相棒宇宙人とゲームクリエイターでプレイヤーのヒーローアカデミア 作:ルオン
今回は黎希の雄英試験になります。
それでは本編をどうぞ!
家を出た黎希は、最寄りの駅で電車に乗り、雄英近くの駅で降りる。
それから数分後、黎希は雄英の校門前までやって来ていた。
「ついに、来たな」
『だなぁ。おっ?どうやら
内にいるエボルトの声を聞き、近くにあった木へと視線を向ける黎希。そこには誰もいなかったが、黎希は笑みを浮かべた。
「まったく·········心配性だな。あの
『ま、これも全部、お前さんの人徳さ』
「だといいんだがな」
「おはよう、クロくん♪エボルト♪」
「ん?」
『おっ?』
エボルトと会話をしていた黎希に、1人の少女が声をかける。
声に反応した黎希は振り返り、少女の顔を見ると笑みを浮かべる。
「おはようイリナ。今日は寝坊しなかったな♪」
「ちょっと、いつの話してるの?」
「期末テストの日、前日の遅くまで勉強して
登校時間ギリギリに」
「わぁーわぁー!今言わないでぇ!」
『おやおや、朝から仲がいいねぇww』
黎希に話しかけてきた少女の名は
「さて、受付をすませてしまおう」
「うん」
黎希はそう言い、イリナと共に受付をしに向かった。
受付で指定された教室へと向かい、筆記試験を受ける黎希とイリナ。
数時間後、筆記試験を終えた黎希とイリナは、試験官に案内された食堂で昼食をすませ、実技試験の説明を行う講堂へときていた。
席についた黎希は、テーブルの上に置かれていた用紙に目を通す。
「(要項通り、実技試験の内容は、ターゲットの撃退数によるポイント制。···········しかし)」
『(ただ撃退できるだけでヒーローになれるなんて、そんな上手い話がある訳ねぇもんな~。他に採点基準があるんだろうな)』
「(だろうな。とりあえず、使うガシャットとボトルは決まりだな)」
体内にいるエボルトとの会話を終えた黎希は、ガシャットとボトルを1つずつ、懐から取り出した。
『(そういや、
「(どうだろうな?場合によっては使うつもりだが、まだデータが少ない分、長時間は使えないからな)」
『(そりぁそうか。途中でエラーなんか起きて、試験に落ちたんじゃ意味ないしな)』
「(ああ。変身するのは確定として、レベルをどうするかだな)」
『(そんなもん―――ん?おい、誰か来たぞ)』
「(ん?)」
エボルトに言われ、出入口に視線を向けると、プロヒーローの1人である【プレゼント・マイク】が入ってきていた。
プレゼント・マイクはそのまま歩き始め、教壇へと立つ。
『今日は俺のライヴにようこそー‼エヴィバディセイヘイ‼』
―シーン―
プレゼント・マイクが大声で言うが、誰も何も反応しない。
『こいつあシヴィーーー‼‼受験生のリスナー‼実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ‼アーユーレディ!?YEAHHー‼』
―シーン―
再び大声で言うプレゼン・マイクだが、受験生は反応しなかった。
『入試要項通り‼リスナーにはこの後‼10分間の「模擬市街地演習」を行ってもらうぜ‼アイテムの持ち込みは自由‼プレゼン後は各自、指定の演習会場へ向かってくれよな‼』
「一緒の試験会場でやるわけじゃないんだ」
「個人の能力を把握するためだろうな」
『演習場には“
「なるほど」
「でも、用紙には」
黎希はプレゼント・マイクの説明を聞いて納得したが、用紙の内容を見て疑問を持つ。
プレゼント・マイクは三種と言ったが、用紙には
すると、眼鏡をかけた少年が手をあげた。
「質問よろしいでしょうか!?」
『『『『『!?』』』』』
「プリントには“四種”の敵が記載されております‼誤栽であれば日本最高峰たる雄英において恥ずべき痴態‼我々受験者は、規範となるヒーローのご指導を求めて、この場に座しているのです‼それとそこの君!!」
「え?ぼ、僕?」
「先程からボソボソと…気が散る!!物見遊山のつもりなら、
「す、すみません」
質問していた眼鏡をかけた少年は、プレゼント・マイクに質問を終えると、黎希の隣の席に座っていた緑毛の少年を睨みながら注意した。
それを見ていた、緑毛の少年の近くにいた黎希とイリナを除いた受験生達がクスクスと笑い出す。
更に
「それと隣にいる黒髪の君!」
「む?俺か?」
「その手にある物はなんだ!!
