【短編集】まさか廃人施設のボスとは思わない   作:ryure

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あらすじ
伝説ポケモンにバトルで勝てるラスボスの素質があるクダリさんとおっとりうふふ系のノボリさんが弟を振り回す現代イッシュ帰還if(ノボリさんの若返り含む)


センチメンタル・ブレイカー

 ぼくが知っているよりもちょっぴり表情のやわらかいノボリが、鼻歌を歌いそうなくらい機嫌良いのをぼーっと眺める昼下がり。ぼくの気分は良いとも悪いとも言えない不思議な心地だった。

 

 記憶がないっていうのは、一体どんな気分なんだろう。記憶がないなら、同じ顔をした男が目の前にいるのは悪夢なのかも。例えば天候不順。例えば沿線火災、それに伴うすっごいダイヤの乱れ、遅延のアナウンスの繰り返し。例えばラッシュ時間の人身事故……そんな感じに。

 

 だからぼくの顔を見た時は心底ドッキリさせてしまったかもしれない。普通は同じ顔の人間なんて居ないんだから。双子の存在を知っていても、普通なら他人事。知り合いに一組か二組いるかいないか。ごく稀に街で見かけるかどうか。ぼくだって別の双子……それも一卵性のそっくり双子を見かける機会はそんなにない。仕事柄、たくさんの人間を見るからそれでも見かける機会は多い方なのに。

 

 ねえ、ノボリ。寄る辺ないってどんな気持ち。自分を自分だって胸を張って言えないのはどんな心地。帰る場所も、目指す場所も失って、何十年も。産まれる前から一緒だった家族を知らないで。多様を許容するイッシュ地方とは比べものにならないくらい排他的な時代に、生まれさえ知らないで。寄り添ってきた相棒やポケモンたちを忘れて。どんな気持ちで生きてきたの。

 

 好奇心のままに質問することは憚られた。ノボリに必要なのはゆっくりとした休息と頭を整理する時間であって、ぼくがあれやこれやと引っ掻き回していいものじゃない。ぼくたちずっとふたりで何でもかんでも共有してきたけど、今のノボリは共有して解決策を言い合うよりひとりでじっくり考え込んだ方が良さそうに見える。

 

 それだけ長いこと、ひとりぼっちだったんだもの。ぼくなら耐えられなかったかも。狂ってしまうかも。だって隣にノボリはいないし、シビルドンもアーケオスもデンチュラもいない。それでどうやってぼくをクダリだと分かるの。わかんなくって、いっそ自分を「ノボリ」だと嘘をついた方がしっくりくるかもしれないくらい自分ってものがグラグラで、何十年も!

 あのね、ぼくならそのうち笑うことも泣くこともわかんなくなって、ポケモンバトルも兄弟のこともわかんなくなって、記憶どころじゃなくなって、おかしくなっちゃう。道化師みたいに笑うだけになっちゃうかもね。笑うことしか出来ないよ、それじゃ。笑けるよね、むしろ。

 

 強いノボリは、そうじゃなかったけど。ねぇ。どんな心地だったの。

 

 目の前で器用にヘビーボールを手作りしているノボリの手元をじっと見つめながらそんなことを思った。もちろん、今の時代、特殊な職人さんや研究員以外はモンスターボールは「作る」んじゃなくて「買う」ものだし、木の実でできたボールより既製品の方がずっと耐久性あると思う。

 

 ノボリはもちろん知っている。知っている上で、器用にぼんぐりの実をくり抜いて、表面を見慣れた色に刷毛で塗って、あれこれ金具や火薬を仕込んで、見てるだけじゃイマイチ原理は分からないけれど、今のモンスターボールと同じようにポケモンが小さくなる性質を利用した捕獲用途のアレをたくさんたくさん作るんだ。

 

 作る意味は最早ない。なんとなく暇な時はボールを作るのが癖になっちゃったんだって。ぼくの知らないうちに。だから今も手慰みに作っている。きっと咄嗟にポケモンを捕まえる機会が沢山あったんだろうな。……あの方法で。

 

 「ひょんなこと」から過去のシンオウ地方……ヒスイ地方に飛ばされて、「ひょんではないこと」で現代のイッシュ地方に取り戻したノボリ。その「ひょんではないこと」の詳細を語ると新しいポケモン図鑑並の分厚さになってしまうから一旦省くとして……ぼくが手当たり次第シンオウの伝説のポケモンや幻のポケモンにポケモンバトルを仕掛けては勝ってきた、とだけ語るとして……とりあえず元の年齢の肉体にまで戻ったまでは良いけど、未だ記憶は結構あいまいらしい。

