バカと鈍感な戦闘狂と面白き学園生活   作:サイコロさん

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第六問 問 以下の問いに答えなさい。

『ベンゼンの化学式に答えなさい』




姫路瑞希の答え 「C6H6」


教師のコメント――簡単でしたね。


土屋康太の答え 「ベン+ゼン=ベンゼン」


教師のコメント――君は化学をなめてませんか。


吉井明久の答え 「BーEーNーZーEーN」


教師のコメント――あとで土屋君と一緒に職員室に来るように。


風神颯人の答え 「C6H6 ※正しくはベンゾールと呼びます。訂正を要求をします!」


教師のコメント――ほぅ……上等です。かかってこいやぁ!


風神颯人のコメント――上等だ、必ず訂正させてやらぁ!


※その後、職員室で討論していた二人でした。


第9話 俺と姫路とFクラス最終化学兵器(FFF·ザ·アルティメットリーサルサイエンスウェポン)

前回のあらすじぃぃぃいいい!!!

明久、絶賛誤解中。

 

 

 

 

ほのぼのとした陽光がサンサンと降り注ぐ中、心地よい春風が鼻をくすぐる。絶好のピクニック日和だ。そんな中俺たちは青いシートの上に座り、姫路の弁当をつばめのヒナの様にまだかまだかと待っていた。そして姫路が弁当を開けようとしていた。(尚、島田と雄二は飲み物を買いに行っていない)

 

 

「あの、自信はないんですけど……」

 

 

「「「「おお!」」」」

 

 

俺たちは姫路の弁当箱を見て、歓声をあげる。姫路の弁当箱には彩りの良いように盛りつけられた野菜、子供が大好きなハンバーグ、エビフライ、アスパラ巻き、おにぎりが重箱に詰められており、俺からみても満足出来る弁当だ。(俺の弁当は手作りなので(ドヤッ))

 

 

「………………(ヒョイ パクっ)…」

 

 

「あ、ずるいぞ! ムッツリ―――」

 

 

するとムッツリーニが自慢の速さを活かしてエビフライを口にいれ、

 

 

「……………………ブクブク(バタン)」

 

 

泡を吐いて、豪快に倒れた。 予想できなかった俺たちは動けなかった。

 

 

「あわわ、土屋君!?」

 

 

「…………(グッ)」

 

 

「あ、そうなんですか? 良かった」

 

 

ムッツリーニは手を挙げてサムズアップ。その姿は、沈みゆくとあるサイボーグのようだった。そして俺たちに向かって姫路は

 

 

「良かったら、どんどん食べてくださいね」

 

 

曇りなき眼で純粋に言った。すると明久が小声で話しかけてきた。

 

 

(ねぇ…風神、秀吉)

 

 

(どうした、明久?)

 

 

(あれは何で死んでいるか、解る?)

 

 

(明久、そんなんの解るわけなかろうが(おそらく、化学薬品を使っている。理由としては、毒草より入手が簡単で毒草ならもっと泡を吹いて顔を青ざめてから即死だからだ。また、ムッツリーニがハンドサイン出来るほどの余裕と身体の自由があるとすれば……中和したけどあまりにも不味くてお陀仏かな?)……風神、お主は一体何の勉強をしているのじゃ)

 

 

(明久、風神。 お主等、身体は頑丈か?)

 

 

(正直胃袋に自信はないよ。食事の回数が少なすぎて退化しているから)

 

 

(俺は頑丈けど、不安だな)

 

 

(ならば、ここはわしに任せてもらおう)

 

 

(そんな、危ないよ!)

 

 

(大丈夫じゃ。風神は知っているがわしは存外頑丈な胃袋をしていてな。じゃがいもの芽程度なら食ってもびくともせんのじゃ)

 

 

秀吉……お前…またやるつもりかよ。しゃあねぇな!おい!!

 

 

(秀吉、ここは俺に任せろ)

 

 

((風神!?))

 

 

(食って真実を伝える。それが一番犠牲が少なく助かる方法だ)

 

 

(そんな!? そんなことしたら姫路さんが傷つくよ!? そんなの駄目だよ!!)

 

 

(明久……お前は料理人にとって嬉しいことは何か、わかるか?)

 

 

俺は真剣な表情で明久に言う。

 

 

(えっ? そりゃ“美味しい"と思われることでしょ。 何いっているの?)

 

 

(明久、質問を変えよう。……お前にとって、姫路の料理は美味しいと言えるのか?)

 

 

(ハッ!!)

 

 

(明久、お前にとってこれは料理と言えるのか? 否、否! お前は既にこれを"料理"としていない。すなわちお前は既に姫路さんの料理を罵倒しているようなものだ! 真実を知ったときの姫路さんの気持ちを読み取れ。  あんなに純粋に“美味しい“と言われて作った料理が、本当は気を使われて言われた悲しさを! 皆に迷惑をかけてしまった罪悪感を! 自分の料理がこんな扱いをされていた苦しさを!!! それなら俺は、真実を伝える!怪我が少ないうちに伝えるしかないんだ。それが姫路の為だ……お前が犠牲になる必要はない)

 

 

(風神……ありがとう。(グスッ))

 

 

(秀吉も秀吉だ。俺との約束を忘れたのか!)

