陸海空の化身の特典を得た転生者は海賊の世界へ 作:ghjkl
手紙を読み終えて黄昏れそうになっていたが意味が無いことを察し行動に移ることにした。
「よし、とりあえずここに居てもしょうが無いから移動するか」
そう言って俺は海へと飛び込んだ。
すると、あることに気付いた。
「{あれ、呼吸が出来てる!?}」
それは魚人や人魚のように水中で呼吸が出来る事だった。
しかし、それに対しての答えはすぐに出てきた。
それはカイオーガの力が関係しているという考えに至った。
そして、気を取り直して俺は見聞色の覇気を使いながら人のいる島を目指して泳いでいくのだった。
数時間後、俺はようやく人の居る島へと辿り着いたのだがどうやら海賊の襲撃を受けているようだった。
そこで考えた、ここで俺が助ければタダ飯にありつけるのでは無いかと。
「よし、これで行こう!!」
そうして、飯にありつくために俺は島に急いだのだが少し遅かったようで海賊は既に去った後だった。
「酷い匂いだ・・・、一人でも生きていてくれたら御の字か・・・」
島にある街だった場所は砲弾などで倒壊された建物、殺された住人に一部の若い女には辱められた跡が残っていた。
「おーい、誰かいねぇか!!」
そう言いながら俺は島中に見聞色の覇気を発動させて生存者を探す。
しかし、それも虚しく生存者はいなかった。
すると、俺の目に入ってきたのは血溜まりに落ちていた一体の人形。
しかも、その人形にはメッセージカードらしき物があり、こう書かれていた。
『五歳の誕生日おめでとう!!愛しのエリーへ!!』
「これが世界の裏側って奴か・・・。キツいな・・・」
この世界の闇の一端もとい現実を見てしまった俺は暗くなってしまった。
しかし、俺はこの世界で生き抜くと決めたんだ。
ここで足踏みしている場合じゃ無い、頭の中で考え肝に銘じた俺はやることが出来た。
「まずはこの島を襲った海賊を皆殺しにする」
そう言った後、俺は海へ飛び込みカイオーガの姿へと変えると見聞色の覇気で付近に海賊船が無いかを探ると数十㎞先に居ることが解った。
その瞬間、俺は全力で泳いで向かうと海賊達は暢気に宴を開いていた。
「うるせぇな」
そう言いながらカイオーガの姿のまま海から飛び出すと海賊達は慌てふためく。
それもお構いなしに俺は技を放つ。
【ハイドロポンプ】
口から放たれた極太の超高圧水流は見事海賊船を貫き、破壊してのける。
海賊達は見たとおりの海の藻屑になったのだった。
「あ~、胸糞わりぃ」
そうやって悪態をつきながらも俺はとりあえずカイオーガの姿のまま人の居る島にへと向かうことにした。
その一方、海上では・・・
「ん?急に降って来やがったな」
「まぁ、この新世界でも天候は不安定だからな。こういったことは珍しくはないだろロジャー」
「あぁ、そうだな・・・」