京ことばをあまり理解していないので変な部分があるかも。
独自解釈含みます。
短文です。
推敲してないです。
彼女は、軒下で茶を飲みながら飲みながら、庭を眺めていた。
私は、菓子を入れた茶請けを乗せたお盆を持ちながらその後ろ姿を眺めていた。
最近は、彼女の仕事が増えているようだ。家にいることが少なくなっている。
彼女は湯のみを傍に置いた。
「菓子を持ってきたよ」
「ふふふ、ありがとう。ほならこっちへ来て一緒に食べへん?」
「じゃあ、お言葉に甘えて・・・・・・」
私は彼女の隣に腰を下ろし、彼女と私の間に茶請けを置く。
今日の菓子は煎餅だ。味は、彼女の好きな、少し薄味の醤油。
彼女は私が持ってきた茶請けを見て薄く微笑んだ。
「あらまぁ、私の大好きな。味の煎餅ですなぁ。覚えててくれたんですか?」
「まぁね。これでも貴女と出会ってから随分と経ちますから・・・・・・」
「それは、うれしぃわぁ。やっぱりあんさんを連れてきてよかったですえ。前田はんも、石川はんも、みぃんな殺されてもうて、まったく」
「私は弱かったですから」
私はそんな彼女の言葉を聞いて顔に薄く笑みを浮かべた。
私の過去にある後悔と彼女の心に今もまだ残っている彼等に感じる嫉妬心。その二つが私を闇の底へといざなっていく。
そんな私を見て彼女は頬を膨らませる。
「もう、そんな顔したらあきまへんて。私はあんさんと一緒になれてすっごぅ幸せですえ。そらぁ、前田はんとかを忘れる事はでけへんけど、今はあんさんのことが大好きですえ」
「そうですか。それは嬉しいです」
私は再び笑みを浮かべた。
その顔を見た彼女も、膨らんでいた頬を緩ませた。
しかし私の心は晴れきったわけではなかった。
私は俯き、手元にあったお茶を見る。
「やはり、今日も仕事へ行くのですか?」
「そう、やなぁ。今日も仕事やわ。まぁいにち、まぁいにち、仕事で嫌になってまうわ。こうしてあんさんとのんびりできる時間も減ってまうしなぁ」
私はその彼女の言葉に何もいう事ができず、彼女との間に沈黙が訪れた。私はその沈黙が彼女との間に深い溝が出来ているような気がして嫌だった。
「どうしても行かなければならないのですか?」
「行かなならんなぁ」
「さ、最近遠呂智の軍勢が再び動き出したとの噂があります!! わ、私はどんな仕事を知っているのかは存じませんが、外の世界に行くのはあまりにも危険すぎる。阿国殿! その仕事、お暇を頂くことはっ!!」
そこで彼女の顔を見た私は、言葉をつまらせた。
彼女が満面の笑みとなっていたからだ。
「ふふふ、私を心配してなはるん? かわええなぁ。でも、心配しなくてもだいじょぶや。私は案外つよいんやで?」
「それになぁ、あんさんと生きるこれからにあれがいては、よわっちぃあんさんが何時殺されるてまうか心配で、心配で、その方が負担やわ」
「そんな事は別にええやろ? それより疲れている私を癒しておくれやす」
彼女は私の方を向き両手を広げた。
私は、間にあった茶請けをどかし、彼女の方ににじりよって抱きしめた。
「ん~。めっちゃ幸せやわ~」
彼女の本当に幸せそうな声が聞えた。
私もとても幸せだ。この日常が永遠に続けばいいのにと思った。
結果
阿国さん幸せになる
阿国ちゃん使いづらいけど一番お気に入り。