Aria the Scarlet Ammo and IRONMAN(Girl?)   作:白銀の勇者

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前回の続きからです

あと、ここのスパイディはアメコミの設定とか映画(アメイジング)の設定とかマヴカプとかなんか混ざってゴチャゴチャしてますが、基本は映画の方の設定でやらせてもらいます

ついでにウルヴァリンの方も色々とゴチャゴチャしてますが気にしないでください


MarkⅦ

「スパイディ……何でここに?」

「ん~……旅行かな?」

「ここは観光するような場所じゃないわよ?」

「それくらい分かってるさ」

 

軽口を叩く二人。だが、その前方でスパイダーマンが蹴っ飛ばした少女が起き上がった

 

「スパイディ、チームアップよ」

「了解!」

 

桃花が拳銃を抜き、スパイダーマンは両足を広げて体勢を低くし、片手を地面に付ける

 

そして、鉤爪を構えた少女が動いた

 

動いたのを確認し、桃花がHK45の引き金を三回引く

 

弾丸は少女の胸に二発、腹に一発向かっていく

 

少女は走りながら鉤爪を振るって弾丸を切り裂いた

 

「Webswing~!」

 

スパイダーマンは走り出しながら壁にウェブシューターから発した糸をくっつけ、ジャンプ

 

そのまま振り子のように動き、速度をつけて少女を蹴る

 

が、少女はスパイダーマンの蹴りを両手で防ぐ。ガキンッ!!と音がするが、スパイダーマンはお構いなしに少女の手を蹴って後ろに飛び、壁に引っ付く

 

そのまま両手を離して地面に着地し、両手のウェブシューターから糸を大量に発射し、少女を捕まえる

 

Gotcha(捕まえた)!」

 

そして、そのまま飛び上がり、少女の体を宙に浮かす

 

「Ultimate web throw!!」

 

そのまま空中で回転しながら、少女を振り回し、地面へと叩きつけた

 

「ッ……!」

Havin' fun ya(楽しんでくれたかい)?」

 

スパイダーマンはスタッと着地する

 

「いや~、彼女、すっごく重いね~。僕より年下にしか見えないし僕より背はちっちゃいけど」

 

スパイダーマンは軽口を叩くが、手を少しプラプラとさせている

 

手首かどこかに軽く負担がかかったのだろうか。それとも腕慣らしは出来たと言いたいのだろうか

 

「……」

 

が、少女はムクリと起き上がった。傷一つない体で

 

「……常人ならノックアウトするレベルで叩きつけたんだけどなぁ」

「援護射撃するわ!スパイディはそのまま!」

 

ガウンガウン!!とHK45が火を吹く

 

マガジンの弾を全て撃ち切り、スライドがホールドオープンする。すぐに懐からマガジンを取り出し、差し込んでホールドオープンを解除する

 

放たれた弾丸は何発かが少女の皮膚の下へと食い込んだが、謎の回復力で一瞬で傷が治り、弾丸が肉に押し出された

 

Get ready(覚悟しろよ)!」

 

スパイダーマンが壁に張り付く

 

「Maximum spider!!」

 

そして、壁から少女に向かって飛び、蹴り付ける

 

そのまま地面に着地し、さらに飛び上がりながら殴る

 

そして、壁に張り付き、また飛んで蹴り付ける。さらに着地し、飛び上がって殴りつけてを何度も何度も繰り返す

 

その度にウェブシューターから放たれる糸が少女を固定する

 

Oopsy(悪いね)!」

 

さらにスパイダーマンが渾身の力で少女を蹴り飛ばした

 

「痛ッ!!」

 

が、スパイダーマンが蹴り飛ばした足を抑える

 

「こりゃマジでアダマンチウムっぽいよ?」

「そのようね」

 

蹴り飛ばされた少女はまた何事もなかったかのように起き上がる

 

「ウルヴィーでもちょっとは痛がるよ?」

「弾丸だって効いたはずよ。あれ?効かなかったかしら?」

「うん。弾かれるか当たってもすぐに回復されるか。貴重な盾だよ」

「それ本人の前で言ったら三枚下ろしよ?」

「居ないからいいの」

 

軽口を叩き合うが、実質この状況はピンチ以外の何物でもない

 

