「はあ」
どうしようかしら。
今いる休憩室は、さっきまで何人かいたけど、
いつの間にかみんないなくなっちゃってる。
、、、逃げられたかしら。
まあ、普通、休みの時間にいきなり絡まれたくは無いわよね。
仲がいいとはいえ、やっぱり時雨には悪いことをしたかしら。
、、、
休憩室は、まあそんなに広い場所しゃあないんだけど、
多人数で使うことも想定されている部屋だけあって、
一人っきりでいると流石にちょっと寂しく感じるわね。
あと、なんにもすることがないと気が紛れないのよね。
いや、暑いのもそうなんだけど、
そっちはそんなに辛くはないのよ。
まあ、夏だし。
ただ、やっぱり、それより、
「はぁ〜、妹たちに会いたい」
ああ、
今度は
しっかし、どうしようかしら。
、、、
そんな感じで『ゔぁ〜』っていって伸びてると、
いや、私がどうなってたかは一旦置いといて、
「失礼します!!」
『ガチャ』と音を立てて
「あ、陽炎さん。いつもお疲れ様です!」
朝潮が部屋に入って来た。
「あ、朝潮、朝潮もお疲れ様〜」
「はい、お疲れ様です!」
朝潮って、なんていうか
礼儀正しくてしっかりしてるわよね。
それにいつも元気そうだし。
「あれ、陽炎さん。少し元気がないように見えますが、大丈夫でしょうか」
朝潮はそう言うと、
私の顔を、ちょっと心配そうに覗き込んできた。
「大丈夫よ、あんまり妹達に会えないもんだから、ちょっとナーヴァスになってるだけよ」
そう言って、顔の前で手を振ってみる。
まあ、別に体に何か異常が出てるわけじゃないし。
うん、まだそこまでじゃないわ。
まだ。
多分だけど。
「そうですか、、、それは大変ですね。もしこのあと体調が悪くなるようでしたら、どうぞ遠慮なく仰ってください。」
朝潮は、ちょっと気の毒そうにそう言ってくれた。
うーん、私が勝手にこうなってるだけだから、ちょっと申し訳ないわね。
「うん、もしそうなったら、頼りにさせてもらうわね」
「はいっ!!」
やっぱり元気ね、、、。
「ねえ、そういえば、朝潮も『朝潮型』の長女だったわよね」
まぁ、名前からして当たり前ではあるんだけど。
「ええ、ただ妹達には支えてもらってばかりですが」
朝潮はちょっと恥ずかしそうにそう言った。
ただ、そういうは言いながらも、ちょっと誇らしげな顔してる。
まあやっぱり、そういう誇りっていうか自負っていうものはあるわよね。
「はい、みんな自慢の妹達です」
あ、、、そっちなのね。
「ここにいる子もよその鎮守府にいる子もみんなみんな良い子ばっかりなんです」
ん?
なんか、朝潮の誇らしげなのが、段々『ちょっと』じゃ無くなってきてる気がするような、、、
「まず次女の大潮は、ちょっと先走りがちなところはありますが、いつもとっても元気で、例えばこないだ一緒に酒保に、、、」
あれ、もしかして、
「、、、たまたま皐月さんに、、、」
この子、スイッチ入っちゃってる感じかしら。
「、、、って仰ってて、、、」
っていうかこの子、
「、、、になっちゃったんですけど、、、」
私がいうのも、その、なんなんだけど、
「、、、その時大潮が、、、」
もしかして、シスコンなのかしら。
「、、、てっきりどうしようもないものとばかり、、、」
それも、多少表に出てるのが分かり辛いだけで。
「、、、って私に言ってくれて、、、」
なんていうかその、結構重めの。
「、、、なんてとこがあって、本当に健気で可愛くって、、、、」
なんか、時雨の気持ちが分かった気がする。
「、、、満潮は何かと苦労の多い司令官を、、、」
時雨、
「、、、敷波さんともよく、、、」
ごめん。
「、、、言葉の中にも彼女なりに、、、」
それは良いとして、この子、どうしよう。
「、、、私がこないだ執務室に、、、」
う〜ん、まあ、暇がつぶれるからいっか。
「、、、かと言ってそこで、、、」
それに朝潮がとっても楽しそうに一生懸命に話してくれてるし、
「、、、司令官も敷波さんも、、、」
何より、私も妹達の自慢したいし、ね。
陽炎さんはとりあえずこれで終わりです。
次はまた敷波さんを書きますかね。
多分。