『(1)4sinX+3cos3X=2の方程式を満たし、かつ第一象限に存在するXの値を一つ答えなさい。
(2)sin(A+B)と等しい式を示すのは次のどれか、①~④の中から選びなさい。
①sinA+cosB ②sinA-cosB ③sinAcosB ④sinAcosB+cosAsinB
姫路瑞希、木下優子の答え 「(1) X=π/6 (2) ④」
教師のコメント――そうですね。角度を『°』じゃなく『π』で書いてありますし、完璧です。あと木下さんの答えから凄まじい何かを感じます。まるで好きな人と同じクラスになるためのような……
土屋康太の答え 「(1) X=およそ3」
教師のコメント――およそをつけて誤魔化したい気持ちもわかりますが、これでは回答に近くても点数はあげれません。
吉井明久の答え 「(2) およそ③」
教師のコメント――先生は今まで沢山の生徒を見てきましたが、選択問題でおよそをつける生徒は君が初めてです。
第5話 第一次AF戦争の初め~幼馴染みとの再会~
前回のあらすじいいぃぃぃぃ
野郎共 覚醒!
野郎共の士気はMAX!そんな動きを見逃す程にうちらの代表は甘くない。
「さて、お前らの力を証明するために、まずはDクラスを征服する。吉井明久は、その誉れ高いDクラスへの宣戦布告の使者となってもらう。無事大役を果たせ!」
「…………下位勢力の宣戦布告の使者ってひどい目に遭うよね」
「そんなのドラマや映画の話だ。大事な使者にそんなことするわけないだろう」
「でも…………」
ここであと一推しますか。
「明久、お前が聞いた情報は嘘だ。これは下位勢力からの宣戦布告を受けたくない上位勢力からの臆病風が生み出したモノだ。明久、俺は信じてる。お前は出来る奴だと…」
「颯人……うん、行ってくるよ」
明久は歩きだした。その姿は俺たちの意思を背負っているようだ。明久が出てから雄二が何か言ってた。
「明久ほど、生け贄にしやすい存在はいねぇ」
同意見である。
「いやああぁぁぁぁぁぁぁ--!!!」
~明久帰還中、明久帰還中~
「暴行されないのって嘘じゃないかぁ!」
明久の姿は見るに悲惨だった。制服は破れかけ、顔には落書きがされてあった。
「「やはり、そうか」」
「知った上での判断か! 少し悪びれろ!」
「「吉井(君)、大丈夫(ですか)?」」
「姫路さん、島田さん 大丈夫だよ。ほとんどかすり傷だからこのとおり「良かった、ウチが殴る余地はまだあるんだ…」ああ、もう駄目!死にそう!110番を誰か誰か!」
明久は女子の心配を承けとるべきだ。あと救急車は119番だ。
「そんなことよりミーティングに行くぞ」
「了解」
「あーはいはい」
「吉井、挨拶は一回!」
「へーい」
「……一度、Das Brecher―――ええと、日本語はだと…………」
「…………調教」
「そう調教の必要がありそうね。」
「調教って、せめて教育とか指導って言ってくれない?」
「じゃ、間とってZüchtigen―――」
「………それはわからない」
「たしか、折檻だ」
「悪化してるよね?」
「そう」
なかなかバイオレンスな環境で過ごしたのか?……俺みたいに…………
「というか、ドイツ語をなんで知っているの?」
「「一般教養」」
「颯人とムッツリーニの一般教養の意味が違う気がする」
旅していると自然に身に付くものよ。そう話しているといつの間にか屋上にたどり着いていた。春風とともに陽光に目を細める。俺が持ってきた卓袱台を置き、皆はその回りに座っていた。
「明久。宣戦布告してきたな?」
「一応今日の午後1時から開戦予定と告げてきたけど」
「よし、腹ごしらえ兼作戦会議をしよう」
腹減っては戦出来ぬ、何事も準備から始まる。そして明久は……
「そうなるな。明久、今日の昼ぐらいはまともに食べろよ」
「そう思うなら奢ってくれると嬉しいんだけど」
「えっ? 吉井君ってお昼食べないんですか?」
「いや。一応食べているよ」
「ウソ言うな。お前のまともな食事の定義が壊れてるくせに」
「………あれは食べていると言えるのか?」
俺と雄二は明久の食事事情を知ってるからこその発言。明久はお気になさらなかったのか、反論してくる。
「何が言いたい?」
「いや、お前の主食って―――水と塩だろ」
「酷い時は、公園の水だよな」
「失礼な。きちんと砂糖食べているさ!」
「あの、吉井君。水と塩と砂糖って、食べるとは言いませんよ………」
「舐める、が表現としては正解じゃろうな」
「し、仕送りが少ないんだよ」
他の皆からの優しい目線は逆に辛いよなぁ。仕方ねぇ。
「俺が作ってこようか?明久」
「「「「ゑ」」」」
「どうやって発音したんだ。お前ら?」
何故か、明久だけじゃなく島田や姫路(何故か秀吉まで)が変な声を出した。
「いいの!?久しぶりだよ。固形物を食べるのは!!」
どんな人生を送ったらそうなるんだ?俺みたいなわけねぇしい……あの人がそんな愚行を許すわけないし……
「まぁ、お前を見ていると……思い出すんだよ。昔の俺を…「(ガチャッ) 颯人、ここにいたのね」
あの時の自分を思い出しかけた時、ドアが開く音がした。そこには俺の幼馴染みが二人いた。
「「「「えっ?」」」」
あ、そういえば説明していなかった。
「紹介する。こいつらは…俺の幼馴染みの――」
「星川愛菜です。よろしくお願いいたします」
「星川凜です。よろしくお願いしますね♪」
