ガンダムビルドブレイカーズ:オルタナティブsideL   作:ひほーZZ

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ーあらすじー
カドマツに言われるがままにトイボットロボ太のテストに赴くタクマとミサ。シミュレーターのスピーカーからしゃべられ驚く2人だが、ミサが呼び捨てにされたこと以外は大して気にせずテストを進め、ボス機体を倒しテストを終える。その後このことをカドマツに話すと、最初は禁止させようとしたが、喋れないとバトルでも不都合だろうということで許された。


十二話:リージョンカップ

ロボ太のテストから数日後…彩渡商店街から車で数分のリージョンカップの会場に俺たちは来ていた。もちろん、選手としてだ。

『リージョンカップ開催会場のみなさーん、聞こえてますかー!?』

会場に設営されたモニターから1人の女性が映し出される。マイクを持ってるのを見る感じ、MCの方だろう。

『わたしは今シーズンのMC担当、ハルでーす!全国20箇所の会場に同時中継でご挨拶してます!』

今年は20箇所もやってるのか。このリージョンカップって…

『タウンカップから始まったガンプラバトルカップはこのリージョンカップを経て、ジャパンカップへと続いています!』

『皆さんの素晴らしい戦いを全国のファンが見守っています!参加チームの皆さんは頑張ってくださいねー!わたしもジャパンカップの会場で待ってまーす!』

隣を見るとミサが早速ガチガチに緊張してた。そういえばこの間初めてのタウンカップ優勝だったっけ。

「なんか緊張してきた…」

「そんなに気負うなよ。20箇所もやってるんだぞ日本だけで」

「絶対に負けられないわけがある!」

「あー、まぁそうだな。来年にはあの商店街無くなってるかもしれねぇからな」

「そんなこと言うな!」

「緊張してるんだかしてないんだか…」

若干冗談がまじりながらの会話で少し緊張が抜けると…見知らぬ人が前から歩いてきた。

「おい!カドマツ!」

「……ん?」

「なんで負けチームのあんたがここに居るんだよ!」

…見た目は白衣を纏った…小学生くらいの身長の子だ。…いや誰だこの人?

「誰この子。カドマツの娘さん?」

いや自宅にこんな子いなかったぞ?ほんとに誰だ?

「俺は独身だ。こいつはモチヅキって言ってな、佐成メカニクスのエンジニアだ」

…またしても知らない企業だ……

「佐成メカニクスって…ハイムロボティクスのライバル企業だよね?」

良かったミサが知ってたありがとうほんと。

「こんな小さい子が?」

それには俺も驚いていたのだが…カドマツさんの口からとんでもない言葉が飛んでくる。

「俺とタメだけどな」

カドマツさんとタメ…?30以上!?こんな小さいのに!?

「三十路過ぎ…?嘘でしょ…?」

ミサがポロッと言うとモチヅキさん(さん付けでいいのかこれ?)は頬をぷぅと膨らませて怒ってきた。

「歳のことは言うな!」

「き、気にしてるんですね…それ…」

「全く…ところでカドマツ、このロボットはひょっとして…?」

ロボ太の事だな。

「我が社の来季主力商品になるかもしれないあれだ」

「マジかー!ちょっとバラしていい?」

「わぁぁストップストップ!!」

「いいわけねーだろ!」

とんでもないこと言い出したので思わず男手2人で止めた。

「こいつは俺たち彩渡商店街ガンプラチームの第3ファイターだ」

「ガンプラバトルもできるのか!なんてもの作ったんだ!」

めちゃくちゃいい反応見せてくれてるモチヅキさんだが、カドマツさんのある一言に引っかかったようでそれについて聞いてきた。

「……ん?お前、彩渡商店街ってどういうことだ?」

「先日レンタル移籍した。今日はよろしくな」

それを聞いて納得したのか一瞬ニヤリとした後、余裕そうな顔で挑発してきた。

「なるほどぉ…カドマツ以外には悪いけど、そういうことなら容赦しないぞ!予選でコケるなよ!」

…なんて言うかあんまり挑発になってないような…

「お前もそこらをうろちょろしてコケるなよ?」

「子供か!」

思わぬカウンターを受けそそくさと退散して行った…あぁいうって事はエンジニア兼ファイターなのかな…?それと俺はもうひとつ気がかりなことがあった。

(……レイカとイチカちゃん…それにヒビキ君は出るのだろうか…?)

そう。かつて湯ノ森という同じ街で共に戦ってきた者たちがもしかしたら来てるのではないかと思って、実は先程からキョロキョロしてた。もちろんミサやカドマツさんにバレない程度で。

(……大会の合間に探してみるか…?)

何せ今回はリージョンカップ。言わば地方大会みたいなものだ。同じ地方としてチーム、もしくはソロで参加しててもおかしくない。

「……ん?おーいタクマー?どしたのー?」

ミサの言葉で探すのに夢中になっていて置き去りにされかけてることに気づいた。

「あ、ごめん!すぐ行くよ!」

俺は少し駆け足でみんなに追いついた。

(…今回は…何事もないといいな…)

俺は少し心配ながら、バトルの準備をする。




「さて1回戦の相手はと…」
「おう!よろしくな坊主!」
「なんか暑苦しい人だなぁ…」
次回 ガンダムビルドブレイカーズ : オルタナティブsideL
「リージョンカップ予選:VSチームフロントライン」
どんな相手でも負ける気は無い!
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