脱獄犯(10歳)のヒーロー(には絶対なれない)アカデミア   作:yakitori食べたいね

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タイトルのは特に深い意味はありません。



林間学校…行ったことないンゴ…

 

 

 

「あれは…」

「黒煙…」

「何か燃えているのか?」

「まさか山火事?」

 

「なっ何!?」

「ピクシーボブ!」

 

「飼い猫ちゃんは邪魔ね」

 

「な…何で…万全を期したはずじゃ…。

何でヴィランがいるんだよ…!」

 

「ピクシーボブ!」

「やばい…」

「ご機嫌よろしゅう雄英高校。我らヴィラン連合開闢行動隊!」

 

「ヴィラン連合?何でここに…?」

 

「この子の頭…潰しちゃおうかしらどうかしら?ねぇ、どう思う?」

「させぬわこの…」

「やめろマグネ、やるなら後で僕がやる。僕によこせ。いや、やっぱり今やろうかな。やろうよ!!」

「ちょ…あなたテンション高くない?」

「高くもなるさ!ずっと待ってた日なんだよ。実に1年ぶりの再会!あぁ、彼は一体どんな顔をしてくれるかなぁ…?」

 

「待て待て、早まるなマグ姐に、センジュ。虎もだ、落ち着け。生殺与奪は全てステインのおっしゃる意志に沿うか否か」

 

「ステイン…!」

「奴の思想に当てられた連中か!」

そう言われるとスピナーは手を広げて演じるように言った。

「ああそう俺は…そうお前、君だよメガネ君。保須市にてステインの終焉を招いた人物。申し遅れた…俺はスピナー、彼の夢を紡ぐものだ」

そう言って大量の刃物が束ねられてできた大剣を取り出した。

 

「何でもいいがな貴様ら…その倒れてる女ピクシーボブは最近婚期を気にし始めててなぁ…女の幸せ掴もうって…いい歳して頑張ってたんだよ。そんな女の顔傷物にしてー

 

男がヘラヘラ語ってるんじゃないよ!!」

 

我先にとスピナーが切り掛かった。

「ヒーローが人並みの幸せを夢見るかぁ!テメェらのような利己的なヒーローもどきは…粛清対象だ!!」

 

軽くマンダレイに避けられた。

やっぱりスピナーは弱いな。基本大振りばかりだし個性もそこまで強くはない。

「えっ」

「何照れてんの?うぶね!」

 

 

?あぁ、マンダレイか。

彼女の個性はテレパスで、確か対象に念話ができるんだったか。

大方口説かれたとかそこらだろう。

 

「くっ…何て不潔な手を。尻軽女めが」

 

「あっうわぁあ!」

マンダレイがマグネに引き寄せられた。

彼女はかなり強い。

男をS極、女をN極の磁石人間にする能力。

格闘中に発動するだけでも調子が狂わされるしなにより彼女自身がかなり強い。

 

「おいで飼い猫ちゃん」

「くっ」

このまま引き寄せられれば頭にダメージを与えることができるだろう。

だがそううまくいくはずもなく、虎から妨害があった。

 

「そう同じ手、させぬわ」

 

「きゃっ」

可愛らしい反応をして、マグネが虎に殴られた。

 

手伝うか。

「引石健磁!ヴィラン名マグネ!強盗致傷3件、殺人3件、殺人未遂29件!ヌゥ!!」

突然マグネの個人情報を語り出した。

何だこいつ。

 

「あら、私有名人?」

「何をしにきた犯罪者!」

 

「待って虎!何かおかしい!ラグドールからまだ返信がない!いつもならすぐ返すのに!」

 

「貴様らぁ…!何をした!」

 

「さぁ?何かしらね?」

ニヤリと笑ってマグネは返した。

 

虎が殴る。胴を狙った強烈な連撃だ。だがマグネも腕でそれを受け、避け、逸らす。

「あぁん、もう近い!」

「アイテム拾わせて!」

 

「ふん!」

強烈な大振りの蹴り。からの連撃。虎の個性「軟体」を利用した格闘術「キャットコンバット」はかなり強く、マグネも避けるので精一杯なようだった。

 

「きゃっ」

…なんか可愛い叫び声出してるが。

 

 

「テメェは!本物の!ヒーローなんかじゃねぇ!」

「くっしつこい!」

「そりゃお前だ!」

 

そう言ってスピナーはマンダレイは空中へ呼び寄せ、大きいのを当てると思った。

「とっとと粛清されちま「スマッシュ!!」

 

が、空中から学生が現れたのだ。

彼の蹴りによってスピナーの大剣は破壊され、呆然としていた。

彼は確か優先殺害リストにあった緑谷君だ。

さっきちょうど僕らが来てすぐに出て行った子。

 

