ガンダムビルドブレイカーズ:オルタナティブsideL   作:ひほーZZ

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ーあらすじー
タウンカップで見事優勝を果たし、祝勝会を開いた彩渡商店街ガンプラチーム。会の途中でハイムロボティクスのチームエンジニアのカドマツさんがチームに入れて欲しいという。彼はどうやらチームのエース(恐らくタクマことヒカル)に興味があったようだが、色々と誤解を招くことになってしまう。帰り道に方向が同じということで共に帰っていたタクマとカドマツ。そこでなんとタクマの居候してる部屋がカドマツの住んでる部屋ということが判明する。


八話:訪問者

「アルマてめぇいまちょっといいか!!」

カドマツさんが早速アルマ市長にクレーム電話紛いの電話をし始めた。それもそのはず。カドマツさんはおれが数日前から来てることを知らないからだ。

『おや、随分と慌てているが、どうしたんだいカドマツ?』

「どうしたもこうしたもねぇだろ!こんなに早く来るとか聞いてねぇよ!!」

『おや?君には連絡していたはずだが…あぁそうか。すまない、いつ来るかを伝えるのを忘れていたよ。アハハハハハ!』

…電話越しでもわかる。あの人絶対わざと伝えなかったなこれ。

「絶対わざとだろ!!さては俺が忙しいのわかってて言わなかったんだろ!」

『よくわかったね。その通りさ』

うわー…あの人もいい趣味してるなぁ…(皮肉)

「てめぇついに自白しやがったな!!このつけは今度きっちり払ってもらうからな!!」

『おや?おかしいな、つけを払うのは君の方だと思うのだが?』

「ぐっ…そ、それとこれとは話が違うだろうが!!」

「…あはは…カドマツさんも…大変だなぁ…」

こればかりは同情するしかない…湯ノ森の人間の扱いの難しさは俺がいちばんよくわかってるから…

『なぁに、つけは払うさ。君が求めているのは最新のプラモトレースシステムのことだろう?』

「…なんだよ。分かってんじゃねぇかよ」

『被検体Iのおかげでさらなる進化を遂げているよ。次に考えているのは…SDシリーズ、30MMシリーズ、フレームアームズシリーズ、戦艦シリーズのプラモデルの導入だね』

「もうなんでもありじゃねぇか…でもSDは嬉しいけどな」

「随分と進化したものなんだな…」

『ふふ、ガンプラ以外のプラモデルによるバトルも一興だろう?いずれは体の不自由な人間でもガンプラバトルができる環境にしたいと考えているからね』

この人は常にガンプラバトルがより良くなるよう、よりみんなに愛されるものになるようにと考え続けているんだな…

「全く…あんたにゃ敵わねぇな…あ、SD用のデータ送って貰えるか?ちょっとやりたいことがあってな…タクマ、お前さんにも関係することだからな」

「…え?俺にも…ですか?」

『ふむ、面白そうだ。ぜひそちらでの運用を見させてもらおう』

…よくわからんが、こっちにSDガンプラ使いでも来るのか…?

『それとタクマ君。彼はそんなに綺麗好きという訳でもないから、部屋をガンプラまみれにしても構わないよ』

「余計なこと言うな!!」

「あはは…でも、俺としては住ませて貰ってる立場なのでなるべく綺麗な状態を保とうと思っています」

『ははは、いい心がけだ。そうだカドマツ。今度湯ノ森に来る時があれば僕の自慢でもある被検体Iを直接見て検証などもしてみるかな?』

「そいつは興味深いな…その時はよろしく頼む」

(…被検体Iって…イチカちゃんの事だよな…こりゃ何するかわからんな…)

『さて、そろそろ仕事を抜け出してコソコソしてるのがバレs…』

『見つけましたぞ、市長』

『ちっ、おしゃべりはここまでのようだ。また会おう、2人とも』

『今日こそは逃がしませんぞ!!』

『はっはっはっはっはっはっ…』

ブツッツーッツーッツーッ

…電話はそこで切れてしまった…

「…あいつ…あれでよく市長が務まるよな…」

「…まぁ…やる時はやる人ですから…さっきのがオフなだけですよ…きっと…」

さてもう後は寝るだけ…と思っていたのだが、数時間後…

「いやはやすまないね。しばらく匿ってもらいたくてね」

アルマ市長がこちらへ訪ねてきたのである。

「なんでお前がここに来るんだよ!!」

「…あ、市長…お久しぶりです…」

「やぁ、久しぶりだね。タクマ君。それと安心したまえ。そう言うと思って被検体Iとその親友を連れてきたよ。もちろん2人の親御さんにも許可を貰ってね」

するとアルマ市長の後ろからトレースシステムの被検体である

デンノ・イチカとその親友であるアサヅユ・シグレが顔を出す。

「ども!」

「こんばんは」

「多いわ!!というか今かよ!!」

「あ、ど、どうも…」

(いやなんで今連れてくるんだよ!!いきなり顔バレ危機じゃないか!!!)

そう、シグレちゃんはともかく、イチカちゃんは俺とはそこそこ面識があった。そのために顔バレの危険性がかなり高いのだ。

「初めまして!えーっと…カドタツおじさん!」

「カドマツさんだよ。ワンちゃん」

「おやおや、どっかの誰かさんと違って礼儀正しいねぇ」

「…あはは…」

…今すぐここから逃げ出したい…




「あらあらアルマさん。お父さんとお母さんが許可してるとはいえ、『私に許可なく』イチカを連れ出すなんてどういう了見ですか?」
(うわぁぁぁぁぁ!!戦女神でたぁぁぁぁぁ!?!?)
「こんなところで何をしているか。レイカよ」
次回 ガンダムビルドブレイカーズ : オルタナティブsideL
「集いし強者」
彼の顔バレ危機はまだまだ続く…
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