Aria the Scarlet Ammo and IRONMAN(Girl?)   作:白銀の勇者

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あんまり話は進みませんし短いですが、第二話です


MarkⅡ

『お父さん!私も手伝うわ!!』

『トウカ!?何で来た!!お前のアーマーじゃ耐えられないぞ!』

 

桃花は夢を見ていた。二年前、中学三年生の頃、自分が自ら首を突っ込んだ事件に

 

『耐えられる!私のMark-Ⅱ改なら!』

『巫山戯るな!俺のアーマーですら耐えられないんだぞ!くそっ、またいかれた……ジャーヴィス、そこのハートブレイカーを寄越せ!!』

 

様子はまさに混戦にして激戦

 

様々なアイアンマンが飛び交い、何人もの人と戦っている

 

普通ならアイアンマンが圧勝する。が、アイアンマンの中には腕をちぎられ、顔をもぎ取られ、装甲を剥がされ、石油の海に突っ込み……有り得ないパワーにより爆発していくアイアンマンもあった

 

そして、夢の中で桃花の話しかけている人物……アイアンマン、トニー・スタークのアイアンマンスーツも例外では無かった

 

何度もアーマーを壊され、その度にそこら辺を飛んでいるアーマーを空中かアクロバティックな方法で装着している

 

桃花の着ているアーマー……アイアンマンスーツの二番目、Mark-Ⅱを新たに自分で作り上げ、ある程度の改造を施したそれはハッキリ言って今トニーが壊されまくってるアーマーよりも性能は格段に低い。勿論、装甲も薄い

 

『武偵をナメないで!この程度……』

『武偵如きが調子に乗るな!良いから戻れ!!』

『嫌よ!目の前で事件が起こってるんだもの!見過ごせるわけが……』

『おい!後ろだ!!』

『え?』

 

リパルサーと呼ばれるエネルギー噴射口を調整し振り返ると、そこには赤く発光した手を振り上げながら飛びかかってくる人間

 

その場から離脱する事が出来ず、その人と激突する

 

『トウカ!!』

『くっ、熱っ!』

『トウカ様、このままではアーマーが持ちません』

『嘘でしょ!?装甲はチタンで……』

 

声を出しながらも片手のリパルサーで組み付いた人間の頭を撃ち抜く

 

が、車すら吹っ飛ぶそれを耐えきり、さらに絶命しなかったその人間は桃花のアーマーの背部装甲を手で無理矢理引きはがし、さらにヘルメットを片手で吹き飛ばした

 

『あぁっ!?』

『トウカァ!!』

 

振り返れば赤く発光したアーマーを片手で引きはがすその怪力の手が構えられ、もう振り抜かれる寸前だった

 

 

 

 

「いやぁぁぁぁぁ!!……あれ?」

 

目が覚めたら、教室だった

 

どうやら、突っ伏したら本当に寝てしまっていたらしい。ついでに起きた時に体は衝動的に起こしていた

 

まだHRは始まっていない

 

「はぁ……はぁ……夢、よね」

 

汗で額に張り付いた髪の毛を払う

 

もう、二年近く前の話だ。だが、あの時の恐怖は忘れていない

 

武偵どころか生まれて初めて味わった死の恐怖

 

あの時、無人のMark-ⅩⅩⅩⅨ、ジェミニが咄嗟に助けてくれてなかったら今頃どうなっていたか……多分土と墓の下で白骨化してるか燃え尽きて灰になって世界を旅してるかのどちらかだろう

 

「も、ももちゃん?大丈夫?うなされてたけど……」

「ご、ごめん、理子……ちょっと焼き殺される夢を見てただけ……」

「ちょっとじゃ済まないよねそれ!」

 

あながち間違ってはいない

 

「そうね……でも平気よ。ほら、皆も静まり返らないで……ね?」

 

パンパン。と手を鳴らしながら静まり返ったクラスの皆に言った

 

その言葉を機にクラスはまた駄べりと笑いに包まれた。が、理子だけは心配そうに桃花を見ている

 

「本当に平気?寝汗もすごいけど……」

「本当に平気だから」

「汗のにおいは?」

「そうね……消臭剤でも買ってこようかな?」

 

なんてジョーク混じりの会話を理子とする

 

ふふふ、と桃花の笑い声とくふっくふふ。と理子の笑い声がクラスの話し声に消える

 

そんなこんなで時間は過ぎ、始業式の時間となったため、全員で移動。そして何事も無く終わり、教室に戻ってきた

 

そして、最初のHRが始まる前に遠山キンジという生徒が教室に入ってきた。ちなみに、アミダくじの結果、隣の席だ

 

(遠山君……事件にでも巻き込まれたのかしら?)

