ガンダムビルドダイバーズSEED   作:クレナイハルハ

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想いが産み出した奇跡

アカツキside

 

私は彩冬 暁(アヤフユ アカツキ)

 

今日から学校の友達のみんなと、一緒に最近一番有名で流行ってるゲーム、GBNを始めるの。勿論ガンプラは自分で作ったわ、これで私は子どもじゃあなく立派なダイバーね!

 

みんなで一緒に模型店に行って一緒に買ったガンプラは前にアニメ、SDガンダム三国創傑伝を見て好きになった主人公の劉備ユニコーンガンダムを選んだ。見た瞬間にはこれってなったのもあるけど、やっぱり主人公のガンプラは格好いいわよね。

 

そうしてみんなでガンプラを作りGBNを始めた私達はダイバーとして遊んでいた経験のあるヴェル……クラスの友達のヴェルー・ヌイちゃんと一緒に遊ぶことになった。

 

そうしてGBNの世界にきたけど、本当に凄い。沢山の人が行き来していて、ガラスの壁の向こうでは色んなガンプラが飛んでいる。

 

みんなと合流した後、ヴェルの後を歩いてミッションを受注しようと歩いていた。

 

「はじめてのGBNでのミッション、絶対に勝つわよ!」

 

「操作はもう覚えたのです!」

 

「勝ったら縁起いいわね!」

 

「フフ、その調子でミッションを頑張ろう。みんな」

 

そのときだった、向こうでガンダムSEEDのキラ・ヤマトの服装をしたダイバーが私と同じくらいの子を連れていた。その子は真っ白だった。片眼が前髪で隠れている青い目の女の子だった。何故かその時私は、あの子を一人にしちゃダメ。そう思った。

 

だから私はその場から駆け出した。後ろからみんなの声が聞こえるなか、私はその子に話しかけた。

 

「ねぇ!私たちと一緒に遊ぼ!!」

 

その子はイル、と言う名前で私はその子と一緒に遊ぶ事が出来た。友達になれたことが嬉しいと思いながらみんなでミッションを受けた。今回、私たちが受けたミッションはSDガンダム三国創傑伝の追体験ミッションの一つで、出てきた敵、ザクのような姿をしたバグ6体と戦うという感じのミッションだ。

 

みんなで森を移動し戦闘エリア内に入ると、早速向こうからは6体のBUG、SDガンダム三国創傑伝に出てくる敵6体がゆっくりと歩いているのが見えた。

 

「アイツらを6体倒すのが今回のミッションね」

 

「まずイカズチとイナズマがバグ2体に攻撃を仕掛けて、その間にアカツキとイルが他の奴らを射撃だ。」

 

「わかったわ!いくわよイナズマ!」

 

「頑張るのです!!」

 

そう言ってイナズマとイカズチがそれぞれ目の前に立つバグ2体へと近付き関羽νガンダムは青龍偃月刀(せいりゅうえんげつとう)を、張飛ゴットガンダムは蛇棒(だぼう)を横凪に振るいそれぞれの敵を吹き飛ばす事で倒す。

 

「今だよアカツキ!」

 

それによりバクは地面へと倒れ、残りのバクは4体。少し先にいるバク4体へとアカツキは劉備ユニコーンガンダムが手に持っている銃と剣の合わさった武器。龍弾破刃(りゅうだんはじん)をガンモードにして狙う。

 

「行くわよ………」

 

「う、うん!」

 

そう言ってアカツキは一緒に操縦桿を握るイル。イルは何処かぎこちない動作でトリガーを引く。

 

「えい!」

 

龍弾破刃から放たれたビームは二体のバグが吹き飛ばされた事に驚き固まっていたバクを一体撃ち抜いた。

 

それにより撃破認定され、残り3体のバグが左右へと動きながら射撃する劉備ユニコーンガンダムへと向かう。

 

「来るなら、また倒しちゃうんだから!」

 

続いて射撃を続けるアカツキ達だが、放たれたビームはバグ達に当たらない。先程とは違い動くバグにアカツキは翻弄されて射撃が当たらない。

 

