渦動破壊者 〜アーマードジム〜【とりあえず完】 作:PureFighter00
「ねー、陸さん」
「改造の加工法は分かったんですけど、なんでこうしようと思ったんですか?」
「……いや、このデザイン渦さんのだし。渦さん呼べるかな?」
招待コードを送ってみた。
「どしたー?」
「嗚呼、渦さんフルアーマージムなんですが」
「どーしてこーしよーと思ったんですか?」
「うむ、いい質問だ。そこに着目したか、いい目をしている……これは、呪いなんだ!」
「ナンダッテー(棒) いや真面目に……」
「ほんとほんと。士郎政宗の呪い」
「シロマサって、あのエロ漫画の?」
「昔はえすえふしとったんだよ。そこで「末端重量が……」ってセリフがあってな」
「あー、トレス出来まい! ってあのシーン!」
「知ってるだろ? ロボとか人型兵器って腕や脚の重量デカいと運動性低下するんだわ。慣性がでかくなるからな。特にガンダムはAMBACって設定あるから、末端質量が増えると蹴りとか繰り出した時に姿勢が崩れがちになる」
「とりあえず組み立ててニヤニヤしながら見るだろ? この時点で「カラフル過ぎるなー」とか色々考えるんだけど、ジムの頭付けたら「シンプルなデザインにしないとジムっぽくならないなー」とか思った訳さ」
「……いや、何故ジム頭を乗せたんです?」
「ガンダム作ったらジム頭載せるのは基本だぞ?」
(個人差があります)(渦さんの私見です)
「そこにシロマサの呪いが降りかかる。運動性を上げるなら末端質量低下。因って脛とか下腕のよけーな物を外す」
「ジム化するのは基本だったんですか……」
「ガンダムはどうしても主役だからな。ガンダムばかりだと春休みの東映まんがまつりになっちまう」
「ウルトラマンや歴代ライダー大集合的な?」
「最近はライダーと暴れん坊将軍コラボもあったな」
「更にトリコロールなカラーリングをやめて、カラーリングを渋くする。ベースカラーと差し色とか色数減らすんだ」
「あと、機体性能高いし主役イメージ強いから、ガンダム乗りたがる奴は主人公になりきって「自分がスーパーパイロット」と思い込みがちだねぇ」
「結果孤立してタコ殴り。チーン。残念ながら君はコーディネーターでもニュータイプでもない」
「ジムに乗せるとすぐ死ぬと思ってか少しは慎重になるかな……少しは」
「隊伍を組んで組織的に戦おうな!(強要)」
「この辺ガンダムに限らず最近のロボアニメですごい顕著ですよね」
「単体性能追求したワンオフ多いからな。ガンダムとかだと「戦闘単位」として数種の機能兵からなる混成部隊作らんし。ごく一部の作品以外」
「互いにカバーし合うのはウケ悪いんですかねぇ?」
「ガンプラ売るご商売的に、凄いパイロットが凄い機体で凄い戦果出した方がいいんだろう。MSで塹壕掘って、しゃがんだMSのコクピットで湯煎した缶飯食ってたんじゃサマにならん」
「アニメで見たくもないです……ビームシャベルで塹壕戦かよ……」
「平凡な自分ではない「何か」になりたがるのは創作の基本だからな。そりゃヒーローにはなりたいだろうさ。でもゲームでは異常なヒーローはやり難い」
「ランチェスターの第一法則多いっスよね」
「無双系だよなぁ。そーゆーゲームじゃないんだが、GBN」
「ほへー(分かってない)」
「まぁ、そんなん多いからウチはある作品のある部分をモデルにして「MSの連携運用」とか、一般兵を使った組織的運用にフォーカスして「そこからMSデザイン考えた」のよ」
「どういう作戦でどういう運用するかから考えたんですか?(呆)」
「そこまでやらなきゃいけないって話じゃないけどさ、考えるのも楽しかろ? オタだもの(みつを)」
実はタイラント・ソード。トンチキ性能の影に隠れて目立たないが「複数機体で戦闘集団を組織する」という、変な所で現代戦的な戦術思想を持ったお話だったりする。