バカと鈍感な戦闘狂と面白き学園生活   作:サイコロさん

11 / 19
昔々、とある少年がいました。その子は病弱でした。その少年は正義感が強く勇者のような存在に憧れてました。しかし……その少年は…………


――――勇者になれませんでした。


親から殴られ、大切にしてたモノは壊され、愛することと愛されることがわからなくなり勇者になれなかった少年は、心に深い深い傷を受けました。そして、その少年は自分の野望の為に戦うことを選びました。


第8話 俺と明久と恋心

前回のあらすじ

第一次DF試召戦争 勝利!

 

 

 

 

戦争終了後、戦死していない生徒が歓声と悲鳴を出した声が響き、Dクラスはどん底に落とされたような表情でFクラスでは握手会が起きていた。

 

 

「スゲー! 本当に勝てるなんてスゴイよ!」

 

 

「坂本サマサマだな。握手してくれ!」

 

 

「姫路さん I love you」

 

 

雄二の周りには野郎共が集まり、握手してくれと言っている。すると俺のほうにも一人握手しにやって来た。

 

 

「風神、握手してくれ」

 

 

「おう、いいぞ。ガシッ」

 

 

「隙ありゃぁぁぁ「背負い投げぇぇえ!」ギャァァア」

 

 

明久の手を掴み、足払いして浮かせた後思いっきり投げ飛ばした。明久は星となった。するとDクラス代表の平賀がやって来た。

 

 

「まさか、姫路さんがFクラスに居るなんて……これは情報収集を怠った俺らの負けだ」

 

 

「あの……すみません」

 

 

「いやいいんだ。しかし、ルールに乗っ取り設備の入れ替えもといクラスを明け渡そう。今日は遅いし、明日でいいか?」

 

 

「いや、設備の入れ換えはいい」

 

 

「雄二、どうして「「「「吉井、ふざけるなぁ!!!」」」」……ゴメン」

 

 

その時、クラスメイトの怒号が響いた。まぁ俺が焚き付けたんだからこれほどの気合いが無くちゃ困る。すると須川が明久を悟らせた。

 

 

「吉井、忘れたのか? 我々がモテるにはAクラスに勝つしかないのだ!!」

 

 

「そんなんだから、近所の小学生に『馬鹿なお兄ちゃん』って呼ばれるんだぞ」

 

 

「………人違いです」

 

 

えっ?何々、どう言うことぉ?(ニヤニヤ)

 

 

「明久く~ん、どう言うことなのかなぁ?詳しく「そういう風神だって隣の美人なシングルマザーとその子供にモテモテなくせに!」おいおい、永井先生にはお世話になっているが、告白されたお前と「「「「ターゲットは吉井、殺せぇぇえ!」」」」「ちょっと待て、何で姫路さんも島田さんもぎゃあああああああ!!!」……スゲ~」

 

 

クラスメイトの団結力、容赦の無さの凄さに感動しているとこんなやり取りしてある間、代表同士で話をつけていた。

 

 

 

 

 

「あの、少しいいですか? 風神君」

 

 

「ん? 何だぁ、姫路」

 

 

時間が進み、放課後の教室には俺と姫路がいた。姫路が先に口を開いた。

 

 

「風神君に一つ聞きたいことがあります。この試験召喚先生を起こしたのは何でですか?」

 

 

「簡単な話さ、友人に頼まれたからさ」

 

 

「その友人はだれですか?」

 

 

「吉井明久だ」

 

 

「あの、吉井君が言い出した理由は何でですか?」

 

 

いつとなく緊張した雰囲気の中、決して普通ではみれない緊張した面で話す俺と姫路。俺は真剣な表情で、はっきりと伝えた。

 

 

「設備のためだ」

 

 

「そ、そうなんですか。「ただし、」えっ?」

 

 

「誰かさんの為にだ。」

 

 

「姫路よ。お前は気づいていなかったかもしれないが、我先とお前を心配していたのは明久なんだ。そして明久は情に厚く、誰かの為に頑張れるバカだ」

 

 

姫路は黙って俺の話を聞いていた。

 

 

「今回の戦争は、誰かの為に起こしたんだ。不憫で報われなかった誰かの為にな。姫路…お前ならわかるだろう。明久が戦争を起こした理由を…」

 

 

姫路は顔を赤く染める。そして嬉しさのあまりに顔がにやける。そりゃそうだ。まさか恋してる人が自分の為に行動し頑張っているからだ。そして姫路は目をつぶり、決心したように目を開く。

 

