お腹が空いたのでお金を稼ぎたいです。剣術極めた死神の無自覚ライフ 作:狂骨
ライズの小説書いててイビルジョー 出してるからゲームでも本当に出て欲しいな〜…
もしかしたらBLEACHともコラボするのかな…オトモ衣装でコンとかクッカプーロとか。
あの後、浦原へ書類を渡した千弘は彼の元でお茶を一杯ご馳走になっていた。
「いや〜まさか夜一さんが言ってた園原さんが私のとこに来てくださるとは思わなかったっス」
「どうも。私も技術開発局の創始者の方と会えて光栄です。んん…お茶ごちそうさまです」
目の前には帽子を被り浴衣の様な軽い和服を纏う一人の男性が団扇を仰ぎながら涼んでいた。この男こそが元十二番隊隊長であり、技術開発局初代局長である。涅マユリを監獄から解き放ち副局長へとスカウトした男でもあるのだ。
お茶を飲み干した千弘は立ち上がると浦原に頭を下げた。
「では、私はこれで失礼いたします」
「あ〜!ちょいとお待ちを」
「はい?」
「これどうぞ」
去り際に千弘は浦原に呼び止められるとある物を差し出された。それはとても美しい純白のリストバンドであった。
「お〜。綺麗なリストバンドですね」
「でしょでしょ?因みにお2つあるのでもう一つはお友達にでも」
「いいんですか!?ヤッタァ!ありがとうございます!」
その後、リストバンドを受け取った千弘は穿開門を通り尸魂界へと戻っていった。
◇◇◇◇◇◇
尸魂界へと戻った千弘は十二番隊隊舎へと戻りマユリへの報告を終えるとネムを探し出し彼女へ浦原から貰ったリストバンドを差し出した。
「はいネムさん!」
「なんですかこれは?」
「浦原さんという方から貰いました!十三隊の中でネムさんとは一番付き合いが長いので是非受け取ってください!」
そう言い千弘は満面の笑みでネムへリストバンドを渡した。リストバンドを渡されたネムは少し不思議そうに見つめると千弘と同じく右腕にそのリストバンドをはめた。
すると 千弘はニコニコと笑いながら右腕を見せてくる。
「お揃いです♪」
「…」
そう言われたネムは千弘と同じ腕に同じリストバンドがはめられた腕を見て彼の腕と重ねる。
「…ふふ」
『彼とお揃い』その言葉を聞いたネムは男女のパートナーが同じ服を着用するペアルックの様な物と認識する。そう認識した彼女のいつもの無表情な顔がやや薄いながらも明るい笑みに包まれた。
「はい…お揃いですね千弘さん」
千弘からリストバンドを受け取ったネムはいつもよりも明るい表情を浮かべると彼の手を取る。
「おやつ…食べに行きませんか?」
「はい!」
それから二人は互いに手を取り合いながら昼を過ごすといつものように秋刀魚草農園へと赴き秋刀魚草の栽培へと取り掛かった。
◇◇◇◇◇◇
それから数日後。廷内は更に慌ただしくなっていた。それもそうだ。藍染達が侵攻してくるのも時間の問題。早く手を打たねばならないのだから。
そんな中、千弘は元柳斎に呼ばれ、一番隊隊舎へと来ていた。
「よく来たのぅ。園原隊士よ」
「どうも山本御大。それよりもなぜ私を?」
「うむ…」
元柳斎は千弘の問い掛けに首を俯かせると背後に立つ副隊長から一枚の紙を受け取り千弘へと渡した。
「ん?」
紙を受け取った千弘は丸められた書式を開いて内容を確認する。
「…え!?」
その内容を見た千弘は驚愕する。
記されていた内容は『虚圏へ赴き井上織姫を救出せよ』との事であった。
その内容はとてつもなくランクの高い物である。虚圏といえば虚が蔓延る世界であり普段戦っている虚よりも更に強力な個体が大量に生息している。更に藍染達のアジトもそこに存在しており精鋭部隊『十刃』全員も揃っている。その場所へ単身で乗り込むのは自殺行為と言えよう。
だが、千弘にとってこんな任務なぞ子供のお使いの様なものであるだろう。
それでも千弘自身が謙虚な為に当然、拒否の姿勢を示した。
「流石に私には荷が重いですね…。虚圏の広い世界でたった一人の方を見つけるのはちょっと…それに私の力ではとても…」
「因みに報奨金はたっぷりとはずむぞ」
「行ってきます」
千弘は拒否の姿勢を示したかと思うと金の事を聞いた瞬間にアッサリと一転し承諾。即座に出撃する姿勢を見せた。まぁ仕方ないだろう。秋刀魚草農場を立てた件で財産の殆どを失ってしまったのだから。
「うむ。ただ確かにお主一人では不安になるだろう…。誰かもう一人の同行を許可する」
「分かりました。それよりも井上さんを探す中で藍染のクソ野郎を見つけたらぶっ飛ばしてもいいですか?」
「いいだろう」
「やった〜!!」
それから千弘は一番隊隊舎を出ていった。その後ろ姿を見守っていた元柳斎に副隊長が小さな声で耳打ちする。
「あの…よろしいのですか…?園原隊士を向かわせて…藍染の奴らがすれ違い此方に攻めてくる可能性も…」
「問題ない。それについても対策済みじゃ…!」
◇◇◇◇◇◇
それから隊舎を後にした千弘は十二番隊隊舎にて涅マユリと共に作業するネムの元に赴き事情を伝え誘った。
「…そんな訳で。一緒に行きませんか?一人だと怖いので」
「はぁ…」
急に誘われたネムは首を傾げる。その一方で作業に没頭していたマユリは千弘の提案に対して顎に手を当てた。
「ふむ…もう一人の同行者か。本来ならば私が直接赴き色々と調査したいところだが…」
マユリは科学者である為に千弘の虚圏同行に名乗りをあげようとしていた。それもそうだ。虚圏など滅多に行ける場所ではない。その上そこには独自の技術や発明品が存在している故にマユリは迷っていたのだ。
「…」
そんな中。マユリはチラリと千弘とネムの付けているリストバンドへと目を向けた。それは浦原が千弘へと渡した純白のリストバンドであった。
「(千弘の奴が虚圏へ行く事も想定済…ということか。アイツの事だ…何か仕組んでいるんだろう。だからあのリストバンドを…)」
長年、技術開発局を共に背負ってきた故に彼の性格を知っているのかどうか定かではないが、マユリは彼らが手にはめているリストバンドを見て考察すると頷く。
「ネム、行ってこい。虚圏で実験室や発明品の様な物を見つけた時は必ずこれに納めろ」
そう言いマユリはネムへ小型のカメラを渡した。
「はい。マユリ様」
「では行きましょうか!」
それから千弘とネムは特殊な門を通り虚の蔓延る世界『虚圏』へと向かった。
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「あ、井上さんの写真貰うの忘れてた…」
虚圏に来てまさかの事態。どうなる!?