全てを否定せし少年の軌跡(半凍結)   作:龍賀

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という訳でセシリア戦です。

もっと改善できたんじゃないかと考えてますのでもしかしたら修正するかもです。


第4話 代表決定戦

さて、今日は決闘なんだけど。

一夏には剣道しか教えてない気がする。

うん、頑張れるでしょ。

頑張れなくても頑張るしかないね、うん。

 

 

「周防、お前が先だ」

「何故?」

「織斑の専用機がまだ来ていない、ゆえに先に周防が行く、という事だ」

「なるほど」

 

なら仕方ないか。

一夏が先だと思ってたんだけどな~。

まぁ後でやるより先にする方が気が楽か。

 

「じゃあ、行ってきますね」

「ああ、試合中に初期化と最適化を済ませて来い」

 

無茶を言うよね。

それだけ期待されてるってことなのかな?

 

「いくよ・・・鎮魂歌(レクイエム)」

 

鎮魂歌の姿は黒い機械的な翼に体に引っ付く形で装備されている黒い鎧。

武器はまだ出してないけど、初期にあるのは近接ブレードと銃。

うん、大丈夫。

初期化は終わってるから後は最適化だけだ。

これなら大丈夫だよね。

 

「大丈夫なのか?」

「ん?うん、大丈夫だよ・・・誰かが信じて待っててくれる限り僕は戦える」

「そ、そうか」

「じゃあ・・・鎮魂歌(レクイエム)、行こうか」

 

少しだけ鎮魂歌が輝いた気がした。

 

「逃げずに来ましたのね」

「うん、逃げる必要はないからね」

「・・・まぁ、いいですわ、最後にチャンスを差し上げます」

「チャンス?」

「ええ、私が勝つのは確実、そして惨めな思いをさせるのは心苦しいですもの」

「へぇ」

 

面白い事をいうね。

世の中には絶対って言葉はないんだよ?

それに、

 

「僕は勝てない勝負はしないタイプなんだ」

「・・・勝てると?」

「うん、少なくとも・・・今の君に負ける訳にはいかないね」

「・・・そう、ならここまでですわ!」

 

そう言いながらオルコットさんは銃を撃ってきた。

こうして決闘は始まった。

 

<静 Side end>

<三人称 Side>

 

決闘はセシリア・オルコットの一撃が開始の合図となった。

 

「行きますわよ!」

「いいよ・・・全力できなよ」

 

そう言いながら静は銃を出す。

見た目はデザートイーグルに近いが、どうやら連射性はあまりないらしい。

 

「そこ」

 

静は普通ならまったく見向きもしない方向に銃弾を放つ。

 

「何処を狙ってますの!」

「合ってるよ、狙い通り」

「何を・・・なっ!?」

 

銃弾は外ではできない軌道・・・壁を何度も反射しながら相手に向かっていく。

 

「跳弾ですって!?」

 

本来この技術の難しさは並大抵ではない。

反射する角度を計算しなければ間違いなく自滅する。

しかし静は苦も無くやりとげた。

それが相手のプライドを刺激しているのも十分静は理解している。

 

「うん、この調子なら大丈夫かな?・・・さて、少しペースをあげるよ」

「くっ・・・では魅せて差し上げますわ!この私の全力を!」

 

セシリア・オルコットは自身の最大の武器、BT兵器、ブルーティアーズを飛ばす。

自身の機体と同じ名前を持つこの武器は自身の象徴ともいえ、同時に自信の表れの原因でもある。

その武器が4機襲い掛かる。

 

「・・・BTか」

「くっ・・・喰らいなさい!」

「やだ、痛いもん」

 

それに対し静は必要最小限の動きで避けている。

しかし、完全に避け切れている訳ではない。

何故なら、

 

「・・・まだ最適化は終わらないか」

 

最適化がすんでない今、反応が鈍いのである。

自身が反応できても機体が反応できていなければ避け切れはしない。

ゆえに少しずつダメージを受けていく。

 

「・・・最適化まで後10・・9・・8」

「何をするつもりか分かりませんが・・・これで終わりです!」

「今ッ!」

 

相手の動きが大きくなった瞬間、静は接近戦に持っていく。

その際に武器を近接ブレードに変更するのも忘れない。

 

「シッ!」

 

攻撃しようと武器を振り上げた静をセシリアはにやりと、まるでかかった!と言わんばかりの表情を浮かべた。

 

「お生憎様、ブルーティアーズは6機ありましてよ!」

「4・・3・・拙い!」

 

セシリアの予想外の手に、静は表情を初めて焦りへと変える。

しかしすでに進路は変更不可、当然回避も・・・不可能である。

 

ドカーンッ

 

一瞬で爆発が発生し、静は巻き込まれた。

 

 