「マンダレイ!浩汰君無事です!」

「君…?」

彼女は少し驚いたような表情だった。

それも無理はない。

彼は全身ボロボロで特に右腕は変色して骨がボロボロに折れていることがわかる。

 

彼は蹴り壊した勢い余って地面に転がって行った。

 

「あ、相澤先生からの伝言です、テレパスで伝えて!」

 

随分必死な様子だ。

一体何があったのか気になる。

 

「A組B組総員、プロヒーロー イレイザーヘッドの名に置いて戦闘を許可する!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

へぇ…

相澤先生の教え子か…

ふーん…

 

 

 

「君!すぐ戻りな!そのケガ尋常じゃない!」

「いや…すいません!もう一つ伝えてください。ヴィランの狙い、少なくともその一つかっちゃんが狙われてる!テレパスお願いします!」

 

「かっちゃ…誰?待ちなさいちょっと!」

 

 

さっきの地鳴りのような音からしてマスキュラーに勝ったのか緑谷くんは。

結構好きだったんだけどなマスキュラー。

求めてるものが僕と似てた。

そういう意味ではムンフィも同じか。

僕ら3人は自分に正直に生きてきただけ。

そういう意味では似たもの同士とも言えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

虎side

 

 

 

 

 

「手伝おうか?」

 

軽いその一言は、その場を凍らせるのには充分だった。

 

絶対的な上位者からの重圧は、全員の動きを止めた。

 

 

「ねぇマグネ、聞いてるんだよ。手伝ってあげようか?ってさ」

「う、うん!手伝ってセンジュちゃん!」

 

奴は最初、猟奇犯的な雰囲気を出していた。

良くも悪くも子供らしい楽しげな表情と発言。

それがどうだ?今では俺を圧倒するほどの気迫を出している。

 

雰囲気が違いすぎる!なんだ?何が原因だ?

マグネは最初「機嫌がいい」と言っていた。

 

つまり普段から最初のようではなかったという事。

そして誰かに会いたいという意思を奴は示していた。

 

その予定が狂ったから急に機嫌が悪くなったのか?

クソ…本当に子供だ。

それもタチの悪い力を持った。

この重圧が個性でない限り業界の超大物レベル!

だがセンジュなどというヴィランは聞いたこともなければ10歳の子供が起こした事件なんてここ最近は全くないぞ…!?

 

「センジュ!貴様は一体何が目的だ!何がしたくてお前はいまここにいる!」

 

「目的?そんなの単純さ。イレイザーヘッドに会うこと。僕の目的はただそれだけ」

 

イレイザーの知り合いか…まさか緑谷があいつの話題を出したから!?

 

イレイザーの伝言を伝えたという事実だけでか?

 

嫉妬深すぎだろ…!!!

 

「すまんが少年!ここで倒れておけ!」

そう言って腹へ殴りかかった。

が、少年はそれを軽々受け止め話しかけてきた。

 

「おいおい危ないなぁ、まともに当たったら死んじゃうぜ?」

 

そう言って奴は自分の腕を()()()()()()

だがその腕からは血が出ず、断面はまるで木目のようだった。

 

その瞬間腕が爆発したように炸裂し、肉片の一つ一つが棘のようになった。

その棘に刺さるとまずいと判断し、出来るだけ避けたが、手の甲に数本刺さってしまった。

 

ツッッ!

かなり痛みがある。

この小さな棘が何故こんなにも痛むのだ!

 

 

 

 

は?

棘が刺さった数秒後、刺さった周りの肉が萎み始めた。

それに対応するように棘は肥大化し、まるで種のようになっていった。

 

まずい!これはまずいぞ!!

 

「うおおおおぉ!!」

 

ザクッと左腕の掌を切り落とした。

残った方からは当然血が出たが、ほぼ感覚もなかった。

 

痛みも触感もなく、よく見ると手の方は血の一滴も出ておらず種の方はまた破裂する直前、と言った風だった。

 

 

「技名名付けて爆針腫。細長い種を飛ばして対象の皮膚に刺し、その場の栄養を吸い取ってまた爆散するループを繰り返す…いい技だとは思わないかい?」

「厄介な…!」

 

「虎!!」

「大丈夫だ、まだ戦える!」

 

そう、手は落とさざるを得なかったが心までは折れていない、ならばヒーローはまだまだ戦えるのだよ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 




頂いたアドバイスを参考に少し書き方を変えてみたのですがだいぶ読みやすくなった気がします。ありがとうございました。
もっとコメントとかアドバイスとかクレメンス…僕の励みになります。

なんか前回あんまり相澤先生好きじゃない風にしてたら今度はクソヤンデレになってた。
加減を知らねえ……

誰との絡みを増やしたい?因みに僕はマスキュラーが好き。

  • マスキュラー
  • トガ
  • 荼毘
  • マスタード
  • マグネ
  • スピナー
  • Mr.コンプレス
  • トゥワイス
  • ムーンフィッシュ
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