところに戻ると良い。私の音楽パワーなら、4対1でも負けはしないわ」
-マジェコンヌ戦-
「あらマジェコンヌじゃない。久しぶりね」
「ふっ、まさか女神一人で乗り込んでくるとは。ちょうどいい! 貴様の死をもって、この世界に女神の時代の終焉を告げてやる!」
「勝てると思うの? この私に」
「それはこちらのセリフだ! 私のコピー能力を忘れたか!」
「忘れるも何も、このシリーズの時系列がどれかわからないから、私がそもそもコピー能力を知っているかどうかっていう疑問はあるわね」
「急にメタなこと言うな! ……話を戻そう、貴様が今まで戦ってきた奴らの能力も使えるということだ」
「それがどうしたのよ。そいつらを瞬殺してきて今ここにいるんだけど」
「なん……だと……⁉︎」
「さて、倒される覚悟はできたかしら?」
「ええい! ならば、こういうのはどうだ!」
「なるほど……能力を使い分けることで、場を支配する音楽ジャンルを瞬時に切り替え、私が対応できないところを倒そうっていう作戦ね。けど……」
「な……っ! 私の切り替えに適応しているだと……っ!」
「音楽は名の通り楽しむものよ。どんどん変わっていくジャンルやリズムをどんどん切り替えて歌って踊る……それすらも楽しめばいいの」
「ま、待て……っ! 踊りながらこっちに来るな!」
「もう遅いわ……『テンツェリン・トロンペ』」
「ぐああああっ!」
「あなたの敗因はただ一つ……音を楽しまずに、ただの攻撃として使ったことよ」
-バラーディア戦-
「あなたが黒幕でしょう?」
「驚きましたね。まさか私が作り出した三人を、全く喋らせる間もなくに倒すとは」
「あなたの力でいくらでも復活できることは、彼女たちの音から分かっているわ。そして、あなたを倒せば全てが終わることも」
「倒せますか? 4対1ですよ?」
「4対1だろうが、400000000対1だろうが負ける気はしないわ。あなたが音楽でシェアを操作するのなら、音楽で仕留めてあげる。音楽を利用して悪事を働いたこと、あの世で後悔しなさい!」
「……っ⁉︎ それは、配信用のカメラとオーディオ⁉︎」
「変身……!」
「まさか……っ! ここでライブを行うつもりですかっ⁉︎」
「そのまさかだぜ! オンラインゲリラライブスタート! 音量を上げろ! 生前葬だ!」
その後、女神ホワイトハートのライブ配信によって集められた過剰なシェアによる一撃で、バラーディアは倒され、ゲイムギョウ界に平和が戻った。
-数日後-
「お姉ちゃん大変だよ! 世界から音楽が奪われて大騒ぎになったけどブランさんが悪事を働いていたマジェコンヌとその仲間を倒して平和を取り戻したんだって!」
「もう全部解決してるじゃん」
■ 終わり
ネプミュ面白かった