 

「私、決めました。 吉井君にラブレターを書きます!」

 

 

「それがいい」

 

 

姫路さんの自分の気持ちを伝えようとする姿は美しかった。

 

 

「姫路、お前の書きたいように書け! こういうのはお前の心を、魂を! そのまま書けば想いは伝わる!!」

 

 

俺は大げさに動いて、大声で教えた。下手に書くぐらいなら直球勝負。その方なら鈍感にも伝わるっていうと何故か笑われた。けどいい、恋する乙丸が笑う姿は綺麗だから……

 

 

~風神SAID終了~

 

 

~明久SAID~

 

 

もしも、これが夢なら早く覚めて欲しい。教科書を忘れて取りに来たら、楽しそうに喋る風神と頬を少し赤くした姫路さんがいた。そして次に目に写ったのは風神宛のラブレターのような手紙と風神宛先のラブレターをしまう封筒のような封筒があるけど何なのか分からない。

 

 

《あれはどう見てもラブレターだが?》

 

 

黙れ!僕に住む悪魔が!僕を不幸にしようとしてるけどそうはいかんぞ!

 

 

「風神さん、ありがとうございます」

 

 

「おうよ! こちらこそ!」

 

 

僕は反射で隠れてしまった。何故だ?何で隠れたんだ?とにかく、教科書を早く取らないっと。

 

 

《単純な話だ。今の風神が脅威に思えるからだ》

 

 

黙れ黙れ! 僕は騙されないぞ!!

 

 

「よ、吉井君!?」

 

 

僕が教室に入ると姫路さんの卓袱台には風神のラブレターと封筒に使いそうな可愛らしい便箋と封筒があった。何に使うんだろう?

 

 

《現実を見ろ。これは明らかにラブレターだ》

 

 

黙れ! 僕を虚言で騙そうとしているが、だいたい証拠はあるのか!!?

 

 

「これはあの、その、えっとー…」

 

 

「うんうん。わかっているよ」

 

 

「違うんです――ふあ!?」

 

 

便箋を隠そうとしていたけど、手が滑って落としてしまった。そしてたった一文大きく書かれていた。

 

 

『あなたのことが大好きです』

 

 

「違うんです。 違わないけど違うんです!」

 

 

《これ以上ない物的証拠だが?》

 

 

……………

 

 

《さぁ、諦めようぜ》

 

 

…………………………………

 

 

《現実を受け入れろ。そして友達を祝福しようぜ》

 

 

………………………………………………………………………………

 

 

「変わった不幸の手紙だね」

 

 

《こいつ、認めない気だ!!?》

 

 

危うく悪魔の虚言にやられちゃうところだった。危なかった。

 

 

「あ、あのそれはそれで困るんですか」

 

 

「そんなことしなくても、僕が手を下してあげるよ。 ああ大丈夫、武器は隣のクラスの山下君に頼むから」

 

 

「吉井君、これは不幸の手紙じゃないです」

 

 

「いや、これは不幸の手紙だ!……現に僕がここまで不幸になっているじゃないか……」

 

 

心が……折れそう……だ。

 

 

「それはクラスメイトに渡すの?」

 

 

「はい、そうです」

 

 

ボキッ

 

 

「そいつの何処がいいの?外見はあまりよくないよ」

 

 

「ああ、いや外見じゃなくて、ああ、外見もかなり良いですよ」

 

 

ベキッゴキッ……既に心は瓦礫の山となった。

 

 

「憎い。憎いっ! あいつが心底憎い!!」

 

 

「へぇ!? 吉井君どうしたんですか!?」

 

 

「外見に自信が無いから羨ましくて……」

 

 

「え? どうしてですか!? とっても格好いいですよ。 私の友達もそう言ってましたし」

 

 

「え? ホント?」

 

 

かなり酔狂な人だろう。

 

 

「はい。友達が『美少年な吉井君と逞しい坂本君が居ると絵になる』って」

 

 

「いい人だね。今後も仲良くしてあげてね」

 

 

「『お前らの絡みの薄い本や絵が売れるから、懐がぽかぽかよぉ』って――」

 

 

「すぐに縁を切って、通信拒否にしなさい」

 

 

「風神君がそう言ってました」

 

 

よし、コロスか。

 

 

「もちろん、中身も大好きですよ」

 

 

「確かに肝臓や内臓が高く売れそうね」

 

 

あの化け物だ。相当高値だろう。

 

 

「それは体の中身です」

 

 

「えっ?心の中のこと?」

 

 

「えっ、はい! 優しくて友達思いだったり…」

 

 

?優しくて友達思い??

