お腹が空いたのでお金を稼ぎたいです。剣術極めた死神の無自覚ライフ   作:狂骨

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いよいよアニメも第一クール終了…ここで気づいたのが、オープニングには映っていたネムちゃんが本編ではセリフがなかった上に後ろ姿のみという点…

あと最近読んでみてこれのR18版を書こうかと思っています。時系列は千年血戦編の後で主人公が絡んだ女性に滅茶苦茶にされるという王道なやつです。


作戦会議(隊長抜き)

 

同時刻 霊王宮にて次々と零番隊の隊員を下していたユーハバッハは突如として感じられた霊圧に驚く。

 

「この霊圧は…まさか…!!!」

 

頭の中に蘇るのは千年前、自身らを壊滅寸前まで追い詰めた恐ろしき集団の影。

 

「(あの時は千弘の霊圧で感じられなかったが…まさか千弘…“奴ら”さえも連れて戻ってきたと言うのか…?)」

 

ユーハバッハは千弘のみならず自身らを苦しめていた者達さえも連れて戻ってきた事を悟ると眉間に皺を寄せるのであった。

 

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ーーー

 

瀞霊廷であった場所にて。

 

卯ノ花と共に研究室に戻り皆と合流した千弘はマユリからネチネチと嫌味を言われていた。

 

「全く。地獄から戻るのに何時間掛かっているのかネ?君ならば普通は数十分で戻ってくるものだろう」

 

「し…しょうがないじゃないですか!戻り方が分からなかったんですから!」

 

「おや?その“通信機”を使えば私の隣にいるネムに伝わりすぐに戻れた筈だが?現に地獄への入り口を開ける装置も用意してあったんだヨ?」

 

そう言いマユリから腕につけられているブレスレッドを指差されると、千弘は顔を逸らし始めた。このブレスレットは一年前に現世にて初めて浦原と出会った際に貰ったものである。このブレスレットには、なんと強力な磁場さえも無効にしてしまう程の通信が可能になる機能が備わっており、たとえどこにいようとも同じ物を持っているネムとは通信ができるのである。

 

「それは……」

 

「まさか便利な機能が備わっているにも関わらず忘れたというのかネ?本当に君は相変わらず『バカ』で『アホ』で『チビ』だネ」

 

「チビ…?」

 

バカとアホなら分かるが、その後に続いたチビという悪口の三拍子を聞いた事によって千弘は額に青筋を浮かび上がらせブチギレた。

 

「あんだとコラァ!!!こちとら戻れずずっと大泣きしてたんですよぉ!?一生あそこで暮らすと思っちゃったんですよぉ!?少しは地獄に取り残された側の気持ちも考えなさいやぁぁ!!!心配してくれたっていいでしょうがぁぁぁ!!!」

 

「だ〜れがお前の心配などするものカ。お前を気にかけるくらいなら踏み潰された蟻の方を心配するヨ」

 

「ふんぎゃぁぁぁ!!!!!!」

 

マユリの言葉に彼の胸ぐらを両手で掴んでいた千弘は遂に涙を流しながら胸ぐらを前後に揺らし始めるが、当のマユリは相変わらず涼しい顔どころか、千弘の泣いている顔を見て日頃の恨みを晴らしたのか嫌らしい笑みを浮かべていた。

 

「うるさい奴だネ。ネム」

 

パチン

 

「はいマユリ様」

 

「むぐぅ!?」

マユリが指を鳴らすと、千弘の背後にネムが現れ、マユリに訴えていた千弘を抱き上げる形で引き剥がした。

 

「千弘さん、あちらで良い子にしていましょう」

 

「〜!!!」

そう言いネムはいい歳こいて子供みたいに泣いている千弘の頭を胸に抱き締め撫でながら下がっていった。

 

「ぷはぁ!このバカ上司!腐れ局長!!」

 

「ん〜?何か言ったかネェ?残念ながら私の耳は特別性でねぇ〜。負け犬の遠吠えは聞こえないノイズキャンセリング付きなのだヨォ〜♪」

 

「うぎゃぁぁぁ!!!!」

 

そして彼を心底からかったマユリは前を向いた。

 

「さて、役者も揃った所で、さっさと作戦を話したまえヨ」

 

「り…了解ッス…」

 

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ーーーー

ーー

 

それから浦原が司会のもと、現状と今後についての推測を話す。その一方で甦った初代隊長達は齋藤や乃武綱など血の気の多い者が最初は真面目に聞かずにいたものの、途中から興味を持ち始めたのか、真面目に聞く様になった。

 

「以上が現状ッス。即ち霊王宮が陥落するのも時間の問題…何としてでも阻止しなければなりません。取り敢えずここまでの状況を分かっていただけましたかな…?」

 

そう言い浦原は確認を取るべく振り返った。歴代最強と謳われる護廷十三隊。それは敵どころか味方にも容赦なく、戦いの最中とあれば邪魔となれば味方さえも斬り捨てる程の非情を持ち合わせていた。そんな彼らが今の現状を聞きどの様に捉えているのだろうか。

 

そう気になりつつ浦原が振り返ると_______

 

 

 

_____何故か乃武綱と卯ノ花が睨み合っていた。

 

「それにしても随分と変わりやがったなぁ?最初見た時は誰かと思っちまったぞ “八千流”。まさか初代剣八が医療専門の隊長たぁ…腑抜けたモンだなぁオイ」

 

「相変わらず口の悪さだけはご健在の様ですね…では…腑抜けたものかどうか…この場で確かめてみますか…?」

 

「上等だよコラァ…!!」

 

 

 

そしてその傍らでは。

 

