異世界転生して程々に頑張る   作:禁断の箱

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オーク討伐

咲希「ここだな」

転移した場所は盗賊を倒した場所。そして転移の場所から少し離れた洞窟に大量のモンスター反応がある。

唯斗「大丈夫なのか?俺達だけで」

咲希「今更だろ。それともここで引き返すか?」

唯斗「そんなこと出来ねぇよ」

祐也「覚悟は出来てる」

椎名「行きましょう」

洞窟の前には二人の小さなオークがいる。小さいと言っても勇斗と同等ぐらいの体の大きさ。小さいオークは体が黄色く成長していくに連れて体が赤くなっていく

咲希「じゃあ、これを使ってみるか」

椎名「それは?」

咲希「対戦車ライフルだ。荷馬車がなら木っ端微塵になるような威力を持つ兵器だよ」

祐也「なんだよそれ。武器屋に売ってなかったぞそんなの」

咲希「俺の能力だよ。物質変形。それに武器屋に売っていないのも無理はない。だってこれはこの世界には無いものだからな」

祐也「無いってどういうことだ?」

咲希「言ってなかったな。俺は元々この世界の住人では無いんだよ。信じられないかもしれないが俺は転生されてここに来たんだ」

唯斗「マジでいるんだ」

咲希「なんだ?案外驚かないんだな」

唯斗「実は子供の頃におとぎ話程度に聞いてはいたんだ。転生者がここに来ることがあるって」

咲希「なるほど。まぁ、その説明は後だな。さてと」

銃自体も初めて使うんだがこの物質変形は想像さえ出来ればその通りになる。これは紛れもない対戦車ライフルだが、さてモンスターに効果はあるのか?

ドンッ

咲希「どうだ?」

撃ったオークは後ろに倒れ動かなくなった。どうやら倒せたようだ

咲希「よし、後一体いけるか?」

唯斗「一体だけなら!」

祐也「せいっ!」

椎名「やぁ!」

唯斗の剣撃、祐也と椎名による援護によりオークはよろけ

唯斗「椎名!」

椎名「その者の剣に打撃の力を!」

唯斗「うおぉ!」

ドゴンっ!

打撃音とともにオークは倒れた

咲希「新しい魔法か」

椎名「はい。これなら気絶できるかと思ってたんですけど当たりだったみたいです」

咲希「後は中か」

中は一本道で奥に扉があるだけだった

椎名「あの中にオークと逃げた盗賊が」

咲希「だろうな」

重い扉を開けるとその音に気付きオークが一斉にこちらを向いた

咲希「ざっと10体か」

一気に相手はきついが

祐也「ライトニングアロー!」

祐也の放った矢は眩い光を放ちオークの目を眩ませた

咲希「よし!ナイスだ」

唯斗「今のうちに!」

椎名「メテオ!」

祐也「ファイアーアロー!」

オークといえど3人の攻撃には耐えきれず次々と倒れていく。俺も一人で倒す

咲希「オークってこんななのか?」

椎名「たしかに少し弱いような」

唯斗「俺達が強いんじゃなくて?」

祐也「自意識過剰過ぎだ。それに3人で倒せるんだったらオークの依頼が銀ランクな訳ないだろ」

確かに銀ランクはレベル10ぐらいじゃないと成功できないような依頼だ。3人のレベル6。倒すのは難しいはずなんだが

?「それは私が経験値を奪っていたからだ」

盗賊かと思って声のする方を見たがいたのはオークいや、オークの長だった

オークの長「奴らは成長しているとはいえ強さは子供のオークとは変わらんからな」 

俺はオークの長の前に立ち

咲希「さっき経験値を奪ったと言っていたな。それなら俺達のレベルも奪えるのか?」

オークの長「いい質問だな。だが奪う事はできない。人間とオークでは経験値の得方が違うからな」

咲希「なら、よかった。じゃあ始めるか?」

オークの長「こいつらはどうする?」

あの3人か。どうするかな

咲希「闘ってみるか?」

3人「・・・」

さすがに無理か

咲希「扉の前で待っててもらうよ。邪魔が入るのはそちらも願い下げだろう」

オークの長「そうだな」

1対1か。俺の身長の10倍あるモンスターに勝てるかどうか。

咲希「俺達が何故ここに来たか理由は分かるか?」

オークの長「逃げた盗賊の追跡だろ?」

咲希「話が早くて助かる。で?そいつは何処だ?」

オークの長「食った」

咲希「食ったって。いや、化物相手に常識が通用するはずないか」

オークの長「怖じ気づいたか?」

咲希「んなわけ無いだろう。じゃあそろそろ始めようか」

オークの長「そうだな」

こいつの武器は棍棒か。ってさすがにこいつの身長だもんな。でかいな

咲希「はぁ!」

まずは一撃をって硬い!

