ハリー・ポッター、英国魔法界崩壊RTA ヴォルデモート勝利チャート 作:らっきー(16代目)
ハリー・ポッターと詐欺教師の学校、はーじまーるよー。
前回は分霊箱であるスリザリンのロケット……の偽物が隠されている洞窟に到着したところまででしたね。ということでまずは洞窟攻略編です。同行者はホグワーツから連れてきたしもべ妖精。ホグワーツに雇われているため、教師なら主人として判定されます。
さて、トム・リドルの居た孤児院からそう遠くない所にあるこの洞窟、現在ではヴォルデモートのかけた魔法によって魔法族以外には感知出来なくなっています。まあそもそもマグルが入れるような地形ではないのですが。
勿論自分自身はマグルでは無い上に、過去に行ったことがあるので問題なく場所は分かるのですが、原作六巻でも示された通り色々な罠が仕掛けられております。とりあえず入口から奥へ向かって、イクゾー! デッデッデデデデ! (カーン)
……はい。第一がこの血の入場料ですね。内容は実に単純で、分霊箱のある洞窟の奥へ向かう道を塞いでいる岩を消滅させる方法として、侵入者の血を染み込ませる必要があります。
しもべ妖精の血でも構わないのですが、ここは自分の血を使います。しもべ妖精には最後に付き添い姿くらましを使ってもらうので、少しでも成功率の下がる条件は無くしておくべきです。バラけて死亡なんてたまったものではないので(1敗)
入場後そのまま進めば湖に行き当たります。この湖は亡者で溢れているので迂闊に踏み込むと死が待っています。単純な対処法としては事前に亡者を焼き払ってしまえばいいのですが、そこまで大規模な魔法を使ってしまうと洞窟が崩落する危険性があるので安定を取るなら止めておいた方が無難です。
ではどうするか。原作の真似をしましょう。
まずはヴォルデモートが船を隠した痕跡を探し出します。魔法への知識やヴォルデモートの魔法の使用をどの程度見た事あるかなど諸々による判定に成功すれば船に繋がっている鎖を発見でき、そこから船を引きずり出す事が出来ます。
この船の定員は成人した魔法使い一名。つまり未成年の魔法使いやしもべ妖精は含まれません。安心して一緒に乗りましょう。乗ってしまえばあとはオートで分霊箱の所へ向かってくれます。余計なことをすると亡者を刺激するので注意。
分霊箱のところへ辿り着いたらもう終わり。さっさと例の薬を飲み干して帰りましょう……などというのは余りにも短絡的です。
まずこの薬についてですが、ダンブルドアが死を希う程の精神的ダメージを与えるものとなっています。オマケの効果として耐え難い喉の乾きも付いてきます。
当然そんなものを飲んではマトモに魔法も使えず、先駆者であるレギュラス・ブラックのように亡者に引きずり込まれる事になるでしょう。え? ダンブルドアは普通に魔法を使ってた? 英国最強を基準に行動してはいけない(戒め)
ということで薬を飲む前に亡者を焼き払っておきましょう。先程も言った通りあまり大規模にやるわけにはいかないので、出力は抑え目に。悪霊の護りがオススメです。しもべ君も巻き込まないので。
下準備が終わったら薬を飲み干しにかかりましょう。この際自力で全て飲み干すというのは基本的に不可能です。途中で薬から逃げた挙句、渇きを癒そうとしたところを亡者に引きずり込まれて死ぬのがオチです。今回は先に焼き払っているので死にはしませんが。
薬の影響に耐えるにはカンストに近い精神値、もしくは恐怖の対象を持たない、トラウマを持たないの両方を満たす必要があります。試してみたい人は吸魂鬼とボガートに突っ込んでください。吸魂鬼から何の影響も受けずボガートが何にも変身しなければ大丈夫でしょう。
それはともかく、今回はどうするか。……はい、その為のしもべ妖精ですね。どんなに嫌がろうと薬を飲ませるように、と命じておけばその通りにしてくれます。例外やしきしもべはドビーぐらいですが現在はフォイの家に居るので今回は何も関係ありません。
ではさっさと飲み干すとしましょう。