「お〜うやれやれ〜!!!それにしても酒はもうねぇのかぁ?」

 

「およしなさいな斉藤さん。今は飲む時じゃあないでしょうに」

 

「あぁ?いいだろ逆骨のじいさん!何百年も飲んでねぇんだからよぉ!なぁ有嬪!」

 

「たりめぇだろうがッ!おいそこの白衣着た眼鏡の女!!スピリタスでもいいから持ってこいよぉ!」

 

いつのまにか残りの初代隊長達も談笑し始めており、卯ノ花と乃武綱の睨み合いに野次を飛ばしていた。明らかに此方の話など聞いていないご様子であったのだ。

 

「皆さァァん!!!さっきからアタシの話聞いてたんですかぁぁ!?」

 

「「「「え?」」」」

浦原が大声で呼び掛けると、全員は振り向き首を傾げた。まるで“あれ?まだ話続いてたの?”と思っているかの様に。

 

 

「ちょっとぉお!!!何なんスかその表情!?そろそろアタシ泣いちゃいますよぉ!?キャラ崩壊する程泣きますよぉ!?園原さぁぁん!貴方からも何か言ってあげてくださぁあい!」

 

 

そう言い浦原はギャン泣きしながら頼みの綱である千弘へと目を向けた。

 

だが、

 

「…あり?」

 

そこにはすでに千弘の姿がなく、見れば数分前までいたネムや鹿取、クールホーンの姿も無くなっていた。

 

すると

 

 

 

モヤ〜…

 

 

周囲にクリーミーな香りが漂い始める。その香りを嗅いだ浦原は臭いが漂う方向へと目を向けた。

 

「ふんふんふ〜ん♪そんな話は飯の後々〜!」

 

そこにはエプロンに三角頭巾を被った千弘が鼻歌を口ずさみながらシチューを作っていた。更にその隣では同じくエプロンと三角頭巾を被ったネムが巨大な炊飯器で米を炊いていた。(なぜ電気が通っているのかは伏せておく)

 

 

「そっちもそっちでこんな時に何やってンスかぁぁぁ!?」

 

「見れば分かるでしょ。炊き出しです。因みに献立はシチュー♪」

 

「いやいやいや!!!だからって緊張感なさすぎっスよぉ!?ていうかそれどっから持ってきたンスかぁ!?」

 

「ここへ来る途中に食糧庫を見つけたので漁って持ってきました。あ、眠さん、塩胡椒ってありましたっけ?」

 

「はい。此方に」

 

すると 研究室の入り口から姿を消していたクールホーンと鹿取も姿を現した。

 

「千弘〜!!また食糧庫見つけたから持ってきたわよ〜!」

 

「パンもありました〜!」

 

「あ、先生、鹿取さん、ありがとうございます!では皆さんご飯ですよ〜!皿もって並んでくださ〜い!」

 

「ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!?????」

 

千弘が呼び掛けると初代隊長達(卯ノ花を除く)は元気よく返事しながらシチューの皿を取り並び始めた。その光景に浦原のみならず阿近やニコも唖然としていた。

 

「ちょちょちょ!!!こんな時くらい真面目に……」

 

「何を言っているのだネ?戦の前に栄養補給など常識中の常識じゃないカ。おい、秋刀魚でないのが心苦しいが私にも一皿盛りたまえ」

 

「涅さんまでぇ!?」

 

ーーーーーーーー

 

それから食事を終えようやく雰囲気が大人しくなると浦原は自身が考案した作戦を伝えた。内容は別働隊として霊王宮へと侵入し、後から来る護廷隊達とは別ルートから攻めていくというものであった。

 

他の特筆すべき点はなく、ただシンプルなものであり、隊長達もすぐに納得し異論が上がる事はなかった。

 

そして、浦原は会議を終えると千弘へと目を向けた。

 

「では、園原さん。皆さんをちょいと別室に案内してください」

 

「了解です」

 

「はぁ?」

 

浦原から出てきた言葉に齋藤や皆は首を傾げる。

 

「おい、浦原とかいう奴。どう言う事だ?顔合わせとかねぇのか?」

 

「…」

齋藤から説明を求められた浦原は被り物の先を摘むと微量の冷や汗を流しながらも答えた。

 

「正直なところ、今回のこの行動は我々の独断ッス。地獄へ干渉した上に霊子を奪い蘇生させる事は厳しく禁じられてる事なんで、万が一誰かに報告されれば規則第一の四十六室がうるさいンスよ。故に貴方方の行動には少しばかり制限をつけさせていただきたいんです」

 

「ッ…めんどくせぇな」

 

浦原の理由に対して初代の隊長達は納得したのか舌打ちをしながらも頷いたのであった。

 

その様子を見て浦原は安堵するのであった。因みに浦原が初代隊長達を現隊長達と会わせない為の理由は別にあった。

それは仮に現在の護廷十三隊の面々と会った際に初代隊長達と揉み合いになる可能性があったからだ。彼らは千年前に滅却師を退ける一方で、自身らは千弘による援護があるものの相打ち程度。そうなれば戦闘におけるエキスパートである彼らは今の護廷隊に対して嫌悪感を露わにし彼らと対立してしまうだろう。

戦闘前のイザコザは何とか回避したい。その考えより浦原は抑止力である千弘の到着を待つと共に彼らを別地点へと移動させ出来るだけ接触は避けようと考えたのだ。

 

 

それから初代隊長の皆は千弘の案内の元、別の地点へと案内された。

 

 




作者の勝手なイメージ❶

初代隊長達は酒好き

今年もいよいよ終わりですね。今日入れて残り2日。皆さん良いお年を!!
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