Aria the Scarlet Ammo and IRONMAN(Girl?) 作:白銀の勇者
ちょっとキンジにハプニング到来?それではどうぞ
「と、桃花~……単位がぁ~……」
「……ごめん、今回はホントごめん」
武偵校にて。メアリーが桃花に泣きつき、桃花が謝るという奇怪な光景が目に見えた
理由はメアリーの単位が危ういからである。裏でコツコツと単位は取っていたらしいが、このペースでいくと、下手すれば留年確定か補修である
桃花はもうその件に関しては暫く考えなくても良くなってるため、考えた事が無かったが、今回ばかりは頭をひねる
メアリーがこうなったのは自分がメアリーを連れ回したからであり、ここで一人で頑張れとか言うのはあまりにも冷たすぎるし無責任だしヒーローとは思えないからだ。中にはDVした巨大化するヒーローがいたが
「……そ、そうだ!先生に聞いていい感じの依頼を探しましょう!」
「ぇぅ~……」
垂れメアリーと化したメアリーを担いで歩き出す
目指すは教務科の先生達がいる職員室
90キロ近いメアリーを細腕で軽々と持ち上げてえっさほいさと歩く桃花。彼女も常人から見たら人間辞めてるようにしか見えない
半金属の塊を担いだまま職員室に行くと、アリアとキンジが通気口に潜り込んでいた
「……なぁんか面白そうね」
ニヤッと笑うとメアリーの頭をFive-seveNの銃底でガツンと一発。正気に戻ったところで二人で通気口に入る
すぐにコソコソしているアリアとキンジを発見
「お二人さん?そういう行為は夜に自室のベッドでヤるものよ?」
「うぉぉっ!?」
「ば、バカキンジ!何してんのよ!!」
驚いたキンジが通気口の出口から滑り落ちた。そしてそれを追って飛び出すアリア。さらにニヤニヤしながらそれを追う桃花と桃花の言ってることが良く分からないため小首を傾げながら追うメアリー
まずアリアがキンジの上に着地しぐえっ。次に桃花が着地しぐはっ。最後にメアリーが思いっきり尻餅つきながらキンジの上に落下しゴシャッという音と共におぶぇっ!?
そしてキンジの死体が出来上がり
「し、死んでねぇよ……」
訂正。死んでなかった様子
「……ほぉ、なんか賑やかだなぁ」
と、言ったのは教務科の一人、綴先生だ
そして、その真正面にはSSRに所属している星伽白雪がいた
「そのボディーガード、アタシ達がやるわ!」
「アリアてめぇ……」
「キンちゃん!」
地面に這いつくばるキンジ。そのキンジに心配そうにかけよる白雪
「んー?誰かと思えばハイジャックの時のカップルに……訳あり二人か」
「か、カップル!?」
『バレてらっしゃる』
訳あり。とは桃花とメアリーの事だ
桃花はトニーの愛人の子。そして、メアリーは急に湧いた謎の人間
これを訳ありと言わずに何と言おうか
「……これは神崎・H・アリア。ガバ二丁に二刀流。『双剣双銃』の二つ名を持ち、Sランク。でも、アンタの手柄、全部ロンドン武偵局が自分の手柄にしてるぞ?このマヌケぇ」
と、アリアのツインテの片方を掴んで引っ張ったりしながら言う
「い、痛いわよ」
「ついでにキャリーに調べさせたら泳げないとかなんと……」
「トウカ?ハイクを読みなさい。カイシャクしてあげるわ」
「忍殺語はどうでもいいからその小太刀下ろせよください」
「と、桃花?日本語可笑しいよ?」
某ニンジャの世界で聞き取れてしまうちょっと変な日本語で話すアリアと桃花
その間にキンジへのダメ出し(?)は終わったようだ
「で、これが香月桃花。強襲科Aランク。銃は銃検とってあるG18、Five-seveN、HK45と」
「そうですけど」
「なお、トニー・スタークの愛人の娘でスリーサイズは……」
「コンプレックス刺激しまくるの止めてくれませんか!!?心折れそうです!!」
叫んだ後、壁の四隅で体育座りして壁にのの字を書き出す桃花
「これがメアリー。名字不明出身地不明のミュータン」
「先生!ちょっと散歩しませんか!!?」
何で知ってるの!!?と聞きたくなったが、代わりの言い訳とは程遠いものを交換で口から出す
「まぁいい。Sランク武偵とおまけのEランクがタダで受けるって言ってるんだ。これ程優良物件はないだろ?」
「うぅ……ですけどアリアが……」
桃花は拗ねながらも白雪はキンジに惚れてるのだと悟った