相手はアダマンチウムの骨格とアダマンチウムの鉤爪。さらに弾丸を受けてもすぐに傷が再生した事から、ウルヴァリンのヒーリングファクターまで持っている。対してこっちは意味のない鉄製弾丸。真っ二つのサバイバルナイフ。そして蜘蛛超人が一人

 

しかも蜘蛛超人の力も大して効かない

 

「……さてさて、どうしよう?アダマンチウムの骨格なら彼女の体重は八十キロはあるんじゃない?」

「女の子に体重の話は厳禁」

「はいはい」

 

軽口を叩きながらも気は緩めない

 

どうやって無力化するか。それを考える

 

が、不意に少女が何かを呟いた

 

そして、一言二言呟き、二人に向かって突っ込んできた

 

『ッ!?』

 

二人が同時に身構える。が、少女は飛び上がり、二人を飛び越えて、路地裏の奥へと走り去る

 

「追うよ!」

「分かってる!」

 

二人が少女を追う

 

が、少女は右へ左へと走って行き、壁をも乗り越える

 

「僕が追うよ!」

「スパイディ!私は武偵校の女子寮にいるわ!」

 

ピシュッ!ピシュッ!っとスパイダーマンがウェブスイングで移動し、少女を追う

 

「All right!!」

 

スパイダーマンはその言葉を残して少女を追っていった

 

「……これはあれを……アイアンマンを使う事になるかも」

 

桃花は考えながらも路地裏を抜け出し、警察に通報。警察を待たずに桃花は武偵校の女子寮まで走った

 

 

 

 

次の日、桃花は学校を休んだ

 

スパイダーマンはその日の内には女子寮まで来なかった

 

そして、今日はアリアがイギリスに帰る日。なるべく少女の件は早くケリを付け、見送りに行きたかった

 

恐らく、彼女はX-23……ローラのようにウルヴァリンのクローン……もしくは生体実験により生み出されたウルヴァリンと全く同じ力を持つミュータントだと桃花は考えていた

 

ウルヴァリンのミュータント能力として上げられるのは主に二つ

 

一つは鉤爪。そして、もう一つがヒーリングファクター

 

この二つだけなら、アイアンマンでも十分なんとか無力化が出来るかもしれない。リパルサーやユニビームを直撃させ、脳震盪でも起こしてやればその時点で無力化できるかもしれない

 

スパイダーマンにも出来ない事は無いが、如何せん彼は拳と糸を主体に戦う、ミュータントでは無いヴィラン。超人的な力を持った人間等の相手が得意分野だ

 

グリーンゴブリンやエレクトロ。彼等を相手にスパイダーマンは戦ってきたが、どれもヒーリングファクターや硬すぎる皮膚や骨格は持っていない。リザードマンがヒーリングファクターに近い能力を持っていたが、それに対しては解毒剤というモノがあった

 

しかし、今回は弱点というものが相手にはない。頭を切り落とそうが、骨以外全て消しさろうが、きっと相手はすぐに復活する。まぁ、ウルヴァリンを倒しているヴィランは多々居るのだが

 

パンチやキックも、相手のタフさのせいで先にスパイダーマンの方が手や足を痛めてしまう

 

だが、アイアンマンは硬すぎる装甲を持つロボットや宇宙人を相手に……さらには手加減されてたとは言え、あのマイティ・ソーとも渡り合えるアーマーだ

 

今回の戦いにおいてはアイアンマン程無力化しやすいモノはない

 

「……準備完了」

 

桃花は何時ものようなちょっと可愛い系の服ではなく、インナースーツのような物を着込んでいた

 

「リアクターセットっと」

 

さらに胸元に丸い装置を着ける。その装置の真ん中には逆三角形の物が取り付けてある

 

これはMarkⅤverTに直接取り付けてあった(パクってきた)改良型リアクターだ。それをMarkⅤからぶっこ抜いて来たのだ

 

「これで本当に準備終わり」

 

後はスパイダーマンを待つだけだった。が、丁度その時、コンコン。と窓が叩かれた

 

そして、閉めていたカーテンを開ける

 

そこには、逆さ吊りになったスパイダーマンが

 

スパイダーマンが逆さのまま手を上げる

 

窓をガラッと開ける

 

「早く入って。見られたら大変よ?」

「そうだね。とっとと入るよ」

 

スパイダーマンが逆さのまま窓のサンに手を当て、中に入る

 

「お~、年頃の女の子の私室だ~」

「ぶっ叩き出すわよ?」

「ちょっ、それだけは勘弁」

 