『アカツキ!落ち着いて狙って!』

 

ヴェルの指示が飛んでくるが、アカツキは向きに成り射撃を続けるが当たらない。

 

「うぅ……」

 

「大丈夫、アカツキなら当てられる」

 

落ち込みかけたけど、イルの応援に気合いを入れ直す。そして今度こそ良く狙う。

 

「やって見せるわ!私だってダイバーなんだから!」

 

よく見ればバグが横にしか避けていないことに気付いた。

 

「なら、これで!」

 

龍弾破刃でまず一体のバグへと放つ、そして即座に少し横に銃口をずらして放つ。すると予想とおり最初のビームを避けたが、次に放ったビームがバグを貫いていた。

 

「やった!当てられたわ!イルのお陰よ!」

 

「う、うん!」

 

感激のあまりにイルに抱きつく。イルは少し不思議そうにしながらも笑っているが、モニターの目の前にバグが一体映っていた。

 

「あ……」

 

このままだとやられる、ミッション中なのをすっかり忘れていた私は思わず目をつぶる。次の瞬間、ガンッと言う音がして目を開けると先程まで目の前にいたバクが横に吹き飛んでいた。

 

『ふぅ、大丈夫かいアカツキ?』

 

どうやらヴェルの乗る諸葛亮フリーダムガンダムが手に持った宙天羅扇(ちゅうてんらせん)でバグを吹き飛ばしたらしい。見れば、残り二体のバグもイカズチとイナズマによって倒されいる。空中にミッションクリアと言う表示がさていたミッションクリアの文字にノイズが混じり消滅する。

 

「ッ!?」

 

『アカツキ、どうかしたのかい?』

 

そのときだった、倒されたバグの残骸がゆっくりと一体のバグに集まっていく。隣を見ればイルも驚きのあまりに固まっていた。

 

「あ、あれ!」

 

そう言って指差した先をみんなが見つめ、それぞれが悲鳴、驚愕の声を漏らした。そこには、MGくらいのガンプラのサイズくらいに大きくなったバグがこちらを睨み付けていた。

 

『なによこれ!?』

 

『大きくなっちゃったのです!?』

 

『おかしい、さっき確かにミッションがクリアされたはずなのに!』

 

そんな驚きの声を上げるなかで、バグが片手を大きく振りかぶり地面に叩き付ける。その衝撃でそれぞれのガンプラが吹き飛ばされてしまうなか、アカツキの劉備ユニコーンガンダムは龍弾破刃を地面に突き刺すことで衝撃と風圧を耐えきった。

 

先程の衝撃で吹き飛ばされたからか、ヴェルやイカズチ達のコックピットは危険を示す赤い色へと変わっていた。

 

「みんな!」

 

『吹き飛ばされるだけでもうガンプラが!?』

 

『吹き飛ばされただけでこのダメージ量……絶対に可笑しい……みんな、ここは一旦逃げよう!』

 

「……でも」

 

『やられたら、デスペナルティを喰らってしまう!それよりこのミッション、いやバグから逃げた方が良い!』

 

『いきなり、ボスとか勝てるわけないのです!』

 

『ヴェルの言うとおり、悔しいけど逃げるわよアカツキ!』

 

ヴェルが現状を把握し慌てた様子で逃げよう、そう話すなかでアカツキは操縦桿を握りしめる

 

はじめてのGBN、はじめてのミッション。

 

みんなで勝とう、そう誓ったのに。

 

目の前にはそれを崩そうとする理不尽の塊が立っている。私以外のガンプラが既に危険な状況、悔しさや悲しさそれらの感情が溢れ、思わず目尻に涙が溜まるのを感じた。

 

はじめての自分で作ったガンプラで、みんなと一緒に戦えるのを楽しみにしてた。確かに勝ったのに、こんな奴のせいで負けたと感じるのは嫌だ。

 

そう思いながらも撤退しようと操縦桿を動かそうとしたときだった。

 

私の操縦桿を握る手に、イルの手が重ねて置かれた。思わずイルの方を見ると、決意の籠った瞳で私を見詰めていた。

 

