入学式に出席して教室の自分の席へ着くとホームルームが始まる。
「皆さん。私がこのクラスの副担任受け持つ、山田麻耶です。よろしくお願いします。」
・・・・・・・・・。
誰も返事を返さない中・・・。
「よろしくお願いします。麻耶先生」
私が返事を返すと麻耶先生はぱぁっと笑顔を浮かばせた。
「では、自己紹介をして貰いましょうか。出席番号順にお願いしますね。」
苗字あ行から始まって『お』の織斑と一夏の順番が回って来た。
一夏はぼーっとしていて麻耶先生が何度か呼びかけた後大きな声で呼び掛けた。
「大きな声出してごめんね。『あ』から始まって今『お』で織斑君の番なんだよね。自己紹介、お願い出来るかな?」
「はい!しますから謝らないで下さい」
「はい。絶対ですよ。」
そしてクラス全員は一夏の自己紹介に興味津々で・・・。
一夏は深呼吸をひとつした後、「織斑一夏です。よろしくお願いします。」
言い終えた後、暫く立ったままで、意を決した様に言い放った。
「以上です!」
ガタッ!!
と、一夏を含まないクラスの粗全員がずっ転けた。
「自己紹介もまともに出来ないのか!」
スパーンと一夏の頭に一撃。
喰らった本人は、「痛ってぇ・・・。ゲッ!バーサーカー!!」
「誰が狂戦士か!!」
スパーンともう一撃。
「さて、私は織斑千冬1-1の担任だ。私の言う事に従う様に。」
「質問が有る場合は如何すれば?」
従う様にって言われているのに質問するんだ!
クラスの生徒お考えが一致した瞬間だった。
「担任の私か、副担任の山田君に、そして授業中は時と場合を考えて質問するように。分からない所は分からないままにしないように。」
「分かりました。」
その後は巻きで氏名を言うだけの簡易自己紹介で済ます。
「私は篠森夜深です。よろしくお願いします。」
と、残りの生徒も終了し、授業が始められる。
授業に必要な分厚い必読と書かれた参考書を誤って廃棄してしまった一夏の頭に出席簿が落とされるハプニングが遭っても授業は滞りなく進められ、クラス代表者の選出の話が出て立候補や推薦を問わず挙げるように言われた。
「はい!織斑一夏さんが良いです」
クラスの生徒がその意見に同調する中私は。
「セシリア・オルコットさんが適任だと思います。国家代表候補生ですから忙しいかと存じますが出来ますか?」
そう私が発言するとセシリアは水を得た魚のように立ち上がって話し始めた。
男子や日本列島を侮辱する発言と共に自分自慢が始まった。
そこへ一夏が侮辱に対して売り言葉に買い言葉で返答し争うことに成った。
「織斑先生。セシリアさんを推薦しましたが、クラス代表に適した性格とは思えませんので、セシリアの推薦を撤回させていただきます。」
私の意見は受理されセシリアの推薦はなくなった。
「分かった。で?どうする?オルコット」
織斑先生はセシリアの意向を訊く。
「もちろん立候補しますわ。イギリス国家代表候補生ですから侮辱されては引き下がれないですわ」
それで話の流れは変わらず来週の月曜日にアリーナで模擬試合が行われることになった。