この末期の世界に曇らせ好きの愉悦部が乱入した話。   作:ネマ

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お待たせしました。
わすゆで作った地雷が一斉に起爆するその瞬間がもう目の前に来ております。
まあそれしたいあまり幾つかイベント巻いてるので…まあわすゆと同じように回想時に語られる筈でしょう多分。(未来の自分に任せる)
それではどうぞ







おや愉悦部員のようすが……?

 

 

 

「……いや。うん分かるよ。」「うーん……この」

 

時間は強化合宿を終えた数日後。

銀と聖による月星の密会はその後すぐに布団に戻り事なきことを得た。

そしてバーテックスの襲来も無く週末を迎えた。本来ならば休養日として何処か遊びに行こうと、いつものようにイネスに向かっていた時の話だった。

突然四人全員のスマホが鳴き叫び、全ての時間が止まる。そうバーテックスの襲来だ。

 

3回目となれば慣れた物で、樹海化が終わったと見た直後に全員花のマークをタップし変身が終わると同時に木陰に隠れる。いつだって初見殺しは対処よりも撃たせない方に重点を向けるのが定石だ。

 

だが肝心のバーテックスはとなると……

 

「何かしら…あれ…」「お〜?芸術的?」

 

その形は今まで見た中で一番大きく、四つの包丁のような脚ととても形容しにくいような姿を持ったバーテックスだった。

須美や園子、銀にとっては今まで見覚えなのないまるで芸術作品の様に映ったかもしれないが、聖は一人既視感を持っていた。

 

(………馬いや。この場合はバーテックスの馬か……)

 

足の四本、そして縦にも横にも大きいその姿はまるで馬の様だと。

そしてそれ以上に300年前。いつかや何処かで会ったかは忘れたが、確かに俺はこいつを一度に限らずとも倒している。

 

「……まあとりあえず近づこうか。」「………おっけー……」

 

前回と同じように近接3人で近付き、一斉攻撃でさっさと鎮める。

やはり初戦の苦い記憶は薄れないようで、出来る限り音を立てぬ間にその距離が詰められていく。

 

………そしてその剣が、斧が、槍がバーテックスを突き破るその瞬間。

 

『…………gyaaaaa‼︎!』

 

今まで一度も見破られていない勇者の奇襲は、すんの所でバーテックスの嘶きにかき消される。

その直後、バーテックスは自らの優位性である空中機動を捨てて足のようなものを地面に突き刺す。

 

「嘘っ……だろっ………!!」「全員衝撃を逃がせ!!!」

 

砂煙を上げて足が突き刺さると同時に地面が揺れだす。地震だ。

その震度は今までに誰も感じたことのないほどで、少なくとも立ってたいられない程だった。体幹が良い聖でさえも動く事はままならない。

 

「………何処かで対策入るとは思ってたけど……」

 

「……全員無事かしら?!」「こっちは大丈夫!わっしーそっちは?」「大丈夫よ」

 

聖にとってこの行動は予想さえ外れども想像には難くない。

バーテックスは300年前から進化速度が通常の生命体ではない。大聖時代の長距離ビームも効いたのは北海道の時までだ。次の大規模侵攻では対策が為されていた。

勿論、それと同じで勇者の奇襲からの一撃必殺も幾ら神樹がバーテックスの亡骸を消しているとは言え“バーテックスの大元”が察知していないわけが無い。

聖にとって、この奇襲作戦も使えて今回までかと考えていたのだが……

 

「……止まった……?」

 

体感数十秒。表面的な被害は少ないがこれが何度も繰り返されると次はどうなるか分かったものじゃない。地震という地を動かす行動が結界に直接ダメージを与えてるとなると何度も撃たせて良い技では無い。

 

「……今のうちに!!」「須美援護するぜ!!」

 

弓をいつでも撃てるように構えていた須美は地震が止んだ途端、矢を放つ。

その後少し遅れて銀と園子が突貫する。槍の鋭い突きと、両斧のフルスイングがバーテックスの足を奪う筈だった。

 

「っ!浮かんだっ!」「卑怯だぞ!!」

 

だがバーテックスはその巨体に見合わぬ速度でまた空に浮かぶ。

中心を狙った須美の矢は外れ、銀と園子の一撃も大きく空振る結果となってしまた。

 

