お腹が空いたのでお金を稼ぎたいです。剣術極めた死神の無自覚ライフ   作:狂骨

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皆さん台風大丈夫ですか!?避難警報が出たら絶対に避難してくださいね!!

あと、前話で2.3話で終わると言いましたが、そうはいかなくなりそうです…


千年血戦編
ザックリと一年半が経過


それから数週間が経過した。千弘とネムが恋仲となった事はすっかりと瀞霊廷全体へと知れ渡り話題の的とされる事に。そしてもちろんマユリの耳にも入る。だが、本人は特に慌てる様子は見せておらず、

 

「ん?今更かネ?」

 

と言った。本人曰く千弘とネムがくっつけば彼は十二番隊にいざるをえなくなる為に恋仲となったのは好都合であったらしい。

 

そんなある日の事であった。

 

「お〜い。園原千弘はおらへんか〜?」

 

十二番隊隊舎に一人の隊長が訪ねてきた。その男は金髪のおかっぱ頭という独特な髪型を持つ細身の青年である。

 

「は〜い」

 

青年の声に反応した千弘はドタバタしながら出てくると、目の前に立っていたおかっぱ頭の男性を見て首をかしげる。

 

「えっと…どちら様で?」

 

「新しく五番隊隊長になった『平子 真子』や。ようやく会えたのぅ」

 

「あ〜!!」

 

青年『平子真子』の言葉に千弘は手をポンと叩いて思い出した。彼は千弘が藍染を捕縛してからしばらく経った後に空席となった五番隊の隊長となった死神である。因みに彼は藍染の元上司であり彼の策略にはめられ一時は尸魂界を追われ現世にて身を潜めていたらしい。

 

「隊長でしたか。これは失礼」

 

「いや隊長は羽織見たら分かるやろぉ!?」

 

それから平子は気を持ち直すと千弘に向けて頭を下げる。

 

「園原千弘…いきなりだが礼…言わせてくれ。アンタが藍染をしょっ引いてくれたお陰で俺達の無罪が証明された…」

 

「あ〜。確か貴方を含め数人は破面化の実験体にされたらしいですね」

 

千弘は頷くと手を横に振る。

 

「まぁ気になさらず。私はただあの眼鏡がムカついただけなので。お礼を言われるような程ではありません」

 

「そうかい。そんでも礼だけは言わせてもらう。そうでもしないと気が晴れんしな」

 

そう言い平子は改めて千弘へと礼を言う。そんな中だった。平子は何かを思い出す。

 

「あ、あと、俺と同じ実験体にされた子で『矢桐丸 リサ』っちゅう下品な女がおるんけどな」

 

「はい」

 

「弟子にしてくれって」

 

「絶対に断ります」

 

ーーーーーーー

ーーーーー

ーーー

 

それからあっという間に一年半もの時間が流れていった。藍染は裁判の結果、最下層の牢獄『無間』にて10000年の刑に処され投獄された。その一方で、市丸ギンは藍染を殺すつもりであったとしても彼の側につき暗躍していたのは事実であるため、無間とは別の監獄にて400年の判決。同じく東仙も藍染に完全に加担していた為に彼と同じ監獄にて懲役600年という判決が出された。

 

 

そして彼らを捕縛した張本人はというと………

 

 

「はいはいはいはい!!」

 

相変わらず雑用に励んでいた。一年が経過してもなお昇進する事なく一般隊士のままであったのだ。今日も廷内の掃除を終わらせいつものように技術開発局へと赴いた。

 

門を潜り出会う研究員達と挨拶を交わしながらいつものようにマユリの研究室へと到着すると白衣を身に纏う。

 

「お待たせしました局長」

 

「全く遅いよ。さっさと持ち場につきな。グズは嫌いだヨ」

 

そしていつものように実験の助手の始まりだ。

 

そんな中だった。千弘が器具を運ぶ中、同じく研究員である久南ニコが何かを思い出したかの様に口にした。

 

「そう言えば千弘ちゃん。聞きましたか?最近、現世の本屋やDVD店に白い軍服を着た怪しい集団が見掛けられる様になったって」

 

「白い軍服?いわゆる“こすぷれいやー”じゃないですか?不安なら局長や阿近さんにでも相談してみるのが良いかと」

 

「う〜ん…そうだよね」

それから勤務時間が終了して夜となると千弘はある場所へと向かうべく、技術開発局を飛び出した。

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

着いた場所は前まで沢山の秋刀魚草が植え付けられていた場所。だが、今はもう秋刀魚だけではない。

タイ草 エビ草 鯖草 そしてマグロ草といった海の幸の身体が付けられた植物が風に揺られていた。もちろん大きさは普通よりも数倍のサイズはあり、個体によってはシッカリと身が付いていた。この一年半で秋刀魚以外の魚も植物化させる事に成功したのだ。余談だが。研究費用が高すぎた為に千弘の貯金は底をついてしまったらしい。

 

「さてネムさん!始めますか!」

 

「はい。千弘さん」

 

麦わら帽子を被った千弘は同じく麦わら帽子を被るネムへと声を掛ける。そこから二人の共同作業が始まるのだ。と言っても全ての植物に水をあげるだけなのだが。

 

作業を進める中、ネムは懐から注文用紙を取り出し千弘へと渡す。

 

「六番隊の朽木隊長から注文が入り特大サイズ一種類ずつ購入したいとのことです」

 

「分かりました!えぇと…特大サイズ50000環を全種類だから、250000環ですね!」

 

「あともう一件。こちらは特大サイズをあるだけ全て…と書かれております」

 

「へぇ〜。何番隊の方なんですか?」

 

千弘から尋ねられたネムは目を凝らしながら注文用紙の名前の欄を見る。

 

「…んん…零番隊…『曳舟桐生』と書かれております」

 

ーーーーーーー

ーーーーー

ーーー

 

その同時刻。 薄暗い空が広がる虚圏にて。

 

「ふむ。なんとも居心地の悪い所だな」

 

藍染達が占拠していた巨大な城『夜虚宮』から離れた場所にて白い軍服と黒いマントに身を包み立派な髭を持った謎の大男が現れた。

 

「陛下。差し出がましいようですが、今は読書はお控えを」

 

「すまんな。やはり最近の現世の書物にはどうにも引き込まれてしまう」

 

更にその男に続くようにして、背後から金色の長髪を持つ男やモヒカンの様な髪を持った男といった次々と同じように軍服を纏った集団が現れる。金髪の男から注意された大男は読んでいた本『NARUTO』を閉じ懐に仕舞うと目の前に聳え立つ夜虚宮を睨みつけた。

 

 

「では我々の第一歩を踏み出そう。虚圏を制圧するのだ。

 

 

 

 

____『星十字騎士団』!!!」

 

 

 

 

千年血戦編 開幕。

 

 

 

 





謎の大男(長い髭と髪。そして黒いマントと軍服を着ている)

大量の白い軍服の集団を引き連れて虚圏へと現れた。読書が趣味で特に現世のバトル漫画を好む。最近は『NARUTO』にハマっており、多くの術を見るのが楽しみとなっている。だが男曰く、ただ楽しむためだけに読んでいるわけではないらしい。

因みに男が『NARUTO』を好んで読んでいるのはオリ設定ですが、これが後にとんでもない事に発展します。
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