3話目!
あれから適当に達也たちの‥‥主に達也からの軽い追及やら何やらを回避して昼食を食べるために教室で1人で食べていた。
まぁ教室で食べるから弁当だが、俺自身が作ったわけではなくイカロスが作ってくれた。
「モグモグ……この静けさも放課後までだろうな……モグモグ」
今日の放課後には森崎達が深雪に群がって周りの迷惑も気にしないで子供でもまだマシな事を言いそうな頭が悪い会話が起こるのが分かっている。
イカロスが作ってくれた弁当はめっちゃ美味しいと思った。これを食べたら学食に行こうとか思わなくなるのが間違いないと断言できるくらいに美味い!
「取り敢えず、森崎は1発ぶん殴る」
哀れな森崎の運命が決まる。……あんまり哀れとは思わないな。むしろ自業自得としか思わない。
他人からどう思われても俺自身は特に何も痛手を負わないから気楽にやれる。
余談だが、教室に戻ってきた深雪はリクから見ても落ち込んでいるのが目に見えた。
ほのかと雫の2人が苦労してなんとか宥めたのか疲れた表情を見せていた。
あの姿を見たら、深雪とお近づきになりたいとか願った森崎は永遠に深雪とお近づきになれる可能性を失った。
よくあそこまで仲良くなりたいと思う相手の地雷を踏み抜けるのかは逆に気になる部分でもある。一種の才能とも言えるだろう。……全く欲しくない才能だが!
そして、運命の時が訪れる!
リクは確かに、こうなると原作知識で知っていたし森崎たちの反応から絶対に起こると原作知識を知らなくても予想が出来るくらいには面倒な奴だな~と知っていた。
聞こえてきた部分だけでも、どれだけアホなんだ森崎の奴は!?と言いたくなった。
「いい加減にしてください! 深雪さんはお兄さんと一緒に帰ると言ってるじゃないですか!大体、貴方たちに深雪さんとお兄さんを引き裂く権利があるんですか!」
「ちょっと美月…そんな、引き裂くだなんて」
「どうした深雪?顔を赤くして」
「いえ!なんでもありません!!美月ったら何を勘違いしているのでしょうね?」
「深雪……なぜお前が焦る?」
「えっ?いえ、焦ってなどおりませんよ?」
知っていても美月が声を大きくあそこまで主張をハッキリ言うのは驚きが少しは出てくる。気が弱そうにも見えるが彼女は友達の為ならば前に出れる優しい子なのだと思う。
そして、深雪は安定のブラコンを発揮しているようだ。端から見れば2人の関係は恋人や夫婦と言われても違和感がないレベルなのだから仕方ないだろう。
それはさておき、
「僕たちは彼女に相談する事があるんだ!」
「そうよ!しばらく司波さんに時間を貰うだけなんだから!」
「ハンッ!そういうのは自活中にやれよ。ちゃんと時間が取られてるだろが」
「相談だったら予め本人の同意をとってからにしたら?深雪の意思を無視して相談も何もあったもんじゃないの。それがルール。高校生になって、そんなのも分からないの?」
森崎達の頭の悪い理論にエリカやレオ達は当たり前の正論で反論した。
この場合、正しいのは達也たちであり、悪いのは森崎たちなのは誰が見ても明らかだが、プライドだけが高くて正当性も何も言えない森崎達は自分達に反論するこいつらが悪だ!と言う犯罪者のような思考をしているのに気付いていない。
「うるさいっ!他のクラス、ましてや
〔ウィード〕、〔ブルーム〕というのは第一高校において禁止用語である。が、しかし、有名無実化されているものでもある。
「同じ新入生じゃないですかっ!現時点であなた達がどれ程優れていると言うのですか!?」
「……どれだけ優れているか、知りたいなら教えてやるぞ」
「ハッ!おもしれぇ!だったら教えてもらおうじゃないの!」
ヒートアップして来た口論により森崎が魔法を使うためにCADを取り出す。あれは汎用型ではなく特化型のCADで魔法を発動させようとすると、横から警棒のような物で叩かれCADを落とす。
「これくらいの距離なら身体を動かしたほうが速いのよ」
「お前、俺の手ごとぶっ叩こうとしたよな!?」
レオはエリカの警棒の攻撃範囲に入っていたことに愚痴を直接言う。
この光景に唖然とした両陣営だが、やがて意識を取り戻した一科生たちが再び魔法を発動させようと、想子を纏わせる。
(これ以上はマズイな……)
「そこまでにしてくれないか」
「誰だ!!」
そこでようやく俺は言い争っている彼らの前に姿を晒した。言い争いの原因は森崎たちで悪いのも森崎たちという面倒な所ではあるが。
「帰り道の邪魔になるからさ。喧嘩なら別の場所でしてくれないか?」
「煩いぞ!僕たちの邪魔をウィードの連中がしなければいいだけなんだ!お前もブルームなら僕たちに協力しろ!」
「ハァ……」
こいつやこいつに従ってる同級生達は本当に高校生なのかと疑いたくなる気持ちが湧いてくる。あまりのバカさ加減にため息を吐いた俺は悪くないだろう。
何故、特に親しくもなく現状の立場的に加害者の奴らの協力などをせにゃアカンのや。
「お前の下らないプライドを誇示する行為に俺を巻き込まないでくれないか」
「何だと!!お前はこいつらの味方をするのか!」
流石はモブ崎と名高い森崎だ。ここまで自分が何をしているか自覚してない奴も中々いないと思う。
「はぁ‥‥」
《スクラッシュドライバー!!》
俺でも言葉での説得は無理だと早々に実力行使に入るために、俺はスクラッシュドライバーを腰にあて、ドライバーからベルトが巻かれた。
「何だそれは!?」
「一応、警告するぞ。面倒だから止めろ」
森崎の質問には答えず最終警告を返す。だが、森崎はそれに対して俺が自分達よりも二科生の味方をするという部分しか認識していない。
「なら、お前も敵だ!」
森崎は自身の弾き飛ばされたCADを拾い、こちらに銃身を向けて魔法を放とうとしている。それを自分で止めるつもりはないのは一目瞭然だろう。
「ハァ……バカが」
《ロボットゼリー》
俺はスクラッシュドライバーにロボットスクラッシュゼリーを差し込んだ。
「変身」
リクはレバーのレンチを下げて変身する。
《潰れる!流れる!溢れでる!ロボットイングリス!ブラァ!》
俺の周囲にカプセルのような物が展開され、中にいる俺はロボットスクラッシュゼリーの成分でを身体全てを浸かり身体にに纏わせて……俺は仮面ライダーグリスに変身した。
「潰される覚悟は決めたか、森崎?」