ガンダムビルドブレイカーズ:オルタナティブsideL   作:ひほーZZ

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旅行という名の休暇を終え、来るジャパンカップへの準備を進める彩渡商店街ガンプラチーム。そこにカドマツがロボ太用の新機体を用意したという。言われるがままシミュレーターでガンプラバトルをし、ロボ太の新たな機体、フルアーマー騎士ガンダムを使えるようになった。⋯なおガンプラバトルのあの舞台は全てカドマツが作ったと知り驚愕する2人であった。

読む前に:今回から少し書き方を変えております。別に中の人が変わったわけではございませんのでご了承ください


二十一話:インフォちゃんの変

タクマ「いってきまーす」

カドマツ「おう、後で俺も行くわ」

この日も俺はいつもの通り先にイラトゲームパークに足を運ぶ。ジャパンカップも控えているため練習は尚更疎かにできない。

一方カドマツさんは少し気になるニュースがあるといい、少し遅れて合流することに

『次のニュースです。ここ数日被害が報告されている新型のコンピューターウイルスですが、さらに感染が拡大している模様です』

何やらここ数日で被害が広がっているウイルスの話らしい。

『コンピューターのAIプログラムに対し誤った命令を割り込ませるこのウイルスは、自立型ロボットに対して特に大きな脅威となります。警視庁サイバー犯罪課より、セキュリティソフトウェアのインストール、並びに最新バージョンへのアップデートが勧告されています』

カドマツ「⋯ったく⋯タチ悪いウイルスだなぁ⋯」ピッ

カドマツさんはテレビを消しながらそうぼやく。するとカドマツさんの携帯に着信音が鳴る。

カドマツ「もしもし?」

タクマ『カドマツさん今すぐ来て!とんでもないことなってる!!』

電話の相手は俺だ。緊急事態のため急いで連絡をしたんだ。

カドマツ「⋯わかった。すぐ向かう」

電話を切ると直ぐに支度し、ロボ太と共にイラトゲームパークに向かう。


その頃イラトゲームパークでは⋯

ドガッシャァァンッ

⋯ゲームセンターとは思えない音がしていた⋯

インフォ「オシゴト、ダイスキー」

イラト「いい加減にしないかこのポンコツが!」

インフォ「お褒めに預かり、嬉しいdeath!」

タクマ「なんでこう面倒なことになるんだ⋯!」

現状を説明しよう。突然インフォちゃんが暴走してゲームセンター内で破壊活動を行っていた。うん、なんで?

ミサ「しっかりして!インフォちゃん!」

ミサも止めようとしてくれてるが、インフォちゃんの次の発言から彼女も暴走することになる⋯

インフォ「お前のペチャパイこそしっかりしろよー」

ミサ「今なんつった!!」

タクマ「ひぃ!?」

ヤバい⋯殺気がレイカ超えてる気がする⋯これはマジでヤバい⋯!

と俺が戦慄してるとカドマツさんがようやく到着した。

カドマツ「待たせたな⋯ってこりゃひでぇ⋯」

ミサ「カドマツ⋯もう手遅れだよ⋯インフォちゃんを殺して私も死ぬぅぅぅ!!!」

タクマ「だぁぁぁ落ち着けって!!」ガシッ

ほんとに行きかねない勢いだったので失礼覚悟で両腕で抱えて止める⋯ってか力強いなミサ!?

カドマツ「落ち着け!ペチャパイくらいで命を無駄にするな!」

聞こえてたんかい!

ミサ「パイは命より重い!!」

そんなに大事かよ!?

インフォ「アップルパイにはアップルが入ってるけど、ペチャパイには何が入ってるのー?」

タクマ「お前は傷口に岩石投げつけてんじゃねぇ!!!」

ミサ「何も入ってねーんだよぉぉぉぉぉぉ!!!」

タクマ「だから落ち着けって言ってんだろがぁぁぁ!!!」

はい。もう俺の素が出るレベルで混沌です。ダレカタスケテ()

イラト「おいカドマツ。インフォより先にこの娘の心が壊れちまう」

いや至って冷静だなこのばぁさん!?

カドマツ「婆さん!このロボットのバックアップデータはあるか?」

イラト「ねぇよ」

無いんかい!そこはとっとけよ!!

カドマツ「フォーマットすっか⋯」

フォーマット。分かりやすく言うとデータの初期化。リセットみたいなもんだな。というかそこまで深刻なのかこいつ⋯

イラト「そりゃ困る!またゼロから仕事覚えさせるのかよ⋯」

さすがにそれは面倒だよな⋯というかこれうちのマリオンすら危ないのでは?

