全てを否定せし少年の軌跡(半凍結)   作:龍賀

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大変遅くなりすいません!

で、ですが文章量は前より増えてると思いますのでどうかご容赦を!

次回はそんなに遅くならない予定ですので今回の話は息抜きにどうぞ!


番外編 問題児編+物語編

 

問題児という言葉を聴いてどう思うだろう?

世間一般的にはクラスの中で問題を起こす存在をあらわすと思う。

けど今回僕が例にあげている問題児達は確実にその程度では済まない。

 

 

だって……ここには神様も悪魔も色んなファンタジー生物がいる中での問題児だもの。

 

 

 

 

 

 

<問題児編>

 

 

「よう静。何してんだ?」

「あ、十六夜……いや、何となくここで涼んでいたくてね」

 

 

どうも周防 静です。

一夏達と一緒に様々な出来事にあい、落ち着いたと思ったら手紙が来て、この箱庭に来てました。

いや、何を言ってるんだ?とか言われそうだけれどいえるのは本当にそれだけだからどうしようもないんだよね。

 

あ、目の前にいるのは逆廻 十六夜。

このコミュニティ、ノーネームの中でも一番の問題児だよ。

 

 

あ、コミュニティっていうのは世間一般のコミュニティという意味とほぼ同じ。

ただ違うのはそこに集まって様々な行動を起こす規模が違う事くらいかなー。

で、ノーネームって言うのは要は名無しのコミュニティの総称で、僕達のいる所も名無しってことだね。

 

まぁもっとややこしい部分があるんだけどそこはいいや。

 

 

「誰に説明してんだ?」

「見てくれてる人達に」

「メタ発言は禁止でございますよ!?」

「あ、黒ウサギ」

 

 

僕の発言にツッコミを入れてきたのは黒ウサギ。

いや、見た目は全く黒くないから最初は疑問に思ったけど(最初は腹黒いから黒ウサギなのかと思ったほど)

容姿はウサギの耳が頭についてて、普段の髪の色は青だけど、感情が高ぶったり能力を使う時は緋色に変わるんだよねぇ。

まぁ良い人?なので弄って遊んでます。(主に十六夜と一緒に)

 

 

「弄るのは駄目デス!」

「断る!」

「お断りします」

「うぅ……黒ウサギは悲しいデス。どうしてこうなってしまうのでしょうか?」

「それはお前が弄られて輝くタイプだからだな」

「だね」

「それはお二人の所為デス!こちらに非はないデスヨ!?」

 

 

まぁ冗談だけどね。

 

 

「黒ウサギが泣きそうだぞ?そろそろそこまでにしておいたらどうだ?」

「あ、レティシアさん」

「さん付けはよせ。呼び捨てで構わん」

 

 

次に来たのはレティシアさん。

吸血鬼であり、元魔王で今はノーネームのメイドさんです。

凄くややこしいけれど……とてつもなく優しいとさえ覚えてれば問題ないかな?

あ、容姿は金髪美人さん(大人ver)で子供の状態でも可愛い人だよ。

 

 

「ふむその……ほめてもらえるのは嬉しいのだが、少しストレートすぎやしないか?」

「素直に言葉を伝えるのは大事な事だと思うよ?特に事実を伝えるのなら」

 

 

だって本当の気持ちだもの。

隠す必要性はないでしょ?

 

 

「レティシア、諦めろ……これが静だろ?」

「それもそうだな」

「レティシア様まで!?」

 

 

黒ウサギが何か騒ぎ始めたけどスルーで。

 

 

「少し騒がしいわよ?何をしてるのかしら」

「……うるさい」

 

 

どうやら残りのメンバーも来たみたいだねぇ。

先にしゃべりかけてきた方が久遠 飛鳥。

見た目というか格好は何処かのお嬢さんみたいな感じで、実際お嬢様だから十六夜からはお嬢様って呼ばれてる時があるね。

まぁからかう時が多いけれど。

で、その後に言葉少なく喋ってたのは春日部 耀。

動物とおしゃべりできる能力を持ってて、見た目以上に食べ物を食べる子だね。

 

 

「何故かレティシアとの扱いの差を感じるわ」

「同意」

「気のせいだよ」

 

 

両方可愛いし美人なのは言わなくても分かるでしょう?

別に言わなくていいかなぁって。

 

 

「……静ってこんな子だったかしら?」

「違うと思う」

「つまり何か原因があるという事だな?」

 

 

失礼な……僕はいつも以上にいつもどおりだよ?