 

 

(なんじゃ、わ、わしも何もしておらん)

 

 

(ウソつくために演劇を学んだのか?)

 

 

秀吉は目をそらした。しかし、俺は秀吉の顔を掴み、顔を向かせた。

 

 

(明久……秀吉は迷惑を懸けないように皆を騙していた頃があったんだ。 運良く俺が気づかなかったら秀吉は自殺するほどのイジメにあっていたんだ)

 

 

(えっ!!? 秀吉、本当なの!?)

 

 

(本当じゃ…あのときのわしはイジメられてたときがあったんじゃ)

 

 

(明久、秀吉は色んな男性にモテていて、その嫉妬に狂った女子にイジメられてたんだ。……俺とお前の約束を覚えているのか? 『自分を傷つける為に演劇をしない』だ)

 

 

(うむ……)

 

 

(秀吉、お前は傷つけるところだったんだぞ。昔俺に話したことを忘れたのか!『辛かったら頼って言いんじゃな?』って言った。傷つくぐらいなら俺に頼れ! 俺にとって辛いのはお前たちが傷つくことだ。だから―――)

 

 

俺は、秀吉を優しく抱いて力強く言った。

 

 

(―――俺に守らせてくれ!)

 

 

(……グスッ………ありがとう)

 

 

秀吉はうるうると瞳を揺らした。そして涙が出てた。

 

 

(じゃあ、逝ってくる)

 

 

(ごめん……ありがとう)

 

 

(すまぬ……そしてありがとうじゃ……)

 

 

「姫路、頂いていいか?」

 

 

「あの、いいですけど…何で木下君は泣いていて、吉井君は悔やんでいるんですか?」

 

 

お前を無意識だけど傷つけてしまった後悔をしているんだよ。

 

 

「んじゃ、いただきます」

 

 

モグモグ……ふむ、なるほど...カリカリした衣、ジューシーなエビ、そして此の世のものとは思えない何か...

 

 

「グハァッ!」

 

 

「ど、どうしたんですか!? 風神君!」

 

 

ヤバい…意識が朦朧としている。……漢、風神よ!耐えろ、耐えるしかないんだ!

 

 

「姫路、単刀直入に聞きたい。 何を入れたんだ?」

 

 

 

「えっと、 塩○化カル○ウムに水○化ナ○リウム、そして○○○○と⬛⬛⬛⬛⬛、後は☆☆☆☆☆☆☆☆☆です」

 

 

おかしい、後半はもう化学兵器や毒ガスに使う薬品何だが? あ…秀吉と明久が震えている。もう言うしかなぇな。

 

 

「姫路…薬品なんか料理に入れるな」

 

 

「えぇ!? で、でも、ちゃんと中和したから問題ないはずです!」

 

 

化学式とかそういうところなら問題ない。

 

 

「いや、俺が言っているのは味の方だ。下手したら死人が出る」

 

 

「そ、そんな...」

 

 

そうして、姫路は恐る恐るエビフライを一口食べた。

 

 

「~~~!!!?」

 

 

本人も不味すぎて悶える程か……

 

 

「わかってくれたか。……姫路」

 

 

「……はい。」

 

 

「次からよろしくな」

 

 

「「「え?」」」

 

 

「だって、わざわざ自分の分だけではなく皆の分を作ってきたんだろ? 弁当作りは大変なんだ。わざわざ作ってきたことは皆に食べて欲しい気持ちがあるからだろ? それに―――」

 

 

俺は笑顔で言った。

 

 

「―――見た目は美味しそうなんだし、ちゃんとした材料を使えば絶対うまい!」

 

 

「風神君…(うるうる)」

 

 

「それに…作り方がわかんないなら教えてやるよ」

 

 

「……はい!」

 

 

こうして連続殺人事件はムッツリーニの死だけで食い止められた。(なお、雄二が食べて生き残ったが、毒を盛ったって睨んで伝えたのでバックドロップボムしてやった)この後、姫路達には俺の五重箱弁当をおごり俺は姫路の弁当を全部食べた。…………えっ、何で食べるかって? 姫路が俺達に食べてほしくて作ったんだ。食べなくては姫路に顔向けねぇし、それに最高のスパイスは愛情だろ?

 

 

~腹休み時間中~

 

 

あれから全員が回復&満腹になって作戦会議となった。島田が雄二に疑問をぶつけた。

 

 

「そういえば坂本、次の目標だけど」

 

 

「ん?試召戦争のか?」

 

 

「うん」

 

 

「相手はBクラスなの?」

 

 

「ああ。そうだ」

 

 

えっ? ポクポクポクチーン マジかよ。あいつらがいるところじゃねぇか!?

