ガンダムビルドブレイカーズ:オルタナティブsideL   作:ひほーZZ

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ーあらすじー
外見と身分を隠し、ナギツジ・タクマとして生きることを決めたヒカル。悩みに悩んだ末に新たな相棒に選んだダブルオークアンタと共にガンプラバトルの戦場へ駆ける。乱入者で初心者狩りをしているというタイガーとエンカウントし、見事バトルに勝利する。バトルの後に同年代位の女の子、サツキノ・ミサに誘われ彩渡商店街ガンプラチームの一員となったのだった。


五話:タウンカップ

商店街に着いた俺達は早速付近の小さな模型屋?おもちゃ屋?に入っていく。

「ただいまー」

(ん?ただいま?ここの常連なの?それとも家なの?)

少し後に奥から眼鏡をかけた男性が出てきた。こっちは20代辺りか…?

「やあ、おかえり」

「あ、あのね父さん。紹介したい人がいるの」

(え?今父さんって言った?もしかしてガチの家族なの?)

「あぁ、チームメンバー見つかったのかい?」

(綺麗に流したなお父さん…)

「あのさぁ…もっと…

『き……君はまさか娘の!ぬぅ…許さん!表に出ろぉ!』

とかないの?」

「いや結婚挨拶か」

思わず突っ込んでしまった。

「ないよ。すまないねキミ。強引に誘われたんだろう?」

「いえ、メンバーへは自分の意志で入ったんで…確かに多少強引でしたけど」

「そうか。ミサの父のユウイチです。よろしくね」

「ナギツジ・タクマです。よろしくお願いします」

「ところで、もうすぐタウンカップが始まるだろう?参加登録しておいたよ」

(タウンカップ…いわば町大会…世界への第1歩だな)

「そうだった!まずはタウンカップ優勝目指して頑張ろう!」

「もちろん。やるからには優勝目指すのみだ」

「それと、これからよろしくね!」

こうして、後に名を世界へ轟かす彩渡商店街ガンプラチームが結成された。

夕刻、俺は荷物を持ってとあるマンションの部屋に来ていた。アルマ市長曰くこの部屋で寝泊まりできるよう、上手いことしておくとのこと。ほかの街に出てまであの人の世話になって…ほんと改めて感謝だよ。それと市長によるとこの部屋の持ち主はこの時期は少し多忙のようで少しの間帰ってこないので、その間は実質一人暮らしのようなものだとの事。

「ま…自炊は得意だし、自分の物は自分で片付けたいからちょうどいいか」

俺は自由に使っていいという部屋に荷物を置き、ある程度片付けるとその日はベッドでぐっすりと寝てしまった。(しかもそれに気がついたのは翌朝の7時だという…)

翌朝からの数日間はタウンカップに向けてのルール説明とひたすらの練習戦の繰り返しだった。まあいつぞやの模擬演習相手に比べたら全然楽だったんだけど…

バトル後にミサに褒められるのはなかなかに嬉しいからそれだけでもやる気はすっごい出る。というのもレイカの時は若干の恐怖もあったり…したのでね。

「…ミサ、ところでこの練習…ノルマ終わるまで休憩無しとか…ないよね?」

…レイカのトラウマ(?)もありつい聞いてしまった。

「さすがにそんな事しないよwそんなことして逃げられるのはごめんだもんね」

そりゃそうか…やっぱりうちのチームがスパルタすぎただけだったんだな…

そうして日は過ぎ去りついにタウンカップ当日。

「まもなく、タウンカップ予選開始時間となります。受付を済ませてないチームは、開始前に必ず済ませるようにしてください」

ナレーションが響く会場の中に、俺たち彩渡商店街ガンプラチームはいた。

「いよいよだね。去年は予選も突破出来なかったけど、今年こそ!」

「まずは確実に予選突破しよう。大丈夫、練習の成果を出し切れば絶対に行ける!」

すると目の前から見るからにチャラそうな男が話しかけてきた。

「ようミサ。新しいチームメンバー見つかったのか」

「……カマセくん。ここにいるってことは、新しいチーム見つかったんだね」

(カマセって…明らかにかませ犬みたいな名前してんな…)

「あぁ。俺の実力に相応しいチームさ。資金も技術もあるところは全然違うね!」

明らかに煽るような口調。こいつあんま強くねぇな。

そう考えてると奥から白衣の男性がこちらに歩いてきた。

「おい新入り。こんなところで油売ってないでセッティングしろ」

どうやらチームメイトである彼を連れ戻しに来たらしい。

「分かってるよ。元チームメンバーに挨拶してたんだ。じゃあなミサ。決勝まで残れればいいな」

そう言い残すとカマセは去っていった。

(最後に嫌味を残すとは…性格悪いねぇ…)

「悪いねぇお嬢ちゃん方。邪魔しちまって」

あ、良かったこの人普通にいい人だ。

「いえ、むしろありがとうございます。えーと…」

「おっと失礼。ハイムロボティクスチームエンジニアのカドマツだ」

チーム名を聞いた瞬間ミサが引きつった顔をした。

「え……ハイムロボティクス…ですか…カマセのヤロー…」

「なんか目つき怖いよ嬢ちゃん。んじゃ、俺も仕事あるから」

そういうとカドマツさんもそそくさと行ってしまった。

「…やっぱり企業名聞き覚えないな…とことん社会に疎いというのか…」

いや違うな。明らかに電之商店が強すぎるんだわ。

「ハイムロボティクスって、地元じゃみんな知ってるロボット製造会社だよ」

「へぇ…そんなに知られてるんだ…尚更俺が社会に疎いのがバレてしまう…」

「ちなみに、去年のタウンカップ優勝チーム」

「…え?俺らそんな人らに喧嘩売ったの?やばくない…?」

「と、とにかく!予選突破がんばろー!」

か、かなり無理やり気合い入れたが…まあとにかく頑張ろう。




「金と技術無しで勝てるのかよ!」
「今やらないで…いつやるって言うんだ!!」
「ねぇ!どうなってんの!?なんか光ってるけど!?」

次回 ガンダムビルドブレイカーズ : オルタナティブsideL
『タウンカップ決勝』
彼の秘めたる力が再び目を覚ます


追記:ガンダムブレイカー3編は所々省略しながら書いてまいります。何卒よろしくお願いします。
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