バカと鈍感な戦闘狂と面白き学園生活   作:サイコロさん

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~島田美波の武勇伝~

一つ.戦闘凶人に弟子入りする。

二つ.ムッツリ商会を襲撃、その時に歯向かった異端審問会A~D部隊を壊滅。(理由は盗撮された写真の回収兼商会の壊滅)

三つ.第30回文月学園男女混合異種格闘試合に優勝 異名『絶望』と呼ばれるようになった。(この頃からファンが増えてきた。)

四つ.FFF団のプールの更衣室襲撃からの防衛戦、そのときのMVPの一人である。(なおMVPは5人しかいない。)

五つ.男装し、ムッツリ商会主催の男女装コスプレ大会の優勝(女装部門は、吉井明久 秀吉部門は木下秀吉)(尚、この頃から女性ファンが圧倒的に増えてきた。)

六つ.変態を撃退。変態からコメントが、「お前らに、独り身の辛さがわかるかぁあ!!」(この頃からファンクラブがあった。)


第6話 俺と島田とDクラスの狂犬

前回のあらすじ

風神の幼馴染みがスゴい人物だった(by明久)

 

 

 

 

~吉井SAID~

 

 

只今、午後1時10分 Dクラスとの戦争中、先行していた木下部隊がそろそろ交戦しているだろう。するとポニーテールをピコピコと揺らしながら、島田さんが駆けてきた。

 

 

「吉井! 木下達がDクラスの連中と渡り廊下で交戦状態に入ったわよ!」

 

 

島田さんをこうして改めて見ると、背は高く、手も脚も綺麗なのに 何処か女性の魅力に欠けている。一体何が足りないんだろう?

 

 

「ああ、胸か」

 

 

「アンタの指を折るわ。小指から綺麗に順番にね」

 

 

マズい。何とかしなければ

 

 

「そ、それよりホラ、試召戦争に集中しないと!」

 

 

僕たちがいるのは中堅部隊、今 前線にいるのは木下秀吉が率いる先行部隊。先行部隊が退避したときに僕たち中堅部隊が代わりに戦う。そのために戦場の雰囲気を感じないと、そして僕は耳を傾けた。

 

 

『ヒャッハー! 死にてぇヤツからこい! Fクラスの柴田が相手してやる!!』

 

 

『モテる俺は……モテる俺は強いんだぁぁぁあ!』

 

 

『星川愛菜様、どうか俺に勝利の力おおぉぉぉおー!』

 

 

流石、颯人だ。 級友をここまで焚き付けるとは恐るべし手腕だ。

 

 

『さぁ来い! この負け犬が!』

 

 

『て、鉄人!? 嫌だ! 補修室は嫌なんだっ!』

 

 

『あらぁ、駄目よ。 捕虜は補修室に送られるのがルール、終戦まで何時間待つか分からないけど、それまであたしとト.ク.ベ.ツ講義よお♡』

 

 

『オカマ先生まで、!? 頼む!見逃してくれ! 鉄人とオカマ先生の補習には耐えれねぇ! あんな拷問は人間の業じゃない! 頼みます。見逃してください!!』

 

 

『『拷問? そんなことしない。 趣味は勉強、尊敬するのは二宮金次郎といった理想的な生徒にしてやろう。 さぁ、連れていけ。』』

 

 

『それは洗脳と言うんだ!嫌だ!助けてく『イエッサー。』頼む――誰かぁ誰かぁぁぁ――!!助け『ガチャ バタン』』

 

 

補習担当の教師に連れていかれる級友……ふむ、なるほど みんなに報告しないと。

 

 

「島田さん、中堅部隊全員に伝達を」

 

 

「ん? 作戦? 何て伝えんの?」

 

 

「即時退避して、Fクラスで籠城―と」

 

 

「この意気地無しが。(ブスッ)」

 

 

「ぎゃああぁぁあ!!目がぁ、目がぁぁあ!」

 

 

「目を覚ましなさい。この馬鹿! アンタは部隊長でしょ! そんな弱腰でいてどうするのよ!」

 

 

その目に激痛が―! せめて、ビンタかグーパンで殴った後に言って欲しいです。

 

 

「ウチ達の役割を忘れたの。ウチらは先行部隊の補充している間の前線を維持すること。 ウチらが逃げたら木下達は戦死してしまうわ」

 

 

そうだ!秀吉をあんな地獄に送ってたまるもんか!ここは男らしく立ち向かうしかない。ありがとう、島田さん。自分の間違いに気がつけたよ。

 

 

「うん そうだね。僕が間違っていたよ。ありがと「島田、明久! 先行部隊が後退してるぞ!」「総員退避よ。文句ないよね?」……よし、逃げよう。僕らには荷が重かった」

 

 

「そうね。ウチらは頑張ったわ」

 

 

逃げるが勝ちという言葉があるんだ。逃げても大丈夫だ。180度回転すると、本陣(Fクラス)にいた横田がいた。何でここに?

