バカと鈍感な戦闘狂と面白き学園生活   作:サイコロさん

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試験召喚戦争のルール

一.原則としてクラス対抗戦とする。各科目担当教師の立会いにより試験召喚戦争システムが起動し、召喚が可能となる。なお、総合科目勝負は学年主任の立会いのもとでのみ可能。

二.召喚獣は各人一体のみ所有。この召喚獣は、該当科目において最も近い時期に受けたテストの点数に比例した力を持つ。総合科目については各科目最新の点数は和がこれにあたる。

三.召喚獣が消耗するとその割合に応じて点数も減算され、戦死に至ると0点となり、その戦争を行っている間は補習室にて補習を受講する義務がある。

四.召喚獣はとどめを刺されて戦死しない限りは、テストを受け直して点数を補充することで何度でも回復可能である。

五.相手が召喚獣を喚び出したにも関わらず召喚を行わなかった場合は戦闘放棄とみなし、戦死者同様に補習室にて戦争終了まで補習を受ける。

六.召喚可能範囲は、担当教師の周囲半径10メートル程である。(個人差あり)

七.戦争の勝敗は、クラス代表の敗北をもってのみ決定される。この勝敗に対し、教師が認めた勝負である限り、経緯や手段は不問とする。あくまでもテストの点数を用いた『戦争』であるという点を常に意識すること。


(※この話から、文章が長くなります。今後もよろしくお願いします。)


第4話 戦争とFクラスと野郎共の決意

前回のあらすじ

ついに雄二からの戦争提案!? そして風神が笑う理由とは……

 

 

 

 

 

AクラスVSFクラス これを意味することは、最強対最弱と言う意味である。普通じゃ絶望的だろう。現に。

 

 

「勝てるわけない!あいつらは伝説のAクラスなんだぞ!! もう駄目だ……おしまいだぁ…」

 

 

「これ以上設備を落とされるなんて嫌だ」

 

 

「姫路さんがいたら何もいらない」

 

 

悲鳴と弱音しか聞こえてこない。(一部プロポーズ)さて、ここからどうするんだ?坂本。

 

 

「そんなことはない。必ず勝てる。いや、必ず勝たせて見せよう!」

 

 

「何馬鹿なことを」

 

 

「不可能だぁ」

 

 

「根拠無いくせに、出きるわけないだろう」

 

 

そもそも戦力差が違う。Aクラス一人でFクラス四、五人は相手はできるほどの力は持つ。Aクラス代表なら、十人くらい余裕で勝てるほど力はあるだろう。そんな中、雄二はクラスを見回した。

 

 

「勝てる根拠ならあるさ。このクラスには試験召喚戦争で勝つことが出来る要素が、揃っている!」

 

 

雄二の言葉を聞き、さらにざわめくクラス、雄二は不敵な笑みを浮かべていた。

 

 

「それを証明してやる」

 

 

「まず一人目……おい、康太。畳に顔をつけて姫路のスカートを覗いていないで前にこい」

 

 

「……………………………(ブンブン)」

 

 

「は、はわっ」

 

 

必死になって顔と手を使って否定しているが、畳の後が論より証拠となっている。

 

 

「土屋康太。こいつがあの有名な、『沈黙なる性識者』(ムッツリーニ)だ」

 

 

「………………(ブンブン)」

 

 

そう、こいつの異名『ムッツリーニ』は、自分の欲望を満たすために自分の全てをかけた漢だ。究極のエロを求める姿から男子から畏怖と尊敬、女子から軽蔑されている。

 

 

「ムッツリーニだと…?」

 

 

「バカな、ヤツがそうだと言うのか?」

 

 

「よくみろ!あいつがさっきまでやっていたことを思い出せ!明らかな覗きの証拠を隠そうとしているぞ………」

 

 

「ああ、ムッツリーニの名に恥じない姿だ」

 

 

「?? 何のことでしょうか?」

 

 

姫路さんは分からないようだな。そのままでいてくれ。

 

 

「姫路のことは、説明しなくても、その強さは知っているだろう」

 

 

「えっ? わ、私ですかっ?」

 

 

「ああ。ウチの主戦力の一人だ。期待している」

 

 

「そうだ。俺たちには姫路さんがいるんだ!」

 

 

「彼女は確か、次席のはず…確かにAクラスにも引けをとらない」

 

 

「ああ。彼女さえいれば何もいらないな」

 

 

姫路さんはかなり賢い。なぜならこの学年で2番目に賢いからな。後ラブコールやめぃ。

 

 

