ガンダムビルドブレイカーズ:オルタナティブsideL   作:ひほーZZ

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ーあらすじー
リージョンカップの会場へ来た彩渡商店街ガンプラチーム。会場前で佐成メカニクスという企業のエンジニアのモチヅキと出会い、他愛のない話(?)をする。
一方タクマはかつてのチームメイトであるイチカやレイカ、ヒビキは出ていないのかと周りを見渡しているのだった。


十三話:リージョンカップ予選:VSチームフロントライン

控え室で組み合わせが発表され、ガンプラの最終チェックを済ませた俺は、トイレと称し他のファイターの控え室を見て回ることにした。

(見たところチーム戦では出ないみたいだな……ほっとしたような…残念なような…)

個人戦の控え室を見る時間は無かったので見れてないのだが…多分いないのだろう…


直前まで見て回ろうと戻らなかった為にこっぴどくカドマツさんとミサに怒られたのは置いといて、1回戦の相手チームフロントラインとの対戦だ。

「全く…全然戻ってこないから棄権しようとしたんじゃと思ってヒヤヒヤしたんだから…」

「ご、ごめん…でも、敵を知ってこそ勝利は近づくものだと思うから…そのための偵察だよ」

「言い訳は1回戦が終わってからな。そら、来たぞ」

反対側の入場ゲートに目を向けると、女性2人と男性1人のチームフロントラインのメンバーが入場してきた。

「あんたらが彩渡商店街ガンプラチームかい?今日はよろしく頼むよ」

「ど、どうも…」

男性のメンバーが俺たちに近づき、握手を交わす。後を追うように女性メンバーの1人が近づいてくる。

「本日はよろしくお願いします」

「よろしくお願いします!」

この2人…雰囲気がガンダム00のロックオンとアニューに似てるな…するとリーダーらしき女性もまた近づいてきた。

「2人とも準備急げよ!お、あんたらが相手?よろしく頼むぜボウズたち!」

ぼ、ボウズ!?また気の強い人だなぁ…

「よ、よろしくお願いします…」

「なんか強そうだなぁ…あの人」

「あの感じどっかで見覚えあるんだよなぁ…お前らが戦ってる間に思い出してみるわ」

戦わないからって暇つぶし感覚で記憶をたどるなよ…

予選は複数組が同時に行う形式だ。恐らく大会を円滑に進めるためだろう。

『それでは第1試合、スタートです!』

MCの一言を合図にいっせいに出撃する選手たち。もちろん俺達も出撃する。

フィールドに着地すると直ぐに、

「いよっしゃぁぁ!!かかって来やがれぇぇぇ!!」

リーダーらしきザクがマシンガン2丁を持って堂々と正面から突っ込んできたのである。

「こいつ正気か!?」

ツッコミながらなんとかかわしたが、次の瞬間に別方向からビームマシンガンを打ち込まれた。幸いダメージも低いし位置も特定出来た。

「ミサ、あそこの草むらにもう一機。表に出ないあたり恐らくサポート特化だと思う。もしかしたら最後の一機もいるかもだからロボ太も連れて行って」

「わかった!行こうロボ太!」

「心得た!」

さあこれで実質タイマンだ。このマシンガンバーサクガールをどうするかだが……

「どしたどしたぁ!避けてるだけじゃ勝てねぇぞ!!」

至ってシンプルに弾切れを待とうと思う。

(改造してあるとはいえ弾切れが近いはず。それが最大のチャンスだ!)