 

 

「失礼しますよ静さん!」

「うぇ?」

「……静さんお酒飲んでますネ?」

 

 

お酒?飲んだ記憶がないんだけどなぁ~。

 

 

「まさか……」

 

 

僕を除いた全員が十六夜を見る。

 

 

「やはは……ばれちまったのならしかたねぇ!そうだ!俺が犯人だぜ」

「未成年に何を飲ませてるんですか!」

「いや~酒飲んだときの反応を見てみたくなった。後悔も反省もしてない」

「反省しやがりなさい!この問題児様!」

「やはは!やっぱり俺の予想通りの反応してくれたからな!十分楽しめたぜ」

 

 

ふぁ~もう眠たい。

寝て良い?

 

 

「あ、あぁ(なんだこの謎のかわいい生物は)」

「あっちで寝なさい(抱きしめたら駄目かしら?)」

「おやすみ(頭撫でてみたい)」

 

 

ん?少し寒気が……。

 

 

「今日という今日は許しませんよ!」

「黒ウサギに誰が捕まるかよ!」

 

 

後ろではまだ追いかけっこが続いてる……。

 

まぁいつもこんな感じのコミュニティだけど……よかったら一緒においでよ。

じゃあもう眠たいからおやすみ~。

 

 

 

 

 

 

 

人という存在は過去も未来も現在も、決して満足せず、欲求を常に追い求めるそんざいである。

それは歴史が物語っているしそもそも欲があるからこそ今の世の中があるのだから否定は出来ない。

 

けれどそんなモノまでも否定し、肯定を良しとしない存在が存在する。

肯定できない存在は無価値とはいえないが無感動だとは思えないだろうか?

無い無い尽くしのこの物語の少年は……どう生きればいいのだろうか?

 

これはそんな否定する事でしか他者を受け入れる事が出来ない哀れな少年の物語。

 

しいてタイトルを挙げるとすれば……否物語。

 

 

<物語編>

 

 

初めまして……といえばいいのだろうか?

いや、そんな事はある意味どうでもいいとして。

一応自己紹介というやつをしようと思う。

何せ今から話すというのに名称がなければそれだけで不便になる。

 

 

という訳で阿良々木 暦だ。

そして何故このような話をしているかの説明なのだが……今目の前にいる人物の説明をするからだ。

何故かは聞かないでくれると嬉しい。正直理由なんてないに等しい……いや、まさしくないのだから。

 

 

僕の目の前にいるのは周防 静。

身長は僕より低く、見た目は髪が長く、肌は病的な程に白く、まさしく絶世の美女(将来)であろう存在だ。

だがここで衝撃の事実を言いたいと思う。

 

なんとこの周防 静……男だったのだ。

いや、同じ学校に通ってるのだからお前は気付くだろう?とか見た目が女でも声で分かるだろう?とか言いたいのは分かる。

だが言わせて欲しい。

 

 

行動の1つ1つの女子力の高さがやばい。

 

 

今お前の頭の方がヤバイとか考えたやつも静が目の前にいれば考えも改めると思う。

というかこの女子に喧嘩を売ってるのかのような女子力の高さは何なんだろうか?

戦場ヶ原……あぁ僕が現状付き合っている存在なんだが……がいるのにも関わらず、ときめきかけた。

いや、別に同性愛者だとかそういうのじゃあない。

それを超越したなにかに僕は目覚めかけた。

戦場ヶ原が思いっきり蔑む目で見てなければアウトだったと思う。

 

いや、蔑む目で見られてる段階でアウトなんだが。

 

 

「ずっとまるで誰かに語りかけてるかのように考え事をしているけれど……大丈夫?主に頭が」

「何で真っ先に心配される所が頭なんだよ!?」

「いや……年中春だって聞いたから。戦場ヶ原さんに」

「アイツは僕を貶めたいのだろうか……」

「いや、まじめに心配してたよ?」

 

 

尚更性質が悪い。

というよりさっきから気付かないフリをしていたけれど……影から忍が微妙に静の事をチラ見している。

いや昔僕の幼少期の姿を見て興奮しているような感じもあったことからきっとショタコンなんだろう。

そこは優しい眼差しでも見ておいてやった方がこちらにも被害がない。

……静には被害があるが。

 

 

「忍は何をしているの?」

「ッ!?い、いや主様が何やら考えておるから気になって出てきただけじゃ」

 

 

その言い訳は苦しいと思うのは僕だけなのだろうか。

 

 