◆◆◆

 

 

ところ変わって時間を少し戻し、一夏達がいるところ。

 

「すごいですね~本当に起動してすぐの戦闘なんですかね?」

 

山田先生が疑問に思うのも確かだろう。

普通はこんな風に動けはしない。

少なくとも平均的ではない。

 

「静はある意味で天才だからな、当然ではある」

「ほえ~」

「だが・・・やはり最適化が進んでいないな、動きにぎこちなさがある」

「・・・それが分かるのって千冬姉だけじゃあ」

「織斑先生だ」

 

バシンッ

 

「・・・はい」

「それにある程度鍛えているなら分かるはずだ、少なくともそこのやつは理解しているぞ?」

「本当か?箒」

「あぁ、無理やり動かしているのがよく分かる」

 

この時一夏は箒が千冬姉と同じくらい人間離れしちまった・・・と思ったらしい。

その後一夏がたたかれるのは・・・誰でも容易に想像できるだろう。

 

「さて、このままだと少し厳しいか」

「何でだ?」

「・・・説明しないと理解できないか?」

「お、はい」

「はぁ・・・簡単に言えば、やつの反応に機体が合わしきれていない、だから全部を完全に避けきれてはないだろう?」

「そういえば」

 

いくら操縦者が優れていようとも、機体が着いてこれなければ厳しいものがある、という事だ。

事実静は途中何度も被弾しかけたり、掠ったりしており、完全に回避できてはいない。

 

「シールドエネルギーもおそらく切れかけている、そろそろ勝負を決めにかかるだろう」

「そうか・・・」

 

そう思っていると、静は接近戦を行い、

 

「6機ありましてよ!」

 

迎撃された。

 

「静!!」

 

箒は今すぐにでも助けに行こうとしていた。

 

「落ち着け!周防なら無事だ、幸い最適化が済んだらしい・・・これから先は一方的だろうな」

「え?」

 

静の機体はすでに姿が少し変わっており、背中には翼以外に、まるでブルーティアーズの様な武装も見受けられる。

しかし一番目がいく場所は・・・、

 

「静・・・生足(ジュルリ・・・ハッ!?」

 

どうやら足らしい。

服装はすでに変わっており、最初は全体を覆いつくすくらいのボディスーツだったが、ちょうど攻撃で破けたらしく、足の露出度が増加していた。

それを箒は直視してしまったらしい。

もう駄目かもしれない、このヒロイン。

 

 

「さて、どうやらぎりぎり間に合ったみたいだね」

「なっ!?第一形態移行!?ま、まさか・・・」

「うん、初期化はすんでたけど最適化しながら戦ってたからね、少し戦い辛かった」

「ば、馬鹿にして!」

「うん、そう思うだろうね・・・だから、僕も全力で行くよ」

 

ーー単一能力・森羅万象発動ーー

 

「対象能力・零落白夜」

 

静の鎮魂歌の武装、近接ブレード・独奏曲を取り出しながら宣言する。

すると、ブレードの刀身が割れ、中からビームが剣の形を取りながら出現する。

 

「なっ!?あれは千冬姉の!!」

 

一夏は勿論、千冬も驚愕していた。

何故なら零落白夜は千冬の使用していたISの単一能力だったからだ。

 

「やっぱり酷い能力だよね、この単一能力」

 

この能力はコアネットワーク全てから情報を引き出し、その中から望んだ能力を引き出すという能力。

ゆえにこの場ではよく知っているこの能力が選ばれた。

 

「君は確かに強い、心も技術も・・・だけど方向を間違っている、ゆえに僕は少しだけ示そう、君の道を・・・後は君次第だ」

「な、何を・・・」

「御免ね、もう終わりにするよ」

 

ーー縮地ーー

 

自身の足に気を送り、一気に走りぬける。

とある現代に紛れ込む隠の忍び達にも使える者がいる技術。

武道を極めた者も使用する事のできる技術。

一気に相手の後ろに回り込み、武器を振り下ろす。

 

「アリーヴェデルチ(さよならだ)ってね」

「なっ!?」

 

振り下ろされた武器は寸分の狂いなくセシリア・オルコットに向かい、シールド・エネルギーを根こそぎ奪う。

そして、

 

「勝者、周防 静」

 

勝者の宣言がされたのは・・・少したってからだった。




モッピー様、佐天様、感想感謝です!

さて、質問をば。

一応このままだと断罪者という役目の子を出すのですが・・・このまま出すべきなんですかね?

もしなろう時代から見てた人はお答えいただけると幸いです。

うん・・・でない場合の話も少し考えてますので。
出る場合はタグに転生者多数のタグがつきます。
でも主人公の静は転生者ではないので安心?を。

ではでは!次も改修していくので時間かかるかもです。
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