勇斗「じゃあ、先手必勝!」
咲希「よっと」
勇斗の攻撃は大振りで攻撃力は高いが予備動作が大きいから避けやすいな。なら膝を狙って
咲希「せい!」
後は体制が崩れればいいけど
勇斗「ふん!」
まぁ、そう簡単にはいかないか
勇斗「やるな。俺に一撃をあたえるとは」
咲希「的がでかいからな」
勇斗「普通のやつならさっきの一撃でやられるんだが」
咲希「あれに突っ込むバカばかりか」
勇斗「ならこれならどうだ!」
さっきと同じ、これならって
咲希「危な!」
勇斗「今の一撃も避けるか」
さっきとは違う。縦に一撃の攻撃を与えるときに地面まで叩きつけることで風圧ができそれで体制を崩すとは
咲希「でも、はぁ!」
回転斬りでこちらも風を起こし相手を近づかせないと同時に体制を立て直す
咲希「図体がでかいから頭が小さいと思ったんだが違うようだな」
勇斗「よく言われるよ。だがいくつも戦っているとな、分かるんだよ。戦い方はいくつもあるってな!」
次は横に剣を振り鎌鼬の用な風の斬撃が飛んでくるだが
咲希「よっと」
風の斬撃は一直線にしか飛ばない、だから軽くしゃがめば当たることはない
咲希「じゃあ、次はこちらかもしかけないとな!」
一直線に相手に近づき剣を振るとみせかけ
勇斗「!」
飛び蹴りをかまし、その足を掴み転倒させたて、相手の目の前に剣先を向け
咲希「チェックメイトだ」
勇斗「参りました」
勝負は俺の勝利で幕を閉じた。周りからは歓声があがる。勝負中にギャラリーが集まっていたようでそのほとんどは戦士のようだったのだが小さな女の子が走っているのが目に止まった。
咲希「では」
それだけ言って女の子の後を追った。女の子はとある場所に入っていった。そこは宿のようだったが手入れがされていないのか古ぼけてみえる
咲希「まさかな」
ドアを開けるとさっきの女の子がいた
?「ちょっと待って下さい。まだお客様をもてなす準備が」
咲希「ねぇ」
?「はい」
咲希「ここの宿って君一人でやってるの?」
?「はい、そうですが」
咲希「両親とかは?」
?「5年前になくなりました」
咲希「それからは君一人で?」
?「はい」
俺が「そうか」と言い終わる前に勢いよくドアが開いた
門番「咲希!ちょっといいか?」
咲希「どうした?」
門番「ちょっと王宮まで来てくれ」
咲希「王宮?」
?「あの」
咲希「ちょっと、一緒に来てくれる?」
?「いいんですか?」
咲希「もしかしたら、君を助けられるかもしれないから」
?「?」
そうして、その女の子を連れて王宮の王室へとやってきた。おそらく王様であろう人が席に座っている
席に座る男性「そなたが咲希か」
咲希「はい、咲希と申します」
王「私はこの国を治めている王だ。そこで今日の件なんだが」
咲希「もしかして、あの盗賊の?」
王「その盗賊なんだが実は」
なんとその盗賊、この国の大罪人だったらしく、この国全員でその盗賊を追っていたのだが中々捕まらず手詰まりだったのだという。それを俺が捕まえたということだ。
王「そこでそなたにお礼がしたいのだが、その前にその子は?」
咲希「先程あった宿の店長です」
王「ほう、その歳で店長とは、名は何という?」
美紗「美紗です」
咲希「ですが人手不足なので、王宮の方に少しだけ人手がほしいのでそれをお礼としてくれませんでしょうか?」
王「そなたがそういうのなら」
そうしてある程度の人員が宿の従業員として迎え入れられた
美紗「あの、咲希さん」
咲希「どうした?」
美紗「いいんですか。自分のためにお礼を使わなくて」
咲希「お礼ならこれからもらうよ」
美紗「?」
咲希「ここで無償で住まわせてほしい」
美紗「え?」
咲希「ここでタダで住みたいんだ」
美紗「それは構いませんが、あの従業員の給料とかはどうするんですか?」
咲希「俺が稼ぐ」
美紗「それはあなたの割にあわないんじゃ」
咲希「何言ってるんだ?俺は冒険者。依頼を受けて金を稼ぐのが仕事なんだからそれを給料に回してくれればいいし、食材とかは従業員の方が持ってきてくれる。君はここの経営者として上に立つ存在でいてほしいんだよ」
美紗「分かりました。頑張ります!」
美沙の決意と俺の最初の目的が決まり明日からこの宿のやり直しを開始する
5話目から依頼の本編が始まります。依頼はどんなものなのかは次回を見てください