「島田美波と木下秀吉もいる。作戦の要にはなると思う」

 

 

「おお……!」

 

 

「確か、演劇部のホープと非公式なら女子の中で一番強いことから「絶望」と呼ばれるあの………!」

 

 

秀吉は、声帯模写、変装メイクなんだもござれの演劇男子、そして俺の弟子である島田は、レスリング、空手、プロレスなどの文月学園男女混合異種格闘試合では勝ち続けている。そのため、反射神経、運動神経、場数の差が桁外れだ。そして歴戦のオーラがただよっている。(後隠れファンがかなり多い。)

 

 

「当然俺も全力を尽くす」

 

 

「確かになんだかやってくれそうな奴だ」

 

 

「坂本って、小学生の頃は神童って呼ばれていたよな?」

 

 

「つまり、実力Aクラス並みが二人もいるのか!」

 

 

「そして、俺たちはこいつを忘れてはいけない。こいつが居れば打倒Aクラスも夢でなくなる。島田の師匠であり、学問もAクラスの漢がここにいる。」

 

 

「えっ?誰だ?」

 

 

「そんな化物いるのか?」

 

 

「颯人、前に出てきてくれ」

 

 

はいはい。俺はそんな返事をして、前にきた。野郎共は視線が集まるなか、雄二が先に言った。

 

 

「お前らは知らないが、この異名なら知っているだろう。こいつの異名は『戦闘凶人』(バーサーカー)だ」

 

 

「「「「なぁぁぁにぃぃぃいー!!!!」」」」

 

 

クラスの至るところから驚きの声が聞こえた。しかしそんなに驚くかね。

 

 

「あの…凶器を持った五十人をたった十分で全滅させた、あの……!」

 

 

「Aクラスのほとんどが彼に勉強を教えてもらっているというあの………!」

 

 

「我々、異端審問会の天敵がここにいるとは……!」

 

 

全部、本当のことだけどね。そこまで驚かなくてもいいじゃない。

 

 

「でもこれなら、いける、いけるぞ!」

 

 

「不可能が、可能に…!」

 

 

いけそうだ、やれそうだ、そんな言葉が飛び回り、そう例えるならボルテージが灼熱のごとく、マグマのように熱くなっている!そう。気が付けば、クラスの士気は確実に上がっていた。

 

 

「それに、吉井明久だっている」

 

 

 

………………シーンーー

 

 

氷点下まで下がった。

 

 

「明久、お前のせいで士気が駄々下がりじゃないか、おい!どうするんだ!!?」

 

 

「えっ!? ちょっと雄二!どうしてそこで僕の名前を呼ぶのさ!全く必要ないよね!」

 

 

「誰だ? 吉井明久って?」

 

 

「聞いたことないぞ?」

 

 

まったくお前ら馬鹿かハァー 教えてあげなければいけないなぁ。

 

 

「お前ら、さっきダーリンと呼んでくれと懇願したドMな男好きな奴だ」

 

 

「ねぇ、違うよね。明らかに違うよね。冗談だよね?「「「「ああ、アイツか(ポン)」」」」これは誤解だああ―!」

 

 

「お前ら、知らねぇから教えてやる。こいつの肩書きは『観察処分者』だ」

 

 

「………それって、確かバカの代名詞だよな」

 

 

「ち、違うよっ! ちょっとお茶目な十六歳につけられる愛称で―――」

 

 

「そうだ。バカの代名詞だ」

 

 

「肯定するな、 バカ雄二!」

 

 

「あの、観察処分者って何ですか?」

 

 

「簡単に言えば、教師の雑用係だ。力仕事を主にした雑用を、特例として物を触れる機能を持った召喚獣でこなす。こんな感じだ」

 

 

「そうなんですか? それって凄いですね。召喚獣はって見た目と違って力持ちって聞きましたから、そんなことができるなら便利ですね」

 

 

姫路はキラキラした目で明久を見る。そして明久は苦笑いしている。

 

 

「姫路、あんさんは知らないけどフィードバックというものがあって、それが相当ひどいものでなぁ」

 

 

そう。観察処分者には、教師と違ってフィードバックがある。これは召喚獣の疲労やダメージが何割かは本人に戻ってくる上、教師の監視下しか動かせない。まさにデメリットしかない。観察処分者は成績不良かつ学習意欲に欠けた生徒の戒めである。 そう説明していると野郎共から声が出てくる。

 

 

「坂本、少しいいか?」

 

 

「ん?どうした? 確かあ……」

 

 