「「「「ええええええええええええ――!!」」」」
うるせぇ。
~風神SAID終了~
~吉井SAID~
まさか……こんなことが起きるなんて……
「は~い、あーん♡」
「一人で食えるわ。箸を返せ」
「まあまあ、最近会えないし甘えたらどうかしら」
「学校ならな、家では毎日来るだろ。ハァー」
「わ、わしもあーんじゃ」
「お前らは何競っているんだ」
まさかラブコメを見せつけられるとは(グギギ)しかも
Fクラスのアイドルの秀吉だけじゃなく『白銀三姉妹』の二人にされるなんて………
『白銀三姉妹』
文月学園にいる三人のことを表す。しかも三姉妹でありその影響か、皆凄くデカ……魅力的な姿である。さらに文武両道でありAクラス代表とは違う神々しさを備えてある。そのために一人ずつにファンクラブがあるほど人気である。
星川愛菜
三姉妹の次女であり、『アルビノ』という体質である。本人はコンプレックスだと思っているが、逆にそれが特別感を出している。身長170弱、雪のように白い肌、もはや人工的に再現不可能な白くサラサラな髪、姫路さんと島田さんの良いところをとったスタイル、(3桁越えのバスト)そして真紅の瞳はまるで情熱的な心を表している。女子テニス部のエースであり運動神経抜群!そのため、校内外にファンがいる。 さらに得意科目なら先生並みの賢さである。見た目と活躍から『白の戦女神』『令和のアフロディーテ』と呼ばれる。
星川凜
三姉妹の三女であり、誰とも仲良く慣れるコミュニケーション能力を持つ。身長160強、輝いて見れるじゃないかぐらい綺麗な銀髪(アホ毛を何故か直さない。)、姉譲りのスタイル、可愛らしい童顔、何よりの特徴は覗いたら吸い込まれそうなマリンブルーの瞳だろう。次女ほどの賢さや運動神経はないがその代わりに家庭のことなら何でもござれと言う程上手い。誘いかたやからかい等が、あまりにも上手なことから『銀の小悪魔』『凜ママ』と呼ばれる。
あと一人はおいおい、説明するとして……
「あら? 颯人兄さ~ん、ソースついてますよ♡」
「ん?ああ、ありがとう。凜」
「「!!?」」
凜さんが、風神の頬っぺたに付いていたソースを指でとり、それを舐めた。……ふむ ポク ポク ポク ピカーン
「ムッツリーニ!! 今すぐ、隣のクラスの山下君に錆びたナイフを1ダースを調達「……既にしてある……(グギギ!)」そしたら、クラスの皆に伝達を「オラァ!(ギュルン)」ごふぅ!」
おのれ……我等の………天敵が。
~吉井SAID終了~
~風神SAID~
まあ、色々なことが、あったけど(姫路が弁当を作る発言や明久の変態発言、そして雄二が弄ろうしてたのでエルボーを喰らわせたこと)ようやく本題に入ってきた。
「雄二よ。一つ気になっていたんじゃが、どうしてDクラスなんじゃ?段階を踏んでいくならEクラスじゃろうし、勝負に出るならAクラスじゃろう?」
まあ、予測出きるが……
「あ、確かにそうですね。どうしてでしょう?」
「色々と理由はあるが、Eクラスを攻めない理由は簡単だ。戦うまでもない相手だからだ」
「え? でも、僕らよりはクラスが上だよ?」
「ま、振り分け試験の時点では向こうが強かったかもしれないな。けど、実際のところは違う。お前の周りにいる面子をよく見てみろ」
明久は見回している。何故か睨んできた?
「美少女三人とバカ一人とムッツリ一人、そして戦闘狂一人がいるね」
いろいろおかしい。
「明久、女子の数が足りないんじゃか?」
「えっ? 姫路さん、島田さん、秀吉で合っているハズだけと」
「男だといってるだろ「秀吉は可愛いのは認めるが、男なんだ。これが女だったら付き合いたいほど可愛いけど」…………(ボソッ……女でもいいかのう」
なんか言った?
「まあ姫路や颯人が、点数を補充さえ出来ればEクラスなど相手にならない。Aクラスを狙うなら、戦わなくもいいからな」
「それだと、Dクラスだと真正面にぶつかると厳しいということ?」
「ああ、確実に勝てるとは言えないな」
「それだったら、Aクラスに挑もうよ」
「明久、そんなに簡単じゃないものなんだ。戦争とは作戦、戦術など色々と考える必要がある」
「颯人の言う通りだ。それに初陣だし、派手にやって今後の景気づけにしたいだろ? それに打倒Aクラスの作戦に必要なプロセスだしな」
そういえば、作戦をまだ聞いていなかったな。そう思っていると姫路が珍しく、大きな声を出した。
「あ、あの!」
「ん? どうした姫路」
「えっと、その。 吉井君達は前から試召戦争について話し合っていたんですか?」
「「ああ、明久から姫路のためにって相談されて―――」」
「それはそうと‼️」
恥ずかしがらくてもいいじゃない。
「そもそもDクラスに勝てるの?」
「大丈夫だ。いいか、お前ら。 うちのクラスは―――」
「―――最強だ」
何の根拠も無いのに堂々と言い張った。荒唐無稽な夢かもしれない、実現不可能な絵空事だろう。 しかし、これに賭けてみたいと思った。
「いいね、 やってやりましょ!」
「………………(グッ)」
「はい、頑張ります!」
「うむ、心得た」
皆の賛同をうけて、俺たちは雄二の作戦に耳を傾けた。
本日、13:00 Dクラス対Fクラスの試験召喚戦争が開戦されました。この戦いは今後、どのような影響を与えるでしょうか。 (学園長承認済み。)
次回 俺と島田とDクラスの狂犬