主人公 華琳の兄
禁断の愛
昔の近親の感覚というのが分かりませんので独自解釈含みます。
その他、設定にも独自解釈混ざっています。
キャラ崩壊
短文。
「やっぱりこういうのってよくないと思うんだ」
僕は、城の二階部分から外に出て、そこにあるベンチに座り、地上を優しく照らす満月を見上げた。
その月はとても綺麗で、昼間の疲れを癒してくれるようだった。僕はその優しい光が好きだった。
ことん。と、左肩に重みが加わる。
「今更よ」
「そうだけどさ」
隣に座る僕の妹である華琳の、ぬくもりに安心と緊張を感じる。
僕達は、周りに内緒で付き合っているのだ。
生まれたときからずっと一緒だった女の子。異性として意識し始めたのは幾つのときだっただろうか。
小さな時から、僕より頭が良く、運動もできる。自慢の妹だ。昔はその事に嫉妬心や、劣等感を抱いていたが今はそれも無い。
「だって、私兄さまがいなくては、この重圧に耐え切れず、きっと倒れてしまうわ。」
「うん。僕も、僕がいる事で、華琳の助けになるなら、この事に異論は無いんだけどさ」
「なら、いいじゃない。今日も、人をたくさん殺したから、少し疲れたわ」
華琳は、この世を平和にするために頑張っている。
人が人を殺さずに住む世の中を作るために、しかし、人と人は簡単に分かり合えるものじゃない。
力ではなく言葉で分かり合うなんて事は無理だという事は分かっている。そんなものは御伽噺の中だけで、現実を生きる僕達は理想を追ってはいけない。
権威とは形だけと成り果てた中央、そしてその中央に雇われる兵士達。その兵士達も守るべき家族がいることだろう。
上がゴーサインを出したら戦わずにはいられない。
人を殺さない世の中を作るために、人を殺す必要があるだなんて、なんて、理不尽な世の中なのだろう。
僕は、華琳の心労を思って華琳に片腕を廻し僕の方へ引き寄せる。
すると、華琳は「ん。」と、声を出した。
僕がこうする事で華琳の心に安寧が訪れるなら安いものだ。
「お疲れ様。僕も何か手伝えればよかったんだけど」
生憎僕には、戦う能も、知能も無い。
「兄さまは、何もしなくても良いのよ。ただそこにいてくれるだけで、私は癒される。明日を頑張れる。未来に希望が持てる」
「それならよかったけどさ」
僕がそう言うと華琳は僕の顔を両手で挟み、向き合わせた。
こんなにも近距離で見ても華琳は変わらず、美しくて、可愛くて、そこにあるピンクの色をした唇に吸い込まれそうになるが、雰囲気を読んでそんな事は決してしない。
「私、決心した事があるの。聞いてくれる?」
「何?」
「今のままじゃ、この世を平和にするには恐ろしく時間がかかるわ。だから、私は人間を捨てて覇に生きる覇王として生きようと思っているわ。どうかしら?」
「いいと思うよ」
「だけど、私は弱い人間だからたまに人間に戻ってしまうかも知れないわ。その時は、今までどおり私を癒してくれる?」
華琳は小首をかしげながら僕に尋ねた。
いつもは凛々しい華琳。その華琳が見せた可愛らしさ、僕は我慢できず、その唇にキスをする事によって返事とした。
「ありがとう。兄さま。これで明日からまた頑張れるわ」
そう言うと、華琳は立ち上がった。
「ごめんなさい、これから軍議があるの。だから、私はもう行くわ。おやすみなさい。兄さま」
「あぁ、おやすみ華琳。頑張って、愛してるよ」
「私もです」
華琳は足早に城の中に帰っていった。
僕は、地上を優しく照らす月を見上げた。
片側に残る華琳のぬくもりに少し寂しさを感じた。
まだ少し冷えるようだ。風邪を引く前に城の中へと戻る事とした。
結果
華琳の精神安定剤となる
最初
兄は月が癒し。
華琳との関係は良くないと感じていた。
最後
兄は月を見上げるが、優しさよりも冷たさを感じ。
ぬくもり(癒し)を求めて城(華琳)へと
なんて、文学的な要素も考えてみましたが、私の国語力、文章力で表現するには力不足でした。