「ふぅん……まぁ気になったのなら仕方ないよね」

「う、うむ」

 

 

あぁいいんだ。

思わずツッコミかけたけれど、ツッコミを入れると静が余計に弄ってくるからスルーが一番安定だったりする。

というよりも神原の奴も静がいるといつも以上にテンションが高い。

つまりは好きなのだろう。

それもおそらくLOVEの方。

 

 

忍にもついに春が来たか……妹をとられる兄の気分になるのだけれど……何となく静相手ならいいかとさえ思える。

決して静に「お兄ちゃん」と呼ばれたいという気持ちがある訳ではない。断じて。

 

 

「主様よ……その考えはどうかと思うがのぉ?」

「そうだね……その考えはどうかと思うよ?」

「え?そんなに分かりやすいか!?」

「「うむ(うん)」」

 

 

僕にはやはりプライバシーというものがないらしい。

訴えても秒で敗訴確定な裁判は行う気になれないから泣き寝入りしかないというのもある意味不運だと思う。

 

 

「あら。誰かと思ったら阿良々木君じゃない。それに周防君もいるわね」

「あ、戦場ヶ原さんこんにちわ~」

「ええこんにちわ」

「なんで戦場ヶ原がこんな所に?」

 

 

疑問に思うのも仕方ないと思って欲しい。

何せここは学校の端の方だ。

用でもない限りこんな所に向かうはずがない。

 

 

「周防君が阿良々木君に連れて行かれている姿が見えたのよ」

「じゃあ最初の誰かと思ったらっていう言葉全部嘘じゃねぇか!」

「戦場ヶ原さんの言い方だと僕が誘拐されている感じになっているけど……何故に?」

 

 

はっ!?そういえばそうだ。

確かにこのままでは見た目が女子なら誰でも良い鬼畜人間と周りに呼ばれてしまう!

そんな不名誉な呼び名はお断りしたい。

 

 

「すでに手遅れじゃがの」

「シャラップ!」

 

 

僕は決してそんな特殊性癖をもった存在ではない!

 

 

「でも妹相手に興奮してたよね?歯ブラシ使って」

「何故静が知っているんだ!?」

 

 

あれを知ってるのは僕と火憐ちゃんと月火ちゃんだけなはず!

 

 

「その妹2人組に聞かされたんだよ」

 

 

なんと裏切り者は身内にいた。

おのれブルータス!

 

 

「いや、いろいろアウトだからね?裏切りを気にする前に捕まるかどうかを気にしなよ」

「阿良々木君がそんな事を考えていたなんてね……オシオキが必要かしら?」

 

 

さらっと恐ろしい事をいう戦場ヶ原はスルーして。

静は静で別の意味で恐ろしい事を言っている。

それも僕が社会的に抹殺されるレベルの。

 

 

「僕は妹に欲情したりしていない!」

「証拠の写真……提供は月火ちゃんから」

「なん……だと?」

 

 

思わずオサレな顔になって言ってしまう僕だったが、しゃれになっていない所か詰みの状態だった。

罪の告白なんてしたくもない事をさせられるのは僕としてはまったくもって遺憾だが、詰みの状態から逃げ出す事が出来るのなら喜んで罪を背負おう。

 

 

「全然格好良く誤魔化せてないよ?」

「マジで!?」

「うん」

 

 

というよりもさりげなく心を読まれ続けている事にはスルーした方がいいのだろうか?

 

 

「キリがないからもうそろそろ周防君を連れて行きたいのだけれど……」

「え?何処にだ?」

 

 

静を欲しがる存在は結構知っている。

それこそ僕の妹2人組や忍、神原、千石……あれ?もっといたはず。

まぁそれだけ多いという事を理解してもらえればそれでいい。

 

 

「誰に語ってるのかしら?」

「そりゃ……あれ?誰だっけ」

 

 

誰に僕はここまで一生懸命語っていたのだろうか?

この意味のない物語、否物語を。

 

 

「まぁいいんじゃないかな?僕としては皆と一緒に過ごせるだけで幸せだからさ」

「よかったわね阿良々木君」

「な、何で僕にだけ言うんだよ!?」

 

 

あれ?何か悪い事したのだろうか?