「諦めちゃ、ダメです……」

 

『イル、考えは分かるけど』

 

そんなヴェルの声を遮るように、イルが口を開いた。

 

「まだ、まだアカツキのガンプラは諦めてない!」

 

大人しい彼女とは思えない熱と力の籠った言葉に、アカツキは目の前にモニターを正面から見据える。

 

劉備ユニコーンガンダムが諦めてないなら、私も諦めずに戦わなきゃ。だって、自分のガンプラが諦めてないなら、私だって……。

 

「諦めたくない!こいつを倒して、みんなで勝つッ!!」

 

操縦桿を握りしめ、そう叫んだ。

 

明らかに不利な状況、例えるならレベル1の勇者が中ボスやラスボスに挑むような光景。

 

ヴェルやイカズチ、イナズマが諦めていた中でも諦めずに目の前のバグを倒そうとするアカツキに、ヴェルはもう一度止めようと口を開き、そのまま固まった。

 

何故なら、突如としてアカツキの乗る劉備ユニコーンガンダムのサイコフレーム部から赤い光が放たれ、劉備ユニコーンガンダムは青白いオーラを纏い始めた。

 

そしてそのまま龍弾破刃を掲げると、劉備ユニコーンガンダムの背後にドラゴンのマークが浮かび上がる。劉備ユニコーンガンダムのツインアイは普段の瞳から決意の籠った物に変わっていた。

 

『な、何が起こってるのです!?』

 

『劉備ユニコーンガンダムってシステムにNT-Dは無かったはずなのに……』

 

驚きの声を上げるイカズチその一方でアカツキは自然と、アニメので必殺技を放つ劉備ユニコーンガンダムの光景が脳に浮かび上がった。

 

「もしかして……」

 

そう呟くと、イルは笑顔で頷いた。

 

─さぁ、いこうぜ?相棒(アカツキ)!─

 

そして何故かだろうか、本来ならダイバーランクを上げなければ取得出来ない()()を今の劉備ユニコーンガンダムなら、出来る。倒せる、いける。

 

劉備ユニコーンガンダムが、背中を押してくれている気がした。

 

操縦桿を握りしめ、巨大なバグへと向かいながら手に持った龍弾破刃を袈裟懸けに構える。そして、技名をアカツキは叫んだ。

 

超絶龍破斬ッ!

 

跳躍した劉備ユニコーンガンダムの振り下ろされた龍弾破刃が強大なバグを真っ二つに切り裂き、地面へと着地すると剣を横凪に払う。それと同時に切り避けれたバグは爆散し、完全に消滅していった。

 

「や、やった!やったわみんな!」

 

『凄いよアカツキ!あんなに強いバグを倒すちゃうなんて!』

 

『かっこ良かったのですー!』

 

『あり得ない、今のって必殺技だ。ダイバーランクをC以上へと上げないと解放できないのに、なんで………』

 

「えへへ、ねぇイル」

 

「?」

 

「ありがとう、教えてくれて。イルのお陰で私は諦めなかった。」

 

「はい」

 

私の感謝の言葉にイルは照れているのか頬を赤くしながらも笑顔を浮かべて頷いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これはイルが繋いだ一人と、一体の絆。

 

諦めない、その意志が産み出した必殺技。

 

本来ならばダイバーランクをC以上へと上げなければ放てない枷の存在するシステム。

 

機械を……システムを越えた人とプラモデルとの絆が産み出した勝利。

 

これは、近い未来で最年少でダイバーランクをCまで到達し、後に最強のSDガンダムフォースと呼ばれる者達の始まり。

 

アカツキの紡ぐ、ガンプラとの物語。

 

それはどのような未来を産み、何を得るのか。

 

 

 

 

 

 






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新たな戦い方、少年の産み出した最善の戦法。

順調に自身の戦い方を身に付け始めた少年は新たにミッションを受注する。そんな中、少年へと、あるダイバー達が集まっていた。

次回、ガンダムビルドダイバーズSEED

『対人バトル』


新たなステージへと翔べ、ガンダム!

ツバサはガンダムSEEDFREEDOMを?

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