「せんせ~……私とメアリーのペアでその依頼受けさせてくださ~い……」
「ん?タダでか?」
「メアリーが暫く単位で困らないくらいの単位を……大事な生徒……もとい超偵でしょう?」
「ん~……まぁ、無事に護衛できたら考えたる」
「なら受けます。受けさせてください」
「え、なら俺にも単位を……」
「うるさいわよキンジ!黙ってなさい!」
「だとよ、星伽」
「その人達なら……」
「あ、私達だけだと心配なので神崎さんも」
「それは元からだ」
「……じゃあ私がキンちゃんの家にいきます!その方が色々といいですから!」
「……ハハワロス」
不憫な扱いをされキャラ崩壊したキンジであったとさ
「マジで俺の部屋なのか……まずアリア、トラップ仕掛けるな。俺が引っかかって死ぬ。そして香月。ベッドの下には何も如何わしい物は無い!メアリー、匂い嗅ぐな。特に何も匂う物は無い。白雪はお辞儀とか色々と止めろ!」
アリアと桃花は嫌そうな顔をするが、素直で純粋なメアリーはすぐにやめた。白雪はガッチガチに緊張している
「……チッ何も無いわね……本当に男なの?」
「悪いが男だ」
HSSの事は知っているが、年頃の青年の部屋に来たのならベッドの下を漁るのは最早お約束だろう。と思い行動に至った
「んで、今回星伽さんをボディーガードするのは何で?話聞いてなかったから分からないのよ」
桃花の問いにこくこく。とメアリーが頷く
「まぁ、身の安全を守るだけよ」
と、言うアリアだったが、何度も瞬きを繰り返していた
それを解読すると、
『テキハ デュランダル シラユキ ネラワレテイル キケン』
凄い片言だったが、大方理解できた
デュランダルと聞き、桃花は内心驚いていた
先日トニーが言った事にあった名前だ
魔剣。詳細のわからない敵
ただ、敵は武偵殺し……理子と同じイ・ウーに所属しているのは分かる
何故そんなにイ・ウーと関わりがある敵がこんなにも出てくるのかと疑問に思ったが、アリアにマバタキ信号で質問をする
『テキハ イウーカ?』
イ・ウー。それを聞いたアリアが顔色を驚愕に染めたが、すぐに顔色を戻す
『ソウ』
そうだ。とマバタキ信号で返したアリア
「……神崎さん。ちょっと質問していい?」
「何?」
「あなた、ももまん好き?」
「は?……ッ」
いきなり変な質問をした桃花だが、マバタキ信号を声を出すと同時にしていた
『イウートノ カカワリヲ オシエロ』
「好きに決まってるじゃない」
『ママ ツミ ナスリツケラレタ』
「奇遇ね、私もよ」
『ソレハ デュランダル二?』
「あら、話が合いそうね」
『ブテイゴロシ デュランダル ノホカニモ タクサン』
「なら今度一緒に買いに行きましょう?」
『ナラ ゼンリョクデ キョウリョクスル』
「えぇ、そうね」
『アリガトウ』
アリアと桃花のマバタキ信号での会話はここで終わった
「……そういえば神崎さん。あなたのミドルネームのHってホームズなのよね?もしかして、シャーロック・ホームズの子孫だったり?」
「そうよ?」
「マジ?」
「マジよ」
サラッとアリアがシャーロック・ホームズの子孫だと判明
「さ、そんな事より……危険物チェックよ!部屋の中に危険物が無いかチェックしなさい!」
「ある訳無いだろ」
「うっさいとっとと調べなさい!!」
アリアがキンジに指示をし、キンジが渋々動く
メアリーは適当に漁ってる
「神崎さん、ちょっと文に連絡したいから外に出るわね」
「えぇ、でも、気をつけなさい」
「これでもAランクよ。そうやられはしないわ」
桃花はキンジの部屋を出て男子寮から出て、人気のないところで携帯電話から文に電話をかける
「……もしもし、文?」
『桃花?今日からボディーガードなんじゃ?』
「えぇ、そうよ……でも、事情が変わったわ。MarkⅦを……明後日までに完成させて」
『実はもう出来てるのだ!』
「え、ちょっ」
『うずうずして……気が付いたら完成してたのだ』
「……あなたが違法改造とかしてなければSランクだってのすっかり忘れてたわ」
ほんの数日前に送られてまだ殆んど作ってなかったMarkⅦだったが、もう出来てしまったらしい
「何時でも射出出来るようにしておいて」
『分かったのだ!』
「じゃあね。多分数日で戻れるから」