 

 

「ん? 横田じゃない。どうしたの?」

 

 

「風神より伝令があります」

 

 

横田がハキハキと皆に聞こえるように話した。

 

 

『逃げたら地獄を見せちゃうぞ☆』

 

 

「「総員突撃いぃぃぃいい!!!!」」

 

 

駄目だ、逃げたら補習よりも酷い目に遭う!ならばここで死ぬ!すると島田さんも同意見なのか、敵軍へ全力疾走していた。やっぱり風神の恐ろしさを知っているのか………

 

 

すると敵に向かって薙刀を振る秀吉の召喚獣がいた。…………やっぱり秀吉は可愛いな。

 

 

「明久、島田よ。援護してくれるのか!」

 

 

「秀吉、大丈夫?」

 

 

「うむ。なんとかのう……やはり点数差が響いており、もう厳しいのぅ」

 

 

「わかったわ! 秀吉を含む先行部隊は補充試験へ行って! ここはウチらが食い止めて見せるわ!!」

 

 

「「「了解」」」

 

 

そういい離れてくる先行部隊のみんな、数が少ないのは補習室に行った(逝った)せいだろう。

 

 

「アンタ達、ここが正念場よ。死んでも相手を食い止めなさい!!」

 

 

「「「イエス.リーダー!」」」」

 

 

僕より島田さんの方が適任な気がする。

 

 

~時間経ち、そろそろ仕掛けてもおかしくないだろう。すると島田さんから報告がきた。

 

 

「吉井、連絡部隊から報告! 化学教師の五十嵐先生と布施先生がDクラスに呼び出されたわ!」

 

 

なるほど……今は総合得点の学年主任の高橋先生のフィールドだけだから勝負に時間がかかるけど、立会人を増やして一気に片をつける気か!

 

 

「島田さん、化学に自信は?」

 

 

「Fクラスにそんなこと聞く? 全くなし。60点台常連よ」

 

 

すると、Dクラスから変化があった。

 

 

『そろそろ、終わらせてやろうか。……お前ら、"お嬢"をだすぞ!』

 

 

『何ぃ! "お嬢"を呼ぶのか!』

 

 

『これはFクラス……終わったな。』

 

 

何だ……お嬢とは? よく分からないけどヤバそうだ。

そのとき、Fクラスの氷室君が吹き飛んだ。

 

 

「ぐはぁー!!」

 

 

「邪魔……邪魔です。美春の邪魔するヤツは……死あるのみです!」

 

 

そこにいたのは修羅となった女子生徒だった。オレンジの髪をツインテールにして、ドリルにした髪型。しかし顔がこの世の生き物とは思えなかった。目には瞳が光り、口からは湯気が出ており、涎が落ちた場所からジュージューなっている。

 

 

「お姉さま……お姉…さ……ま 何処ですか?……「島田さん、隅の方へ移動しよう」……美春は……美春はお待ちしていま………す。お姉「わかったわ」お姉ぇぇさまぁぁあ―!! 先生、こちらにHARRY、HARRYYYY!」

 

 

チッ、島田さんに反応しやがったか。すると島田さんが助けを懇願してきたが……

 

 

「ディア·マイ·ハニイイイイイイイイ!!!」

 

 

…………うん。

 

 

「島田さん、後は任せた。 僕は先急ぐよ!」

 

 

「えっ!? ここは一緒に戦うか、『ここは任せて、先に行くんだ!』じゃないの!?」

 

 

「それは、現実では通用しない!」

 

 

「このゲス明久、ゲス久めぇ!」

 

 

なんとでも言うが言い、自分優先なのから。

 

 

「「試験召喚獣 試獣召喚(サモン)!」」

 

 

二人が五十嵐先生のフィールドで呼び出した。

島田さんの召喚獣はサーベルを持った軍服姿で80cm程の『デフォルトされた島田美波』で、美春と呼ばれていた女子生徒?は昔のギリシャにありそうな鎧と剣を持っていた。

 

そもそも装備はどうやって選ばれているのか?それは本人の性格、周囲の評価、何より今までの点数で決められる。そしてクラスごとにその装備の傾向が分かる。

 

Dクラスはヨーロッパにありそうな武器や鎧を着けており、遠距離の攻撃は魔法のような格好をした召喚獣が主に攻撃してくる。例えるなら昔の洋風な格好の召喚獣が多い。

 