せっかくなので薬についてもう少し詳しく。この世界において精神にダメージを与える代表的な方法は吸魂鬼・ボガートと対面させる、磔の呪いをかけるの2つになっています。
この薬の作用は前者、つまり吸魂鬼の幸福を奪い不幸を思い出させる作用と、ボガートの本人の恐怖と向き合わせる作用を合わせたものとなっています。つまり薬を飲んだ途端、記憶の中のトラウマが掘り起こされ、それが最も恐れる形で現実以上に悲惨なものとなって脳裏に浮かぶ訳ですね。
例えば原作のダンブルドアだったら、薬によりアリアナの事を思い出していたのではないでしょうか。それか口ぶりからして家族が嬲り殺しにされている幻覚とかかもしれません。儂が悪かったと言っているところから自分が殺しているところかもしれませんね。真実が知りたければダンブルドアに開心術でもかけてください。私は諦めました。
ではプレイヤーキャラの場合何かと言うと、それまでのプレイヤーの行動によって自動で作られます。言ってしまえば吸魂鬼、ボガートと同じようなものです。今回は……当然飛ばしているので知りません。薬を飲むシーンも飛ばすので一生分かりません。必要なのは薬を飲み干した結果だけなので。
薬を飲んだあとは他人の介入が存在しない限り水を求めて湖に向かいます。この際は操作不能となっています。だから、事前に亡者を焼き払っておく必要があったんですね(メガトンカソウ)
渇きを癒したらヴォルデモートの分霊箱であるスリザリンのロケット……の、偽物を回収しましょう。R.A.B、つまりレギュラスブラックの手紙が入っていますが、この時点ではまだ正体は分かりません。ということで手紙と偽物ロケットを忘れないようにしつつしもべ妖精の姿くらましで帰りましょう。自力で帰るのは手間ですし、亡者に殺される可能性がゼロじゃありません。弱っているので。
姿現し先はホグワーツ……ではなくダイアゴン横丁です。こんな満身創痍でホグワーツで過ごしていたら怪しまれるのでしばらく漏れ鍋にでも泊まって回復を図ります。しもべ妖精くんには口止めをしてお別れしましょう。
さて、この間にやることですが……特に無いです。何日か休息をとって回復したらホグワーツに戻りましょう。ロックハートから逃げるという体で休暇をとっているのでなるべくギリギリに。
この間にホグワーツではポリジュース薬の一連のイベントが進行していますが、どうでもいいです。介入してもしなくても何も無いので。というよりもう今年のイベントはほぼ終わりです。リドルの日記も手中にあるので。
ではさっさと倍速して3年目へ……といきたいところですが、肝心な物が残っています。
そう、バジリスクですね。グランドクエスト秘密の部屋のラスボスの片割れにして、目を合わせただけで即死というチートモンスターです。
これを放置しておいた場合、低確率でバジリスク徘徊によるホグワーツ生徒死亡イベントが発生してしまいます。これは蛇語で秘密の部屋に引きこもる事を命じても防ぐ事は出来ません。正確にはバジリスクの欲求を完全に満たし続ければ可能ですが、そんな事をすれば当然バジリスクの存在が露見し大騒ぎとなるので、イベントが制御不能になる可能性があります。
ということで、グランドクエスト秘密の部屋を進め、バジリスクを生き残った男の子くんに殺処分してもらいます。ついでに彼の戦闘経験値も稼げますし。
ということでまずは秘密の部屋へ。リドルの日記を携えてバジリスクに会いに行きます。マートル対策に目くらまし術を使っておくのを忘れずに(3敗)道中の仕掛けやバジリスクとのお話はリドルを憑依させて蛇語を話せば問題ありません。ジニーがやらされてたアレです。
バジリスクくんに面会出来たら、原作でリドルがやったように生徒を襲わせます。今回は一人襲撃した時点でハーマイオニーが秘密の部屋の怪物の正体を当ててくれるので、その一回だけ死人が出ないように気をつけるだけでいいです。それと並行してルシウス君に手紙を出してダンブルドア退陣の工作をさせます。彼の政治力は(魔法族という政治力底辺の中で)最高峰なので数日もあれば充分です。