 

 

「どうしてBクラスなの? 目標はAクラス何でしょう?」

 

 

「正直に言おう」

 

 

雄二が急に神妙な面持ちになり、

 

 

「どんな作戦でも、うちの戦力じゃAクラスに勝てやしない」

 

 

敗北宣言をした……まあ、無理もない。そんだけ戦力差が激しいからな。しかし今の戦力ならの話しだが...(ニヤリ)

 

 

「それじゃ、ウチらの目標はBクラスに変更ってこと?」

 

 

「いいや、そんなことはない。Aクラスをやる」

 

 

「雄二、さっきと言ってることが違うじゃないか?」

 

 

「お前ら、雄二は今の戦力で無理だが、逆に言えば戦力が変わればいけるって言いたいんだ」

 

 

「でも、テストの点数を上げるなんて簡単に出来ないよ...はっ!」

 

 

「わかってくれたか、明久…そうだ。お前が今思って「カンニングだね」そのどや顔を殴らせろ」

 

 

期待してた俺の気持ちを返せ。すると雄二が作戦を言ってた。

 

 

「クラス同士の戦いなら負けるが、一騎討ちなら俺に秘策がある。そのためにBクラスを倒さないといけない」

 

 

「何でですか?坂本君」

 

 

「明久、試召戦争での下位クラスが負けた場合の設備はどうなるか知っているよな」

 

 

「え? も、もちろん!」

 

 

(吉井君。下位クラスが負けたら設備のランクを一つ落とされるんですよ)

 

 

姫路さんバレてますよ。また…明久には補習が必要なのかな?

 

 

「設備のランクを落とされるんだよ」

 

 

「……まあいい、つまりBクラスならCクラスの設備に落とされるわけだ。」

 

 

「常識だね」

 

 

「では、上位クラスが負けた場合は?」

 

 

「悔しい」

 

 

「ムッツリーニ、ペンチ」

 

 

「雄二、ここは目立たないようにタバスコで我慢してくれ」

 

 

「ややっ。僕を全身をタバスコで味付けさせる動きがっ」

 

 

タバスコは辛い分、ヒリヒリ痛いぞ~。

 

 

(相手クラスと設備が入れ替えられちゃうんですよ)

 

 

明久…また"あの授業"をやらないといけないのか...

 

 

「つまり、うちに負けたクラスは最低のクラスと入れ替えられるわけだね」

 

 

「ああ、そのシステムを利用して交渉をする」

 

 

「交渉、ですか?」

 

 

「Bクラスをやったら、設備を入れ替えない代わりにAクラスへと攻め込むよう交渉する。設備を入れ替えたらFクラスだが、Aクラスに負けるだけならCクラス設備で済むからな。まずうまくいくだろう」

 

 

廃屋か、普通の大学の設備なら選ぶまでもないな。

 

 

「ふんふん。それで?」

 

 

「それをネタに交渉する。『Bクラスとの勝負直後に攻め込むぞ』といった具合にな」

 

 

なるほど…Aクラスと言えど、Bクラスをやった後は体力的にキツイ。さらにAクラスは格下の相手との戦争に時間を使うのは癪だろう。対してFクラスなら設備の不満とモテたい願望が原動力となり、士気が段違いだ。

 

 

「じゃが、それでも問題はあるじゃろう。体力としては辛いし面倒じゃが、Aクラスとしては一騎討ちよりも試召戦争の方が確実であるのは確かじゃからな。それに―――」

 

 

「それに?」

 

 

「そもそも一騎討ちで勝てるのじゃろうか? こちらに姫路がいるのは既に周知の上じゃろう?」

 

 

まあ、大丈夫だ……たぶん。

 

 

「そこで秘策があるんだ。心配するな」

 

 

「とにかくBクラスをやるぞ。と言うわけで明久…」

 

 

「ん?」

 

 

「今日のテストが終わったら、Bクラスに宣戦布告してこい」

 

 

「断る。雄「断ったら殴っちゃうZOY!」……待て、せめても話し合いの余地はあるか?」

 

 

「待て、颯人。それなら心理ジャンケンで決めないか」

 

 

「「OK。 乗った」」

 

 

「よし、負けたら行く。でいいな?」

 

 

「よし、僕はグーをだすよ」

 

 

意気揚々な明久……甘い甘い、雄二や俺がこんな公平なことを―――

 

 

「「お前がグーを出さなかったらぶち殺す(首をへし折る)!!」」

 

 

―――するわけねぇだろうが!

 

 

かくして明久はBクラスに宣戦布告(もとい死に)行ってきた。明久の目からキラリと光ったモノが落ちたが気にしないでいこう。




明日、13:30 Bクラス対Fクラスの試験召喚戦争が開戦されます。歴史的なFクラスの快進撃、果たしてどうなることやら...(学園長承認済み)

次回 俺とFクラスと根本の罠
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