お腹が空いたのでお金を稼ぎたいです。剣術極めた死神の無自覚ライフ   作:狂骨

27 / 74

主人公と関連人物のプロフィール

園原 千弘

護廷十三隊十二番隊雑用 兼 技術開発局助手

本作の主人公。斬魄刀を始解若しくは卍解していない状態でありながら卍解し万全の状態であった元柳斎を一瞬で気絶させたり(本人は元柳斎が病気もしくは具合が酷く悪かったから勝てたと思っている)覚醒し元柳斎さえも超えた藍染を本気のほの字も込めていないたった数発の殴打で戦闘不能に追いやったりと剣術や体術をありえないレベルにまで鍛え上げている。(その気になれば指一本で倒せるが本人は無自覚)
普段は霊圧を一般隊士と左程がないまで抑え込んでいるが、少しでも解放すれば本気の藍染と同程度。更に解放すれば尸魂界全体を揺らしてしまう。
以上の強さより、彼の身体を構成する細胞はマユリから“千弘細胞(せんげんさいぼう)”と称されており、研究物質として採取されている。更に血液自体も特殊であり足削地蔵や新種の毒などが鼻水や軽度の風邪にさせる程度で全く効かない。
上司であるネムを心から尊敬しているのか、彼女を馬鹿にする者は何人たりとも容赦しない。因みに髪を縛るゴムはネムからもらった物。

涅ネム

十二番隊副隊長 自称“千弘のお世話係”
マユリが作り出した人工死神であると共に本作のヒロインの一人であり千弘の上司。千弘が入隊してからマユリの命令で彼の日常生活を観察しており、彼と任務も共にする事が結構ある。その結果、彼と親しい友人となった。
彼と過ごしていく内に彼を友人とは“別のもの”として認識していくが、その“別のもの”が何であるのか分からず混乱している。(本人曰く一緒にいると胸が凄く熱くなる事がある)

涅マユリ

十二番隊隊長 兼 技術開発局局長

千弘の上司でネムの親。原作では仲間の隊士を爆弾として使用するなど外道ぶりが目立っていたが、ここでは千弘と出会った事で解剖しようとした滅却師の研究をストップさせたり、他の仲間を普通の隊士として扱うなど緩和された。
元柳斎へ進言し、千弘を十二番隊へと引き入れた張本人であり、彼の身体の構造を解明すべく医療という名目で解剖するべく手術を行おうとしたが、メスもナイフも通らない為に、日々の日常生活から調べるべくネムを監視役にさせた。因みに刀獣が暴れた際にネムを囮として使おうとした時があり、その事で千弘の逆鱗に触れ、一度彼に殴り飛ばされた事がある。
 それから千弘を研究対象だけでなく自身のもう一人の護衛として任命し、それ以来からはネムには研究の補助、千弘には材料の採取や相手の制圧などを任せるようになった。
 彼の事を意外と気に入っているのか、彼が淹れたコーヒーなどは残さず飲む(ただし極端に飲めないものならば突き返す)
 他者から見れば虎の威を狩る狐に見えるがマユリはただ単に研究がしたいだけで、それを邪魔する者を制圧したり材料に必要な物を揃えるために彼を護衛にしたにすぎない。

自身の娘であるネムが千弘と親しくしている事は寛容しており、寧ろ彼と共にいる中で成長するのではと考えている。



変化する関係

それから目を覚ました千弘はネムと共に四番隊を後にした。ネムの横で歩く千弘はいつもの活発な雰囲気が失われておりネムと目を合わせる度に顔を逸らしていた。

 

「どうしましたか?」

 

「いえ…なんでもありません…」

 

ネムは尋ねてみるが、即座に千弘は顔を逸らしてしまう。その様子にネムは首を傾げると共に何か寂しさを感じるのであった。

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

一日の始めである掃除を終わらせ、主要な勤務も終えた千弘はネムと共に離れにある秋刀魚草の栽培地にて農家のお婆ちゃんが着ている作業服を身に纏いながら秋刀魚草の栽培を行っていた。千弘達が丹精込めて育ててきた秋刀魚草は成長して、前では小ぶりなモノが今では彼らの背を越す程まで大きくなっていた。しかもその身はギッシリと詰まっているかのように膨らんでおり、見る物の舌をそそらせていた。

 

「千弘さん。こちらの個体が売り時かと」

 

「は…はい!」

 

ネムが声を掛けると千弘はいつもの様に天真爛漫な素振りを見せず、まるで畏まっているかの様に返事をする。その様子にネムは次第に不思議に思い始めてきた。

 

「千弘さん…?」

 

「あ…!?いやその…なんでもありません!」

 

尋ねてみると千弘は慌てながらそのまま作業に戻るのであった。

 