眼鏡をかけた少年が、黎希を指をさし叫ぶ。
その発言を聞き、黎希の中で何かがキレた。
「何を言うのかと思えば、くだらないな」
「くだらないだと!?」
「君は話を聞いていないのか?プレゼント・マイクは、アイテムの持ち込みはアリだと言っていた。話を聞いていれば、コレ等は持ち込まれたアイテムとは考えないのかい?」
「あ········」
「それと、コレ等は
「····················」
黎希の言葉に、何も言い返せない眼鏡の少年。
そんな眼鏡の少年に冷めた目で見ながら、黎希は溜め息をつき、プレゼント・マイクへ視線を向ける。
「プレゼント・マイク、勝手に発言してしまい、申し訳ありません。説明の続きをお願いしてもよろしいでしょうか?」
『オーケーオーケー、別に謝らなくていいぜ受験番号2018くん!受験番号7111くん、とりあえず座りな。ナイスなお便りサンキュー‼四種目の敵は0P』‼そいつは言わばお邪魔虫だ‼各会場に一体‼所狭しと大暴れしていらひ「ギミック」よ‼』
「……有難う御座いました」
眼鏡の少年は頭を下げて、席についた。
陽助も席に着く。
『俺からは以上だ‼最後にリスナーへ、我が校“校訓”をプレゼントしよう‼かの英雄ナポレオン=ボナパルトは言った‼「真の英雄とは、人生の不幸を乗り越えていく者」と‼』
『Plus Ultra‼』
『それでは皆、良い受難を‼』
プレゼント・マイクがそう言うと、受験生たちは各々の演習場へと向かった。
「ではイリナ、お互いに頑張ろう」
「うん!!エボルトも、クロくんのサポートお願いね!」
『任せときな!』
そう言い、互いの会場に向かう2人。
バスに乗り、会場についた黎希は、あるアイテムを生み出した。
『おっ?最初から使うのか?』
「柄にもなく、先程の少年の言葉にキレてしまい、未だに怒りが納まらない。八つ当たりになるが、この怒りを仮想敵にぶつけさせてもらう」
〔マイティアクションX〕
黎希は先程生み出したアイテム、【ゲーマドライバー】を腰に装着後、講堂で出しておいたガシャット、【プロトマイティアクションXガシャット】を取り出し、スイッチを押す。
それにより、黎希を中心に【ゲームエリア】と呼ばれる特殊空間が展開され、あらゆる所に【アイテムボックス】であるチョコブロックが現れる。
「な、なんだコレ!?」
「チョコブロック!?」
突然現れたチョコブロックに対し、驚く受験生達。
そんな受験生達をよそに、黎希はプロトマイティアクションXガシャットの上部、【RGサーキットボード】を下へ向ける。
そして
「グレード2、変身」
〔ガシャット!〕
〔ガッチャーン!レベルアップ!〕
〔マイティジャンプ!マイティキック!マイティアクションX!〕
黎希はプロトマイティアクションXガシャットをゲーマドライバーに差し込み、ゲーマドライバーのレバーを引いた。
それにより、黎希の目の前に複数のキャラクターアイコンと、ドライバーの中央からRGサーキットボードに描かれた基盤柄のエフェクトが出現。
目の前に止まったキャラクターアイコンに触れ、エフェクトを身に受けた黎希は光に包まる。
黎希の全身に黒をベースにしたアーマーが装着されていき、黎希は黒い仮面ライダー、【仮面ライダーゲンム】へと変身した。
「へ、変身した!?」
「どんな個性なの!?」
「変身完了。エボルト、出てきてくれ」
『ほいほい』
『『『『『何か出てきた!?』』』』』
黎希の変身、ブラッドスタークとなって出てきたエボルトを見て、周りの受験生達が驚く。
そんな受験生達をよそに、黎希とエボルトはそれぞれの武器、【ガシャコンバグヴァイザー】と、【スチームブレード】と【トランスチームガン】と呼ばれる武器を組み合わせた【トランスチームライフル】を装備する。
その時
『ハイ!!スターート!!』
プレゼント・マイクの開始の号令が会場に響き渡る。
その号令と同時に、黎希とエボルトの2人が走り出した。
『どうしたぁ!?実践じゃカウントなんざねぇんだよ!!走れ走れぇ!!賽は投げられてんぞ!!?見てみろ!!もうとっくに走ってる奴はいんぞぉ!!』
プレゼント・マイクに言われ、次々と走り出す受験生たち。
その間に黎希とエボルトは、仮想敵と遭遇していた。
『標的捕捉!!ブッ殺ス!!』
「無駄だ!!」
『遅ぇ!!』
『『ガガガガ!?』』
―ドガァアアアン―
黎希はバグヴァイザーの【チェンソーモード】で、エボルトはトランスチームライフルで仮想敵を斬り壊した。