ピッ。と通話を切る
「……魔剣……どんな奴か分からないけど……この私が、アイアンマンが相手になってやるわ」
そう言って、桃花は腕時計の上に機械を貼り付け、逆の手には機械のついたブレスレットを装着した
「キャリー……何時でも呼べるようにしておいてね」
『かしこまりました』
桃花はキンジの部屋へと戻っていった
「……ねぇメアリー、頭痛くなってきた」
「あ、あは……あはは……」
今現在、アリアと白雪が口喧嘩している。もうボディーガードとか打ち切られるだろうと思えるくらいに
理由は沢山あるが、一つは白雪がアリアの分の夕食をご飯一杯……しかもそれに割ってない割り箸ぶっ刺して出した事。さらに占いでだったりetc……
今は切り札が何枚あるとか幼稚な事で言い合っている
「だぁ五月蝿い!!私はアベンジャーズっていう切り札があるのよ!分かったら底辺の争いやめなさい!」
桃花の声でアリアと白雪が黙り込む
アベンジャーズは異星人や神と戦って勝利を収めたヒーローのチーム。その内の一人が身内なのだから、いざとなったらアベンジャーズに救援を頼む事が出来る。特に、イ・ウー関係なら
イ・ウーはトニーが危険と言うほどの組織だ。それの標的になったのなら、トニーはきっと駆け付けるだろう
「今日は寝なさいおこちゃま二人!遠山君もこの二人をとっとと寝室にぶち込んで!!」
「あいあいさー」
アリアを小脇に抱えて白雪の手を引いてキンジはアリアをベッドの上に放り投げて白雪におやすみと言って寝室のドアを閉めた
「……やっと静かになったな」
「……そうね」
「あははは……」
キンジと桃花が溜め息を吐く
「……白雪はおこちゃまじゃないと思うぞ」
「喧嘩は同レベルの人間同士でしか起きない。あとは分かるわね?」
「あぁ、もう分かった」
そんな事を話しながら、桃花は考えていた
桃花は先程キンジとアリアの占いに便乗して占いをしてもらったのだが、白雪は占いの結果を話さず、今日はもう調子が悪いみたい。と言って占いを止めたのだ
(……今回が年貢の納時……かもね)
軽く諦めたような笑いをする。キンジとメアリーはそれに気付かない
「……私は今日はずっと起きてるから遠山君とメアリーは寝ておきなさい。私は明日学校休むから」
「……アリアの話を信じてるのか?魔剣なんていう居るかどうかも分からない……」
「存在するわ……だって、あのお父さんが……トニー・スタークが気を付けろって言ったのよ?魔剣を」
トニー・スタークの名を聞いて驚くキンジ
アリアの話は信じられない節があった。が、トニーの言葉なら?
今までニューヨークの危機を自分の発明と武偵顔負けの推理力で救い、裏社会にも通じていそうなあのトニーが魔剣を……
「……信じられん。俺は寝る」
キンジは思考をぶった切ってその場で横になった
「……メアリー、あなたも寝なさい。あなたは切り札なのよ」
「え、わたしが?」
「あなたは私達の中ではぶっちぎりで強い。そんな切り札が戦いの時に寝不足で戦闘不能とか笑えないでしょ?」
「それを言ったら桃花も……」
「この中だと私が一番弱いから……遠山君はある条件下なら神崎さんを超えるくらい強いし神崎さんと星伽さんは言わずがな。ね?」
強襲科Aランク。超能力もこれと言った能力も無いただの武偵
キンジは強襲科に居た頃はSランクだったし、アリアは言わずがな。白雪は高度な超能力の使い手。メアリーはほぼ不死でありながら様々な能力を持っているミュータント
桃花にはアイアンマンがある。が、そのアイアンマンはその場ですぐ装着できるような物ではない。MarkⅦはMarkⅤの延長線上にあるスーツだが、装着までに多少の時間がある上、背負って持っていくわけには行かない
「分かったら寝なさい。こういうのは慣れてるから」
「……無理しないでくださいね?」
「体ぶっ壊れる程無茶はしないわよ」
元から眠かったのか、メアリーはソファーで横になるとすぐに寝息をたてはじめた
「……ほんと、子供っぽいわね」
桃花は適当なところから毛布を持ってきてメアリーに被せた
桃花は知らないが、メアリーはまだ作られてから三年。精神年齢こそ桃花と同じくらいだが、根本的な所はまだ子供だ
「……ってか遠山君、床で寝て大丈夫なのかしら?」
「大丈夫だ」
