ガンダムビルドブレイカーズ:オルタナティブsideL   作:ひほーZZ

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ーあらすじー
ひょんな事からアルマ市長と再開したタクマ。偶然出会ったアイカ・クロシェフィールドに自分の過去をアルマ市長に保管されつつ話す。時間が来たからと話を切りあげ去ろうとするタクマに、機会があればきてくれと自身の職場であるアサヅユ旅館のチケットを渡すアイカ。決勝戦の相手の機体がまさかのアプサラスIIという巨大MAに驚きながらも、果敢に立ち向かって行くのだった。


十六話:リージョンカップ決勝戦:VS佐成メカニクス

「ウルチ、負けたら承知しないぞ!」

「姐さんが作ったこの機体なら絶対大丈夫っすよ!」

佐成メカニクスチーム(チームというかファイターは1人なのだが)のファイターであるウルチさんの一言と共にアプサラスIIが起動し、俺たちに襲いかかる。というかモチヅキさんが操縦するんじゃないのかよ!!

『さぁ始まりました、リージョンカップファイナルラウンド!ミスター、解説よろしくお願いします!』

『よろしくぅ!』

『なんと佐成メカニクス、MA機体を投入してきました!この圧倒的なパワーに、彩渡商店街ガンプラチームはどう戦うのでしょうか!』

…そんな俺たちはと言うと…攻撃を避けつつ反撃のチャンスを伺っていた。意外に隙がない…図体でかいくせに…!

『MA機は、一つ一つの攻撃が非常に強力だが、その分機動力に制限が出やすい。通常機体で対抗するなら、そこを活かすのが定石だね』

『なるほど!』

「ふむ…少し狙ってみるか。ミサ、ロボ太、何とか隙を作って欲しい。砲撃直後が狙い目だと思う」

「なるほど…やってみよう!」

「心得た!」

「作戦会議は済んだっすか?じゃあ行くっすよ!」

アプサラスIIから巨大なビーム砲撃が飛んでくる。もちろん俺たちはひらりとかわし、それぞれの行動に出る。

「ほらほら!こっちこっちー!」

ミサのアザレア改がバズーカでアプサラスIIと注意を引き付け、再び砲撃を放たせる。ミサはもちろんかわす。

「くらえ!」

ロボ太の騎士ガンダムが斬撃を飛ばすことによって反対側から注意を引く。するとアプサラスIIはさっきより少し遅れて方向転換し、砲撃を放つ。しかしその時

「どうやら方向転換に時間がかかってるようで!!」

俺が真後ろからGNソードの二刀流で突撃する。これで決まる…と思った次の瞬間、

「そういうの、想定済みっすよ!」

いきなりアプサラスIIが高速回転を始めたのだ!

「なにぃ!?」

咄嗟に攻撃を中断し、左腕のGNソードIIIで防御する。間に合いはしたが思い切り弾き飛ばされた。

「ぐぅぅ…!」

「主殿!」

「タクマ!大丈夫!?」

「…なんとか…しかし回るのは想定外だ…」

「まだまだ!こんなのどうっすか!!」

今度はアプサラスIIが真上まで移動してきた。その瞬間何をする気かわかった俺は、

「各機回避!」

と叫びながら全員で回避した。するとさっきまで俺たちがいたところにアプサラスIIの巨体が急降下してきた。

「…危なかった…気づけなければぺしゃんこだぞ…」

『どーだカドマツ!うちの機体は凄いだろ!』

『わかってねーな。でかけりゃ良いってもんじゃねぇんだよ!』

『こっちの攻撃は、全部が必殺級の威力なんだぞ!』

『当たらなければどうということはない、っていう名言があるんだよ』

『それは当たったらどうにかなっちゃうってことだ!』

『ぜーんぶ避けてやらぁ!』

「「あんた見てるだけでしょうが!!!」」

「姐さん、気が散るんでちょっと静かに!」

思わずツッコんでしまったが…お互いうるさいエンジニアを持つのは大変だな…

「で、どうするの?」

「…いくらデカブツとはいえ、ダメージは蓄積してるはずだし、隙間とかの脆いところを狙えば倒せるはず…ひたすら射撃をするしかなさそうだけど…」

「やってみるしかないよ!ロボ太も協力して!」

「うむ!承知!」

というわけで、ダメージを蓄積していき、バランスを崩したところに中枢への攻撃を仕掛けるということになった。

「さぁ!勝負はここからっすよ!」

アプサラスIIがまた砲撃を開始する。しかも今度は上空からだ。

「さっき言ってたろ!『当たらなければどうということはない』ってさ!」

俺たちはかわしてすかさず射撃を連続でhitさせる。すかさず俺はロボ太に指示を出す

「ロボ太!あそこの隙間狙って!」

「おおおおおおおお!!!」

ロボ太は俺の指示した通りの場所に電磁スピアを投げ刺す。

「効いてない!」

アプサラスがアザレアの所へ急降下攻撃を仕掛けようと飛び上がる。

「ミサ!こっちまで来て俺で飛べ!!」

「わかった!」

急降下してくる前にミサをこっちまで呼び寄せ、俺のクアンタの腕を使ってアザレアを上空に飛ばす。

「これでもくらえぇ!!」

ミサがバズーカとマシンガンで集中砲火を浴びせる。狙いはもちろんロボ太が投げ刺した電磁スピアだ。

「いつの間にこんな…!?」

ピンポイントに大ダメージを負った上、先程の俺の射撃連打のダメージも蓄積されたものが響き、墜落する。

「機体のダメージが…!」

「これで決める!」

俺は復帰する可能性を考慮し、速攻で近づくために覚醒を使った。

『あの機体…あの輝きは!!』

ミスターが何か言ってたようだが、そんなもの耳にも入れず上空からトドメを刺しに行く。

「これで…チェック・メイトだ!」

上空から急降下し、GNソードVを深々と中枢部へ突き刺す。

「姐さん…ごめん」

その一言を最後にアプサラスIIは爆散した。

『決まったー!!優勝は彩渡商店街ガンプラチーム!』

「やった!やったねー!」

右からミサが嬉しそうに走ってきた。

「あぁ、上手くいってよかった」

「お見事、主殿!」

左からロボ太がぬっと現れた。

「ロボ太も協力ありがとう。ロボ太がいたからこの作戦を立案できたんだ」

こうして俺たちは晴れてリージョンカップで優勝を掴み取った。

 

 

「もしもし、私です。ミスターガンプラです。次のジャパンカップなんですが…お願いしたいことが……」

この時、俺はとんでもない人に目をつけられていたとは、考えもしなかった。




「カンパーイ!…ってなんでうちらまでカンパイしてんだバカか!!」
「そうだこれ…ちょっと話しておこうと思ったんですけど…」
「え!?旅館!?行きたい行きたーい!」
次回 ガンダムビルドブレイカーズ : オルタナティブsideL
「優勝後の休息」
もし行けるなら旅館、行きたいな
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