撃たれる弾をかわし続けること30秒、撃ち尽くしたのか彼女のマシンガンからガチッと音が聞こえる。

「ちっ!もう弾切れかよ!」

「隙、ありだ!!」

その瞬間を俺は見逃さずGNソードIIIで斬り掛かる。が、次の瞬間

「タクマ!もうひとりがスナイパータイプでどこからか狙ってるよ!」

ミサの通信を聞いたわずか1秒後にビームスナイパーライフルのビーム弾がGNソードIIIを左腕ごと撃ち抜いてきた。

「なにっ!?」

咄嗟に機体を右にズラした為撃墜とまではならなかったが、左腕を失った上に相手リーダーを取り逃がすという最悪の事態となってしまった。あの様子だとミサとロボ太もサポート機を落しきれなかったと予想できる。こちらだけが痛手を負うことになってしまった。

「どうしよう…見失っちゃった…」

俺たちが相手を探すためにキョロキョロしてるとさっきとは別方向からビームが飛んできた。

「っぶなぁ!?」

すかさず俺たちは手頃な森林に身を隠す。今度は被弾せずに済んだがスナイパータイプが2機…いや、おそらく片方はサポートメカか何かと見る。

「どうしよう…このままじゃジリ貧だよぉ…」

「しかし、下手に動けばまた狙撃されるだろう…どうする、主殿?」

正直これを打開する手なんて無い。仕方ないな…

「こうなったら…一か八かだ!」

俺は一言を機に一気に飛び出す!

「主殿!?」

「タクマ!?何をする気なの!?」

俺はさっきの2発であらかた位置はわかっていた。

「チャンスは1度きり…位置はだいたい予想出来てる…そこだぁぁぁぁぁ!!!」

俺は勢いよくGNソードVを1回目のビームが飛んできた辺りへぶん投げた!凄まじい速度で投げたものだから当たれば腕か頭、運が悪くても武器は持っていくはずだ。

だが数秒後に出てきたのは…

ピコンッ

敵機撃墜のログだった

「「えっ?」」

「「は?」」

「んなぁ!?」

「お見事!主殿!」

2択を見事に引き当ててコックピットを貫いてたようだが…そんな幸運なことあるのか!?

「てめぇ…やりやがったなぁぁぁぁ!!!」

数秒の沈黙の後、敵リーダーが再びマシンガンを乱射しながら突っ込んできた。

「君の戦い方は既に見切ってる。ロボ太!」

俺はそれをひらりとかわし、ロボ太に合図を送る。

「ぉぉおおおおおお!!」

「えちょ…うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

ロボ太が勢いよくぶつかり、さらに打ち上げる。

「ロボ太!トドメは任せるぞ!」

俺は残ってたソードビットを手に持ち、敵リーダーのザクの両腕を切断し着地する。

「ちぃ!まだ終わってな…」

「これで終わりだぁぁぁ!!」

最後にロボ太が電磁スピアでコックピットを貫く。

「くぅっ……ちっくしょぉぉぉぉ!!!」

最後に断末魔を上げながらリーダーのザクIIが爆散する。

「ロボ太、グッジョブ!」

「主殿の的確な指示のおかげだ。さぁ残りは一機だ!」

そうして探そうとするとバトルエンドのアナウンスが鳴った。

「その必要は無いよ。隙を伺って狙い撃とうとしてたから、逆に背後に回って撃墜してきたよ!」

「そっか。助かったよ」

「感謝する、ミサ」

「うむぅ…やっぱり私が呼び捨てなのやっぱり納得できない!!」

「前にも話しただろう。カドマツのインプットしたデータに従ってるだけだと」

なんやかんやで有耶無耶になってるが、今回の1戦で全く考えてなかったとはいえ不意打ちで左腕を持っていかれた。このチーム、相当な手練とみていいだろう。彼らとの勝負は忘れられぬものとなるだろう。

『あ!そうだあのチームの後ろの2人、00のライルとアニューに似てるんだよ!』

「「今思い出したのかよ!!」」

…この人は俺たちが必死こいて戦ってたのに…




「あんた、1回戦の…」
「ボウズどっかで見たことあるんだよなぁ…」
「やぁ、また会ったね」
次回 ガンダムビルドブレイカーズ : オルタナティブsideL
「アイカ・クロシェフィールド」
彼女は何者なのか…
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