「……起きてたの?」
「寝付けなかっただけだ。あと、俺を買い被り過ぎだ」
桃花が呟くと、キンジはむくっと起き上がった
「ってか男の居る部屋で寝かせるか?普通」
「あなたにそんな度胸はないでしょ?」
「……事情があるだけだ」
「分かってるわよ。ほら、明日も学校でしょ?」
「お前もだろ」
「休むわ。アドシアードの方も大丈夫だし」
と、言うとキンジは呆れたように溜息を吐いた
桃花とメアリーはアドシアードの競技には出ず、アル=カタを使ったチアのBGMを担当する事になっている
桃花はベース、メアリーはキーボードだ
「枕取ってくる」
「布団は?」
「何とかすりゃ寝れるさ」
と、言ってキンジは適当なところから枕を持ってきて床に置いた
「寝付けないなら一杯やった方がいいわよ?」
桃花はコップを持って口に付ける動作をする
「……俺等は未成年だ」
「私は昔、お父さんに無理矢理飲まされちゃってね。でも何故かその日から二度と酒は飲むなって言われたのよねぇ」
「……俺のトニー・スタークのイメージから段々と離れていく……」
「お父さんなんて昔も今もプレイボーイだし一度アル中になりかけるしPTSD発症するし……完璧超人って訳じゃないのよ。頭はいいけど」
くすくす。と笑いながらキンジの部屋の冷蔵庫を漁る。何か飲めるものを拝借したかったが、無かった
「……なんか買ってくるか?コンビニなら開いてるだろ」
「じゃあ一緒に来てくれる?か弱い女子を一人で行かせるつもり?」
「はいはい行けばいいんだろ、お嬢様」
「すぐに支度しなさい。王子様」
最近は少しあったかくなってきたが、夜はまだ冷える
適当に風邪を引かないように防弾制服の上に適当な上着を羽織る
キンジも用意できたところで二人で外に出る
「で、何買うんだ?」
「コーヒーと、何かおつまみ。それとジュース」
二人で隣り合いながらコンビニへと歩いていく
寮は真っ暗だったため、携帯のライトで照らして出てきた
「女子寮とは違うのね」
「そうなのか?」
「こっちは色々と華やかなのよ。今度来てみる?」
「俺にとっての危険物一杯だから止めておく」
「ふふ、はいはい」
HSSに過剰なまでに警戒しているキンジを見るとちょっと笑えてきた
HSSは目に見えて身体能力が上がる。が、代わりに女に対してギザな態度になる
これはキンジだけなのか、それとも家系によるものなのか……はたまた家族は別のHSSを持っているのか
それはわからないが、女性のHSSも男に対してギザになるのか……なんて考えるが、答えは出ない
が、調べた限り、HSSは本能の延長線上みたいな物らしい。キンジ……男の場合、子孫を残したいという本能がギザな態度を取らせ、女を守りたいと思うから身体能力が上がる
では、女は?
考えると、もしかしたら女のHSSは真逆なのかもしれない
男のその本能をそそる様な態度を取るようになり、守ってもらえるような態度を取る形になるのではないか
「おい香月。どこまで行く気だ?」
「あっ……」
なんてことを考えていたらコンビニを通り過ぎていた
いっそキンジに聞いてみるのもいいかもしれないと思いながらコンビニの籠に欲しいものを突っ込んでいく。ついでにあれも突っ込んでおく
そしてキンジの欲しいものも買おうとしたが、流石に女に奢ってもらうのは気が引けるらしく、自分でパッパと買っていた
「さ、帰りましょ」
「そうだな」
店員からの生暖かいような嫉妬深いような視線を振り切るようにコンビニから出る二人であった
「遠山君はこのまま寝るの?」
「そうだな」
「そ。おやすみ」
「あぁ」
キンジが枕に頭を乗せて寝転がると、カチャッと何かを開ける音がした
ジュースでも飲んでるのかと思って放っておく
が、数秒後、ひっく。と桃花のしゃっくりが聞こえた
炭酸でも飲んでるのか?と思ってるとさっきの音がもう一回聞こえた
そしてさらに数秒後
「どーん!」
「うぼぁっ!!?」
桃花がフライングボディプレスしてきた
「な、何すんだよ香月!」
「あによ~……なんかもんくでもあるわけ~?……ひっく」
桃花の様子が明らかに可笑しかった
目はとろんとしていて頬はほんのり赤くなっていて滑舌が悪くなっている。そして漂うアルコールの香り
そして手にあるワンカップ(中身なし)。そして机の上にもワンカップ(中身なし)