カドマツ「仕方ねぇ⋯ちょっと時間かかるが待ってろ。お前たちにも手伝ってもらうからな」

タクマ「え?あ、はい⋯というかまずこれをなだめないと⋯」

そんなわけで俺一人で約30秒くらい掛けてなだめた後、カドマツさんがインフォちゃんに何かガチャガチャやり始め、しばらくするとインフォちゃんの機能が一時停止した。

カドマツ「準備できたぞ。シミュレーターでこいつの中に入って直接ウイルスプログラムを消去してくるんだ」

ミサ「えっ?どういうこと?」

カドマツ「外から誘導するから、とりあえずシミュレーターに入れ」

わけも分からずまた言われるままシミュレーターに入ることに。

シミュレーターに入ると何やら全体が紫色の禍々しいフィールドに降り立った。

カドマツ「聞こえるか?お前たちは今インフォのメモリ空間にアクセスしてるんだ」

すげぇ⋯技術の進化でこんなことまでできるのか⋯

すると紫のようなどす黒いモヤモヤが真上を通過する。

ミサ「何あれ⋯」

カドマツ「問題のウイルスだ。今退治できるようにしてやるからな⋯」

外でなにやらカタカタパソコンを打ち始め、ターンとEnterを押すと⋯モヤモヤがガンプラの形に形成された。

ミサ「ガンプラになった!?」

タクマ「まじか⋯こんなことまでできるのか⋯」

カドマツ「ウイルスをガンプラに見えるように細工したんだ。そんで、お前たちの攻撃にはワクチンプログラムを付加してある」

ミサ「てことは⋯あのガンプラの姿をしたウイルスをいつもみたいに攻撃して倒せばいいの?」

カドマツ「そういうことだ。どこかにウイルスを増殖させるコアプログラムがあるはずだ。それを見つけて破壊するんだ」

タクマ「コア⋯と言うくらいだから、やっぱり奥まで入り込んでそうだけど⋯」

ロボ太「同胞を助けるために、頑張ろう!」

ミサ「よーし!そうと決まれば早速!!」

と勢いよく突っ込んでいき、すぐに一機撃墜してしまった。

ミサ「あれ?なんかいつもより脆い気が⋯?」

タクマ「ワクチンプログラムを付加されてるからじゃないかな?特効みたいな感じで」

ミサ「へぇ〜⋯じゃあどんどん倒していくよ!」

そんなわけで俺達はウイルス⋯もといバイラス・ガンプラをバッタバッタと破壊して行った。途中途中被弾もありはしたが普段のガンプラバトルよりもダメージはかなり低く感じた。しばらく進んでいると何やら固定砲台みたいなものもでてきた。

タクマ「あれもウイルスの一種なのか?」

カドマツ「いや、あれは元々インストールされてたセキュリティソフトだな。ウイルスに乗っ取られちまったか⋯仕方ない、破壊して進め」

タクマ「との事だ。2人とも遠慮なくぶっ壊すよ」

ロボ太「心得た!」

許可が降りた為3人でバイラス・ガンプラ諸共ぶっ壊す。なんか中をメッタメタに荒らしてるようで⋯インフォちゃん、ごめんね?

そんなわけで倒していくうちに中枢部的なところにたどり着いた。

カドマツ「あったぞ。あれがウイルスのコアプログラムだ」

そう言われ破壊しようと近づくと、コアの周りにウジャウジャと敵機が大量に湧いて出た。

ミサ「ちょっと!なんか敵がたくさん湧いてきてるんだけど!?」

カドマツ「あぁやって自己増殖してるんだ。コアを破壊しない限り止まらないぞ」

ロボ太「こいつが同胞を狂わせた元凶か!許さん!!」

タクマ「つまりコアを直接壊せば解決ってことでしょ!」ブンッ

俺はコアに向かってGNバスターソードIIをぶん投げる。しかし障壁のようなもので弾かれてしまう。

タクマ「んなぁ!?」

カドマツ「なにか特殊な壁を張ってるみたいだな。あれを無効化しない限り攻撃は通らないな」

ミサ「カドマツが無効化出来ないの?」

カドマツ「できなくは無い⋯かもしれんがそんな悠長なこと許してくれる相手じゃないだろう。敵を倒せば一時的に無効化できるはずだ。そっちの方が早いだろう」

ミサ「じゃあさっきみたいに敵を倒していけばいいんだね」

カドマツ「あぁ。よろしく頼む」

タクマ「だぁぁもう!こうなりゃ暴れ散らかしてやるぞオラァァァ!!!」ブンブンッ

もう完全に素が出きった俺はバスターソードを拾い、なりふり構わず振り回す。途中なんか硬いやつも居たが特に何かあった訳でも無く全機ぶっ壊してた。

ロボ太「⋯凄まじいな⋯主殿⋯」

ミサ「ストレス⋯溜まってたのかな⋯あ、今ならコアに攻撃が⋯」

タクマ「ダッシャァァァァァァ!!」ブォンッ

もうとにかく早く終わりたかった俺はなんの迷いもなくバスターソードをもう一度コアにぶん投げる。障壁が無くなったため今度は見事に貫通し、完全破壊する。

ミサ「うわぁ⋯」

ロボ太「主殿⋯」

とまぁなんやかんやでウイルスを完全除去した俺達はすぐさまシミュレーターから出て、インフォちゃんのもとへ駆け寄る。

インフォ「再起動シーケンス、各デバイスチェック。システムオールグリーン。再起動完了」

ピピッと再び起動したインフォちゃんはなんの問題もなさそうに立ち上がる。

カドマツ「うん、どこにも問題は無いな」

ミサ「インフォちゃん、私がわかる?」

ミサが恐る恐る聞く。それに対しインフォちゃんはすぐに返答する。

インフォ「はい、ミサさん。ご迷惑をおかけしました」

タクマ「うん、完璧に元通りだね」

俺たちが安心してると後ろからイラト婆さんがでてきた。

イラト「全くこの店の有様どうしてくれるんだい」

インフォ「マスター、申し訳ございませんでした。私を廃棄なさいますか?」

やめて悲しいこと言わないで⋯

イラト「馬鹿言ってないでさっさと片付けな!」

インフォ「マスター、ありがとうございます」

タクマ(⋯口は悪いが、あれがあの人なりの優しさなのかもな⋯)

俺は静かにその場を立ち去る。ちなみにこの後隠れてうちのマリオンの状態を遠隔で確認したが、何事も無かったようでほっとした。




「会場の皆さん、こんにちはー!」
「ただいま紹介にあがりました、ミスターっ!ガンプラです」
「あの人⋯マジで言ってるのか⋯?」

次回 ガンダムビルドブレイカーズ : オルタナティブsideL
『ジャパンカップ』
⋯話長いて⋯
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