「………!!全員っ!!」

 

浮かび最初の位置に戻った瞬間、バーテックスの頭上から星の様な小さな紫色のビー玉大の弾が幾つかが展開される。

 

「避けろぉぉぉぉぉおおおおおお!!」

 

聖の今まで聞いたことのない様な絶叫と共に、その紫色の弾がビームのように折れ曲がって勇者たちに近づいてくる。

 

「!!!……ヤバいっっ……」「逃げるわよ!!」「ああ!!とりあえずは……っ!」

 

ただしその速度も量も今までに見たこともないレベルで降り注ぐ。

しかもそれは……運が悪いことに追尾式だ。どれほど逃げようとも、避けようとも勇者たちを追い続ける。

 

「………仕方ない……か。」

 

聖でもこの量の追尾式のレーザー擬きは捌くに捌き切れない。

ただ勿論、“できない”というわけではない。

 

「………………ひー……くん?」

 

聖にとってもこういう手段はあまり取りたいとは思わなかった。

事実、これが敵の最期の苦し紛れの一撃ならば記念に貰っていたとしても今はまだ序盤の序盤だ。ここで片腕をダメにしてしまうのはあまり看過できない。

 

「聖くん…あなた腕が…っ!」

 

……ただまあ聖にとって有難いことは、今さっきの追尾レーザーにそこまでの貫通力が無いということ。ただ飛んでくるレーザーを全て左腕で受けるのは流石に聖といえどダメージはデカかったみたいだ。

 

「当たるって分かってるなら…左腕に攻撃を集中してしまえばいい。」

 

「おまっ!腕っ!」

 

あれが追尾レーザーと分かった瞬間、聖の思考回路が対策を練った。

バーテックスの攻撃は受けるか、同じ威力の攻撃をして無力化させる以外に例外はない。それは300年前から変わらない。そう。避け続けることは不可能ということ。

勿論、攻撃させる前に倒すのがベストだが現状はもう攻撃されている。

どうにか跳ね返すことは今の勇者の実力では無理だ。逃げ回って無駄に体力を消費するだけ。

 

脚で受けるのはダメだ。唯一の利点である機動性が死んでしまうのは見合っていない。…かと言って胴体で受けるのはもっと危険だ。あのレーザーがどれぐらいの貫通力を持っているか分からないが、もし身体を貫通できるほどなら戦闘不能になってしまう可能性が高い。ならば、消去法的に腕で受け止めてしまえばいい。生憎と武器は片手ならばということで利き手では無い方の左腕を使った。

 

勿論、そんなことをすれば聖の左腕は無残なことになる。

勇者服の左腕の部分はボロボロに黒ずんで、もはや服だった物だ。

その下の腕は、聖の白い肌はレーザーを受け切った熱や衝撃で血と火傷とその他諸々の外傷で誰が見ても病院に連れて行くレベルだし、最も多くの攻撃を受けた掌はもっと酷い。火傷、血、中の肉まで見えているという重傷だ。

 

「っ!みんなっ!」

 

バーテックスもただ見ているだけということはない。

地震そして体勢を崩したところに、追尾式のレーザー。これがただの勇者だけならば対処しきれないだろう。……だが聖の献身により勇者の3人は損傷は無い。

そしてその事実が3人の胸を苦しめる前に、バーテックスは更なる追撃を始める。

 

「…………っ!私が受ける!その間にやれっ!!」

 

バーテックスは包丁のような脚を回転させ、ドリルのように地面に迫る。

それがもし当たったら勇者でもミンチ確定だ。でもこの攻撃は避けられない。

避けてしまえば最後もう一度地震、そしてあの追尾式レーザーが来る。

 

銀の武装は斧と言えどそれを盾代わりにするのは向いているか向いていないかと言えば向いていない。だが、ここで唯一防御できるのは銀の斧だけだ。

 

(………ふぅ……)

 

銀にとってお役目…ひいては勇者というのは生まれながら自身が成し遂げなければならない使命だった。それには何の異論も無かったし、異議も無かった。

勿論、そのお役目の間に死んでしまう事も聞いていた。それでも銀には死の恐怖も選ばれてしまった絶望も無い。

 