「って酒じゃねぇか!!」
「そうよ~それいがいになににみえるのよ~」
完全に酔っている。しかも酔って性格変わってる
たかがワンカップ二つでだ
酒に弱いとかそんな次元じゃない
「おとこならさ~、こういうてんかいってどきどきするんじゃな~い?」
今の体勢はキンジが桃花に押し倒されている形だ
「知るか。とっとと水飲んで寝ろ」
「せっかくこうやっておとこがどきどきするしちゅえーしょんつくってるのにこうふんしないわけ~?」
もう酔う前の桃花の面影は殆ど無い
「いいから寝ろ。そんでもって他の男の前で二度と飲むな」
二度と酒を飲むな。と言ったトニーの気持ちが分かった気がしたキンジだった。が、
「なんかつまらな~い……なに?わたしじゃこうふんしないっての?」
「あぁそうだ。分かったら寝ろ」
酔っ払いの相手がこんなに面倒な物とは思ってなかったキンジはもう投げやりに答える
時と場合とシチュエーションによってはヒステリアモードになってしまうかもしれないが、生憎酔っ払いに押し倒されてヒステリアモードになるキンジではない。が、もしもう少し服がはだけてたりしたら今頃円周率を延々と数えてたかもしれない
「……じゃあきんじはりこみたいなこがこのみなの?」
「は?」
いきなり名前で呼ばれたのと見当違いな事を言われて二重の意味では?と思わず聞き返してしまった
対して桃花は何故かニヤニヤしている
「じゃあくらすのみんなにそうやって……」
「おいバカやめろ」
いい加減無理矢理寝かせようと思い体を上げようとしたが、桃花に手を掴まれて無理矢理地面に固定させられた
(な、なんつー馬鹿力!)
桃花が200kgの物を持てるとはしらないキンジはなんとか手を振り解こうとするが少し動くだけだ
「ん~……なんかおもしろくないわね~」
と、言うとパッと手を離して押し倒す形からキンジの腹の上に乗っかる
「お、おい、いい加減……」
「ここでそろぷれいやったらどうする?」
「ソロプレイ……?」
キンジが桃花が何をするのか考えようとすると、桃花が手を自分のスカートの中に伸ばす
「んっ……あ……」
(なんで酔っ払って発情してるんだよ!!)
いきなり喘ぎ始める桃花
「当て身ィ!」
「ひゃぅっ」
そこにキンジが全力で上半身を無理矢理起こしてヒステリアモード真っ青の速さで首に手刀を叩き込んだ
「あ、危ないところだった……」
主にヒステリアモード的な意味でだが
(こんな場面でヒスったら絶対に何か間違いが起きる……!)
取り敢えずコテン。と気を失って規則よく寝息を立ててる桃花の頭を枕の上に乗せる
「……明日朝起きたら言っておくか……もう酒は二度と飲むなと」
キンジは桃花の買ってきたおつまみを適当に齧る
「……まさか酒に媚薬入ってたとかじゃないよな?」
ガサガサと周りを漁るが、それらしきものは無し
「……今度平賀さんにも言っておくか。何かの間違いで香月に酒を飲ませる事が無いようにと」
結局、キンジは硬い床の上で寝ることになった……硬い床とは脱衣所の床のことである
ちょっと本文の中のネタについて解説
DVした巨大化するヒーロー……ハンク・ピム博士ことアントマンの事。現在アニメ放送中のディスク・ウォーズ:アベンジャーズのメインヒーローの一人、ワスプの夫。ピム粒子により巨大化したりお手製ヘルメットで蟻と意思疎通する。なお、DVが原因でアルティメッツではアベンジャーズを脱退させられた。ちなみに、映画アントマンが公開予定となっている上に映画、アベンジャーズ2でのメインヴィランとなる可能性のあるウルトロンを作った張本人でもある。詳しい事は原作か公開される映画を待とう
アル中トニー……アルティメッツにてトニーは正史より飲酒量が多い。ちなみに、アルティメッツではソーのムジョルニアが巨大な戦斧のような形だったりハルクの生まれた経緯が違ったりしてる
そんな訳でキンジ君危機一髪でした
桃花は酒癖悪いとかそんな次元じゃありません。飲めば発情します。最早酒=媚薬
あと、最近PS3版The amazing Spider-Man2を買おうとしてるんですけど……あれ、英語出来なくても進めれますかね←オイ
では、また次回お会いしましょう
でわでわ
壁|ω・`)カンソウホシイナー