プロローグ 運命の日の前
冷たい風が吹き終わり、だんだん温かくなってきた頃、
僕らは最後のまとめをしていた。
「よーし明久 テスト前の小手調べだ!」
「[三権分立]は[司法]と[立法]ともう一つは何で成り立つか?」
今、問題を出したのは
身長は180強くらい、やや細身であるが華奢なわけがではない。むしろボクサーのような機能美を備えた細さを感じる。そして顔は意思の強い目とライオンを表すような短い髪の毛がツンツンと立っていてまるでたてがみのようだ。
「ふ……あまり僕を見くびらないでくれよ。雄二…………二つまでは絞れる」
「ほう」
「[憲法]か、[漢方]のどっちかだったはず……」
僕はキメ顔でそういった。確かにどちらだったはず。雄二は呆れながら、
「……[行政]だ。この馬鹿が」
「なんだと! そっちこそ馬鹿のクセに生意気な!」
「んだとごらぁ!決着つけるぞ!」
そう争っていると、女子の声が聞こえた。
「あんた達、何してるのよ」
「あ! 島田さんだよ。雄二挨拶しないと、その手を僕の頭かぎゃあああああああ!!」
雄二のアイアンクローを受けて悲鳴をあげる僕、決してテスト前では絶対観れない光景だろう。
~少々お待ち下さい~
「なるほどねぇ…」
今、考え事をしているのは"
身長は150強くらい、勝ち気な目とポニーテール、さらに髪を結んでいる黄色く大きなリボンが目立つ。そして何よりの特徴は鉄壁の胸部が本♡☆◇○☆♡◇◇!!??
「吉井…今、何を見て思ったかしら。(ニコニコ)」
~全然進まないので処刑シーンはカットします。処刑シーンを楽しみにしていた皆さま、大変申し訳ございません~
「あ それじゃウチからも~!」
「では基礎問題! [CH3COOH]とは何でしょう?」
島田さんはそう言って、僕の方を向いた。そして僕は、明後日の方へ向いた。
「吉井?」
「………英語は苦手なんだ」
誰だって苦手なものはある。仕方ないよね。
「え……?これ英語じゃなくて「じゃあ僕 こっちだから!」化学……」
急がないと、遅れたら失格扱いされるもんね。
「そういえば、師匠は、どこにいるの?」
「さぁな、俺も知らん」
そんな二人の小言を聞こえてきた。そういえばアイツが遅れているのは、おかしいな?まぁ今は、自分のことに集中しないとね。
場所変わって、教室の中はペンが走る音しかしない中、僕は……
(これが難しすぎて、壊れた人間が多いと噂の振り分け試験か…)
(確かに難しいけど問題ない……この程度なら十問に一問は解ける!)
勝利を確信していた!
(これなら20点は堅いな)
勝利を確信し、勝利の酔いに酔いしれていた時、
ガターン 誰かが倒れてた音がした。
「姫路さん!」
僕は声を出し、駆け寄った。
「はぁ…はぁ…」
姫路さんが苦しそうにしていると先生が近寄ってきた。
先生は口を開けて、こういった。
「試験中の途中退席は無得点扱いになるがいいかね?」
「ちょ、ちょっ先生! 具合を悪くなって退席するだけでそれは酷いじゃないですか!!」
「試験前に体調管理を疎かしたのが悪い。 そしてこれは規則だ。 吉井、お前達も早く席に戻りなさい」
「確かにそうだけど、そうだけど……」
だからってこれは酷いじゃないか!
その時、誰かが席から離れる音がした。
身長180強くらい、だが雄二よりも高い身長、一見細身に見えそうだが、雄二に余裕を持って勝つほどの筋肉、技術を持つ 髪の毛は黒髪のショートとアホ毛 そして100人見て100人は怖がるだろう目つき 暗緑色の瞳 一目見てヤクザの若頭だろう。
そして僕の悪友"
~吉井SIDE終了~
~風神SIDE~
まったく、素直に黙って観ていたが、さすがに耐えれなぁ。俺のダチが頑張っているんだ。ここで一肌脱ぐしかねぇ!
「先生、失礼します。」
「どうした、風神 お前も席に着かないと無得点扱いになるぞ」
「いやぁ、か弱き女子生徒を庇う勇気ある男子生徒を見まして、動かなくてどうする」
「しかし、規則に乗ってある上の判断をしただけ、この後はどうも出来ん」
俺は愛想笑いを作り、先生に一つ申す。
「いやいや、その女子生徒を運ぶことは出来ますよ」
「しかし、それでは規則に乗っ取り、お前も無得点扱いとなる。」
「勘違いしないでください。俺は規則を理解した上での判断……先生は規則を守り、その上での判断をしただけ、俺も、俺の意思を貫くのみ」
「……わかった。風神も無得点扱いとす」
「では明久!」
「え!?何何?」
「後は任せろ!」
俺はそういって、教室から出た。姫路をおぶったまま、
場所変わって保健室
「はい。これで大丈夫」
「そうか」
保健室の先生に姫路を任せ、少し立った頃。既に試験は終わって夕方だろう。さて今晩の献立はどうするか?
「………ん…ん…」
おっと姫路さんの目が覚めて来たようだ。
「ここは…何処ですか?」
「あら、ようやく目覚めたのね。ここは保健室よ」
「へぇ,あぁ…そうでした。 でもどうして、此処に?」
「グッドアフタヌーン 姫路」
「風神君! どうして此処にいるんですか?」
「姫路さんが倒れていたから、連れてきただけ、そんだけさ」
「そんだけって、二度と試験を受けれなくなるんですよ!」
確かに、文月学園では二度と試験が出来ないだろう。
規則に厳しい学園長のことだ。慈悲はないだろう。
「構うもんか、それで自分の信念を曲げるくらいなら受けない方がいい」
「風神君……ありがとうございます」
「それに……」
「??」
「恋する乙女を応援して何が悪い。ニヤニヤ」
「かかかみ、風神君なななな何のことでしょう」
「あら、私も混ぜてちょうだい。安心して全て聞かせて貰うかしら。ニヤニヤ」
「松村先生も、何言っているんですか!?」
その後、一人の女子をからかう二人の男性の影が残っていた。
女の子を救うために、試験を捨てた漢 風神颯人 彼が行く先はFクラス。そこでは、いったい何がいるのか!
次回 俺と先生と幼馴染み達