一方、僕らFクラスは……酷い。これに限る。ひのきぼう、ピコピコハンマー、何か先についている棒(後から聞いたけど、普通なら槍の練習用の道具らしい)遠距離は紙飛行機などのへっぽこ装備だ。例えるならお笑い芸人や不良の格好をしている召喚獣が多い。

 

 

そうしていると、剣がぶつかり合う音がしてきた。すでに戦闘は始まったようだ。

 

 

「お姉さま…美春は、悪魔に邪魔されており、お姉さまに会えない日々が過ぎていました。 しかし、もうそんなクソ悪魔もいないのです! これは天命です! 美春と一緒になりましょう!」

 

 

「ごめんね、ウチには好きな人がいるの…」

 

 

「お姉さまは騙されています!」

 

 

島田さんの召喚獣に向かって大きく横ふりの攻撃がきた。

 

 

「お姉さまは、美春を愛してます。間違いなく愛してます!!」

 

 

「ウチは男が好きなの。 美春の気持ちは嬉しいけどゴメン!」

 

 

島田さんの召喚獣は大きく飛び、島田さんの召喚獣を一刀両断しようとしたとき、

 

 

「甘いです!」

 

 

美春の召喚獣は、剣を横にして受け止めた。そしてつばぜり合いの状態となった。

 

 

「クッ……諦めなさい、ウチは男が大好きなの」

 

 

「嘘言わないでください! 美春は信じてます。お姉さまは美春のことを大好きであることを!!! 美春はお姉さまに捨てられから、一日千秋の気持ちで待っておりました。そして今、お姉さまと一緒になる時がきたのです!」

 

 

「……(ボソッ)このわからず屋」

 

 

この状態から島田さんが勝つのは難しい。何故なら…

 

 

化学

Fクラス 『島田美波 53点』 VS Dクラス 『清水美春 94点』

 

 

点数の大きさは召喚獣の強さ、このままだと負けるだろう。(53点ってサバ読んでいたな。)そして島田さんの召喚獣のサーベルが弾かれた。

 

 

「クックッ…美春の勝ちです」

 

 

「このままだと、補修室送りね……」

 

 

「お姉さま、甘ったること言いますね。…(無言で保健室に向く美春)………今日は誰もいません、美春と寝れない1日を過ごしましょう」

 

 

「くっ…吉井、援護お願い!」

 

 

島田さんの援護要請だ。しかし……

 

 

「小童が……絞めますよ」

 

 

 

そこに行く勇気はない!

 

 

「島田さん、アンタの犠牲を忘れない! 必ず武勇伝に書き残して見せる。だから安心して!」

 

 

「ちょっとおぉ! 吉井ぃ!」

 

 

逃げようとすると、突如、清水さんの召喚獣がぶっ飛んだ。

 

 

「「「えっ?」」」

 

 

あっけに取られてると、そこにいたのはバイクのライダースーツとデニムジーンズを着て、赤黒いコートを被り、腰には手榴弾、ワイヤー、リボルバー、鈍く光るナイフを装備しており、背中には大きく長方形の少し曲がった盾と大きな斧槍とハンマーを背負っている。顔には目しか空いてない白い仮面をしている。そして全体に血塗れていており、赤く見える。例えるなら殺戮者だろう。

 

そう思っていると、この召喚獣の名前と召喚者が出てきた。

 

 

Fクラス 『風神 颯人―――』

 

 

「よぉ、大丈夫か?」

 

 

それは僕の悪友だった。たったそれだけ、それだけだった――――

 

 

(ッ!!? 殺気!?)

 

 

清水さんから怒り、殺意のオーラが漂い始めた。

 

 

 

 

「がぁあああぁぁあおぉォォォおオー!! このクソ悪魔があぁぁああ!!」

 

 

普通なら出せないだろうその声に僕は恐怖を覚えた。初めて会ったときより怖さが増して、もはやバケモノだ…

 

 

「おぉおぉ、怒っていますなぁ。(ニヤリ)」

 

 

「師匠、遅いですよ。おかげで死ぬかも知れませんでした」

 

 

「すまん、数学、英語W、古典の順番に補充していたからなぁ。さて―――」

 

 

「もういいですよ。さてと――」

 

 

「「かかってこい!」」

 

 

二人の背中がカッコよく見えた。




島田&風神VSDクラスの狂犬 清水の戦い勃発! このDクラスに対する雄二の作戦とは…… 後筆者は、このグダグダ展開速度を何とかすることに出来るのか!

次回 俺と放送と雄二の作戦
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