「ふむ。意外と簡単に壊れるな」
『なんか拍子抜けだな』
『『『標的確認!!嫌いじゃないわ!!』』』
「黙れ!」
『失せろカマロボ!』
『『『嫌いじゃないわぁあああ!』』』
―ドガァアアアン―
新たに現れた黄色い6体の仮想敵を破壊する黎希とエボルト。
破壊した2人は、他の仮想敵を捜しにその場を駆け出した。
―数十分後―
「ふぅ……結構倒したな?」
『合格に必要そうなポイントは、稼げたと思うぞ?』
あれから数十分、黎希とエボルトは大量の仮想敵を撃退していた。
「さて、他の仮想敵も…………ん?あれは」
仮想敵を倒そうと辺りを見渡していた黎希は、仮想敵に囲まれている栗色の髪の少女と白い髪の少女、イヤホンのような耳たぶの少女に烏のような少年を見つけた。
黎希の視線に気づき、エボルトも同じ方へと視線を向ける。
『ありゃりゃ、囲まれてんな。どうする?』
「ほっとく訳にはいかないさ」
〔高速化!〕
黎希は近くにあったチョコブロックを壊し、中に隠されていたメダル型のアイテム、【エナジーアイテム】の1つである【高速化】を手に入れて効果得る。
「コレも使うか」
〔タドルクエスト!〕
〔ガシャット!キメワザ!〕
〔タドルクリティカルフィニッシュ!〕
黎希はバグヴァイザーに新たに出現させたガシャット、【タドルクエストガシャット】を装填し、赤と青のエネルギーを蓄積する。
そしてエナジーアイテムの能力で高速移動し、4人の男女を取り囲んでいた仮想敵を破壊した。
「え!?」
「な、なにっ!?」
「仮想敵が壊れた!?」
「コレは······!?」
「大丈夫か?」
突然破壊された仮想敵に驚く4人の男女に、高速移動を止めた黎希が声をかける。
「もしかして、貴方が倒したの?」
「ああ。すまないな。君達のポイントになるはずだった仮想敵を勝手に倒して」
「ううん、おかげで助かったよ!」
「感謝する」
「ありがとう」
―ゴゴゴゴゴゴ―
「っ!?なんだ!?」
4人の男女にお礼を言われていたは、突然聞こえてきた音に驚く。
すると、ビルとビルの間から巨大なロボットが現れた。
「アレが·······0Pか」
「に、逃げろ~!!」
「あんなの無茶だって!!」
「どうせ0Pだ!!ポイントにならねぇならほっといていい!!」
0P仮想敵の出現に、周りにいた受験生達が恐怖し逃げ出した。
「まずいよ………アレ!!」
「デカすぎる!?」
「ここは撤退すべきだ!!」
「だね!」
「··················」
黎希に助けられた4人の男女も、逃げ出そうとする。
対して黎希は、0P仮想敵を見つめた後、0P仮想敵の方へと歩き出す。
それに気づいた栗色の髪をした少女が、黎希の肩を掴んで止めた。
「ち、ちょっと何する気!?」
「あの仮想敵を倒すつもりだが?」
「危険だぞ!!」
「倒してもポイントにならないよ!?」
「ここは逃げた方がいいって!」
その場から逃げようと諭す4人の男女。
しかし
「悪いが断らせてもらう」
「な、なんで!?」
「私が憧れてきた人物達は、どんな敵であっても、立ち向かい戦ってきた。私は憧れた人物達を否定したくはない。それに、市民の心の支えとなるヒーローが、敵に背を向けては、誰の支えにもなれん。救うこともできない」
「「「「っ!?」」」」
黎希の言葉に、言葉が出ない4人。
そんな4人をよそに、黎希は1つのボトルとトランスチームガンを出現させる。
「少しでも憧れの人物達に近づく為にも、ここで逃げる訳にはいかないさ。エボルト!」
『あいよ!』
「だ、誰!?」
『俺の名はエボルト!ま、コイツの個性で生まれた相棒と思ってくれりゃあ良い。で?どうするんだ?』
「例のシステムを使う。エボルトは、4人に被害が行かないよう守っていてくれ」
『了~解!おもいっきりな!』
「ああ」
エボルトの言葉に返事をした黎希は、一歩前へ出て、出現させたボトル【バットフルボトル】をトランスチームガンに装填した。
〔バット〕
「蒸血武装」
〔ミストマッチ!〕
〔バット···バッ··バット〕
〔ファイヤー!〕
トランスチームガンから音声がなると同時に、銃口から蒸気が溢れ出てくる。
蒸気に包まれた黎希は、ゲンムの目部分に黄色いゴーグルを装着、ライフゲージを表示するボディの中心には黄色い蝙蝠を模したアーマーが、左右の肩に【NRスチームショルダー】と呼ばれるアーマーが装着されていく。