 

そんな中。ネムや千弘が所属する技術開発局から招集がかかった。

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

千弘とネムに招集を掛けたのはマユリであり、彼らが現れるや否や白衣を投げ渡した。

 

「ぶべら!?」

 

「40秒で支度しナ!グズは嫌いだヨ!」

 

白衣を投げ渡された千弘は不思議に思いながらその白衣を身に纏うと事情を尋ねた。

 

「いきなりどうしたんですか?」

 

「今から虚圏へ行くのだヨ。君達が撮ってきた研究室の写真と資料を見て興味が湧いてね。あの研究室を使って新たなる発明がしたくなってきたのだヨ」

 

準備を終えたマユリはそう言いながら隊長羽織を身に纏う。

 

「ですが、どうやって?」

 

「不本意だが、浦原喜助の手を借りる。本当に不本意だがね。分かったらサッサと支度しナ。グズは嫌いだヨ」

 

それから千弘とネムも支度をすると浦原と連絡を取り、虚圏へと入り口を開いてもらった。

 

ーーーーーーー

ーーーーー

ーーー

 

その後、虚圏へ赴きネムが撮影した研究室へと到着すると解析などが開始されたが、それはすぐに終わった。目を通した資料に記されていたのは内容は破面の蘇生だけでなく外界と行き来するための擬似ガルガンダの製法らしく、マユリは自身の知識でそれを解読。無事に生成に成功したのだった。

 

だが、この時も千弘は珍しく何故かソワソワとしていた。

 

 

それから数日後に無事に瀞霊廷へと帰還するとマユリは取ってきた研究材料を持ち込み再び研究室へと閉じこもってしまった。

 

マユリは研究室へと閉じこもるとしばらくは出てこないらしく、更に集中している為に気安く声が掛けられなくなってしまうのだ。この調子だと今日はもう出て来ないだろう。

 

 

その間に休暇を貰ったネムは再び千弘に声を掛ける。

 

「あの…千弘さ__」

 

「ひゃい!?な…なんですか!?」

 

マユリの研究室の扉に設置されている小さな入り口から食事を入れ終え、廷内を歩いていた千弘は突然 ネムに話しかけられた瞬間に顔を真っ赤にさせながら驚いた。

 

その様子を見ながらネムは近づくと彼の両肩に手を置き顔を覗き込む様にして見つめた。

 

「ん…」

 

「…!!あ…あの…!顔が…!」

 

ネムが見つめている千弘の顔は真っ赤に染め上がっており全身も震えていた。その様子を見つめながら観察していたネムは鼻と鼻が触れ合う程の近さまで近づきながらも首を傾げた。

 

「(何故でしょう…顔が凄く赤い上に身体も震えている…寒いのでしょうか…?それに私も熱くなって……これとは似た物を前にも…)」

 

そう考えながらネムは次々と顔を近づけていき、遂には口と口が至近距離に成る程まで近づいていた。それに伴うように千弘の顔も更に赤く染め上がっていく。

 

それによって千弘自身はもう限界であった。

 

 

「わ…わぁぁああああ//////」

 

「!?」

 

急に叫び出した千弘は肩に置かれた手を振り払うとそのまま土煙を上げながら走り去っていってしまった。

 

取り残されたネムはただただ不思議に思いながら胸に手を当てていた。

 

「…この感情は一体…」

ーーーーーーー

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

「はぁ…!はぁ…!はぁ…!!」

 

ネムの素から逃げて十二番隊隊舎から一瞬で瀞霊廷の東の門まで到着した千弘は城門近くの建物の屋根の上で頭を抱えながら蹲っていた。

 

「(だめだ…!!前まで平気だったのにお風呂の時からネムさんと……ネムさんと話すたびに……___

 

 

 

 

 

____凄く熱くなってくる…!!)」

 

 

 





主要な原作キャラの現状

一護
死神の力を失っていない為に今も死神代行を続けている。無月にはなれないと思いますが、破面化にはなれます。千弘と出会ってから黒一さんと呼ばれる様になった。

織姫
変化なし。千弘からは井(いの)さんと呼ばれている。

茶道
原作と同様にノイトラを除いた破面と交戦していた。千弘からは茶道さんと呼ばれている。

石田
原作と同じ破面と交戦するが千弘の介入により軽傷。千弘からはうーさんと呼ばれている。

ルキア
ゾマリーとヤミーを除いた破面と交戦し、今回は珍しく軽傷で生還する。千弘からはルキさんと呼ばれる様になった。

恋次
石田と同様にザエルアポロと戦っていた際に救助され軽傷で帰還。


生き残った破面達

バラガンとその従属官、そしてザエルアポロを除いた破面全ては生存。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。