さらに追加として襲撃の翌日にハーマイオニーを襲いましょう。この際は向こうが対策をしてくれるので殺そうとしなければ死にません(無敗)さっさと石にしてあげましょう。
これで被害者が増えるためダンブルドア退陣が確定します。
ダンブルドアがホグワーツから去ったら生徒を一人秘密の部屋に誘拐しましょう。対象は……まあジニー・ウィーズリーが無難でしょう。ハリー・ロンのコンビに解決してもらいたいですし。
隠密しつつ服従をかけて秘密の部屋に放置。この際にヴォルデモート卿の下僕を名乗っておきます。服従中も記憶は残るので。更にバジリスクに、ジニーに手出しをしないようにと、ここに入ってくる他の人を襲うように指示。リドルの日記は手元で保管しておきます。これであとは原作の流れからトム・リドルがオミットされた展開となります。よって二年目の終わりまで倍速。
倍速中退屈なので、みなさまのために──
ロックハートの末路について説明させていただきます。
原作では忘却術の逆噴射で病院送りとなった彼、勿論何も介入しなかった場合はこの末路となります。
では末路その二、ロンの杖が無事なパターン。
この場合は忘却術が成功しロンの記憶が無くなり、その後ハリーに制圧されます。この場合はハリーとウィーズリー家の関係性が薄くなることから今後の難易度がかなり上昇します。防ぐ為にはロンの杖をへし折っておくか(メガトンアバレヤナギ)ロックハートから生徒への好感度を上げておく必要があります。だから、ロックハートにマトモな授業をさせる必要があったんですね。いえ、今回はロンの杖折れてるので正確には必要ないんですが、万が一新しい杖を手に入れてたりすると困るので。
末路その三。ロックハート改心パターン。
この場合はバジリスク戦にてロックハートと共闘する事になり、その後ロックハートが自首する形で闇の魔術に対する防衛術教師への呪いを受けます。
このパターンに入る為に必要なのは、ロックハートの教師としての心持ちが承認欲求を超えることです。
つまり、ファンとしての生徒からの人気ではなく、教師としての生徒からの人気に価値を持ってもらう必要があります。だから、ロックハートにマトモな授業をさせる必要があったんですね(二回目)
このパターンではバジリスク戦の安定が一番のメリットとなっています。ロックハートの忘却術はバジリスクの魔法耐性も貫ける程度には極まったものなので。
ついでに工作をせずにホグワーツから去ってもらえるのもメリットですね。退職の為に下手なイベントが発生すると面倒なので。
では倍速終了して三年目……の前に、ルシウスくんにケジメをつけてもらいます。
罪状はダンブルドアを追放したこと……ではなく、分霊箱を軽々しく扱ったことです。
これをヴォルデモートに秘密にしておく代わりに、ドビーの解放、ホグワーツ理事からの退陣、ハッフルパフのカップの情報を貰います。ちなみに、最後についてはベラトリックスが預かったというところまでしか聞けないのでこの時点でグリンゴッツ銀行を確定させることはできません。
ではこれで本当に二年目も終わり。次回は三年目、アズカバンの囚人編です。
ご視聴ありがとうございました。
Q 日記は?
A プレイヤーの手元。ダンブルドアにも内緒
Q ロックハートどうなったの?
A アズカバンじゃない?
そろそろ長くなってきたのでここどうなってんの?とか感想欄には書きにくい質問とかあればTwitterにマシュマロあるので入れといてくれれば答えます。本当は質問なんてないぐらい完璧な物を書くべきなんでしょうけど……無理!
今後について
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映画版の情報で書いていいよ
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ちゃんと小説版を元に書いてクレメンス