黎希は、この世界に来て自信で開発したゲンムの新たな姿、【仮面ライダーナイトゲンム】へと姿を変えた。
「す、姿が変わった!?」
「時間に限りがあるのでな、一気に行く!」
〔マッスル化!高速化!〕
黎希はトランスチームガンで近くにあったチョコブロックを壊し、中に隠されていたエナジーアイテムの1つ、【マッスル化】と高速化を手に入れ、各エナジーアイテムの効果を得る。
「ついでに、コレも使うか」
黎希は新たなボトル、【タンクフルボトル】を出現させ振る。
すると一瞬だけ、黎希の体が青く光り、黎希は背中から蝙蝠の翼を出現させた。
そして
「ハァッ!!」
『℃¥♀ゑ☆◎¢ヰ§♯!?』
黎希は一瞬で0P仮想敵に接近し、0P仮想敵を上空へ殴り飛ばした。
「このまま決める!」
〔ガッシューン〕
〔ガッシャット!キメワザ!〕
〔マイティクリティカルストライク!〕
「ハァアアアアアア!」
「†@*Ⅱ★=℃Ⅲ″¢Ⅰ¢¥#!?」
―ドガアアアアアアン―
黎希はベルトに装填していたプロトマイティアクションXガシャットを抜き取り、左腰に装備されている【キメワザスロットホルダー】にガシャットを装填。
ホルダーに備え付けられているボタンを2回押す事で、右足にエネルギーを蓄積。
翼で上空へ飛び、回転しながらエネルギーが蓄積された右足で、OP仮想敵を貫き破壊した。
破壊した黎希はそのまま地上に着地する。
その時
―バチバチバチ―
「ぐっ!!限界か········!!」
〔ガッチョーン〕
体のあちこちに電流が走り、ボディに火花が散る。
黎希は直ぐ様ドライバーのレバーを閉じ、ドライバーを取り外して変身を解除した。
「ハァ······ハァ·····約40秒か·····改良の余地アリだな」
「大丈夫か?」
「ああ·······なんとかな」
トランスチームライフルを肩に担ぎながら、エボルトが息を荒くした黎希に声をかける。
そして
『終了~‼』
プレゼント・マイクの試験終了の号令が会場に響き渡る。
黎希はは立ち上がり、エボルトを体に戻して会場を後にした。
数十分後、校門でイリナと合流し、帰路についた。
―数日後―
「ふぅ··········今日はこの辺にしとくか」
『お前さん、少しは気にしたらどうだ?雄英からの通知がいまだにこないんだぞ?』
「気にしたところで、結果が変わるとは思わないからな。落ちた時の為にも、システムの改良をしておいた方がいいだろ」
試験から数日、黎希の元にはいまだに雄英からの通知が来ていなかった。
黎希は気にする事なく、雄英で使用したシステムの改良を行い、エボルトは通知が来ない事を気にしていた。
すると、ドアをノックして咲夜が部屋に入ってきた。
「失礼いたします。黎希様、雄英から通知が来ております」
『やっとか!!』
「来たか」
咲夜から通知を受けとり、中身を確認する黎希。
中には小さな機械が入っていた。
『何だこりゃ?』
「入っているのはコレだけのようだな。おそらくプロジェクターだろうな」
黎希はそう言いながら、スイッチを押す。
すると、機械から映像が映し出された。
『私が投影された‼』
「オールマイト?」
映像に投影されたのは、No.1ヒーロー【オールマイト】であった。
『私が何故投影されているのか、それは簡単‼今年から私が雄英の教師を務めることになったからだ‼』
「ほぅ……雄英の教師に」
『さて、早速だが、試験の結果についてだ。筆記試験は全て満点‼実技での成績は120P‼この時点で合格ラインを突破しているが、雄英が審査していたのは、敵を倒す実技だけにあらず‼雄英はもう1つのポイント、救助活動、レスキューポイントを見ていた‼君は同じ受験生達守った!君のその行動に40P‼文句なしの首席合格だ』
「首席·····合格」
『やったな相棒!』
「おめでとうございます!黎希様!」
『来いよ檀少年‼ここが、雄英が、君のヒーローアカデミアだ‼』
黎希は無事に雄英を合格した。
数分後、同じく雄英を受けたイリナから合格したと連絡をもらい、その日の夜はイリナやイリナの両親を呼び、檀家で軽いパーティーが開かれる事となった。
to be next story
今回はここまでです!
次回はまだ未定となっています。
次回も是非読んでください!
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興味がある方は是非、読んでみてください!