(…………うん。出来る。)

 

極限状態化。最早彼女の感知する時間は非常に遅くなっていた。所謂ゾーンに突入したのだ。

 

銀はこのお役目について少しだけ夢を持っていた。

人間を救った大英雄。バーテックスを祓い、大赦を作り上げた創始者。神樹の使徒。大いなる聖たる者。“伏魔大聖真君”その生まれ変わりの話。

でも会って、話を交わして、一緒に過ごした時間が銀の目が真実を写した。

 

(聖の相棒になるんだったら………)

 

過去に悩み、一人誰も言えずに泣いていた。あの月の下の聖なる人。

誰も彼もが彼を崇めて、誰も聖を見ようとしない。

私はそれが歪にそしてその苦難を晴らせなくともせめて、肩を並べられるように。

 

(これぐらい出来ないとなぁあああああ!!)

 

「ああああああああああああああああああ!!」

 

全ての疵。全ての怨恨を癒すことは出来ない。

もった武器は“断つ”ための斧だから。でもこの一瞬。今この一時だけでも━━!!!

 

本来ならば、三ノ輪 銀に神樹は振り向かない。

奇跡は与えられないし、神の加護も得られない人間のまま死ぬ命。

でも銀だけが、300年の中で銀だけが明確な意思と共に吠え立てた。

無垢な願いが、明確な意思を持って、吠え上げた。

 

だからこそ、奇跡はこの瞬間、顕現する。

彼女の花。“牡丹”その花言葉は“誠実”。その姿を象った赤色の紋章が盾になり、バーテックスの落下攻撃を防ぐ。

 

 

 

「………今のうちにっ!!」

 

銀がバーテックスの攻撃を凌げている間に、残りの3人が攻撃を与える。

急いでバーテックスを仕留める。銀一人だけがいつまでもバーテックスの巨体を支え続けることは難しい。

 

「………っ!わっしーあそこ!!」「あそこ……?!ええ!!!」

 

園子が一つの部位を指さす。そこはバーテックスの脚と胴体の付け根。

ハリボテかと言わんばかりにそこは見るからに防御が弱そう。

園子も罠かと一瞬躊躇したが、聖の頷く動作の直後。園子は叫ぶ。言いたいことは通じる。どうであれ、聖と居た時間が一番長いのは園子以外には居ない。

 

「届けぇえええええ!!」

 

須美の祈りの一撃。前回の様に白菊の花の紋様が大きく矢に写り、矢の中に吸収されバーテックス目掛けて打ち出される。

勿論バーテックスにとってそこは弱点、弁慶の泣き所に等しい。

着弾と同時に花の紋様が今一度発生し、胴体と脚を切り離す。

 

勿論、そこにはまだ聖と園子が残っている。

でもバーテックスは未だに空中に浮かんだまま。でも園子の槍のパーツを分解して足場にすれば、バーテックスの半分ぐらいの高度にはなる。

 

「………ここから!!」「出て行けっ!!」

 

そこからは聖の出番だ。園子を片手に抱き上げて、バーテックスの頭上に跳ぶ。

片手が使えない今、出来ることは園子をバーテックスまで送って苦し紛れに片手剣を槍の様に突き刺すだけ。でも、それが後押しになって園子の槍が花の紋様を纏う。

 

「あああああああああああぁぁあああ!!!」

 

紫色の花の紋様。花の名前はバラ、花言葉は“誇り、気品”

園子の持つ槍の穂先は園子の身体ほど巨大化して、バーテックスの頭を破壊する。

 

 

 

山羊の星座を持つバーテックスはこの瞬間、討伐された。

 

 

 

 

「いや……治るのちょっと時間かかるのか。」

 

バーテックスの討伐が終わり神樹の結界から出された四人はまず、聖の左腕を治してもらうために病院に走った。

勿論、聖の左腕は時間が経っているからこそもっと酷いことになっている。

しかも最後に勇者の力で超ジャンプした圧力と時間経過により腕の皮が怪我の所から裂けている。勿論、そんなものを園子たちが見てしまったら凄い剣幕で病院に担ぎ込まれるのは目に見えた話だった。

 

「勇者…と言えどその傷は普通に重症です。」

 