軽口を叩き合う桃花とスパイダーマン

 

「それじゃあ、色々と教えてくれる?あ、ジョークは抜きで」

「はいはい。まず、あの子が行ったのは研究所だったよ。しかも、飛びっきりヤバそうな」

「……違法研究所ってトコかしら?」

「そんなところ。で、目的は最強の『兵器』を作り出すことらしいんだ」

「最強の……『兵器』ですって?」

 

桃花が聞き返す

 

「どうもそれが『生物兵器』……要するに彼女らしいんだよ」

「何ですって?」

 

桃花の顔が険しくなる。が、スパイダーマンは話をすすめる

 

「ウルヴィーは第二次世界大戦にも出てたからね。さらにウルヴィーの遺伝子と僕の遺伝子を組み合わせてヒーリングファクター持ちで怪力持ち……さらにアダマンチウムの骨格と鉤爪を持ち合わせた兵器を作る事を目的にしてたらしいんだ」

「……あなた、何安々と遺伝子渡してるよ」

「いや、いつ取られたんだろ?ほんとマジで」

 

ハハハと苦笑するスパイダーマン

 

桃花がジト目でスパイダーマンを見ると、スパイダーマンは苦笑しながらそっぽ向いた

 

「こっち向きなさいよ」

「嫌です」

 

それでもそっぽを向くスパイダーマン

 

「そ、そんな事より。トウカ、これからどうするの?僕は……あの子をどうにかしたい」

「そんなの私もよ。武偵だもの。見逃せないわ」

「なら行こう。チームアップだ」

「分かってるわ」

 

桃花はそう言い、指をパチンと鳴らした

 

その瞬間、部屋にあったキャリーバッグが一人でに動き、開いた

 

キャリーバッグの中はタイルのようなもので敷き詰められており、人が一人乗れる大きさになっている

 

そこに桃花が乗り、パチンともう一度指を鳴らした

 

その瞬間、開いたキャリーバッグから腕が一つ丸っと入るような機械が二つ飛び出した

 

「うぉっ!?」

 

そこに桃花が片手ずつ手を突っ込む

 

『承認。アーマーを装着します』

 

キャリーの声が聞こえると同時に赤と金の装甲が着いた機械が大量に飛び出した

 

それらが桃花の体に装甲をくっつけ、ボルトやネジで自動で固定していく

 

腕を突っ込んだ場所からは腕の装甲が腕にくっつき、段々と赤と金の装甲が桃花を包んでいく

 

最後に頭部装甲が展開され、フェイスガードが装着される

 

『MarkⅢ改、装着完了』

 

キャリーの声を聞いてから、桃花が手を握ったり開いたりして可動を確かめる

 

「問題無し。さぁ、スパイディ。行くわよ」

「……あぁ、行こう。アイアンマン」

 

スパイディが窓から飛び出し、アイアンマンとなった桃花もそこから飛び出す

 

そして、空中で両手両足についているリパルサーが火を吹き、桃花の体を宙に浮かす

 

さらにリパルサーの出力は上がり、桃花に推進力を与え、桃花を空へと飛ばした

 

「スパイディ、あなたの速度に合わせるわ」

「ありがたいね。僕は原始的な移動しか出来ないから」

「背中に乗ったら運んであげるわよ?」

「女の子に送ってもらうのはプライドに関わるからね。僕が運ぶのは別にいいんだけど」

「じゃあ今度タクシー替わりに使わせてもらうわ」

「それじゃあ僕はスパイダーマンタクシーとでも名乗った方がいい?」

「そうね。いいんじゃない?」

「じゃあニューヨークに帰ったら考えてみようかな」

 

ジョークを言いながら二人のヒーローは一点の目的地へと向かっていく

 

 

 

 

とある研究所

 

そこの扉が、勢い良く外れ、向かいの壁へと激突した

 

そして、そこから入ってくるのは二人のヒーロー

 

「Look out!Here comes to the SPIDER=MAN!!」

 

一人は、蜘蛛の力を手にした超人、スパイダーマン

 

「さぁ、パーティーの時間よ!!」

 

もう一人は、赤と金の装甲を身につけた鋼鉄のヒーロー。アイアンマン

 

「……って、何も無いじゃない」

「中は知らないよ?情報集めで精一杯だったから」

 