思わずそう考える僕を誰が責められるだろう。

今日は今会ったのが初めてだ。

昨日までは特に問題なかったのだから原因は今日だろう。

 

 

「ヒント。僕の外見と周りの評価」

 

 

静の外見……美少女だな。

周りの評価……あぁアイドルだったな。一種の。

 

 

「そこまで分かれば分かると思うのだけれど」

「それが分からないのが暦クオリティー」

「嫌なクオリティーだな!?」

 

 

もうそろそろ僕にも限界が来る。

何故ならもうそろそろ静を迎えにあの妹2人組が来るからだ。

 

 

「あぁ、そういえば貴方の妹は周防君をよく迎えに来ていたわね」

「あれ?何で僕は戦場ヶ原さんに頭を撫でられてるんだろうか?」

 

 

それはいわゆる弟みたいな存在という認識なのではなかろうか。

いや、別に素直に頭撫でられている静が悶えるレベルで可愛いだとか、戦場ヶ原に撫でられるとは羨ましい!とかいう事はちっとも考えてはいない。

というより嫉妬する余地がないのだ。

周防 静という存在は他者に嫉妬させないという不思議能力といえばいいのか魅力といえばいいのかよく分からないモノがある。

何故こうも僕の周りには一癖二癖もある人物が集まるのだろうか。

 

 

「うぅ……僕一応同い年なんだけれども」

「何故か周防君は弟のように扱ってしまうのよ……弟なんていた覚えもないのだけれど」

「静。一回戦場ヶ原の事お姉ちゃんって呼んでみてくれ」

「なんで?」

 

 

主に反応が見たいからだが。

 

 

「……ひ、ひたぎお姉ちゃん」

「ッ!?」

 

 

それを一言で表すのなら……兵器だ。

直接言われていない僕でさえ萌え……いや、戦場ヶ原風に言うのなら蕩れ!

静……恐ろしい子!

 

 

「どうして阿良々木君がそんな一昔前の少女マンガのキャラがショックを受けたような表情をしているのかしら?」

「僕は別に少女マンガに出るようなキャラじゃないぞ」

「どちらかというと少年漫画だよね?まぁあえて言うなら漫画でもなく小説になってそうだけれども」

 

 

そしてアニメ化……くらいが予想は出来るのだけれども。

でも僕が主人公というよりは静が主人公のようにも感じる。

 

 

「そんな暦の考えてる事は?」

「同性の幼馴染の存在を昔は否定していたけれど今は肯定所かイヤッホーと叫びながら受け入れたいと思う今日この頃」

「変態ね」

「変態だね」

「変態と罵られる勇気!」

「残念ながらそれは勇気とは言わないね」

 

 

まぁ冗談だけれども。

というよりも急がなくていいのだろうか?

 

 

「そういえばそうね。迎えが来るのならその迎えを待てばいいのだから……帰るわよ阿良々木君」

「おう……え!?僕もなのか!?」

「当たり前じゃない。それとも彼女と帰るのはイヤだとでも言いたいのかしら?」

「イエカエリタイデス」

 

 

殺されるとふと思ってしまった。

いや、彼女に殺される彼氏というのは穏やかではないのだけれど……それが通用してしまうのだから恐ろしい。

というよりも何故以前ふとした瞬間に会ってしまった貝木に同情されたのだろうか?

僕としては戦場ヶ原を彼女に出来て、うれしい限りなのだが。

 

 

 

 

 

何故か最後辺りは僕の彼女自慢で終わってしまっていたのでアレだが、結局静について言いたい事をまとめようと思う。

決してコレ以上は長くグダグダになってしまうからではない。

そう、あえて言うのであれば、コレ以上長くして話が反れない様にするためだ。

 

 

まぁ静について言えることは1つ。

彼は怪異なんていう存在に取り憑かれたのではなく、怪異とは別の……ある意味それ以上に恐ろしい存在に憑かれてしまった被害者だ。

いや、被害者という言葉は忍野 メメが許さないだろうから……ここは静がよく使っている言葉を使おう。

間が悪い存在と言えばいいのだろう。

きっとそうだ。

静は僕以上に厄介事に巻き込まれるのだからきっと間が悪いんだろう。

 

 

 

そんな彼が物語る物語はきっと……彼らしい物語になるだろう。

その物語に僕も参加できていたら……少し嬉しいかもな。




佐天様、感想ありがとうございます!

次回はきちんと本編を進めますので安心して下さい。

……でも原作ないんですよねぇ。
新しく絵師が変わってるver買おうかなぁ。
でも買おうと思ってもどうしても買うの2月5日以降なんですよねぇ。

それも何とかしますのでしばらくは一応本編が進むよう頑張ります!

では!また次回!

……もしかしたらこの番外編消しちゃうかもです。
なんせキャラが合ってない気しかしないので。
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