 

所々制服が汚れている事から適当な推理をする

 

入学式当日にわざわざ汚れた制服で来る人間なんてまずいないだろう。汚れてたらクリーニングなりに出す筈だ

 

桃花は彼の体質を一応トニー・スタークから聞いている

 

ヒステリア・サヴァン・シンドローム。性的興奮がトリガーで発生する体質で彼はそれが発生すると身体能力等がかなり上がるのだ。だが、その反面女性を第一に考えるようになる

 

一度、入学した後になんやかんやでヒステリア・サヴァン・シンドロームの彼と戦い、色々と普段の彼とは違う事を疑問に思い、トニーに聞いたのだ

 

結果、彼は何処から拾ってきたのか、彼がヒステリア・サヴァン・シンドロームという体質(病気?)を持っていることが分かったのだ

 

まぁ、だからと言ってどうする事も無いが

 

(厄介よね。HSS(ヒステリア・サヴァン・シンドローム)って。女性に対してギザな態度取るらしいし……私なら死にたくなるわね)

 

本人もHSS後は死にたくなるのだが、そんなの彼女の知る由ではない

 

と、そこで先生が入り、色々と話をした。基本聞き流してたが、どうも去年の三学期からの編入生がいるらしい

 

何て事を軽く聞き流してたら丁度件の編入生が入ってきた

 

ピンクのツインテールとちっちゃい角のような髪飾り。そして、前髪を止めるヘアピン。さらに、文といい感じの身長

 

(……ギリギリ勝った。多分)

 

何が、とは言わない

 

「神崎・H・アリアよ。ヨロシク」

 

テンプレな挨拶をするアリアを傍目に机の中にしまってあった小説をバレないように読み始める

 

理由としては……何か厄介な事が起こりそうだからだ

 

「……アタシ、あいつの隣がいいわ」

 

と、キンジを指さして言う

 

(え、ここ結構いい席なのに……)

 

桃花が今座る席は普通に当たりだったため、なるべく離れたくない

 

「良かったな、キンジ。お前にも春が来たみたいだな。あ、先生、俺が替わります」

 

と、生贄となったのはキンジの右隣の大男、武藤剛気

 

「はい、キンジ。ベルト返すわ」

 

何故かアリアがキンジにキンジのベルトを投げ渡す

 

これから何が起こるか、察した彼女はスッ。と顔を伏せ、寝たふりをした。キンジに助け舟を求められても困るからだ

 

案の定、理子がフラグやら何やら意味のわからないことを言い、さらにそれにクラスの皆が乗った

 

結果、俯いたアリアが拳銃を抜こうとする

 

(ここで撃ったら誰が修理すると思ってるのよ……)

 

注※業者の人です

 

そう思いながら、隠し武装の一つを一瞬で展開する

 

手の内側に着けていた腕時計のあるロックを外す。すると、レンズが手のひらまで移動した

 

そして、垂れた紐をもう片方の手で掴み、体を上げながら照準を一瞬でアリアの二丁の拳銃、ガバメントに合わせ、2回紐を引く

 

バシュ、バシュッ!という音と共に発射された火花のように見えるビームはアリアのガバメントを吹っ飛ばした

 

「あぅっ!?な、何すんのよ!!」

「後から修復に来る業者の人の苦労を考えようか?神崎さんってあっつぁ!?」

 

年頃の女の子らしくない声を出しながら何故か凄く熱くなった腕時計を高速で外して投げ落とした

 

「……不良品ね。業者に出さないと」

 

ジョークを言いながら腕時計を熱っ熱っと言いながら回収するのだった




桃花の腕時計はリパルサー付きの腕時計です。ロックを解除すると、レンズの部分が手のひらに勝手に移動し、紐が垂れ、それを引っ張ることでリパルサーレイを撃つことが出来ます。が、二発撃つとレンズが焼け焦げ、修理が必要になります。そして、その構造上、時計の部分が手の内側に来るように腕時計を着ける必要があります

出力はアイアンマンのリパルサーレイ最大出力の30%程度です

特に他には何も書く事がありませんので、これにて

この続きが気になるという物好きな方がいましたら、生暖かい気持ちで続きを待っていてください
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