オークの長「どうした?」

咲希「肉体硬化でもあんのか?」

オークの長「博識だな」

咲希「知識あるもの学ばなきゃいけないんでね!」

っ!当ててもダメージが入らない。それに

オークの長「ふん!」

こいつの攻撃。さすがの俺でも瀕死だろうな。まぁ、自動回復があるからこいつが多段攻撃さえしなければ勝てるだろうけど。しかし肉体硬化とは厄介なスキルだな。待てよ?肉体?

咲希「なるほど。じゃあ、反撃開始だ!」

肉体硬化は表面が硬く硬化されている。しかしこの硬化はかなり特殊である。

咲希「牙突!」

一点に集中した力があれば穴が空く

咲希「あとはこれ!」

そして肉体硬化が剥がれるのは

咲希「手榴弾」

ドゴォと大きな音をたてオークの長に傷をつけられた。少し肉がえぐれている

咲希「肉体硬化の弱点はえぐられた部分ならダメージが入るってことだ」

オークの長「なるほどな。これは一本とられたな。だが」

ドッと音を鳴った。一体何が

オークの長「油断大敵だ」

オークが投げたのは大きな斧って事は

咲希「マジか」

左腕が吹き飛んでいた。こいつ棍棒だけじゃなく斧まで持ってたのかよ

オークの長「これで形成逆転」咲希「してねぇよ」

意外と早かったな。これを使うのはもうちょい後だと思ったんだが

オークの長「なぜ冷静でいられる。腕が吹き飛んだんだぞ」

咲希「別に。義手があるしな」

そうして義手を取り付ける。これが奥の手。本当は万全の状態で望みたいんだが仕方ない

咲希「せぇの!」

その瞬間オークの長には何が起こったのか分からなかった。義手をつけて切っただけなのに吹き飛ばされたのだ

咲希「驚いたろ。ジェットエンジン付きの義手なんだけどさ」

そうしてジェットエンジン付きの義手で相手を攻撃するが負けじとオークの長は防御する

咲希「このジェットエンジンって降る瞬間に噴射されるから扱いが難しいんだよね」

オークの長「その割には私を押しているようだが?」

咲希「じゃあ」

義手を先程えぐれた場所に放り投げ

咲希「これなら?」

義手は爆弾付きだ。リモコン操作一つで爆発する。こうして手榴弾。斬撃。爆弾と3回攻撃が入った

咲希「腕は治ってるな。さてと」

3回入ってるとはいえ、死んでればいいんだが

オークの長「ウオォォォォォォォ!」

咲希「生きてるよな。そりゃ」

さてと仕上げにするとするか。俺はもう一つ特別な手榴弾を作っていた。実験体には少し大きいかもしれんが

咲希「これが最後だ」

俺はそれを真上に放り投げ銀の盾を巨大化させ体を隠すようにした

手榴弾が天井に当たると中から針のようなものが飛び出した。俺は盾があるが相手は防ぎようがなく肉のえぐれた部分に何本か刺さってしまった

オークの長「残念だったな。こんな程度じゃ私は」咲希「勘違いしてるようだけどさっきの針に毒入ってるよ。知ってるだろ?森の中に稀にいる毒針を持つ蜂」

オークの長「まさか」

咲希「そうだよ。そいつらの毒って神経毒で回るのがめちゃくちゃ早いから。そろそろ効果出るんじゃない?」

オークの長「手が」

咲希「まず俺が相手って時点で負けていてんだよ。それじゃ動けないだろうし」

オークの長の象徴それは

咲希「角だけ貰ってくね」

扉の前には3人が座って待っていた

咲希「えっと、ただいま」

唯斗「勝ったんだな!」

祐也「すっげぇ!」

椎名「やりましたね」

咲希「いや、後1つやることが残ってる」

椎名「何をするんですか?」

咲希「この洞窟を破壊する。祐也ボマーアローのスキルはあるか?」

祐也「あるけど」

咲希「外に出たらなるべく遠くまでボマーアローを飛ばしてくれ」

祐也「分かった」

そうして外に出て

祐也「ボマーアロー!」

俺はそのボマーアローに魔法を付与させた

そしてとてつもない破壊音とともに洞窟が崩れ入口は見る影もなくなっていた

咲希「さてと帰ろうか」

俺はオークの長の討伐を終え村へと帰るのだった

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