脱獄犯(10歳)のヒーロー(には絶対なれない)アカデミア   作:yakitori食べたいね

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前のやつは諦めました。
厨二病なのでアイデアだけは無限に湧いてくる。



『タルタロス』......『タルタルソース』みたいだね

物心ついた時には小さな部屋で本とおもちゃとドアだけがある部屋だった。

たった一つだけある金庫の扉みたいなのについている小さな窓から1日三回食事を与えられて、部屋に置いてある本を読んでおもちゃで遊んで、たまに貰えるヒーロー特集という雑誌を読んだり、時々くる大人の人と喋ったりしての繰り返しの日々だった。

 

そんなことが1ヶ月?半年?もしかしたら1年以上経っていたかもしれないけど、時間の感覚がご飯しかない僕にはそんなこと考えても無駄だった。

 

 

ある日突然頭の中に知らない人の記憶が入ってきた。

その中では色んな人たちが楽しそうに暮らしていた。

それを見て僕は少しだけ、たった少しでも羨ましいと感じてしまったんだ。

 

だからここから出して欲しいことをたまにくる大人の人に伝えた。

そうしたらその人は困ったように笑って誰かに連絡をしていた。

 

きっとここから出してくれるのだろうと期待していると

 

 

次に目が覚めた時は椅子の上で拘束されていた。

 

 

 

 

...................なんでさ。

しかも少しでも動こうとすれば銃口が向いてからおまけ付き。

 

こんな物は望んでいないと僕がいうと、知らない人が返すものは罵詈雑言と殺意だけだった。

こんな純粋無垢な子供を監禁している人がそんなことを言う資格があるのだろうか。

全く仕方のない人だ。

 

 

そんなことを思っていたり、記憶の中にある漫画から自分の『個性』と似ているものがないかな。

などと考えているといつのまにか知らない人から1ヶ月ほどの座りっぱなしが終わっていることが伝えられた。

 

やっと動けると思って拘束を外されて立とうとしたら立てなかったのだ。

なるほどしばらく動いていなかったから筋肉が衰えたり感覚がおかしくなっているのかな、などと僕は考えた。

 

そこで『個性』を使い、自分の足を回復させると動けるようになった。

銃口をまた向けられてしまったが知らんこっちゃない。

 

こっちは座らせっぱなしだったのだ。

多少の自由は与えられるべきだろう。

 

そんなことを考えて知っている大人の人に連れられて元の部屋に戻った。

.......別に外に出してくれるわけじゃないのね。

 

そんなこんなで部屋での生活は以前のものに戻ってしまった。

 

 

そこからまた暫く月日が経って、『個性』を使わなくてもまともに体が動かせるようになった。

 

今日は珍しくヒーロー特集という記事を貰った。

 

今までも時々もらうことができていたのだがこれまで貰えたものと違って

「雄英高校体育祭今年も開催!」などのような見出しが書かれていた。

以前まで貰えていた物は「大型新人、Mt.レディ活動開始!」と言った特定個人に対してのものばかりだったので初めてのイベントについて書かれたものだった。

 

雄英高校とは何のことかを雑誌を渡してくれた人に聞くと彼が勤めている高校のことで体育祭とはこの国で一番大きなスポーツのイベントのことだという。

 

オリンピックのようなものかと聞くと大体そんなものだと答えてくれた。

というかいつも僕に会いにきてくれている彼は先生だったのか.......。

 

そういえば僕は彼の名前も知らなかったことを思い出し、聞いてみた。

彼はヒーロー名が『イレイザーヘッド』で本名を『相澤消太』というらしい。

 

ではこれからは相澤先生と呼ぼう。

というと先生はすぐに眉間に皺を寄せて、気難しそうな顔をした。

 

僕はそれを笑ってしまい、また眉間の皺が深くなった。

これを機に彼と仲良くできたらいいなと僕は思った。

 

いっそのことだし今まで知らなかった外のことやこの施設の名前を聞いてみた。

 

ふむ....『タルタロス』か....。

どこかで聞いたような気がするが、まぁ覚えていないのだからどうでもいいことだろう。

 

僕が何かを考えていることを察したように見える相澤先生は不機嫌そうな顔をしていたがこちらを向くとすぐにその顔をやめた。

 

そうやって先生と話しているうちに大分時間が過ぎてしまったようで先生は帰る支度をし始めた。

その後帰ろうとする先生に

 

「雄英体育祭、観れるようにしてやるよ」

 

と言って、先生はニヒルな笑みを浮かべていた。

そこから何も喋らずに先生は帰っていった。

 

どでかい扉が閉じられて完全に1人になった。

完全に先生がいなくなったことを確認して、僕は思考を緩ませた。

やっぱり相澤先生は「綺麗」だったなぁ。

「流れ」が技術のある人のものだ、と言っても彼以外にまともな人を見たことがないが。

 

うん、見よう。体育祭。

あんな人がオススメするくらいなのだ。

きっと素晴らしいものなのだろう。

 

そう考えて、正直ダメ元で未だに声しか聞いたことのない僕を椅子に拘束した人に体育祭を見させてくれと頼むと、意外なほどあっさりと許可が降りた。

 

理由を問うと、「ヒーロー活動に関連していることならいい」とのことらしい。

???全く意味がわからない。

まぁいいだろう、運がよかった。

そういうことにしておこう。

 

今からでも『体育祭』への期待が収まらない。

早く早くと珍しく物欲が出ている。

 

ここで暮らしているうちに欲が薄れて来たと思っていたがそんなことはなかったようだ。

 

とても楽しみだ

 

 

 




結局個性の正体も主人公の名前もかいとらんやんか。
主人公:「林森林太」
個性は次の話で出します

誰との絡みを増やしたい?因みに僕はマスキュラーが好き。

  • マスキュラー
  • トガ
  • 荼毘
  • マスタード
  • マグネ
  • スピナー
  • Mr.コンプレス
  • トゥワイス
  • ムーンフィッシュ
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