 ちょっとは記憶ももどったみたいだけど。ぼくのことはちょっとわかる。自分が何だったのかもちょっとわかる。電車の切符の買い方もわかる。指差し確認のやり方も。でも、電化製品の使い方はまだダメみたいだし、であいがしらにポケモンの後頭部にボールをぶつけて捕獲する癖も治ってない。ノボリってば野蛮。いつか偉い人に怒られちゃう。

 

 でもね、思い出せなくても向こうでのことはちっとも忘れてなくて、だからこうして暇だと古めかしいモンスターボールを作ったり、日が沈んだら寝て日の出とともに起きようとしたりする。さすがに現代人としての生活リズムじゃないからやめてもらってるけど。

 数十年の歳月は、色んな癖を変えてしまうのにじゅうぶん余りあった。ちょっぴりさびしい。

 

「器用だ、ノボリ。練習したんだね」

「えぇまぁ。金銭を稼ぐことは今も昔も大変なこと。浮かせることができるなら少しでも薬などを買い求めた方が良い、と考えて練習したのです」

「くすり」

「ポケモンに使うものも、人間に使うものも。ポケモンセンターなどありませんでしたしね」

「その割にはノボリ、傷跡いっぱいだった。買えてたの?」

「買えておりましたとも。五体満足だったでしょう、わたくし」

「あのね、右足引きずってた。左腕の動きおかしかった。あの左手の指曲げれてたの。それに足の指も足りなかった!」

「歩けておりましたから。怪我のわりにはかなり経過良かったんですよ」

「指は」

「慣れさえすればそこまで不便でもありませんでした」

「もう!」

 

 ノボリを取り戻した後に咄嗟に様子がおかしいことに気づいて、追加でディアルガにバトルで勝って体の時間を戻して貰わなかったら今もそうだったかもしれない。ゾッとしちゃう。

 ポケモンたちはぼくにとっても大事な相棒だけど、いなきゃ生きていけないレベルで体の機能を損なって補うために使うほどなのはかなーり重症。安全運転のモットーはどこいってたの。忘れてたんだろうけど。

 

 頭の先から足先までノボリをジロジロ見る。ねぇ欠けてないよね? 耳かたいっぽうどっか行ったとか、左手の指がないとか、ないよね? ね? 

 今のところは大丈夫そうだけど、大丈夫だって言われても確認するからね!

 

「ねぇノボリ」

「はいクダリ」

「本当に明日シンオウにいくの」

「ええ。コトブキシティに。クダリも着いてきてくださるのでしょう?」

「着いてくからね。もうひとりにはさせない」

「頼もしい。だからこそ行こうと思えるのですよ」

「どーだか」

「信頼ありませんね」

「ノボリのことだいたい信じてるけど一人でどっかに行っちゃうかもってことだけは信用ならない。だから絶対、隣にいてね」

「勿論です。むしろ目を離さないでいただきたい。その点、わたくしも自分が信用なりませんので」

 

 仕上げにパチンと古風なモンスターボールの金具を留めて、袋に集めて。いそいそと荷造りしたリュックサックの横に置いてから。

 

「わたくし、これでも、早く全ての元の記憶を取り戻したいと焦っているのですよ」

 

 ぼくの心中を見抜いたようにノボリはそう言って、微かに口角を上げた。いつの間にか板についた「誰にでもそう見て取れる微笑み」だった。そんなのなくてもぼくにはノボリが笑ってるのわかったのに。

 なんて。ただの子どもの癇癪みたいなものだけど。ノボリがどんな顔して笑ったって本人の勝手なのに。小さい頃からぼくたちどこまでも似てたけど、別の人間なんだもの……。

 

「クダリ」

「うん、分かってる」

「分かっておりません。クダリ。わたくし、クダリがこの時代に取り返して下さらなかったら今頃土の下でしょうね」

「そんなことないよ」

「いいえ。この時代の人間としてはまだまだ現役でしょうが、あの時代にしてはかなりの長生きでした。体も衰え、分かりやすく身体の機能を損なっておりました。怪我などの外部的な要因がなくとも翌日目を覚まさなくとも誰も不審に思わなかったでしょうね。それだけは分かります。この頃は明日が来なくてもいいように行動しておりましたから」

「ノボリ、あの時代の話はぼく、あんまり聞きたくない」

「クダリにしか話せないことなんですよ。聞いてくださいな。

 ええと、ですから、わたくし、今半分死んでいるようなものなんです。この時代の記憶がないので、ヒスイに半分わたくしを置いてきたようなものなのです。腹立たしい。せっかくクダリがわたくしを取り戻したのに。我慢なりませんから、とっとと全て取り返そうと思うのです。危惧しているようなことではないことがお分かりですか」

「……うん」

「わたくし、シンオウに生涯足を踏み入れないなら記憶がもどる、という保証があるなら行きませんとも」

「うん、わかってるよノボリ」

 