基本的に勇者は神樹の力も相まって普通の回復能力も大幅に上昇している。

ただ、今回の聖の様なありとあらゆる外傷の上に火傷、そして無茶をしたことによる裂傷。左腕だけとは言えど、キチンと消毒等しないと感染症もあり得る。

そんな傷を見た医療人も卒倒するかのレベルで鬼気迫り、処置を行った。

 

「………痛く無いのですか?」「ええ。特には……?」

 

それほどの傷、本来ならば泣き叫んで痛みを訴えてもおかしくは無い。

というかそっちの方が普通だ。しかもまだ小学生がこの傷を負った。

大赦案件故に医者である彼らは何も言えないが、どうであれこれは行き過ぎた傷だ

 

「本来ならば、痛みを訴えるのが普通です。…一時的に痛覚も麻痺しているのでしょう。」

 

痛覚の麻痺ならばまだ良い。だがもしこれが心理的に傷が分からないとなるとそれはもうカウンセリングが必要だ。………ただ医者が出来るのは口惜しいがここまで

 

「少なくとも一週間は動かさない様に。そして完治した時、一度見せに来てください。」

 

医者はただの医者だ。だからこそ大赦で何が起こってるかは考えないし、考えてはいけない。…でも少なくともそんな彼を心配して治るかどうか泣きながら看護師に聞いている子達が来ているのだ。

 

願わくば、彼がその事実に気がつき、大事にされていることを知ってくれれば。

 

 

 

 

 

数日後。聖の左腕はほぼ完治と言える状態で、麻痺していたであろう痛みも戻ってきたとあって、一人病院に行っていた。勿論、医者は泡を吹きながらぶっ倒れ、どうしてもう治ってるんですか??とすごい顔をされたのは余談だ。

 

「明日。遠足に行くことになります!」

 

学校では一週間前に通達されていた遠足に行くことになった。

場所はそう遠いわけでは無いアスレチックや色々ある自然公園みたいな所だ。

勿論、それはお役目のある勇者達も同じである。

 

「どうする?色々と買わないとダメだろ?」

 

「勝手に用意されるからねぇ…」「同じく〜……」

 

「というよりこの班見るとやっぱり仕込まれてるわね……」

 

園子と聖はそこまで興味が薄いのか、完全にだらけモード。

銀もまあ最近は色々と濃い事が重なってるから言いたいことはわからなくはないがと少し苦笑気味。須美はこの四人が班である事。どう考えても大赦の仕込みだろうと少し考えている様だ。

 

「まあ。仕込みでも何でも良いさ。」

 

「そうそう〜。ありがた〜い」「こらこらそーちゃん。」

 

みんな笑ってる。明日を夢見て、明日もいい日になるって思って。

ああ。でもなんで…私たちはこんなにも………

 

 

 

夢を見ている。

 

『◼️は◼️せたよ』

 

夢を見ている。

 

『なんで……なんでっっっっ!!』

 

光は闇に包まれて消えた。

 

『◼️◼️◼️◼️◼️◼️!!!!!!!!!!』

 

砕けた片手剣をみたくろいチョーカーが意味深に転がってる転がる片手をみる転がるどうたいをみるころがるあたまをみるじめんにあかいあかいえきたいがちってるくろくなってるつめたくなってるなんでなにもいってくれないの?なんでなにもいわないの?なんでわらってくれないの?なんでうごかなないの?あかいのがくろくなってきてるどうしてひかりがもどってるおそいよ………おそいって

 

みるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみるみる

 

おろかものおまえにすくいはない

 

 

「!!!!!!!!」

 

「おえっ…がっ…ごほごほっっ……がはっっ……」

 

布団から飛び上がるように起きる。窓を見ると外はまだ真っ暗だ。

体の奥から酸っぱいものが込み上げてきて、変な風に咽せる。

………悪い夢を見てしまったみたいだ。何処かでそう思う。

今だからだろうか。夢が簡単に浮かんでしまう。

 

「………夢だ…よね……??」

 

そう。鷲尾 須美は勇者であるが故に、悲劇を止める事は出来ない。

何故ならば、それは300年前からの法則であるが故に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ。楽しかった!!」

 