僕を痛めつける趣味を全力でバックアップするアイツが? 僕を騙して、宣戦布告に行かせボコられても謝りしないアイツが?? 僕を生け贄にしても心が痛まないと公言したアイツが???

 

 

「姫路さん、メモの準備はいい?……医学ノーベル賞を獲ったことある有名な精神医者だから」

 

 

「別に気が変になったわけじゃありません」

 

 

いつもの姫路さんとは思えない強い声だった。

 

 

「優しくて、明るくて、いつも楽しそうで……私の憧れなんです」

 

 

そんな真剣な口調からは、茶化すなんてできそうにもない程の強い想いが感じた。こんなんじゃ、とても邪魔なんて出来ない。

 

 

「その手紙…」

 

 

「は、はい」

 

 

「良い返事が貰えるといいね」

 

 

「はいっ!」

 

 

嬉しそうに笑う姫路さんは本当に魅力的だった。

 

 

~吉井SAID終了~

 

 

~風神SAID~

 

 

昨日の姫路の言葉を聞いて大満足な自分、しかし絶賛謝罪中の俺、理由は簡単。とある約束をしてたけど戦争で忘れてたので通話だけど土下座しました。そして今は…

 

 

[そうなのね。そう……覚悟ある?ゴゴゴ]

 

 

死にかけてます。

 

 

[待てぃ、そんな横暴をこの[ふざけないで。]……はい]

 

 

ダメだ、圧倒的に不利じゃないですか。ヤダー

 

 

[私は、真由美の分まで怒る必要があるの……(ボソッ)何でFクラスなの……気軽に遊び行けないじゃない]

 

 

っつ! そんな声出されたら…あぁ……しょうがねぇな。

 

 

[……わかった。俺の家の場所を教えてやる。[えっ?]……何でそんな声をだす]

 

 

[だって、只でさえ家に凛ちゃんや優子ちゃんが突撃してくるって嘆いたじゃない]

 

 

[あのなぁ、お前らの悲しい声を聴くとこっちが悲しくなる。お前ら、美人なんだから笑顔でいてくれよ]

 

 

[………ちょっと待って、カチッ…もう一度言ってちょうだい]

 

 

[お前、何してるんだ!まあいい―――お前らは美人なんだから笑顔でいて欲しいんだ。悲しい声してるとこっちまで気分が下がる。だから、お前らは笑顔のほうがかわいい]

 

 

まったくあいつらと言ったら、そんな声されたら俺が困るんだよ。

 

 

[……あ、ありがとう。先生が来たから、じゃ、じゃあまた明日ねぇ。(ボソッ)皆に伝えないと……えへへ♡]

 

 

[皆に? どういう意味だ。おい、ちょっともしもし?もしもーし?]

 

 

最後の意味はどういう意味何だ?まぁそうしていると明久がやって来た。そして島田さんが殴った……明久のことは弁護しない。あんな酷いことをしたからな。すると島田が今の明久にとって最恐の名を告げた。俺は明久を捉えた。

 

 

「放して! 僕はまだ独身の自由を味わいたんだぁ!?」

 

 

「安心しろ……いずれ会う運命だ。大人しく船越先生と温泉旅館に宿泊しろ!」

 

 

「イィィイヤアァァァアアアア!!」

 

 

明久は船越先生に近所のお兄さん(三十九歳/独身……心は青年)を犠牲にして生き延びた。チッ 補充テストが終わり、(何故か、秀吉がポニーテールのほうが可愛いかのぅ?って聞いてきた。)昼休みになると雄二が召集をかけた。すると姫路さんが声を出した。

 

 

「あ、あの皆さんの弁当を作って来ました。 迷惑じゃなかったら食べて貰えますか?」

 

 

「迷惑なもんか! これで生きていけるさ!」

 

 

「おお、ありがとな。姫路」

 

 

「……ありがと………」

 

 

「誠に感謝!」

 

 

皆が感謝しており、(島田は睨んで、秀吉は料理が出来ることに羨ましがっていた。)……島田よ。気持ちはわかるがそれはアカンよ。そうこんなほのぼのした食事になるはずだった…まさかあんなことが起こるなんて……




明久の勘違い発生中! 風神が最後に思っていた言葉の意味は? 後、電話していた人物とはいったい誰なのか!?

次回 俺と姫路とFクラス最終化学兵器(FFF·ザ·アルティメットリーサルサイエンスウェポン)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。