二人は中を見渡すが、中は広いホールが有るだけであった

 

一応、二人の真ん前に扉らしきものがある

 

が、その時スピーカーらしきものから声が響いた

 

『待っていたわ。スパイダーマン。そして、アイアンマン』

「……キャリー、変声期オン」

『かしこまりました』

 

桃花がボイスチェンジャーの機能をオンにする

 

「待っていた?僕達を?」

「オイオイ、待ち合わせ場所にしちゃあ質素過ぎないか?」

「ファ!?」

「ボイスチェンジャー」

 

コソっと驚いているスパイダーマンに耳打ちをする

 

このボイスチェンジャーで使っているボイスはトニーの物だ

 

桃花がアイアンマンである事は秘密であるため、こういう機能を予め取り付けておいたのだ

 

『じゃあここを貴方達の墓場にするっていうのは?そうしたら賑やかになるでしょう?』

「なりそうだな。主に幽霊のせいで」

「じゃあここは生粋の心霊スポットになっちゃうな」

『大丈夫よ。人を近寄らせないから』

 

顔も見えない相手との軽口が続いていく

 

『それじゃあ、私の研究の成果の一つを紹介するわ』

 

その声と共に壁の一部がスライドし、そこから巨大な生物が現れた

 

その生物の体はかなり奇怪て、頭はワシ。体はゾウらしきもの。尻尾が蛇。足はライオンだった

 

『合成獣キメラ。どう?素敵じゃない?』

「……そうだね。呆れちゃうほど」

 

失笑するスパイダーマン

 

対して、ヴィランや人外の相手をあまりした事が無い。そのため、かなり緊張している

 

そのため、スパイダーマンのような反応をする事が出来なかった

 

「アイアンマン!君は先に行け!」

「スパイダーマン!?」

「この程度でエネルギーを使っちゃダメだ!ここは僕が受けおう!」

 

二人でやった方が早く片付くのでは……と言いたかったが、その言葉は喉の奥に詰まった

 

「あの子は君の知り合いなのだろう?二人で話をつけてこい!」

 

そのスパイダーマンの言葉を聞き、桃花は頷いた

 

「分かった!死ぬなよ!!」

「この程度じゃあ死なないさ!」

 

桃花が真ん前にある扉を飛行する形でぶち破り、突き進んでいく

 

スパイダーマンは豪快だなぁ。と思いながらもキメラの方を見る

 

「僕はこう見えてもゲテモノ相手は初めてじゃないからね」

 

スパイダーマンは身構え、こう言った

 

「You've got a black belt in stupid if you think you can beat me!?」

 

僕を倒す事が出来るなんて、馬鹿何段?と

 

かつて、とある格闘家に言った言葉をそのままそっくり、目の前のキメラに言い放った

 

 

 

 

ドガン!!と桃花は真っ正面の扉を何個も何個も突き破った

 

そして、最後に行き着いたのは何も無い部屋

 

そこに、あの少女は居た

 

「……やっと見つけた」

「……アイアンマン。いや、香月桃花」

「……バレちゃってたか。変声期の電源切って」

 

桃花はボイスチェンジャーの機能をオフにし、フェイスガードを上に上げ、顔を晒す

 

「わたしの主の命令で……あなたを殺します」

 

シャキン!と少女の手から鉤爪が姿を現す

 

「そう殺られるとでも?」

「殺らなきゃ……わたしは……」

「……良いわ。止めてあげる。あなたを」

 

少女の悲しそうな顔を見て、ガシャン!と音を立ててフェイスガードが降りる

 

アイアンマンのフェイスガードの目が青く光り、胸のリアクターが一段と強く輝く

 

「ねぇ、あなたの名前は?」

 

桃花は手のリパルサーを少女に向けて聞いた

 

少女は体勢を低くし、口を開いた

 

「XX-1」

「可愛くない名前ね」

「分かってます」

 

XX-1はキンキンッ!とアダマンチウムの鉤爪同士を当てて音を鳴らし、桃花へ向けて走り出した




スパイディの台詞は殆どマヴカプ3からです

あとXX-1が皮膚で弾丸を弾いてますが、ウルヴァリンx-men:zeroでウルヴァリンがマシンガンの弾を弾いてた描写があったので、それを使いました。でもsamraiの方だとショットガンとか拳銃とか普通にくらってるんですよね。なんでだろう?

でわでわ、また次回
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