 折れず曲がらず鋭く輝き続ける鉄の色の瞳は変わらない。ノボリのギラギラ光る目を見ているとだんだん落ち着いてきて、大丈夫だって思えてきた。

 

 今のノボリの足はちゃんと動く。指も欠けてないし、ぼくとなーんにも変わらない。その上、ひとりでも平気な強さを持っているのにぼくと二両編成でいることを赦してくれる。

 これ以上何を望むの。全部願いは叶ったのに。

 

 ここから先はぼくのワガママ。兄を取られた弟の癇癪。それだけなの。

 

「大量発生、ありますかねえ。うふふ。オヤブンをバトルサブウェイで繰り出せるように規則を変えられるでしょうかね」

「……あのね。お手製ヘビーボール持ってくの、禁止」

「後生な!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぼく調べたよ。シンオウの色んなポケモンたちに聞いてきたよ。ノボリには役目があるから連れてったんだよね? ポケモンバトルが盛んじゃないヒスイ時代に、良さを伝えるためなんだって? ねぇ、ノボリは今の時代だってその役目があるでしょ。今の時代のノボリがいないことで未来の世界のポケモンバトルに影響、絶対出る。ノボリのことだから絶対にやり遂げてるし、役目を終えたあとならノボリを返してくれてもいいじゃない! 返してよ!」

 

 神さまと呼ばれるようなポケモンなら、きっとぼくの言葉の意味はわかる。神さまだから、分かっていても叶えてくれるかなんて分からない。神さまは、というかポケモンに人間の感覚がきちんと伝わるかなんて分からないし、仲良しな手持ちたちさえきっと色々齟齬があるものなのだと思う。

 だけどぼくは人間だ。ポケモンバトルを通して色んな感情の伝達をするのも大いに結構だけど、結局は言葉を尽くして相手に理解してもらう……そういう生き物に生まれついた。

 

 まぁ、全部バトルに勝ったあとのことなんだけど。神さまだからなんなの。珍しいポケモンだからなんなの。ポケモンであるならバトルができる。

 本気を出せばぼくの存在なんて簡単に消してしまえる偉大な存在でも、とりあえずぼくらと戦いになる程度には手加減して、同じ尺度でバトルをしたんでしょ。つまりそれは聞く耳くらいは持ってるってことだよね? そういう訳でぼくはシンオウ地方の伝説や幻のポケモンたちに片っ端からバトルを仕掛けてはノボリを返して! と訴えて、最終的に神と呼ばれたポケモンに行き着いた。

 

 そういう訳で、ぼくの願いは聞き届けられた。最初から神さまはある程度聞く気だったってこと? 理由は分からない。きっとわかる日も来ない。ノボリが帰ってくるならそれでいい。

 

 それで、帰ってきたノボリはぼくの言葉通り「役目を終えたあと」だったわけ。

 一目見てぼくは愕然とした。そりゃあ一年や二年でポケモンバトルという奥深いことを伝道しきれるわけはない。特に未発達な状態からなら。

 だから年齢についてはある程度は覚悟してた、と思う。双子なのに親子ぐらいの年齢差とか、下手すれば祖父と孫くらいの年齢差とか。

 

 そうじゃない。ぼくが衝撃を受けたのはそこじゃない。

 

「クダリ。そこにいるのはクダリ?」

「あ、あぁノボリ!」

 

 ボロボロのサブウェイマスターのコートと帽子。特にもはやコートとしての役割どころか軽い羽織物としても機能を果たせていないそれを引っ掛けて、コートに負けないくらいノボリはボロボロだった。

 奇妙な動きでノボリはゆっくりとぼくの方へ歩いてきてくれた。奇妙な、右足を庇った動きで。それにあんなに真っ直ぐな姿勢だったのに、腰が曲がってる。それを認識したぼくは我に返ってノボリに駆け寄った。

 

「ノボリ! ノボリ! 怪我してる!」

「……おかえりも言ってはくれないのですか」

「ごめん! おかえりなさいノボリ! ごめんね、そんな怪我してるとは思ってなかったの!」

「今負傷しているわけではないのですよ。ふふ、クダリがこんなに若くて元気いっぱいで、わたくしとても安心して……よい余生を送れそうです」

「怪我してないの! じゃあ右足はどうしたの!」

「右足……あぁ、すっかり慣れ親しんでおりました」

 

 引きずった足をなんてこともないように言う姿に慌ててその場でできる範囲でノボリの全身を確認するとひどい傷跡が目立った。それも数え切れないくらい!

 信じられない! どんな未開の地にノボリを送り込んだの! いくら過去の時代だからって……わかってる、当然過去の方が医療は発達してないだろうし、でも! ノボリ、このままじゃすぐに死んじゃいそうだ!