「須川亮だ。 それならばAクラスじゃなくてもいいじゃないか? さっき言っていたDクラスでもここと比べたら良いぞ?」

 

 

「確かに……」

 

 

「言われてみれば、勝てる確率が高い方がいいな」

 

 

野郎共から、そんな声が聞こえる。野郎共の言い分はよく分かる。人間は確実に勝ちたい生き物だ。けどそれじゃ面白くない。それは雄二も同意見だろう(ニヤリ

 

 

「お前ら、それはなぁ「雄二、任せろ。」颯人…」

 

 

「お前らに一つ言いたい」

 

 

野郎共は俺の話を聞いていない。当然だ、俺には何の肩書きがない。しかし俺は知っている。ここに来てわかったことがある。俺は小さく呟く。

 

 

「(ボソッ)……モテるの可能性を捨てるのか……」

 

 

「「「「「「「詳しく、聞かせろ!!」」」」」」」

 

 

野郎共は非リア充だ。

簡単な話だ。秀吉に告白したからだ。秀吉は男なのに、可愛らしい姿をしていおり、(優子を男にした感じ)そして告白する者が絶えずにいる。そしてほとんどが少年か、非モテ野郎からだ。(しかも理由が一目惚れ。)

 

 

「お前ら、モテる奴の特徴を知ってるか?「「「「「「知らん!!」」」」」」」なら教えてやる…モテる奴の特徴は―――」

 

 

「………………(ゴクリ)」

 

 

野郎共は真剣な眼差しで俺を見る。(何故か、明久も康太も見ている)俺は真面目な顔で言った。

 

 

「―――一つに集中し、やり遂げたことだ!」

 

 

「「「「「「「!!?」」」」」」」

 

 

「サッカー部のエースにバスケ部のエース、さらに成績上位者 さらには隣のクラスの山下君までモテている。何故だ!」

 

 

「……それは簡単だ。そいつらの共通点は成し遂げた者だからだ。部活、勉学一筋で頑張ったからだ。自分を磨き、積み重ね、色んな経験をしてきた。努力するその姿を美しいと思わない人間などいるのか!! お前らはどうだ? 誰でもいいから誇れるものはあるのか?」

 

 

野郎共は下にうつむいた。その表情は自分の愚かさを恨み、後悔しているようだ。

 

 

「お前らは何もしていない!駄目野郎の集まりだ!だから――――」

 

 

俺は大きくかつはっきりわかるように言った。

 

 

「――――モテないんだぁぁぁあ!!!!!」

 

 

「「「「「「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁあああああー!!!」」」」」」」

 

 

野郎共は泣いた、自分の愚かさを知り、自分はモテる幻想が壊れたことに気がついた。野郎共から 後悔 懺悔 自分への怒りなどの感情がクラス中に広がった。そして俺は優しく微笑み、希望を持たせるように言った。

 

 

「…………だからこそだ。……」

 

 

「何だよ!もうやめてくれ!もう頭がぁ!頭がああ!」

 

 

「俺は…俺は……(グズッ)」

 

 

「――俺たちはやるしかないんだろうがぁ!」

 

 

「「「「「「「!!?」」」」」」」

 

 

俺は、力強く真面目な声で言った。

 

 

「俺たち、FクラスがAクラスに勝つことで『戦争』をやり遂げることができる!最弱が、最強を穿つ時、それはどういう意味を表すか!」

 

 

「考えてみろ。想像しろ。Aクラスに勝った自分たちを、色んな人達に 女子にキャーキャー言われる自分を!」

 

 

「おお……おおおおおー!」

 

 

「このオレガ、俺ガ………この俺がモテている!!」

 

 

野郎共は希望が、瞳に宿りはじめ声が大きくなってきた。

 

 

「お前達、モテたいかぁ!「「「「「「「モテたい!」」」」」」」ならやろうじゃねぇか!戦争を、打倒Aクラスをおおお!!!」

 

 

「「「「「「「おおおおおおおおおおお!!!!!!!」」」」」」」

 

 

野郎共は希望を持ち、声を高らかに挙げた。まさにAクラスしか眼中にないみたいだ。

 

 

「雄二、これはどうだろうか?」

 

 

「最高じゃねぇか。(ニヤリ)」

 

 

さぁ始まるだろう戦争よ、戦いよ。俺の血が疼いてたまらん。さぁ、諸君 戦争しよう。




野郎共を持ち上げた風神。 今度こそ雄二の作戦が分かるのか!? あと筆者は書きたいもの書けて大満足です。(о´∀`о)

次回 第一次AF戦争の初め~幼馴染みとの再会~
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