遠足当日。須美が少し寝不足だったのか聖と園子に挟まれながら寝ていた一幕も有ったが、至って普通に楽しく遠足は終わりを告げた。

全員勇者と言うこともあってか、アスレチックの一番難しいのも笑いながら軽々と終えてしまったと言う超人的な出来事も有ったが、昼は特に楽しかったと言えるだろう。お弁当ではなくバーベキューで自分たちで焼いたり調理したりするお昼だった。基本料理できる銀を主体に、焼きに関しては神がかりな聖と分ける須美、そして下準備の園子と以外と順調に進んだ。…ただ聖が銀に料理について聞いているのは見ていないことにした。

 

「結構遊んだ……」「でもミノさんの言う通りに楽しかったね〜!」

 

「向こうのアスレチックの人凄い驚いてたね…」

 

大の大人でも苦戦するように作られた高難易度アスレチックが小学生の少年少女たちに簡単に攻略されてしまった。挙句、話し声や笑い声まで聞こえながら楽しくしていた。最早大人顔負けだ。勿論この惨状をある程度見越していたお目付役の安芸は一人“ああ。まあそうか”と菩薩の笑みで写真を撮っていた。

 

「でもああいうのは良いな!またしたい!」

 

「良いわね!次はもっと違うものでも」

 

「ねーねーひーくん。次何焼く?」「そうだね〜…マシュマロとかもありそう」

 

それいい!全員が同意した。名家(一人養子と言えど)生まれの勇者たちにとって今回のこのバーベキューは新鮮で面白かった。今回は学校行事ということで海鮮系は無かったし、お肉も種類はそんなに無かった。

今度、またしよう! 明日でも良いよ〜! ……明日暇だしまたする? 流石に時間あけましょうよ…

そんななんとも無い会話が家まで続くはずだった。

 

「ああ〜……うんまあそうか……」「ちゃちゃっと終わらせよ〜!」

 

鳴り出す携帯。そう。樹海化の合図。それは4回目のお役目の合図だった。

勇者達はもう慣れた事。と言わんばかりに結界に飲み込まれるその瞬間を待っている。

 

 

「………二体………??」「そうきたか……」

 

樹海化の直後。もう慣れてきた変身に勇者達は終わった直後隠れる。

直前、そこには二体のバーテックスが居る。

白い杖のような形をしたのが左側に、そして丸い尻尾のようなものを連ねた右側のバーテックス二体が同時に攻め込んできていた。

 

「でもやることは変わらないわ。」「うん。いつも通り行こう。」

 

須美や矢を番え、いつでも射てるように準備する。

聖も今回ばかりは片手剣を既に持っており、全員の準備が完了する。

 

「ミノさんが遊撃、私とわっしーで一体づつ潰していく。」

 

「それで僕が撹乱ってわけね。」

 

うん。と園子は頷く。相手の行動がいまいちわからない以上分かるまで動いてもらわないとどうしようもない。

勿論、それが分かっているから全員園子の作戦に異議はなく行動を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

⦅聖side⦆

 

新しい四戦目のバーテックスねぇ…今回こそどうなんだろ。

 

あれ?あのバーテックス見覚えあるぞ。確か猛毒……猛毒??

 

あっ……ふーん?

 

楽しくなってきましたぁ!!!

 

 

 

 

 

 






0

>その紫色の弾がビームのように折れ曲がって勇者たちに近づいてくる。
バーテックスの攻撃。某アビスの白笛の仮面の攻撃を想像していただければ…
おやおや…かわいいですね…

>全ての疵。全ての怨恨を癒すことは出来ない。
白亜の城......!ではなく、どちらかと言えば最初期の方。
守りたいという意思が隣に立つという渇望を得て獲得した姿。まあそんな事すぐに無に返すんですが。(愉悦)

ちなみに須美が見た未来が起きてしまえば、須美たちは復讐心と◼️の遺骸で凄い強化されます。具体的に言えば単騎で満開無しにレオバーテックスをシバき倒せる程には。ただしメンタル面はボロボロ。精神攻撃されようものなら四倍ダメージでは済まない。復讐の幽鬼と化すから二度と◼️とは再会も叶いません。再開を願い続けて狂って最期を迎えるでしょう。

次回「や っ た ぜ」

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