 

 ぎこちなく再会のハグをしてくれるノボリの左腕を検分して、ぼくはもう我慢ならなかった。利き腕は右だけども、左手で二度とボールを投げられそうにない様子にもう許せなかった。こんなの耐えられない!

 

「たしかシンオウには時間に司るポケモンもいた。何とかしてくれないかな! ちょっと待っててねノボリ。おはなししてくるから!」

「時間に司るといえばディアルガですねぇ」

「そうその子! 詳しいねノボリ」

「えぇまぁ……」

「ノボリがこんなにボロボロになってるなんて許せない! 絶対に元通りにしてもらわなきゃ! 神さまだって許しちゃいられない、もっと完璧に叩きのめしておくべきだったんだ……あぁノボリ」

 

 頭に血が上っているぼくとは違う意味で興奮げにノボリはぼくの手を掴んで止めた。現代に戻ってきた実感が湧いてきたのか、なにか思いついたとでも言いたそうなキラキラした目。

 いつもだったらその話聞くんだけどね、今は非常事態なんだけどな!

 

「わたくしブラボーなことを思いつきましたよクダリ! 大変久しぶりなのですから、少しゆっくりお話しましょう? そう、ポケモンバトルで。なにせ久しぶりの現代ですし、ヒスイ式のバトルが現代で通じるかどうか、わたくしが鈍っていないかも確かめとうございます。クダリとバトルすることがもっとも分かりやすい指標となるでしょうし、ヒスイよりある程度ポケモンたちを連れてこられましたし、わたくしもう待ってはいられません! それではバトルができる場所に出発進行!」

「んもー! 先にノボリの体を元に戻してもらうんだから!」

「いいえバトルが先です! わたくしもうどこにも行きませんから! バトルしましょう!」

「もー!!」

 

 その体のどこからそんな力が出ているんだろう。ぼくは着替えもしていないノボリにずるずる引きずられていって、まるっと半日はポケモンバトルに付き合わされてからディアルガとおはなしすることになったのだけど。

 

 おはなし。そうつまりポケモンバトルを経てお願いしたのだけど。

 

 ぼくがどれだけ気を揉んだか、きっとノボリは知っている。それはそれとしてノボリがあんなに元気で、ちっとも変わることなく折れず曲がらず前へ爆走している姿を見て安心したことも知っている。

 

 なんというか、ぼくが神さまに……きっと同じ尺度で測れる位置まで降りてきてくれている優しい神さまだけども……バトルで勝てても、ノボリに勝てないこの感覚。

 なんて懐かしくて、愛おしいんだろう。

 

 ノボリ目線ではなく、ぼく目線で五体満足に戻った同じ年齢のノボリに今度こそ思いっきり再会のハグをして、ぼくはやっと心の底から「おかえり」を言えた。

 とはいえあぁ良かった、とホッと息をつく間もなく。

 

「おや随分体が軽い。何十年ぶりでしょうね。ブラボー! この体ならば大量発生オヤブンを三日は捕獲し続けることも叶うでしょう。ヘビーボールとねばりだまを二百ずつ、いえ三百ずつ用意しなくては……」

「ねぇノボリ、ちょっと待って?」

「えぇちゃんとクダリにもクラフトのやり方を教えて差し上げますので心配ご無用! まずはぼんぐりを取りに行きますよ!」

「あのね違うの、とりあえず座って!」

 

 ちゃんと眠れない離別の日々。焦燥感と寂しさでおかしくなっちゃいそうな毎日。あと降りかかる二倍の業務。待つのに耐えられなくなってノボリを取り返すために向かった全国遠征。シンオウの古い資料にノボリを見つけた時の絶望感。シンオウで神や伝説と呼ばれたポケモンたちとの戦い。……それらよりも暴走するノボリを止めることの方が難しいし、大変なの。

 それをちゃんと思い出して、ぼくはつい込み上げる歓喜の笑顔を隠さないでノボリの両肩に手を置いた。大丈夫。伊達に双子をやってない。止める言葉は持ってるから。

 

 あぁもう懐かしくて、懐かしくて、嬉しいんだけど早速大暴走でぼく困っちゃう!

 

「聞いて! ヒスイ時代のポケモン捕獲の方法は愛護協会に禁止されてる!」

「……座ります」

 

 それでやっとゆっくり話し合った結果、ノボリの記憶が結構欠けている事に気づいて改めてショックを受けることになるのだけど。

 まぁでも、ぼくが暗い気持ちになったらノボリがすかさず暴走し始めるので大丈夫。……きっと大丈夫。

 

「大変に惜しいことです。現代であの捕獲方法が認可されているなら個体値性格をどれだけ厳選しやすいか……」

「ちょっと気になるけどダメだよ」

「そうでしょう。気になるでしょう」

「ダメなんだってば!」

「しっかり背面を取ることが大事なんですよ」

「聞いてない!」

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